ひばかり

勝つ勝つ勝つ

年が明けましたってことでガラにもなく先日、近郊の神社へと初詣に出向きこれまたガラにもなく御籤など引いたのだけれどその結果、「中吉」目を通してみると、これがなかなか、悪い事などは書かれておらずなかでも、ぴくりと目に止まったのが勝負運。必ず勝つ。などと明言されておる。こうなるとがぜん強気になり、いぇい、俺は勝つ勝つ勝つ。やったるぜい、ってなことでブログも再開。出来る限りアップしていこうかと思う次第でなかなか時間配分がいまだにうまくいかんですが俺は勝つ勝つ勝つ、わっはっはっ。本日、中古だけれど格安でブーツを入手。ほころびなどあったので手縫いにて修繕したりなどして過ごしております。オーストリッチって、ダチョウなんだけどちょいグロテスクやね。本日のステソレス＆マイケルステソレスって何？　ソ？　　ン？マイケル・デイビスなんてアーティストいたっけか？知らぬは一生の恥なりー。がはは。明日はちょいと出掛けてまいります。　ヲシテネ。

スーパーマーケットの楽しみ方

照明の明るい店が苦手で例えば高級デパートの化粧品売場なんてもってのほか。そこには凄艶なる人々が行き交い働く者は男といえども二百年は地上に出ていないかの様青白く華奢な物腰で、その姿、まるで深海魚。或いは外界より隔絶された漆黒の洞窟奥深くに生息する体表に色素を持たぬ目の退化した生物プロテウス、ブラインドフィッシュ。うむむ、奇妙ぢや。そんな人々の中に居ると浅黒い顔した俺まるで煌びやかな晩餐会に迷い込んだ鼠。自分ひとりだけ薄汚れた感じがして何だか場違いな、招かれざる客のごとき心持ちとなる。こうこうとした飲み屋もまた然り。たはは、照れるぜい。酒を呑む側の立場としてはこれ、気持ちよく現実から逃れ陶酔したい。なのにそれを無機質で味気ない胡麻化しの一切効かない蛍光灯の灯の下に晒すとは一体何事？人情味に欠けるなぁ。まったく腑甲斐無い。客の気持ちの解らん経営者だ。ババア、くわえ煙草での接客、遠慮しやがれ。げほげほげほ、副流煙にやられる。寄るな。眉毛が不自然。そうは云いつつ例外も有り。わたしは思う、食料品などを調達するスーパーマーケットこれは、店内明るく清新。流水のごとく活気に溢れながらも清らかそんな御店が有り難く、嬉しい。食欲、性欲、睡眠欲これ、人間誰もが持ち合わせる三大欲求ね。個人的な意見ではあるけれど人として生を受けながらも極めて動物的であるこれらいずれをむさぼるにしてもその姿、美しいとは思えずなかでも特に飯を食らう姿など出来ることなら他人にゃ見せたくない。ところがこれらを売る側例えば魚屋で販売される刺身、八百屋の野菜などは如何に新鮮、且つ美味であるかということをアピールすべく考究のもと陳列。ビニールにより包装されたエロ書籍の表紙では「これ以上の世界がこの中には展開するのよ」とあられもない姿で身をくねらせる女が思わせぶりな表情で誘う。低反発安眠枕に、高級羽毛布団ね。羊が一匹、羊が二匹、ってアホ。ありゃ英語で云うところの羊を意味する単語、Seep（シープ）が睡眠の意味である単語、Sleep（スリープ）と発音が似ているところからシープ、シープ、スリープ、ああ眠い（あくび）と、暗示により睡眠が誘発されるといった案配。はっ、そんなこたぁ百も承知よ。って日本語圏で暮らす民衆が「シープ、シープ」とやってみたところで帰国子女でもない限り期待される誘眠効果は極めて低く運良く眠りに就けたとしても「シープ、シープ、シップ、湿布」などと予想外の方向に連想が展開し老人介護の夢などにさいなまれるといった結果に陥りかねない。まあ、眠りに関して云えば時と場合、人によっては美しいかもしらん。と、話が逸脱してしまったけれども要するに民衆の欲念を操作し購買意欲に結びつけようせんとする商売の前においてまんまと釣られ、涎たらたら品定めするなど浅ましい姿を晒したくないわけで明るく清潔な店内でソツなくスマートに食料調達などこなしたいのだ。また、この清新なるスーパーマーケットに比して販売価格など格安な店が存在すると仮想。ところがこの店、小汚く生活感ばりばり。いらっしゃいませ、と風呂嫌いの老店主が無愛想に禿げた頭掻き掻き。晩酌と称して毎晩やるアルコールの臭いと熟成された体臭が混合し、動作の度、どんより周囲に拡散。また、それに関連してこの男、頻尿でもあり便所に行くその度にいちいち手を洗うなど面倒。少々尿が手にひっかかろうが染みだらけの前掛けやズボンの尻でそれを拭い、そのまま接客。更に、風邪気味だろうがマスクなどは一切装着せずむずむずきたかと思い、一応、客から顔は背けるもののへっくしょん、陳列された食品に平常の様子で唾液と黴菌を散布する無神経さ。しかしながら、この店の売りは安さ。兎に角、安い。常時激安特価売り尽くし。とて、わたしはこういった店には断固として足を運ばない。何故なら、その不衛生さもさることながらこういった店には“安さ”という餌に釣られた貪欲な下客が青蠅のごとく集い昨今久しく見かけぬ青洟黄洟をぶる下げた、糞餓鬼があれ買って、これ買って、と欲望のままに泣き叫び地団太。やかましい！と叱咤する母親とおぼしき中年女の小脇に幼児背中に乳飲み子。肥満体の胸に食い込む別珍素材のおんぶ紐が昭和の香りを漂わせ肉により目鼻の埋没したごむ毬様の顔面はほんのり赤。醜怪なるその顔、ちろと見て無意識に口ずさむは「りんご追分」はたと我に返る。そういえば、自分が小学校に入学した一年生の同学級内に青木という男児がいたのだけれどその男児もやはり例の青やら黄やらを常時ぶる下げていてそれを頓着無く無造作に服の袖で拭うもんだから袖は艶やかなる鞣し革の様。しかし、その彼も恐らく今では立派な紳士。今頃、何処で何をしてるやら。よもや洟など垂らしてはおるまい。案外、スーツ姿でクールにきめて「最近は青洟を垂らした子供、とんと見かけなくなったなぁ」などと涼しい顔。まるで他人事の様に呟いているかも知れぬ。何しろ、食欲、性欲、睡眠欲、といった人間の三大欲をむさぼり尽くした成れの果てがそのまま具現化したかの様、親子の姿。またそんな彼らにも食卓を囲む団らんめいた時間があるのだろうけれどその陰惨たる光景、想像するだにおぞましく同所にて食料調達などああ、あれも食いたし、これも食いたし。だけどもこちらの方が二円安い。などと、自分までもが彼らと同水準さもしく没落しそうで耐え難く、暗い気持ちになる。やはり、食卓イコール生活水準、といった感があるのでせめて買い物だけでも清潔感溢れる明るい店内にて上品なマダムよろしく優雅に「今宵の献立は如何致しましょうかしら」なんてやりたいわけである。苺入りハンバーグ定食、生クリーム添えコンソメスープの具にはマシュマロ＆胡瓜。食後にトマトスライスを浮かべた人肌燗のコーヒーなど如何？猿の脳味噌？あわわ、目が・・・内臓にょろにょろ、みにょろにょろ。本日の廃墟伝説の廃墟「ブルーシャトウ」とうとう解体されるようだ。ってオイラは実際に潜入したことは無く、廃墟サイト内での探訪のみ。多くの廃墟愛好家に惜しまれつつの解体やね。ヲシテネ。

遅ればせながら

おめでとう御座います。

ハラクダリ

何か良い事ないかなぁ。なんて呟いてみたところで、そんな“良い事”がこれ好都合、おいそれとそこらに転がってるわけもない。このような科白を吐く場合人は「いぇい！バリバリだぜえ！何か良い事ないかなぁ」なんてことはまず無く人生、生活における挫折感、孤独感。困憊したさえない僕、私が、どぶ河の淀み或いは吹き溜まった枯れ葉の心気のもとこもった溜息とのコラボレーション。力無く「はあ～」とやるのが常。まあ盛運上々だろうが何だろうが始まりあるものはこれ全て終わりある。風すさぶ荒野の塵と成りにける。へっ、鳶も鷹も俺もアンタもいずれは死ぬる。先日、流行性感冒の免疫材料を接種すべく診療所へ赴いたのだけれど問診表を記入するにあたり必要に迫られ体温計測。その結果、三十七度。なんだこりゃ？壊れてんの？再度計測。ありゃりゃ？また同じ。自覚はまったく無かったものの、こうして数字として示されてみるとそう言えば何だか背中が重い様な喉にも違和感ある様な胃壁までも何者かに冒されている様な。誰ぞの呪いか、ノロウィルスか。健全なる精神は健全なる肉体に宿るなんてことをよく云うけれどなるほど、現在の鬱屈した気分の要因はここにあったのか。とはいえ体調を崩してなどはおれんので微熱など体温計の気の迷い。診療所受付の制止を押し切り、免疫材料接種。滋養をつけようと、ここ最近ひいきにしている中国小皿料理店へ。毎度毎回、扉を開けるその度、賑わう店内は平常にも増した賑わいを見せておりどうやらその大本となっているのが先客であるスーツ姿の一団。時節柄、おおかた会社忘年会などの類であろうその一団はすでにすっかり出来上がっている様子で、談笑し、楽しげ。ところが、聞こうともせず聞こえるその”楽しげ“は耳に入ってみると実は「あほぼけかす」を並べたいわゆる職務中に蓄積された鬱憤からなる吐瀉物の応酬であり傍で聞いている当方は少しも楽しくない。わっはっはっはっ、楽しくない。大あくび＆放屁＆ゲップ。あほぼけかすは貴様等じゃ。あほぼけかすあほぼけかす。だらしなく弛緩し切った赤面饅頭並べやがって。あほぼけかすあほぼけかす。小生は今ここで、この“フカヒレあんかけ炒飯”をやおら美味しゅう戴きたいのだ。あほぼけかすあほぼけかす。ゲロBGMの音量をおとしやがれ。あほぼけかすあほぼけかす。と、いう心中はこれ一切態度に表さず、「これ美味いね」などと云いつつ小生、食う食う食う。空腹時は両側に吊り上げた様だった顔面時計もたちまち八時二十分。うはは、少々食い過ぎたらしい。そんなわけで、ぴいひゃらどんどん。激流腹下り。これ、断じて病原菌などの感染によるものではない。と思う。筈である。と、信じて止まない。なんて書いてるうちに治っちゃった。ヲシテネ。

