ローマのおすすめレストラン
子供の頃、マカロニ・ウェスタンが好きでした。クリント・イーストウッド、フランコ・ネロ。(東森さんなんて、今や、大監督ですから、驚きです)当時、我が家のヒーローは、ジュリアーノ・ジェンマでした。「荒野の1ドル銀貨」「南から来た用心棒」「怒りの荒野」「星空の用心棒」....今となっては、どれがどれだか、ほとんど分んなくなってます。「荒野の1ドル銀貨」は、銃で撃たれた時に、胸ポケットに入っていた1ドル銀貨で、命が救われて、復讐に行くガンマンの話でした。これを覚えていて、僕は、ケータイは、胸ポケットに入れるようにしてます。ローマのホテルで、フロントのおネエさんに、1軒のレストランを紹介してもらいました。Trattoria AbruzzeseVia Napoli, 4Tel: 06.4885505共和国広場Piazza della Repubblicaから、Nazionale通りを、ヴェネツィア広場方向に歩きます。300メートルくらい行って、ナポリ通りまで来たら、左折します。そのまま、ナポリ通りを、200メートルくらい歩くと、左手にあります。店の、奥の方に、案内されて、テーブルに座りました。ふと、テーブルの横を見ると、イタリアの有名人の来店写真が飾られてました。その中に、若かりし、ジュリアーノ・ジェンマの、セピア色した写真があったんです。家族で、淀川長治さんの「日曜洋画劇場」を見ているシーンが、よみがえって来ました。あの頃は、家族揃って、テレビで、日本語吹替えの洋画をよく見たものです。このお店、高級店という感じではなく、値段もリーゾナブルです。「ポルチーニきのこのタグリアテーレ(玉子入りきしめんみたいなの)」8.50ユーロを食べてみました。ポルチーニきのこも、タグリアテーレも、これまで、「これは!」というのに出会ったことがありませんでした。しかし、この店のは、まさに「これは!」でした。ついに、「これは!」と出会えた瞬間でした。この他、「魚介類のフリット」11.50ユーロも、とても美味でした。子供の頃の楽しい思い出と、「これは!」料理との出会い。最高の夜でした。それでは、「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ...」---ジョギング日誌---本日の走行距離:7km今月の走行距離:110km