アナムルくんは「黒い肌は汚い」と言ったのか、本当のところ定かな記憶ではないのだが
カロ、黒柴♀22ヶ月齢の頃 2010年5月2日17時31分ほぼ三方をインドに囲まれているバングラデシュの人たちは、褐色の肌をしています。職場にいたアナムルくんが、真顔で私に言いました。「ぼくは黒くて、あんたは白い。」いやいや、私は白くなんかない。 ほれ、黄色だ… 「ぼくの肌はこんな汚れた色をしてるが、あんたはきれいじゃないか。」キラキラ、ピカピカしたものに強く惹かれる彼らの美意識からすると、自身の肌の色は美しいとは思えないのでしょうか。あるいは、長いこと従属させられる立場にあった彼らの歴史的な背景が、肌の色にも劣等感を抱かせているのかもしれません。そんな空気を感じながらいたものだから、カロ(黒)という名にしようという時ちょっと躊躇したのでした。でも、カロという響きがかわいらしいこともあってか評判が良かったので決めました。カロ自身は、自分が黒いとか、腹の毛は白いとか、そんなこと気にもしてません。そんな彼女を見ながら、「黒は汚い」という言葉の呪縛から自由になりたいと思うのです。