ぼけ日記

さん　きゅう

アンタと同じ歳になっちゃったよ。しかし、この貫禄の違いは何やろね？？くへへ。

あほトラック、またしても故障

帰宅途中、またしてもあほトラック故障。一体どうなっとるんだ！車検受けたばっかだぜい。おかげで３時間遅れての帰宅。貴重な時間が無駄になった。いっそのこと修理不能になっちまえ。で、新車。ね。　　　ワクワク。押さなくていいよ。

チビでこ　オオでこ

大きくなったなぁ。ヲシテネ。

ＪＢのイチブン

ま、その防御もつい先日、呆気なくやぶられたケドね。冬らしく枯れ草などあしらってみました。ＴシャツのＤＥＡＤが笑える。忘年会の幹事、しっかりしろよ！大丈夫かいね？？？タニコウ、今年は来いよー。２９日だぜい。ＪＢとは？（ここをクリック）ヲシテネ。

奉仕のココロ

二十三日、とある地域ボランティア団体がその活動最中に参百万円を拾得。偶然ラジオから耳にしたこの報道に俺の心は少なからず震撼したね。というのも、二十三日、その日、偶然にも俺自身まさにその地域へと出向いていたわけでともすれば、「ややっ、この白いビニイル袋は何でせう？」なんて事態に遭遇していた可能性無きにしも有らず。中身はおおかた、猥本や何かの類であろうなんて予測のもとにこれを開封、中をあらためる。ところが意表をつき姿を現す札束に暫し呆然。世の中、糞である。それはそれは繕う余地も無い糞なのでしたがって俺はやりたいようにやらせてもらう。イコール札束は俺のモノ。と、淀みきった世間の俗悪振りを楯に、拾得物横領なんてとるに足らん細事と、いや、拾得物横領なんて書いたら仰々しいじゃねえか、馬鹿だな俺。大体からして、こんな大金ろくな金でないに決まっちょる。よって落とし主など現れるわけがない。いうなればこれは、世間という名の溝川であっぷあっぷしながらも生き存らえてきた俺への天からの恵みであり、神様だか、少々早いがサンタクロースだかの洒落た贈り物に相違わぬのである。　と、考えるのがこれ正しい。己の行動を都合よく正当化せんと試みるのだけれどどうしたことか、こんな時に限ってほら、よく駅裏のガード下や古びた民家のトタン外壁やなんかにあるでしょ「キリストは知っている」とか警告警鐘めいたやつ。あれはやはりキリスト信者自らがそれなりの思いを胸に掲示したのだろうか？それとも請け負い業者のバイトが寝ぼけ眼、あ～あ、仕事したくねえなぁ。昼飯は何食おうかなぁ。あくび連発、ぶつくさ作業したのか？いずれにしても、雨水になぞられた錆色を纏い色褪せながらも鮮烈。俺の腹の奥底にこびり付いた良心の残滓が所在無さ気に首をもたげ、ぎくり。うう、心地悪い。何であんなものがちらつくんだろなぁ・・・雑魚が食らい付きそうな餌を目前にぶる下げといて人の心を試し、もてあそんでんのね。神様のいけず、ばかん。金の斧か？銀の斧か？ってそりゃ働いても働いても貧しけりゃいくら真面目でも心が動くだろ。いやらしいなぁ。まるで警察がやる速度取り締まり。ネズミ捕りね。「素晴らしく走りやすい道だなぁ」と、つまり“素晴らしく走りやすい道”という餌につられ、加速ペダルを踏み込む足に無意識、力が加わる。それを見越したその先で身を潜めておいてここぞとばかり、それみたことか！首根っこを押さえる。とまあ、あれやこれやと思いを巡らしてるうち予想に反し、呆気無くもその参百万円の落とし主は現れたらしい。落とし主は意外や意外、七拾幾つだかのご老人だそうで本人ゴミと間違えて捨ててしまったらしく、まったくもって人騒がせである。って俺が騒ぐこともないわけなのだけれど心がぞわぞわしたのは何も俺だけでない筈である。ま、もしも拾ったならば届け出たと思うよ。　　ぼ、僕も。　　ははは。しかし、なるほどねぇ、よくよく考えてみると巧く出来てる。ボランティアなんていう無償奉仕の精神を持ち合わせた人々であるからこそ今回のような神のご褒美に与れたわけでちょっとしたご褒美に参百万円は少々大袈裟。けれどもそこは無償奉仕な精神の人々ネコババなんてする筈もなく警察に届出。やがて現れる落とし主に感謝されつつ謝礼金を受け取る。謝礼金、その金額にして参拾万円。これこそちょっとしたご褒美にふさわしい金額でありこれをまた更にボランティアに参加した皆さんで仲良く分けなさいよ、ってここまで計算され尽くされておるのである。まったく、ニクイぜ。かくして、崇高なるボランティア団体の人々は、その第一発見者個人が「畜生！独りの時に拾って独り占めしたかった」などと私意を巡らしがるる、飼い犬が自らの尾に食らい付き、くるくるやるがごとく奇行にはしることも団体が一丸、「落とし主が現れませんように。参百万、参百万」目、血走らせ涎を垂らし拝み倒す強欲餓鬼集団と化すこともなくもしかしたら謝礼金辞退なんてことを申し出たかもしれず爾後も限りなく神に近い奉仕の心で邁進し続けることでしょう。悔しいので詳細は調べていない。しかし仕事中など車を走らせていると気になるんだよ道端に落ちている袋などがね。いや、決してこのわたくし、欲に駆られているわけではなくて無闇な投棄はいけませんよ、とね。拾って歩いてもいいんだけどね。無償の奉仕の心で。ゴミを拾って歩くおばちゃん。偉い人もいるもんだと感心してたらどうも自分の家の周りを掃除しているようである。この姿を他所でも見掛けたなら本物やね。ヲシテネ。

寒空の下

寒空の下、一人マラソンをする中年オヤジ。しかし、いくら運動をしてるからって、ノースリーブに短パンはねぇ・・・しかもこの黄色い短パン、極端に薄手な生地のうえに必要以上、極限まで上に吊り上げてる為、尻に食い込んで割れ目の形が丸見え。時計を見やると昼の１２時前。人々が働いてる時分に何やってる？健康の為です。なんて、他に目的が有りそうな風にも思えんでもない。くはは、嫌なものを見た。なんだかねぇ。本日の古本。読書の秋。ってもう冬じゃね。どちらも百円。「虚無への供物」夢野久作をきっかけに辿り着いた日本三大奇書と言われる三作品のうちのひとつ。「背筋の凍る話」心霊モノって、時期外れみたいだけどホントは今が時期らしい。金造、好きだけどなぁ～。ヲシテネ。

紅葉はまだ

スズメの姿焼き。美味そう～。じゅるじゅる・・・なんてことは思わない。ぐええ。頭を噛み締めると、ぷちゅ、っと脳みそが出てくるそうです。駐車場のお犬様。駐車した際は尾など振り振り、友好的だったのだけれど帰り際、チョッカイかけたら「ウ～～」と唸ってみえて御座られました。ヲシテネ。

タマナシ

でこすけ、去勢されるの巻。近頃の手術は縫合しないらしい。下は医者の描いた説明図ね。この様な感じにカットし、タマを取り出したそうです。しかし、気管に麻酔の管を挿入する際、暴れたらしく喉の炎症の為声が出ないでこすけ。痛々しい。ま、現在は暴れ回っておりまする。にひひ。本日のお店紹介仕事中、通りかかる恐竜を売っているお店です。ヲシテネ。

