新しい自立課題と自立課題の環境
ここでは度々登場している方のホームヘルプ(→今まで)。行動援護に該当する方なので、予防的対応や見守り、制御的対応などの支援が必要。(支援内容については→「行動援護」について)以前から、室内で過ごせる余暇の開発をご意向としてお持ち→ご意向なので、少しずつ「自立課題」として、どんなことができそうでやりたそうか、試していきたい。本日も1時間ほどウォーキングした後、新しい自立課題を試みる。黒い印の所に、クリップをはめていく。それを立ててみて、違う色のクリップを掛けていく。チラチラ様子を見るが、やはりやらない。おそらく、それをする環境に彼がなっていないと推測。いわゆる視覚的整理における作業空間の制限というものである。この場所では、これをする、というのがハッキリしている。なので、自立課題をするのであれば、それをする場所を作る必要があると。だとした場合、その場所を作るまでにも時間が必要だろうな。今までもそうだったから。物事、ハッキリしていたほうが、わかりやすいよね。後は、これまでの自立課題の微調整。まぁ、両者をじっくりと時間を掛けてやっていきましょう。焦ることは何の役にも立たないのだから。【参考図書】『見える形でわかりやすく TEACCHにおける視覚的構造化と自立課題』ノースカロライナ大学医学部精神科TEACCH部編,服巻繁訳,服巻智子協力,エンパワメント研究所,筒井書房。