ニールセン フルート協奏曲,クラリネット協奏曲&管楽五重奏曲
送別会ラッシュもようやく峠を越え、 公式な飲み会のスケジュールはすべて終わりました。 とりあえずの義理は果たした、という以上のものは何も残らない寂しい飲み会ばかりでしたが。。 今日は完オフ。 妻は仕事に行きましたので、 一人で何もせずに、家で本を読んだり音楽を聴いてすごしました。 運動不足の解消のために、昼過ぎに小一時間ほどジョギングも。 ここの河川敷は首都高沿いで空気が悪く、いつも強風が吹いていて、 しかも風景も道も退屈するほど平坦な、「過酷」なジョギングコースなのですが、 ジョガーだけでなく、犬の散歩をする人あり、ラジコンで遊ぶ大人あり、 たくさんの少年たちが野球やサッカーの練習をしている横で、 ブルーシートの住人たちもいたりして、 自分以外の人の営みを感じながら走れるところです。 数少ない、僕と社会との接点でもあります。 今日のジョギングのお供は、 ニールセンのフルート協奏曲とオーボエ協奏曲。 ソロはパユとマイヤー、サポートはラトル&ベルリン・フィルです。 ニールセンの魅力は、言葉で表現するのはとても難しいのですが、 とりあえず、「聴いてて楽しい」「無心に楽しめる」音楽です。 例えるなら、シベリウスの叙情とショスタコーヴィチの無機質さの中間をとったような。 好みでは、牧歌的?なクラリネット協奏曲よりも、 挑発的?なフルート協奏曲の方に軍配を上げたい。 (「?」の意味するところは、ブラームスに標準を置く僕にはちょっと難解なところがあるため) それにしても、カラヤンとベルリン・フィルの「紛争」の発端となった ザビーネ・マイヤー事件で名を馳せた 「傾国」ならぬ「傾オケ」の美女は、 未だ衰えぬ色気がありますね。 ちなみにこのCD、管楽五重奏曲のおまけ付です。 凝りに凝った肉と魚の2品のメインディッシュのあとの、 口直しのデザートってところかな。 意外に、これが一番良かったりする。