通信不能

約二ヶ月程前に携帯電話の機種変更をしたのだけれどこれがまったくいただけない。宜しくない。まぁ、元々通信機の機能なんてものに然程拘りもしないしそれの操作法を説明書片手に覚え覚えして扱いこなす質でもない。差し当たり、電話なんてものは、話し、かけ、さえ出来れば後は多少機能が劣ろうが何等問題無いわけでどちらかと云えば、如何に洗練されたフォルムであるか、だとかうわっ面の格好良さが、これわたしの場合の選択基準選択対象ではある。で、今現在選択し使用している機種。海外メーカーのものなんだけれどこれ、一言で云うなら、云わしてもらうなら、おっぺすなら「電化製品はやはり日本製に限りますねぇ」いやね「こちらのほう、以前の機種のほうより機能的にもかなり改善されておりまして、私共のほうでも御薦めの機種となりますが」と、やたら　ほう　を連発する携帯電話会社営業所員の言葉に或溺せられ選択＆購入したこの機種。更にこれの取り扱い説明書にある“便利な機能”なんて項目に触れさらと目を通したのみにもかかわらずこりゃ、新しい機種であるし案外宜しいかもしらんと、当初はカケラ程も無かった期待の念が雲の切れ間より光の帯がさすがごとく仄かにちらり。ところが、まぁ、実際に使用してみると、なるほど、なんだ、がっくりこん。先に挙げた“便利な機能”とやらも国内機種では当たり前に標準装備されているあえて特筆するまでもない御粗末なもの。それにも増して頻発する、不具合、不具合、不具合。まったく、不具合多きこと夥しい。イヤホンマイクの接触不良から始まり例えばメールの送受信、これに要する時間の長いこと長いこと送受信が完了するまでの約１分間、全ての釦操作が不可能となるは知らん間、アドレス帳に登録した番号に勝手に発信するは細かく例を挙げればキリが無い程で心にゆとりがある時などは、これも愛嬌やの、わはは笑っておれるのであるが苛付き、寝返りも打てぬ心の状況下に於いてはこの痴れ者がっ！毛唐め！と、この通信機及びこれに携わった全ての人々をも罵倒し、呪いたくなる。更に本日、知ってしまった。悟ってしまったのだよ、わたしは。この携帯電話会社より毎月発行される新機種及び取り扱い機種を紹介する商品目録。ふいとこれに目を通したのであるがわたしが使用している通信機の姿、これが何処にも無い。つい二ヶ月前は新機種として売り出されていたものが。さらに不可解なのは同海外メーカーのそれ以前の型式機種は掲載されていること。此奴、業界から抹消されてしまったの？短命だったのね。ってえことは販売台数少数こりゃレアぢゃあないか。わーい。喜んでる場合じゃない。これらから推測するにこのあほ機種頻発する不具合はわたしが使用する使用下のみならず他使用者での使用下に於いても頻発。結果、「こんなもの使いモノにならねぇ、金返しやがれ。こんこんちきのすっとこどっこい」クレーム殺到。慌てた会社側が取るもの取り合えず販売中止、イコール抹消。概してこんなところだろう。よって、この機種のあほさ加減はよく「天然だねぇ」なんて中途半端な表現でつつかれ許される範囲の表層的なあほではなくより深層、根源的なあほだったのである。つまり欠陥商品。ならば話は早い。いざ、携帯電話会社営業所へ！と、　思ったのだけれど、運転している車は２ｔトラック街なかの営業所へ出向くのは駐車スペースなどの問題から少々難儀である。そうそう、そういえば、お客様センター　なんていう通話無料の窓口がある。まずは此処へ苦情申し立てをして、事の真相を明らかにしてやろう。早速電話した。ぷーっ　ぷーっ　こもった呼び出し音数回の後ややあって、明朗、快活な女性の声。「こちらはハードチンコ（携帯電話会社社名、仮称）です」と、社名名乗りの挨拶から始まり今現在、電話が混み合っている旨と暫時経過後のかけ直しを促す意向を伝え終わると再度「こちらはハードチンコです」と始まるエンドレス。録音テープ。で、かけ直すのだけれど、やはり「こちらはハードチンコです」更にまたかけ直す。「こちらはハードチンコです」「こちらはハードチ」「こちらはハ」「こちら」この「こちら」の前に、さーっ、と微かな雑音を含む無音の間（ま）があることを意識するわけでもなく聴覚神経より連携する全ての神経が反応。その、さーっ　から即時、録音テープであることを察知。瞬時にこれを切り、更にかける。かける。かける。まさにイントロ当てクイズの速技さながら。然してかけること数十回。はは、我ながらしつこい。然し繋がらん。こうまで繋がらんとなると実際は録音テープをセットするだけしといて電話番の餓鬼共、尻を掻きつつ茶をすすりけたけたと世間話に明け暮れ放屁などしているのではなかろうか？という疑念すら湧いてくる。大体、あの録音テープの女の声あまりにはきはきと屈託無さすぎて「申し訳御座いません」なんて云われても少しも申し訳無さが伝わってこない。とて、鼻をすすりつつの涙声で弱々しく「もっ、申し訳御座いません・・・　ひいぃ～ん、しくしく・・・」などと迫真に迫られても気色悪いわけで・・・然し、釈然とせんまま一日暮れた。暮れやがった。まぁ近頃、私情、私生活に於いて風波乱れ入り、平素より怒気の焔ふつふつとくすぶらせている状態なのでであるからして、こんな下らん、実に下らん事柄に対しても体中沸騰せんがごとくにうち震えにゃならんのだ。いや、そうに違いない。いずれにしてもこういう状態は宜しくない。これが元で精神に異常を来たし、きちがいにでもなってしまったら人間の複雑なる構造上、携帯電話の様にたやすくはない。こんな時は清しい風に吹かれて何も考えずリラックスするに限る。幸いにして、わたしの精神は未だ正常である。で、安息を求め俺、ベランダへ。そういえば十五年程前だろうか、数人で友人宅へ押し掛けた際その中の当時、長髪ロッカーであったサカグチ（仮名）という男が何を思ったのか、突然衣服を脱ぎ捨て全裸になり三階に位置する友人宅ベランダへ出るとくねくねポーズを取りつつ「俺、女に見えるかなぁ」と、まったく無意味であるけど、何故だか唐突にそんな出来事を思い出しつつそのサカグチの無意味なポーズを無意識真似るつもりで右足を前に踏み出そうとしたのだけれどがすっ、右足小指に疼痛。エアコンの室外機に小指の爪を引っかけてしまった。痛みにうずくまり、見ると血が滲んでいる。ううう、蓑虫いとあはれなり。カンカンと踏切の音。近くで電車の通り過ぎる音。通り過ぎたのに鳴り止まない。と、思ったら隣人の言い争う声。「人形を尻に隠すとは何事か！貴様！この国賊がぁ！」怒鳴られた相手は怒りの表現のつもりだろうか、無言のままべん、べん、べ～ん！　荒々しく琵琶を乱れ弾きし始める。詳細は解らぬが尋常の様子でない。ま、知らん顔。くわばらくわばら。ベランダ越し階下を見やると、またしても鳴り始めた踏切に堰き止められた年経り、処々赤錆の浮いた白い軽トラックが一台。しかるにその後ろ、我が目を疑ったのであるけれど体長にしておよそ七、八十糎、ゆらゆらさせている尾も合わせると三米はあろうかと思われる巨大な深海魚の様な生物が停滞している。その身体は青白く透き通り脈動する内臓、骨格が仄暗い中でも明瞭に見て取れる。どう誤認したところで犬猫の類ではない。不気味だ。それの正体を特定するいとまも無く遮断機が上がると、その生物は先行する軽トラックに後続しまるで空中をゆらゆら泳ぐようにして行ってしまった。その向こう、わたしの部屋の丁度真向かいに位置するスーパーマーケットの駐車場には停留しているヘリコプターを取り囲む人々。彼らは揃いの白装束を纏っていて上半身だけを見ると一見何の変哲も無い和服の様である。然し、その装束の身丈、腰の辺りまでしか無い寸足らず。それから下は陰部丸出しの半裸状態。しかもこの集まりの大半は萎み切った、或いは膨らみ切ったヨイヨイばかりで見たくない。気色悪い。しかし、何なのだろう？あほの集団？信仰宗教？と、突如　ばりばりと轟音を轟かせ紫色ベースに辛子色の水玉模様が塗装彩色されたヘリコプターが飛び立つ。人々の輪はより周縁部へと広がり、沸き立つ鬨の声。ヘリコプターの機体下部より、別れを惜しむテープのごとくに弧を描き連なる腸詰。泣き笑いの表情で見送る人々。あとに残るは蕩蕩と広がる空ばかり。美しいなぁ、緑色の空が。ヲシテネ。

妻籠　馬籠

ヲシテネ。

実在の人物

ヲシテネ。

微熱なの。

風邪、カゼ、かぜ。二週間も熱が下がらん。うぐぐ。仕事してるぜい。

おでこと寝不足

飼い主であるわたしが仕事により留守の間我が家の愛猫でこすけはケージ内に設置した猫用寝具の上仰向けに身をよじらせ、高いびきである。このケージというのは無知で怖いもの知らずである生後五ヶ月に満たない幼猫を放任しひとり居留守番をさせることの剣呑さ不慮の事故などを案じての策である。これの設置当初は行動の限られたケージ内でさしてやることもなく日中を過ごすということでそれによるストレスなどが懸念されたのだけれど当のでこすけ本人はそんな心配何処吹く風ものの見事、いともたやすく環境に適応したようでヘソ丸出し、例の高いびきである。それはわたしが帰宅した際における間の抜けた昼行灯のよう寝惚け眼と毎夜半まで繰り広げられる運動会から容易に類推出来る。わたしが帰宅するとまず腹が減ったということでにいにいにいにい言って与餌を催促しカラカラとドライフードの粒が専用皿の上に落ちる音にもはや一刻も待てぬといった様子で食らいつきこれが満たされるとお次は先に述べた運動会の開幕。脱兎のごとく、とはよく言ったもので以前何かのテレビ番組で「太鼓を叩く兎」なんてものが紹介されていてほう、ほう、どんなものだろう？と見入っていると現れたのは、両脇を人間に抱え押さえられた一羽の兎。薄茶色した毛並みの彼は草食動物特有のオドオドした目付きで正面を向きつつも顔側面に位置する両の目で周りを伺い見ている様子。彼自身はその場から脱したいわけなんだけれど両脇をしかと抱えられている為叶わず前足をばたばたとばたつかせるところがそのばたばたやる処に粗末な太鼓があてがってある為あたかもそれを叩いているかのように見えるいや、無理矢理そう見せているといった下らないもので見ているこちらとしては単に自由を拘束された兎が厭厭、ばたばた、と地団太踏んでいる様にしか見えずまったくもって笑止であった。そのばたばたを部屋中に撒き散らしたかのような運動会。カーテンによじ登り、棚上に駆け上がりあちらにばたばた、こちらにばたばた就寝しているわたしの腹の上をばたばた、枕元をばたばた。ええ加減にせえよ。とたしなめるその時は洋式寝具の下などに身を潜めたりなんかするのだけれどそれも彼にとっては遊びの一環であり癪狂のごとく爛々した目付きで獲物に見立てたわたしの足に飛びかかり更にこれを両前足でしかと捕らえ食らいつき後ろ足で蹴襲し弱らせるといった狩猟演習までをも組み込んで当行事は進行されるわけで安眠妨害甚だしい。しかしながら元来寝不足に弱いタチであるわたしはそれこそ床に就いた当初こそ舌打ちや寝返りといった最小限の手段でもって弱々しい抵抗など試みたりするのだけれどやがて音も無く満ち満ちる霧のごとき睡魔に意識が遠のくとあとは踏まれようが咬み付かれようが蹴飛ばされようが無抵抗のマグロ状態。ばたばた、ばたばた、夜が更けるわけである。ばたばた、ばたばた・・・・翌朝早朝、ぴりぴり鳴り響く目覚ましの音。ぱちりとそれを止め、おや、もうこんな時間。あさだ、あーさだーよー、と鼻歌混じり身を起こし勢いよくカーテンを開ける。おお、なんと気持ちの好い秋晴れぢゃあないか。よっしゃ、今日も一日頑張るぞー。とまあ、こんなわけにはいかずまだ目覚ましも鳴らぬ薄暗い時分よりごろごろとわたしの頭部周辺に摺り寄る者がある。何奴？と目を開けこれを確認したいのだけれど体の中で、未だ目覚ましも鳴らぬ早朝であることを承知のもう一人の自分が抵抗している為、なかなかうまくいかない。だけどもこの、ごろごろごろごろ言う者押しても押しても、返ってくる返ってくるでまるで起き上がり小法師。寄せては返す波のごとくに繰り返し繰り返しして際限がない。しつけえなぁ。仕方なしに、店仕舞いして久しい店舗の錆び付いたシャッターさながらようよう薄目を開け、時計を見やる。なんだ、まだ一時間も寝れるじゃねえか。堪忍してくれ。再び仰臥するのだけれど、またしてもこの小さなけだものごろごろごろごろ摺り寄ってくるところが、やがてそれが通用しないと分かると今度は作戦を変えざらざらした紙ヤスリ様の舌でもって顔やら首筋やらを嘗め始める。これがまあ、じょりじょりと不快ではある。しかしながらわたしは今一つ満ち足りぬ睡眠を欲しているわけで嘗められるくらいいいや、とされるがまま。ところがそうして油断していると、がぶりと顎などやられたりなんかしてはいはい、分かりました。餌ね。そんなこんなで丈の短いすぼんを穿いたような心地悪い目覚め。「早起きは三文の得」なんて言葉もあるけれどなんだか損したような・・・・・うう、眠い。（小さなけだもの。ＢＧＭは矢追純一ＵＦＯスペシャルのテーマ曲）本日のラジエーターホース仕事で運転しているトラックのラジエーターホースが破裂。で、オーバーヒートね。よって、本日午後は仕事してませんー。ま、たまにはええね。ヲシテネ。

