GWの終了と『彼女たち…』
雨ですね…。今日でようやくGWも終わりです。なんとも長いようで短い連休でした。特に書くこともないような日々でしたけど、一つだけ…。ようやくぺルレフォーンまで進みました。もちろんFateのことです。私はPC版もクリアしているのですがPS2版はさらによくなっていますね。やはり台詞が声で聞けると言うのはひぐらしの時もそうでしたけど嬉しいものです。感情移入の桁が一つ違うような気がします。ただやっぱり台詞を聞いているだけになかなか進まないんです。ですから一気に進めるのはあきらめてコツコツとやっていく事にしました。それにしても声優さんたちの演技力って馬鹿に出来ないなと思いました。セイバーもアーチャーもかっこいいんです。さすがサーバント!しかも士郎もかなりかっこ悪い…。このかっこ悪さも演技力のなせる業なんですね。たぶん普通の人がやったらここまでは…。あと気になるのは桜ルートがどれぐらいシナリオが変わっているかなんですが、この様子じゃ2ヶ月先ぐらいになりそうです。はぁー。さて『They never cry,never smile』について少し…。これは以前にも書きましたけど気分転換に思いつきで書いたお話です。と言っても薔薇水晶が出てくるお話は以前から書きたいと思っていましたし、某ドールにまつわる話も『そこ現』の初期のころから考えていました。それが気分転換というきっかけで形になったと言うわけです。明らかな喜劇である『なんに』の箸休めと言ったところでしょうか。ヒロインは神楽 恵瑠奈(かぐら えるな)と言います。経歴等はお話の中で書くつもりなのでここでは書きませんがたぶん普通の女子高生です。ドールたちを除けばほとんど大人たちが登場人物を占める私の小説の中で始めての高校生です(スイドリームは人間じゃありませんので)。どちらかというと私自身現役高校生からかなり遠ざかっていまして、書くのに少し抵抗みたいなのはあるのですが、時系列的に大人の設定だとどうしても柏葉 巴や高鷲 惇たちと無理があるような気がして、あまり深く考えないでいこうと思った結果がこれになりました。結果的にパズルのピースがきれいに収まった感じがして良かったなと思っています。そしてこの恵瑠奈なんですけど、巴とは正反対なキャラクターです。大人と子供、社会的地位と財力もそこそこある社会人と両親を失って祖母に引き取られているものの居候扱いの冷遇された学生、血のにじむような努力の末に極めた武術と魔術の知識を持った完璧なドールのマスターと復讐という共通の意思によって成立するマスター、性格もおとなしめで引っ込み思案な巴に対して恵瑠奈はただ明るく強気なところといったところでしょうか。さらに付け加えるなら巴は雛苺を失ったことにより自己嫌悪の塊で散々努力して強くなったにもかかわらず自分を認めていないところがあり、恵瑠奈のほうは最初からないものを望む気などまったくなくて、だからこそ自分だけを頼りに強くあるべきだと考え、利用できるものはなんであれ利用していこうとしているってのもあります。まさに静にして陰の巴と動にして陽の恵瑠奈です。ドールも雛苺と薔薇水晶じゃ力は歴然なんですが、そこに従う人工精霊もベリーベルとベビードールという対極の存在です。ちなみにベビードールは私の二次小説だけの設定で薔薇水晶の人工精霊です。名前は他の人工精霊同様に香水の名前からつけました。次回で出てくる予定です。それでこの『They never cry,never smile』は復讐劇です。しかも報われない結末が未来に待っています。悲劇に喜劇が混ざった感じになりそうです。私自身が悲劇は苦手なのでところどころに喜劇を混ぜてしまうのですが、もともと重いだけの話って好きじゃないのでこれは避けられないですね。アリスゲームに振り回された被害者たちの話でもあります。広義で『ローゼンメイデン』なのですが、狭義では今のところローゼンメイデンのドールが直接出てこないのでただの学園物といったお話ですのでタイトルの『彼女たちは決して泣かず微笑まない』とか長いサブタイトルは英語にしてあります。それと気分転換で書き出したにも関わらず、思いのほか長くなってしまったので、ご存知の通り分割upしています。あと2回で1話が終われば言いと思っています。私としては完結させていない話がたくさんあるにもかかわらずこのような話のシリーズを作るのは少し心苦しい気もするのですが、そこは気の多い私のことですからできればスルーしていただけると嬉しいです。そしてこれも『そこ現』から始まりアリスゲームにつながる序曲のひとつなのです。でも…学園物って書いていて意外と楽しいもんですね。知らんかったー。それではまた…。