相撲の「外に出したら勝ち」が示す、日本人の戦争に対する考え方
「和の国チャンネル」『田中英道が語る映画オッペン・ハイマー、原爆・核戦争⑤』の続き。私はいつも日本に「そういう血があるな」ということを考える。そこに私はユダヤ人に、遠く祖先にユダヤ人がいたと。以前にいた日本人にその血が入って、日本が非常に繫栄していくということを、ここでも見るわけです。野口遵に泰氏の血があるかは、DNAを知りませんからわからないんですけど、そういう性格があるんだということ。いづれにしても日本が、マンハッタン計画に対抗してやっていた。だから結果的に、日本に原爆が落ちたということを感じる。これは例えばアメリカの陸軍情報幕僚セシルWニスト大佐。※1900~1978年 Cecille Ward Nist 米陸軍歩兵隊を率いて、沖縄戦や朝鮮の降伏と占領に関わった 尋問チームの指導など、重要な諜報活動に貢献した。1946年5月に報告がある。興南で日本人達が運営してた秘密の実験施設の報告に、強い関心が集まってきてる。全ての報告は原子力エネルギーに関する報告と、実験が行われていたという見方で一致してる。2人の主任であった科学者の名は、髙橋リキゾウと渡辺タダシロウ。すでに行方不明になっていた。これを書いたのが1946年ですからね。彼らが1945年秋、ロシア人に留置場に入れられたことは知られていた。捕まる前に書類を焼き払い、実験装置を爆破したと報告されてる。しかし一部の報告では、ロシア人が一部の機械を持ち去ることができたと述べてる。さらに別の報告では、基礎的な研究と実験は日本で行われていたが、興南は爆弾他の軍事的な結果がある。軍事的な目的とした原子力エネルギーも、実際に適用法を開発するため広く場所が利用されていた。これらの報告は別々の情報源から集めたものだが、内容は驚くほど一致してる。ここに興南の技術が非常に信頼性のある物だということが裏付けられると、大佐が書いている。こういう様々なことが、私は矢野義昭先生が言ってるだけではないということを、早く皆さんに知ってもらいたいですよ。結局日本が原爆をやられたことだけを重視して、日本が作っていたということをですね。これは確かに日本が作っていたことを考えるよりも、「非常に日本だって悪いじゃないか」と「悪者じゃないか」と言う人もいますが、これは別の原理があるわけで、戦争は相手がいて、もし作らなかったらやられるということを天皇もご存じなんですよ。で、日本人も知ってるわけですね。今の左翼が言うような「日本は作る必要はない」「そんなものは作らない方がよかったよ」という言い方はおかしいんですよ。彼らだって戦争になったら、特に社会主義なんて戦争のための国家みたいなもの。ソ連だってそうっでしたし、今の中国も戦争で威嚇してるわけですから。そういうことを考えると、そんなことはたわごとなんですね。結局どこの国においても、戦争になるというのは明らかで、そこで良心とかなんかって言いながら、結局はみんな同じことをしてるわけです。それはどういうことかというと、だけど日本は元々孤立した列島でしたので、そういうことを考える必要がなかった。ですから結局は戦争をする必要がなかった。しかし元寇のようなものが来たり、明治初期は各国が日本を脅したわけですから、当然それに反応すると防衛本能に行くわけですね。これは人間が生きる基本のようなところがあるんですが、日本人はこちらから仕掛けることはないんですね。逆に「こちらから仕掛ける」人がいたとしても、それは向こうがある種の恐怖感を与える。今中国あるいはロシアですね。この両国が日本を攻めたてることが行われる可能性があるというところで「守る」…日本の軍備の必要性が出てくる。そういう発想は変わりがないです。攻撃するということは西洋では当然。「攻撃は最大の防衛」みたいなことを言うわけですが、このへんが「西洋と日本の違い」しかし「必ず守る」という。相撲は投げるとか倒すを基本にしてますが、「外に出す」で勝負が決まる。それはどういうことかというと、日本は「自分の土俵」というテリトリーから出せば勝ちになるという論理がある。これはユダヤから発したと言いう人もいますが。同じ取っ組み合いでもレスリングは、外に出ても元に戻すわけで、日本の相撲は「外に出す」ということが勝利。このことは日本人の戦争に対する考え方の基本を示してると、私は見てます。