暗黒の淵

身体の中に足を引っ張る者があって暗い淵へ沈みそうになる。掴まる物も無く　添え木も松葉杖も無いので沈むままに沈むしかない。非難　批判　愚弄　妄言　遁辞　猜疑　嘲笑敵ばかりの世の中。波風治まった今更になって解った顔して傾聴、静聴いただいたところで有難味などあろう筈もない。そう、「ひとりで産まれてきたのであり、とある日ひとりで死んでゆくのだ」会社に於ける健康診断、個人結果表の結果。「胸部X線検査にて所見を認むる。よって定期的な検査を要す。症状等ある場合、病院にて早期要受診。」「そうか儂は労咳により死の床に臥すのか。げほげほげほ。うう・・・・しくしくしく・・・」すっかり弱気になり悲嘆の涙に暮れる。・・・なんてことがあるわけがない。まったくもって大きなお世話。若しも俺がくたばる時が来たらくだらん記事でも読み返してははは、莫迦な奴だ！てな具合に笑いとばしてくれい。サンキュウ、ベイベー。ヲシテネ。

瘋癲の虎　フウテンノトラ

ビヨヨンと飛び出した目ん玉は振り子のごとくぷらぷら臓腑は体中の最低辺にずしりと重く沈澱し両手両足力無く引き摺りひらひらひとつ処をくるくる回ってなんだか虚無。ところで蜥蜴はやはりあの長い尾や腹を引き摺って歩くのだろうか？リニアモーターカー？ホバークラフト？あれみたく地面すれすれのところ尾腹を浮かせた状態で四つ足走りといった妙技、さりげなくやるのかも知らん。まあ、そんなことはどうでもいいこった。馬鹿も休み休みに言え　って休み休みなら馬鹿言ってもいわけ？言い訳なんか言ってもいいわけ？ってあんまり馬鹿なことばかり言ってるとホントに馬鹿だと思われちゃうよね。俺なんて学生の時分、平素より馬鹿なことばかり言ったりやったりそしたらホントに馬鹿だと思われてて小学校の卒業文集？アルバム？ってえの？あれにクラスの担任教師が自分の受け持つ生徒ひとりひとりに見解、所見、コメント、を書き記す欄があったのだけれど俺の欄、「変なことを言ったりやったりするのが趣味」これ、冗談でなくね、悪意タップリ満水満点。教師とて人の子、好き嫌いがあらあね。彼の場合、色白、か細く、物静か貴公子のような児童が好みだったらしく当然ながら俺は規格外ね。まあ、こちらとしても、あのきっちり整えた頭髪やら皮脂が付着し白濁した薄飴色の色眼鏡やら髭剃り後の生々しい青やらその他諸々により形成される風采からどうも冷酷で陰険な空気が感じてとれ好きではなかった、というか「けっ、蝋燭野郎」　といった具合に嫌いな部類だったわけでいつぞやなんて、ほら、よくベルマーク委員だとかなんだとか学級内で、こんなの必要あるの？って程に細かく役分けしたのがあるじゃない。あれの印刷委員とやらが拵えた印刷物がある時、教室内の壁に掲示してあってそれにこれまたそこに所属する女子児童があしらった印刷物の内容とは無関係、瞳に星きらきらの少女漫画チックな顔が掲載されていたのだけれどちょっとした悪戯心でこのわたくし、それに落書きを施したわけですよ。すると、それを見つけた例の色眼鏡えらい剣幕、目血走らせて唐突に怒号の嵐。「これ描いた奴誰だ！名乗りをあげて出てこい！」俺は知らん顔決め込んでいたんだけど、クラスの馬鹿民衆どもさも俺が犯人だと言わんばかりにやにやと顔に笑みを浮かべ貼り付けこちらを見やがる。だからして仕方なしに俺もにやにや壇前に出るとバシ、バシ、バシ、バシ、バシ！何発食らったか知らんがいきなりの往復ビンタね。いやあ、力入ってたね。脳味噌揺れたもん。ってこれ、虐待だろ。私情満ち満ちてること夥しい。今なら大問題だぜ。無邪気な子供の些細な悪戯じゃん。きらきら瞳の顔の下に身体を描き加えただけじゃねえか。裸体を。まあ折しも時節は授業参観日という一大イベントの前日ということもあり時期タイミングが悪かったといえば悪かったわけだけれど解んねぇかなぁ。ゲイジュツですよ。毛がマズかったのか？「河豚」と書いてフグと読む。俺あ、てっきりカバかと思ったね。わっはっはっはっ。で、「社豚」と書いてバカ或いはヤクタタズね。わたしが勤める会社にもその類が幾名か在籍しているのだけれども今回ここで料理するのは、わたしが知る他社事務所内で蠢く社豚ね。色白、ぷよぷよ、ぽちゃぽちゃ、三拍子揃った書いて字のごとくの豚、社長の子息であるこの男。仕事は半人前以下のまた以下でありながら、給料はその反比例にして他より高く他人の手柄を手玉に取り、他人の些細な失敗をねちねち追求するといった悪漢。ところがこういった鼠輩に限ってどこでどう勘違いするのか自分を「仕事が出来る男」などと信じて止まぬ様子で更にこの男の父親である痴呆社長は社員である我が息子に自宅で呼びかける愛称そのまま、恥ずかしげもなく「ピロくんや（半仮名）」とやる体たらく。恥ずかしいねえ。格好悪いねえ。と、先にこの豚を料理するなんてことを記したわけだけれど元々仕事などしない唐変木なので業務に於ける失敗談などではなく今まさにまな板にのってるのは彼が、同事務所内で働く女子社員に口走った台詞。「ケメ子さん（仮名）女子トイレって汚物入れ無いよね？」で、この後その女子社員にそれの購入＆設置の旨を依頼したらしいのだけどどうです？これ。大体からして男が汚物入れなんてものを使用するなど頻度極めて低く、概して無頓着である。にも関わらずこれの未設置に着目するこの豚。まして女子トイレの。これらから推測するにこの豚常日頃から他社員帰宅後、静まり返った社屋内女子トイレこれに密かに潜入してるに違いなく這いつくばるようクンクン物色し陰毛など拾い集め、その収集場所、日時など克明に記録し保存。更にそれだけでは飽き足らず汚物入れが設置されることによりそこに投棄されるであろうお宝に興味が尽きないのである。以前、この豚の妻が隠し撮りされた破廉恥な画像をインターネットで見つけた、と豚自身が騒いでいたらしいけれどこの豚の妻ごとき氷山の一角どころか畳の目ひとつ。膨大な情報の中から見つけ出すことそれこそ大変で然るべきサイトなりホームページなりに相当量出入りせんことには発見には至らぬ筈なのだ。かくして容易に類推出来るこの豚の性癖。無能で変態、無神経。こんな人物が、社長の子息という理由のみで次期社長なのである。世の中恐ろしいなぁ。　　厭だなぁ。ぴーひゃら、ぴろぴろ間の抜けた囃子の音が何処からともなく。なんだこりゃ？ああ、豚のテーマ曲ね。拍子抜けして腹に力が入らず失禁してしまいそうである。ぷらぷら　ひらひら　じょん　じょじょじょん俺知ーらない。赤錆びて風が吹く度ぷかぶかするトタン張りのあばら屋で幼なじみが白髪乱れ髪、怒髪天のごとき嫗と二人腰まで達するゴミの山の中全裸であるけれど何故だか腰に自らが編み上げたであろう目の不均等な荒縄ひとつまとった珍妙な姿で不可解な暮らしを展開していようが知った顔の子供が無邪気を装いつつさびれくたぶれきったスーパーマーケット裏手空き地に転がる故障し放置されたカップヌードルの自販機これをそこいらのブロック片、鉄骨片といったぞんざいな道具でもって解体し湿気により腐敗した麺やら粉末スープが付着し悪臭放つ十円、百円玉。せしめたそれらを握りしめ駄菓子屋へ走ろうが俺知らない。はは、腹でもこわせ。ぷらぷら　ひらひら　くるくるくる・・・本日のカラス畑に吊るされた本物の死体。うぐぐ。ヲシテネ。

