『出会うまで その1』
茶巫女は、何度も何度も転生をした。 今生までの転生回数は約500回以上。 通常の転生回数の平均の約倍あるそうだ。 その中には、銀巫女の本体の記憶と類似する転生もあった。その中の一つ・・・・。 時代はアトランティス (といってもレムリアの存在時代と重なっているかもしれない。移行期?) ゆるやかな超ロングの金髪・・・白い長いローブの様ものを着ている。 女性ではなく『男性』 彼が私の中に現れたのは、トリトンさんが2月の連休に、九州から兎月の所に来る間際だった。 過去生らしいよ?と話すと、トリトンさんは兎月に「彼の名前は?」と尋ねた。 すると、 金髪の彼は「おしえないね~。付けてみな。そう、トリトンに付けさせろ」と言う。 トリトンさん、頑張って幾つか名前を挙げるが・・・ 「気にくわね~」と金髪。 考えこむトリトンが気の毒になって、兎月は『彼』に尋ねた。 「ねえ、やっぱりトリトンさんが付けるの?」 「そう。つけてみな」 イメージでは、腕を組みながら、どんなのを出す?って感じで笑う『彼』。 トリトンさん、悩なやんだあげく、そしてついに・・・ 「レイ」という名前が出た。 「レイか・・・・」『彼』の顔がふとほころんだ。 気に入った・・・という感じの返事だった。 その後、兎月二人っきりでレイと話をした。 すると・・・長いストレートの銀髪の巫覡風の女性が浮び出たきた。 「それ・・・もしかしてトリトンさん?」 その瞬間、いっきに、色々なイメージが走馬灯の様に流れだした。 彼は今のハワイ諸島に位置する、ある小さな島の話である。 その時は、男性でその島の知事の様な役割をしていた。 そして・・・銀髪の彼女は巫覡であり、彼の愛する人であり、 同時にトリトンさんの過去生でもあった。 しかし、彼女は巫覡の身ゆえ、その時は結婚しておらず・・・ 深く・・・深く・・・大事で大事で・・・本当に大切で 心で愛し合ってました。 彼がトリトンさんに、名前を付けさせたのは、彼女であった彼が自分の名前を思い出せるか? そう思って尋ねたのであった。 そして出てき名「レイ」は 彼の名ではなく、 心から愛した「彼女の名の一部でした」 彼女の名は 『レイラリア』 彼(レイ)はこうつぶやいた。 「自分の名ではなかったけど・・・愛する彼女の名の一部であるなら・・・十分満足だ」 >>>>>>>>>>>>> 次のイメージで、彼女は死に至る。 その力の為に、科学者の実験によって・・・・ (この情景はさつきのひかりさんのブログにあります。)国を挙げた実験のゆえに、統治者という立場ゆえに、彼は、止めることが出来なかった。 冷たいガラスの中で、徐々に死に行く彼女を止めることが出来なかった。 ・・・・・・・・そして、『彼』は一人残ったのであった。