非日常のコンフォタブル。
秘書の仕事というと「お上品」なイメージがありますが私の場合どちらかというとブルーカラーな(体力勝負)仕事内容で、スピードと政治的な調整を求められたりと、慌ただしい毎日です。バタバタしてますと人間ガサツになって、色気もゆとりもあったものではありません。お休みの日には、あえて正反対の環境に身をおくようにしています。着付けにいったり、お花屋さんにいったり。最近プチブームなのが、ホテルのラウンジでひとりティータイム。先進の外資ホテルも素敵ですが、やっぱり落ち着くのは、帝国ホテルやホテル西洋銀座。(帝国は珈琲が美味しいのもいい!)伝統の空気の中、サービスにも安心感と落ち着きがあります。スタッフの方の目線のやり方も、風格の中にぬかりがありません。終わったテーブルを静かに片付けながら、目線はホールとエントランスに。メニューリストを渡したら、数歩さがったところで様子をうかがう。お客のほうから手をあげたり、サービスマンを呼ぶ必要は一切ありません。当たり前といえば当たり前なのですが、心地いい。夕方6時を過ぎると、ピアノの生演奏。居心地のよさとリラックス感をいったら、ケーキセットの1,800円はお安いとも思える。そういえば、仕事でおつきあいのある、某外資証券会社のM社長は折にふれて「御社のベンチャーっぽさはそれはそれでいいけど僕は昔ながらのスタイルのほうがコンフォタブルなんだよね~」と。最近、その意味がほんの少しだけ、わかるような気がします。