酔眼

飲酒運転による検挙者、後を絶たず。アホやのぉ、俺でもやらんのにねぇ。シートベルトの取締りやらは下らんと思うけどこれはどんどんやるべきやね。外で飲む機会もメッキリ減ったなぁ。本日のでこすけ本日のアナログ作業木彫り。仕事中、交差点で停車の際彫っているのです。彩色し、ツケマツゲを付ける予定。ヲシテネ。

台風コイコイ

天変地異は何故だか心ワクワクさせてくれる。台風来い来い、皆飛んでけー。何だか、しづかな夜です。本日のお犬様。根性すわったお犬様です。マニキュアなんぞいたしておる。ヲシテネ。

偉大なる酔っ払い集団

アイルランドの酔っ払い集団、ポーグスがやって来るって以前から知ってはいたんだけど何気なく聴いていたラジオで宣伝を耳にしたその日普段はあまり顔を出さないレンタル屋にてまたしても偶然に彼らの４４曲入りベスト盤なんぞを見つけてしまい「こりゃ、何かの縁だな」とね。更にインターネットにてフジロックでのライブの模様なんか読んでたらいてもたってもおれんくなり来日メンバーがボーカルであるシェインを含むオリジナルメンバーとあっちゃ、もう行くしかない。７０００円は痛いけど、もう観れんかもしれんもんね。ヲシテネ。

アメモヨウ

カエルじゃあるまいし、連日の雨模様、嬉しくない。イライラするし、何だかやる気が出んのよ。ヲシテネ。

話し合い

俺は冷静に討論なんてことは苦手だ。解り合えぬ者同士が話し合ったところで、はっきり言って無駄である。そんなもんは端っから罵声を浴びせ合い、殴り合えばよいのだ。大体からして「冷静に話し合おう」などと正当派を気取る輩に限って他人の話には全く耳も傾けず、口下手というハンデを抱えながらシドロモドロのコチラを尻目、矢継ぎ早に正論めいた言葉を畳み掛け勝ち誇ったつもりでいやがる。こうなると語彙貧困なる自分などはたちまち感情的になってしまい言語を司る大脳の機能は停止状態。口調は荒く雑駁になる。それに対して、相手はここぞとばかりその表面部分の荒さのみを指摘し「話にならん」などと腰を折るのが常である。そうして行き場をなくした、たぎる我が血流は火山の如く頭頂部へ一気に押し寄せそれにより言葉は更に貧困さを増し「出ベソ、短足、縮れっ毛」等を始めとする身体的欠陥を以て罵倒するといった小学生の喧嘩さながら、極めて低水準なものとなり結果、“すぐに感情的になり話し合いもマトモに出来ない野蛮人”などという不名誉なレッテルが一方的に貼り付けられることとなる。そもそも人には得意分野があるのだ。冷静に話し合い？　出来ませんねぇ。俺の口は貴様の鼻っ先を食いちぎる為にあるんだぜい。あ～ん？？　俺がそんなこと言った？何時、何分、何秒～？は？　　は？　　何言ってるのか解りませんねぇ～ああ、しかし、腹立つなぁ～。　　クソ！ヲシテネ。

トウチュウカソウ

（冬人夏草想像図）以前、自宅近隣である図書館にて「冬虫夏草図鑑」なる書物を手にしたことがある。それは鮮やかに彩色された細密画が櫛比したそこいらではついぞ見掛けぬ大型豪華本で価格などあらためるも数万円と非常に高価でありまた、同図書館に於いても“貸し出し禁”のラベルが貼付された特級扱いの為、借覧の望みすら叶わずその場で閲覧するのみにとどまった。爾後、インターネットオークションなどで密かに検索し入手を目論んでいたわけであるけれど希に安価より出品されるものがあっても結局は小競り合いの末の高額落札終了と相成りわたしは指をこまねき見送るのみ、未だ入手には至っていない。この冬虫夏草というのは、昆虫に寄生するキノコの一種で漢方薬の珍品として珍重されるものもあるようでとても興味深いわたし自身、子供の頃“セミタケ”と呼ばれるこの種のものを偶然にも二度程、採集した経験があるが蝉の幼虫に寄生したそれは、今まさに羽化せんが為土中より顔を出すか出さぬかの処で息絶えた幼虫の本来ならば、柔らかき乙女の如き純白の蝉が産まれ出ずる筈だったであろう背中より子実体が発生し、地上まで伸びている。その姿はまるで、息絶えた虫の魂が肉体を離脱する様を静止画でとらえたかの様である。それを発見した当時のわたしは興奮し友人に見せて回ったのであるけれど、いずれも「そんなん、ただの木の根っこや」などと見当違いな、わたしを落胆させる反応ばかりでつくづく民衆の無知さと感動を分かち合える周囲に恵まれていない我が身の不憫さを嘆いたものである。この冬虫夏草をインターネットにて検索してみると出るは、出るは。「友の会」なんてものまで存在する。こりゃ、変態の巣窟だな。大体からして、かようなものに興味を示すなど概して変わり者が多い。かく言うわたしなど寄生虫を好み例えば病原菌に冒された生物がその病状の進行に伴い如何なる変貌を遂げるかなどに興味が尽きずもし仮に”冬人夏草“なんてものが存在するとしたらその子実体が発生するまでの寄生進行状況を想像するのみにてワクワク、ドキドキ。自分は完全防備のうえ、間近で観察してみたいものである。いや、だからと言って決してここでわたしの変態振りを立言したいわけではない。社会生活に適応し、にこやかに挨拶を交わすわたしが変態であろう筈がない。違いますよ、断じて！ヲシテネ。

幻の左

以前、当ブログの記事「我が輩は犬である」にて紹介したラブラドールの餓鬼がまたしてもこのワタクシめに無礼な振る舞いをしやがった。あれ以来、あの餓鬼の私に対する狼藉振りは、まぁ相変わらずである。平素は配達先会社事務所内に居る彼であるが近頃は同事務所出入口に設置されている押しボタン作動式の自動扉、これを前足を用い開扉する芸当を会得したようでわたしが配達に訪れるその度にわざわざ扉を開け勢いよく飛び出してくるのである。その、牙を剥き涎を垂らしながら唸る姿はまさに下品で粗暴なケダモノ然だがここでひるんでは男が廃るわけでわたしはこれ全く動じず無表情で仁王立ち。しかし、唸りながら迫り来る奴の鼻先は丁度わたしの股間の高さに位置する為イチモツ、いや、一抹の不安がよぎるわけでがぶり　とやられたりなぞしたら、それこそひとたまりもない。「本日は晴天なり」って、からっと秋晴れなんてわけにはいかず小便のキレの悪い老人がしょぼしょぼやるような降ったり止んだりはっきりしない雲行きの本日午後例の如くその犬会社へ配達の為赴いたわけであるけれど犬ならではのワンパターン。普段同様、オンオン吠えつつ派手な御出迎え。けっ、まったく以て芸が無い。四つ足の黒絨毯に一瞥をくれ、膝で押しのける様にして通り過ぎようとしたのだけれど、その時がぶりと鋭い牙の感触。いや、身構えていた為、何とかこれはかわしたのだけれど左手に作業用で装着していた軍用手袋を力任せにむしり取られたのである。ぱちり　とコメカミ辺りで何か弾ける様、軽やかな音がしましたね。同時に解き放たれた様な心持ちとなりがつん、と左拳による一撃。鼻先に食らった彼は微かに「ひぃん」と呻くも、ひるむ様子は無い。わたしは更に、目を剥き歯を剥きした表情そのままに両の目見据えアウアウアウ！と歯を打ちならしつつ威嚇などしたのだけれどはたと、ここで我に返り辺りを見回す。果たして、目撃者は居ないようである。はっ、ざまあみやがれ。しかしながら全く懲りていない様子で一層吠え狂うヘボ犬。連れ帰り、二、三日御預かり出来ないものだろうか。物静かな犬にして御返しするんですがねぇ。ヲシテネ。

脱アナログ

俺はもう、嫌になったね。莫迦莫迦しくて、やってられん。何がって、ちまちま、ちまちまとやる手作業がよ。元来アナログ人間であるわたしは何をするにつけても他人より遠回りな骨の折れる方法で以て事を進める質ではある。もっともこれが、絵を描いたり、モノを作ったりと後に実を結ぶ過程に於ける苦労であるなら然程大儀に思うこともなく今まさに沈まんとする夕日が纏った空の色をも巻き込んで地平線に溶け込むかの如くにアチラの世界に没入出来るのであるけれど“生活に於ける雑用雑務”これに費やす時間、労力は、共に無駄以外の何者でもない。例えば食事後の食器洗浄。極度に細く絞った水量で、ぴちゃぴちゃとやるのだけれどすすぎなどこれ、中々はかどらずかといって狭いスペースで多量の水を放出してしまうとたちまち辺りは水浸し。そうこうしてるうち、ちょいと引っかけた拍子にぬめった流しに洗浄後の食器をひっくり返し再度同じ作業を繰り返す羽目に陥ったりする。全自動洗濯機は手間もかからず大変便利であるが脱水後の衣類を干すという作業、これがまた面倒この上無い。皺を伸ばし、洗濯バサミで止めなどしいしいようやく作業終了。気象庁発表本日の天気はくもり後晴れ。ところが雲の隙間から顔を出す筈の青空は何処へやら鉛色の空はのしかかる様に重く結果、ベランダのティーシャツ、ジーンズは生乾きとなる。ここで「気象庁のボケが！」などと悪態をついたところで後の祭り。真夏に洗っていない犬を抱いた様な臭いが消える筈もなくぶちぶち独り言を言いながら腐れ衣類を再度、洗濯機へと放り込むのみである。こうしたくだらん雑務による手作業は相当なエネルギーを消費するらしくそれら完了後にいわゆる”有意義な手作業“をせん心積もりで意気込んでみるも何故だか身が入らず、たちまち睡魔に襲われまた一日また一日と暮れるわけである。これは真に宜しくない状況である。ゲイジュツカであるわたしにとって時間は飯を食らうのも惜しい位に大切なものなのだ。ところが世の中便利になったもので、文明の利器。ね。食器洗浄には食器洗い乾燥機。これ、書いて字の如く食器洗浄後に乾燥までしてくれるって優れモノ。そして衣類にはそれ専用の乾燥機なんてものまである。ははん、これはまさに俺様の為に発明されたようなモノだ。素晴らしい！よっしゃ！これらを購入するぞ！なあに、金に糸目はつけません。時は金なりだ！・・・・・・・・・・・・・・・はは。　　　　　バカヤロウ。ま、時間があればあったで猫をいじり、尻を掻きしながら惚けた時間を過ごすオイラではある。ヲシテネ。

