変圧器の接地抵抗過大とはどういうこと
Q 油入変圧器の接地抵抗値が過大とは具体的にどういうことなのでしょうか。(B種接地抵抗値の上限が22.2オームなのに対し、30オームだったようです)。また、どういう場合に起こり得るのでしょうか?ビルの建設時に気を付ければ未然に防ぐことができるのでしょうか?。A 変圧器は、高圧(6,600ボルト)を低圧(100/200ボルト)に変換する機器です。何らかの原因で、変圧器の高圧側と低圧側間の絶縁が破壊されると、高電圧が低圧側電路に侵入して、そこに接続されている電気機器に高電圧が加わり、電気機器を損傷させます。このため、変圧器の低圧側には、高電圧を大地に逃がし、低圧電路に加わる電圧を電気機器が損傷しない電圧となるようにB種接地工事の接地抵抗許容値は、電力会社の供給変電所の配電線ごとに計算により決められています。お客さまの場合は、22.2オームというわけです。次に、なぜ接地抵抗値が高くなるのかということですが、接地抵抗値は、大地の土壌抵抗により決まります。土壌抵抗は、土壌に含まれる水分量とその化学的性質、湿度、埋設深さよりに変わります。一般に土壌に水分が少ない、すなわち降雨量が少ない、あるいは地下水が何らかの原因で下がったりすると、その影響を受け、接地抵抗は高くなることがあります。その他に接地線に腐食や地盤沈下などによる断線もあります。【上記の感想】上記は、関東電気保安協会のHPから引用。「B種接地工事」について調べていたところ、発見。関連日記は、こちら。1ヶ月前もB種接地工事に疑問をもっており、今もまだわからないまま。これはいけないと、反省。