映画「幸せなひとりぼっち」
「しあわせなひとりぼっち」を見てきました。原作本も読み、見に行きたかったのですが、お昼のみの上映。しかも、3月2日まで・・・「今日見に行かなければ、映画館で見れない!」幸い、映画館までは徒歩10分。上映20分前に、家を出ました。 愛する妻に先立たれ、一人暮らしをするオーヴェ。毎日近所を見回り、駐車違反などがないかをチェックする毎日。周りからは、頑固な「変わり者」と言われていました。ある日、43年勤務した鉄道局を首になってしまいます。生きる目標をなくし、途方に暮れる日々・・・自殺を考えるようになります。首をつろうとしたその時、1台の車が目につきます。隣に越してきた、バルヴェネー一家でした。「ここは車の通行禁止だ!」自殺を止め、外に出るオーヴェ。うまく駐車できない様子を見て、運転を代わり車を止めてあげます。バルヴェネは、お礼にベルシャ料理を持ってきます。オーヴェに、偏見なく接するベルヴェネと子供たち。かたくなだったオーヴェの心は、少しずつ開いていきます・・・この映画を見て思ったのは、「出会いが、その人の人生を変える」ということ。美しく聡明な妻ソーニャとの出会いが、オーヴェの人生を豊かにしました。おせっかいで陽気な隣人ベルヴェネとの出会いが、生きる目標を与えてくれました。心がホッとする、素晴らしい映画でした。