バイクでゴー

旧いバイクが好きで、以前ラビットスクーターに乗っていた時期がある。十年程前の話である。当時は動かないものも含め、更に数台所有していたのだけれどその偏執懐古趣味はバイクのみにとどまらずあらゆる分野で困ったコダワリを発揮しあちこちで貰い受けたり拾って来たりしては家中たちまち三流骨董屋の如く埃をかぶった怪しげな物で溢れ返った。更に当時暮らしていたボロ借家では入居の際大家が「どのようにいじってもらっても結構」などと言うものだからわたしは“大正時代の遊廓”をイメージし壁をピンクに塗装し、所蔵する品々をこれでもかと陳列し週末毎に友人を招いては酒を呑み大騒ぎを繰り広げたものである。いや、その塗装した壁のピンクがどうも精神に作用するらしく我が家を出入りする者の間では、酒がすすむにつれくるくるとオカシゲな酔い方をするとの定評があった。それが今ではすっかり足を洗い、全て処分し白を基調にしたシンプルライフ。下品な笑い声などまるで聞こえない。ま、都会的なオイラにはコチラの方が似合っちょるね。　　　はは。と、話が逸れたが、今更ながらバイクが欲しい。というのも今年六月、道路交通法改正により路上に於ける駐車違反の罰則がより厳格なものとなり国家が執り行うその取り締まりについては一部民間人までをも飼い犬として飼い慣らし取締員などという称号のもとに趣味の悪い緑色の制服を着用させ従える。「バカヤロウ、なあにが駐車違反だ！俺はチョイトそこまで買い物に行きてえんだ！大目に見やがれ！」（※注）と、やってやりたい気持ちは山々なのだけれど免許で仕事をしているわたしの立場上これは綱渡りに等しいわけで賢くない。かと言って、街へ赴くその度に有料駐車場などに入庫していては不経済であることこの上ない。そんなわけで、駐輪スペースに困らず渋滞知らずなバイクを生活のお供として招き入れたいのである。よって以前収集していたような骨董品ではなく実用に耐え得るマシン。いや、ほんの少し旧めの七十年代あたりの渋いヤツがよい。何しろブッとばしたい。グィーン　　　ぷるぷる　ぱちぱち・・・とね。※注：　極めて身勝手な発言なので真似をしてはいけません上画像矢印修正部分を無修正で見たい人はここをクリックヲシテネ。

運のつき

「運がついたかな」平静を装った苦笑いに、悔し紛れの台詞を吐き付着物をこそぎ落とそうと路面に靴底を擦り付ける。しかしながら、靴の底面に滑り止めの目的で施された凹凸凹部に入り込んだ異臭を放つ黄土色は幾らムキになって平らな地面に擦り付けたところで容易には拭い去れない。他人の垢というのはじつに不快なものである。殊にそれが糞尿ともなると許し難いものがある。とまあ、これは世間に於ける表向きな一般論であり通り一本入れば、そのテの愛好家の方々も多数見受けられるのであながち一口に語り尽くせるものでもないのだが安心しきった散歩道、或いは山々に囲まれた木洩れ日揺れる自然歩道などに於いて行く手を阻むかの様、路の中央に居座る人のものとも獣のものともつかぬ糞便に出会うとやはり少なからず躊躇する。夏真っ盛り、盆休みともなれば　“やれ海だ、やれ山だ”　と、アウトドアーを気取り、示し合わせたかの様にこぞって出かける人々。目的地は分散されるものの、思惑はどれも似たり寄ったり。結果、ひとつ処に人や車が集中するもんだからアチラコチラで渋滞渋滞。「まったく、揃いも揃ってヒネリがねえなぁ」ぶつくさ言いはすれど、自分もこれに興じたく自ら、渋滞の渦に我が身を投じ、某渓谷へと足を車を向ける。予定より少し遅れて到着したそこは、予想通りの大賑わいで広がる河原にはそれぞれが個々の場所を陣取り摂取したアルコールのせいなのか、過度の日焼けによるものなのか赤鬼の如き人々が火をおこし、転がる岩に腰を掛け時に笑い、わめきしながら獣肉を食らっている。自分と連れは、それらを横目に擦り抜け澄んだ流れに足を入れてみる。水は冷たくじつに気持ちがよい。子供の頃は夏というだけでワクワクと心踊るものがあった。草木が青々と生い茂り、昆虫達が活動する季節が楽しくてならなかった。ただ暑いだけの都会で暮らしているとややもすれば、こういった感覚を忘れてしまいがちになる。うむむ・・・・・と、暫し物思いに耽るフリをしてみる。と、事前に調査した情報によると、この渓谷には天然により形成された三つの滝が山中に点在しているとのこと。そんなわけで、付かず離れずくねりながら流れる川を下方に眺めつつ山道を上ることにする。緩やかな坂道を上り、冷たい湧き水に手をやりトカゲ、ザトウムシ、異様に手足の長いキリギリスの類いミヤマクワガタ、オニヤンマ等々森の住人との出会いを楽しみつつ、自然の息吹に触れつつ歩みを進める。川に架かった吊り橋は、高さにしておよそ五、六米と然程大層なものでもないのだけれど高所が苦手である自分は、一歩踏み出す毎に頼りなく揺れる足下にまるで悪徳三味線業者に捕らわれた飼い猫が、次なる展開に怯えつつ押し込まれた狭い檻の中で腰を落としウロウロするかの様不格好な足取りとなる。下を流れる川では、恐らく林間学校か何かの類いであろう数人の大人に引率された小学生の餓鬼共がぴちゃらぴちゃら、ひゃあひゃあ遊んでおる。吊り橋を渡り切り、再び山道に入って間も無くのことである異変に気付いたわたしは先を行く連れに声を掛けるともなく言葉を発した。「大便のやうな臭ひがする・・・」言い終わるか終わらぬかのうち、唐突に暴れ飛ぶ推定十数匹の銀蠅青蠅。わんわんと鼻先に触れんばかりの勢いである。危うく踏むところであったそれは大小二つ長さにして約十五糎と十糎。いずれも太さ五糎弱の黄土色で、色、艶、形、申し分無い立派な健康便である。しかし。木々に囲まれた山道とはいえ路の真ん中に一体誰が？後処理を施した紙が見当たらぬトコロから察するに獣であろうか？いや、下でひゃらひゃら遊んでいる子供が怪しい。実際、此処までの道中で唯一見かけたコンクリート造りの粗末な便所は当然の如く水洗にあらず、オゾマシイ程の汚れ具合でとてもじゃないが使用出来る代物ではない。更に、あの位の年頃の子供にとって大便器個室への入室を他の子供に目撃されるなど死の宣告に等しい。そんなわけで、恐らく便意をもよおしながらも便所には足が向かずおのずとそれを避ける形となり、反対岸の山道へと駆け上がり辺りに他人の気配が無いのを見計らった後一瞬にして用を足したに相違いない。紙が見当たらなかったのはその為でそこまでの余裕を持ち合わせていなかったのだ。幸いにも川遊びなどに興じているわけであとは他人に悟られぬ様入水し水中にてさりげなく尻など洗浄してしまえばこれ、一件落着である。しかしいずれにしても、あの立派な個体もさることながらそれをひり出し得る肛門を持ち合わせた小学生まったく以て末恐ろしい。二つ目の吊り橋を渡り、程無く到着した第一の滝。先客である男女共に今一つサエない風体のアベックが逢い引きなぞ致しており滝壺付近では三人の若者がまるで子供の様に水と戯れはしゃぎ回っている。知性、教養、これなんぞ？といった　　人間性の低さを全身から漂わせる彼ら三人の姿から察するに「修行」などと言いつつ合掌し、滝に打たれるといった低俗でバカげた遊びを間違いなく一度はしでかしたに違いない。しかしながら滝から連想し、即座にその“修行ゴッコ”に考えが及ぶなど自分自身も彼らと同類の気がせんでもなく少々嫌な気分になるがははん、とこれを冷笑し暫しの休憩。その後、次なる滝へと再び歩みを進めたのであるけれど此までとはうって変わり、緩やかだった道のりは垂直に切り立った断崖を上から垂らされた荒縄一つ頼りに登らねばならぬといった過酷なものとなり自分は雪駄履き、連れはサンダル履きという軽装であることこれに更に輪を掛け、つい数日前勤務中に痛めた自分の右足（カンシャクを起こし蹴りを入れた際、当たりドコロが悪かったもの）此の痛み腫れ、共に激しい為、此処より先への進撃を潔く諦めもと来た道を引き返すことと相成った。しかし、考えてみると来た道を戻ることこれすなわち例の蠅群がる黄土色の峠をも再度越えなければならぬということであり一度ならず二度までもあの塊を目の当たりにし更にそこからまた小学生の肛門を連想しなければならぬのはさすがに不快である為、連れと討議の末その“峠”を避け、一旦川まで下り川沿いをつたって下山する方向性にて意見一致。不安定な足場、岩の上を飛び越え飛び越えして浅瀬を選んで川を渡り、気が付くと先ほどの小学生の群れの中。「うむむ、この中に犯人が？」と、またしても想像が肛門に向きそうになるのを鼻歌でもって無理矢理押し戻し足元で平泳ぎする蛙を爪先でつつきなどして気持ちをそらす。目前には先刻、自分があの芳しき香りを察知する直前に渡った吊り橋が架かる。見やると橋上には、下山すべく山道より現れ出たいずれも登山ルックに身を固めた老紳士一人に老婦人二人、計三名の姿。ところがこの三人の様子が尋常でなく、話し声こそ聞いてとれぬが渋い面持ちにて、しきりに靴底を気にしつつ大騒ぎしている。事態は容易に把握出来た。休日に山歩きという優雅な時間を過ごしていた彼らは非常にリラックスし「空気がウマイ」などと深呼吸しいしい、自然を満喫していたのだけれどあれこれと話に夢中になっていた為、足元にまで注意が及ばず次々と蠅貴族の城を踏み荒らしたに違いない。しかし、その惨状たるや想像するだにオゾマシイ。「運のつきだな」いや、運が尽きたか付いたかは、もし神がいるとするならばその彼のみぞ知るトコロではないだろうか。他人事ならではである。私と連れは「腹筋がどうにかなるのでは？」と思える程、笑い転げた。本日のガイコツ土産物売り場にて見付けたキーホルダー。体は内臓むき出し状態。経年によりハゲハゲ、これを購入する人はナカナカおらんね。ヲシテネ。

