旭化成社長、M&A「今年中でもチャレンジ」 経営説明会
旭化成(3407)の藤原健嗣社長は4日の経営説明会で、2010年度の投資額計画について「1000億円プラスアルファを予定しているが、アルファの部分でいい案件があればM&A(合併・買収)に今年の中でもチャレンジしたい」と述べた。対象としては「インフラ型ビジネスへの転換に向け、大きな(事業の)プラットフォームを持っているところにマイナーでも(経営)参加したい」との考えを示した。 中期経営計画の最終年度にあたる10年度(2011年3月期)の業績については、「4月、5月の状況を見ていると、石化品のスプレッド(原料と製品の価格差)が拡大し、電子部品や電子材料を手掛けるエレクトロニクス事業も好調に推移している」と述べ、業績の達成に向けての手応えを示した。 旭化成は11年3月期の連結売上高で1兆6770億円、営業利益は800億円との見通しを5月の決算発表時に公表している。〔NQN〕【上記の感想】保有株関連の記事。