がるる。

盆休みの出来事を書こう、なんて考えつつ。なかなか時間の配分が難しく、文章が書けないでいる。何だかんだ言ってそれなりに生活に於いてセコい事件が起こっているので、それを書きたく思うのだけれど落ち着いて文章を書く時間がとれない。これ、結構ストレスね。いつも仕事帰りに立ち寄るコンビニエンスがあるのだけれど先日、前々から気に掛かっていた学生アルバイト店員の態度の悪さに、目に余るものを感じた為店長をも交えて別室にてお話してきました。「すみませんでした。勉強になりました。」との言葉を聞いて世の中まだまだ捨てたもんじゃないな、と話せば素直な生意気盛り。かわいいもんだ。　わはは。まともな更新がしてぇなぁ・・・・・・・・・がるる。

ケンコウシンダン

（テーブル上の食い物を狙い、叱られたでこすけ）本日、でこすけ健康診断。ケツに体温計を挿入されビビるの巻。何だか猫っかぶれのブログみたいだ。わはは。

でこすけ

でこすけです。

プールの呪い

三日程前より謎の発熱。なんて、原因は歴然としちょる。梅雨の湿気と真夏の日差しを鍋に蓋をして蒸されたような数日間が続いた後再び本来の梅雨らしく幕を開けた雨模様の休日。つい昨日まで数日間続いた真夏日その日照時と比すると気温にして実に１０度余り下回る雨降りのその日こともあろうに、市が経営する大型屋外プールへなぞ赴き入水したことこれに相違いない。「けっ！ロックな俺様がプールでちゃらちゃら出来るかいっ！犬小屋でヘソのゴマでも数えてる方がマシだね！ケタケタケタ」と反駁まがいな高笑いを常とするわたしが何故にそこまでしてプールなのかそれは癪なのでここには記さぬが、全くもって情けない。たかだか三十分程度水に浸かったのみでこのザマである。そもそも地球上に息づく全ての生命の起源は水からである。何億年だか逆のぼって考えてみれば人類にとっても水は種の発生源とも言うべき命の故郷なのである。その水に触れた途端体調を崩すとは何たる屁タレであろうか？この脆弱さ、野生動物の世界であるならば、即“死”である。弱ってるトコロをより強い者に食われて、はいオシマイ。　　ね。しかしまあ、それもいいかもしれん。弱者は淘汰されるのがこれ、自然の摂理でありふにゃらふにゃら逃げ隠れして生き長らえても仕方無い。男たるもの太く短く生きるのが崇高である。だけども、ちょっと待てよ、考えてみると人生一度きり。振り返る我が３８年、これまで太く生きた覚えが無い。ということは、例えば今現在、その自然の摂理とやらで淘汰され強者の胃袋に収まったとすると“太く短く”どころか“細く短く”なってしまうではないか！そして強者の体内で消化された我が肉体は、下り下って形を変え光射す肛門よりひり出され、身じろぎも出来ぬままダイコクコガネ等の糞虫により解体され蠅の一家に食され、植物達の肥料となり骨の髄までいや、骨など既にありもしないのだけれどこれでもかと言う程までに養分を吸い取られるわけである。うむむ‥と、あれこれ思いを巡らしているうちに熱も下がり身体のだるさも消えたのだけれど事ある毎に鼻血は出るは、足はつるはで何かオカシイ。俺は死ぬのか？と、１０年程前コーヒーの飲み過ぎと心的要因から胃を悪くし病院を訪れた際をふと思い出す。冗談も言わぬ面白味の無い医者の表情は暗く簡単な診察を終えると溜め息混じりに眉をひそめ「気になるなぁ・・・」ぽつり一言。後日改めての検査と相成ったわけであるけれど人間その道に通じた者にかような態度をとられると「何か異常があるのでは？」と気になるもの。平素より、人一倍ひとつの事柄から飛躍して物事を考えるタチであるわたしはあれこれ考えた揚げ句、最悪の事態を宣告された場合の対応を如何にスマート且つ格好よいものにするか、これの構築に躍起になった。台詞も幾通りか候補にあがったのだけれど最終的にはその中でも一番シンプルなものに落ち着きわたしはこれを声色を変えては何度も復唱し練習しつつ検査までの数日間を過ごした。その台詞、マバタキ程の動揺も見せずまるで「今夜の夕飯は天丼よ」という言葉に対し軽やかに返答するかの如く「あっ、そう」と。検査当日、磨き抜かれた必殺技とでも言うべき台詞を懐に全ての検査を終え結果報告を待つわたしに医者はやはり眉をひそめた暗い表情もそのままに「何ともないですね」あがが・・・。その日一日を複雑な心持ちで過ごしたのは、大便が白かったせいではない。ヲシテネ。

カラス何故鳴くの

カラスＴシャツ試作品ー。なんだか出来栄え思わしくない。イマイチやなぁ・・・改良の余地有り。さらにこれに、刺繍など施そうと企んでいたのだけれど実際そこまで手が回るのか・・・？超アナログ作業なのです。まだ前面の型紙出来とらんです。時間ばっか費やした。　ゲコ。欲しいヒト、２００００狙ってね。

ゼンマイマイマイマイマイカブリ

毎朝起きると必ず仕事用の履き込んだエスプレッソな靴限定で毛だらけ。犯人はコイツね。しかし、顔をうずめるなよ・・・だいぢょぶか？おい・・・関係ないですがＰＣ移設の為、またしても暫くお休みです。だけども今度は完全復活するぜいぜい。がるるるるる。カラスＴ制作もチカラいれんとね。

悲しみの河

自分を客観的に眺めてみる。いい奴でもないし、かなり捻くれ、ねじ曲がっている。けれど根っからの悪人でもない。　　　　　　と思う。捨てる神あれば拾う神もある？自分の価値は何処にどの位ある？馬鹿は死ななきゃ治らない？なんだかすっかり自信を失くしてしまった。これまで「俺は違うんだぜ」って、根拠のない自信と自惚れを盾に努力奮闘することもなく、ぬるま湯に浸って暮らしてきたわけで“それじゃ、例えばアンタには何がある？実際、確かな実体として示してみろ”と迫られてみると、これ、何も無い。人間的な価値がゼロ或いはマイナスだとすれば当然ながら自分としてはそれを補うべく他の部分から価値を見出せぬだろうかと考える。ところがこちらもカラッポとなると、これはもう一大事。えらいこっちゃ。生きてる価値が無い。それでも腹は減るわけで、毎日無駄飯を食らい常時、一人前の酸素を消費し二酸化炭素を吐き出す。“これも生活の為です”と無気力に繰り返す徒労の日々ではなく“これが俺だ”と胸を張れる何か、一体自分には何が出来るのか？現在の自分が持つ世の中との接点は先に述べた生活の為の労働。それ以外はテレビも観ないし、まるで無関心。ところがその唯一の接点も考えてみれば脆いもので天下の回り物である金が欲しいが為に甚だ稀なる真面目でひきつった顔写真なぞ貼付けた履歴書を持参し自ら会社組織への繋がりを求めた結果であり会社側から見た自分といえば“コイツでなければならない”なんて有り難いものではなく“今現在使えるから使っている”程度のもの。代わりはいくらでも控えてる。そう、唯一の社会参加として繋がっている会社内に於ける評価イコール世間での評価。つまり率直に世間での自分の評価を例えて言うなら風吹き荒ぶ荒野に音もなく放たれた屁。岩をも削る荒波と渦を従える大海に落とされた雀の小便。さしずめそんなトコロ、まるで重みが無い。今だからこそ尚更強く願う。「アンタを待ってたぜ」って、世間から繋がりを求められるそんな自分になりたい。その為に何をする？何が出来る？この世は悲しみの河両の手、後ろ手に縛られるが如くに窮屈、不自由。もがきつつ、苦い水に咽せつつも光ある場所を夢見る気持ちを失くさず暮らしたく思う。本日のテーマ曲ムスメのお気に入り、フランス発ロリータ・ポップ・ユニット４THDRAGIBUS / TUTTI FRUTTIから何故だかタドタドしい日本語で、境正章の楽曲「涙から明日へ」うう、ココロに沁みる・・・こりゃ、オイラの曲だぜい。作曲はガンバの冒険の「冒険者たちのバラード」や「ルパン三世」の主題歌、足～もとに～絡み～つく～でお馴染みの山下毅雄。今回は、その泣ける歌詞を掲載。　　　　　　涙から明日へ何故一人行くの　もえる頬濡らして歩き始めよう　さよならの向こうへ何故捨ててきたの　昨日までの思い出歩き始めよう　涙から明日へ誰か後ろから呼び止める声が胸を熱くするが振り返らない　戻れない今一人行こう　もえる頬濡らして歩き始めよう　涙から明日へこの街過ぎても　ついてくる思い出歩き始めよう　さよならの向こうへこの地図開けば　痛み出す傷跡歩き始めよう　涙から明日へ吹き過ぎる風が　忘れた昨日を胸に運ぶけれど　振り返らない　戻れないこの街過ぎれば　明日への架け橋歩き始めよう　涙から明日へヲシテネ。

鳥葬

カラマワリカラスにでも食われちまえ  

肋骨という籠

俺の中に在る　目方の軽い　ひねくれた心いつまでそうしてる積りだ雨さえ吸い込まない程　乾き切った埃の路そいつと同じ気持ちで　開き直ってる肋骨という籠の中さえない器の中いつか此処から離れて行くんだぜ

ミズタマリ

  流れの無い水溜りに横たわり泥水の中　浮き沈みする知らん顔で巡り行く日々に空は晴れ　風が吹く何も無い　ただ　身体の一部が欠けたみたいだ 

男同士と日々の狭間で拾った景色

  友人カゲさんと飲酒。男同士はいいもんだ。よい酒でした。    昨日、仕事中のトラックから眺めた桜。淡い白が眩しい。 立ち並ぶ公園の大きな木々。 黄色い奇怪な建物。 

今日から

自分が変わるべき時期に差し掛かっている。出来ることならいい方向に変わりたく思う。　　 人として。 偶然は必然で、無意味な事などひとつもない。本当に有り難く嬉しい経験を沢山した。まったくもって感謝しか無い。誰にも恨みは無いよ。俺の大切な人達が幸せになってくれたらと心から願う。初めから後ろは無い。今日からその先しか無いんだ。だから　その先だけを見て走らにゃならん。振り返るヒマなんて無いんだよ。 自分に言い聞かせるつもりでここに記してみた。 前を見る。　　それしかない。　それが全てと信じて行くよ。    

やりたいこと

馬鹿げたテレビなど眺めて笑いたい 仕事の愚痴に腹を立てたい 宝くじを当てたい 本を読み　絵を描きたい 明るい街なかを歩きたい 旧い町並みもまたよろし 見知らぬ土地へと一晩中　車を走らせたい 落ち着く雰囲気の店で酒を呑みたい 旨い中華料理店などで舌鼓を打ちたい やわらかな灯りの下　懐かしく昔を語らいたい 意気揚々　手ぶらでそこまで

心に積もる

心が動き過ぎるので 何も見ないようにする花が咲いても視界の隅で 単なる色として流すのみ空の青もまるで目に沁みぬそれらは互いに他の色と混ざり合い　やがて灰色になる積もってしまわぬ様 常に掻き回し 心を身体から切り離して 遥か上へと放り投げる 投げても投げても戻ってくる静寂を恐れ　さりとて賑わいにも馴染めずやがては観念し　繰り返し浮かんでは消える景色や場面にしづかに笑い 涙して 辛くも幸せな心持ちにてぼんやりと時を過ごすヲシテネ。

３月の雪とクソ役場

まったく、三月も終わりという時節だってえのに雪なんぞ降りやがって。竜巻やら、何やら、もしや天変地異の前触れかい？送る労役の日々の中兎角、物事が順調に進む日と、そうでない日がある。本日、紛れもなく後者の方。こういった日は、終始イライラし通しである。急いでいるところを度々、赤信号に流れを塞止められ下らん手違いに、来た道を戻りテリー伊藤似の、馬鹿面で無神経そうな荷受け主にいわれのないクレームで引き止められる。この野郎、毎度毎回配達で顔を出すその度に何やらかんやらと文句をつけやがってそれに対し、あからさまに無愛想で苦り切った態度で以て接する私の念頭湧き上がるものを察してか文句を付けつつも顔色を伺っている様子でそれが更に神経を逆撫でる。大体からして、少しばかり問題が生じたのみで慌てなくてはならなくなる程、余裕の無い仕事の時間組みがまず悪い。おまけに、笑える程重量のある荷物。これ油塗れであり、それを自分の作業服が汚れぬようおかしな体勢で抱えたせいで、手首は痛むは、腰は軋むはで、やれん。不如意重なる時は重なるものである。こうなるともう、目に映るもの全てが腹立たしく外国人がそうやるように「お手上げだね」と肩をすくめ枝を広げる街路樹にまで、小馬鹿にされている気分となりブツクサと含みながらの業務遂行で一日暮れるわけである。そうして不承不承、ようよう業を成し終え帰宅しほっと一息と思いきや貧乏町村が掲げ、推進する愚計が耳に入りほぐれかけた神経が更に掻き回される。というのも、近い将来、町内各所に下水道の配管を張り巡らす意向にあるらしいのだけれど、その計画の内容というのが公道まで配管を通す工事費用は町負担そこから住民各家々まで繋げる工事費用は個々の家庭実費負担というのだ。費用は平均にしておおよそ４０～５０万。はいそうですか、と右から左に出せる金額ではない。大体、テメエの勝手な都合で進める計画の工事費用を住民から強制的に徴収しようとは何事だろうか。はっ！冗談も休み休みに言いやがれ！そんな金は払えませんねぇ。なんなら役場の前まで糞尿ひりに出向いてやろうか？しかしながらこの愚計、既に遂進状態にあるらしく一部の地区では説明会なぞも始めているらしい。しかし、この説明会というのがまたふざけ切っており開催する日時、これ平日の夕刻時分。勤勉なる諸国民は働いている時間帯である。しかもこの説明会では、説明する側が一方的に伝えたい事のみ伝え異議申し立てのある者に関しては後日、改めて役所まで出向いて来いという。これつまり、ゴネる住民が現れることを予め予測したうえでの対策であり当然ながら実際、納得いかず異議を申し立てる住民もいるわけで大勢の住民達に槍玉に挙げられては勝ち目が無いとの判断から“自分らの土俵である役場へと場所を移せば話を聞いてやる”といった、ナメくさった態度なのである。私は以前、この町内の町会議員と個人的に接する機会があったのだけれどこれがまた、狡猾極まるろくでもない人物でありこういった愚人が、何事も解せぬ無能な町民どもに支持され議員という社会的地位の上にて、胡坐をかき崇められている事が非常に許しがたく腹立たしい。私は今回の計画を聞くやいなや、真っ先にこの糞町会議員の顔が浮かびコヤツが私腹を肥やさんが為に目論んだ謀に思えてならない。大体からして、名目上、工事費用なんてものになっていたところで実際どこへいくやら分ったものではない。そんなに金が欲しいなら、どこぞで腎臓のひとつでも売り捌いてきやがれ。貴様の腐れ臓器でも、少しは人様の役に立つだろうよ。バカヤロウ。ヲシテネ。

ベトコンの味

街なかを車で走っていると“ベトコンラーメン”なる電飾、及びペンキを用いた手書きによる店看板を時折見掛ける。これについては、長年そうであると信じ切っていたのであるけれどどうやら私の勝手な解釈が逸していたことが本日明らかとなった。会社の同僚の話によると“ベトコンラーメン”イコール“ベストコンディションラーメン”の略称だそうで、その意味を知り、私は軽いショックを受けた。なんたる面白味の無い実態であろうか。私はこれ、南ベトナムで１９６０年に結成された反アメリカ、反帝国主義を標榜する組織、南ベトナム解放民族戦線通称ベトコンのラーメン。つまり、“ゲリラ部隊の間に伝わる秘伝の味”と長年信じ「旨そうじゃねえか、いつか食してみたいものだ」などと想像を膨らませ、店看板を見掛けるその度に戦闘の合間、狭い地下道にて息をつくひと時にこれを食すであろう兵士達の姿を思い浮かべていたのだ。愉快な展開に心踊らせながら観入っていた映画の劇中ラストでその展開そのものが、実は主人公の見る夢であったと悟った時の仄かな落胆に似た心持ちである。想像していたピリリと辛い野性味溢れる味わいは何処へやら。実物は如何なるものだろうか・・・悔しいので調べていない。ヲシテネ。

魅惑のシングルレコード

“春眠暁を覚えず”ってオイラも例外に漏れず、日々眠い。そんなわけで文章書く気にもなれず今回は私自らがお遊びで集め、所蔵しているシングルレコードを一部紹介しようと思う。「男なら」高倉健横尾忠則画のジャケットといい、最高の逸品。シヴイぜっ！健さん！さすがゴルゴのモデル。「傷だらけの人生」鶴田浩二健さんときたら、お次はこのヒトでしょ。何か～ら何ま～で　真っく～ら～闇よす～じ～の通ら～ぬことば～か～り～はい、全く以ってその通りで御座います。「赤色エレジー」あがた森魚林静一画のジャケットが儚げ。あがた森魚の今にも死んじゃいそうな歌声がよろし。「ズンドコ節」ドリフターズやっぱりドリフなのです。裏番組でビートたけし率いる「俺たちひょうきん族」が始まるもワタシは頑なに全員集合を観続けた。「拳」具志堅用高コレ聴いた時、強烈なパンチ食らった様だった。どんなに歌が下手でもレコードが出せるのだと悟った瞬間だった。「そんな女でいいんです」志賀勝松田優作のテレビシリーズ「探偵物語」の「ブルー殺人事件」他、映画でもお馴染みの志賀勝氏。「蛍籠」のジャケットでは眉無しで非常に怖いです。「マンダム男の世界」ジェリー・ウォレス小学生の頃、何故だかこのマンダムのトレードマークになっているチャールズ・ブロンソンの顔が描きたくて鉛筆とノートを手に、いつ放映されるとも知れない当ＣＭを待っていた事を思い出す。「新宿の女」藤圭子ウタダヒカルよりも、おかあちゃんの方が好きなんよね。「エメラルドの伝説」ザ・テンプターズこの衣装に、このポーズ（笑）ジャケットの裏面を見ると、“ハンサムボーイ５人の紹介”とあり（笑）ショーケンこと萩原健一、好きな色、ピンク、とある。今、こうは答えんやろなぁ・・・。いや、でも、ショーケン憧れたよ。「流れ酔い唄」山崎ハコこの暗さがいいのよ。「呪い」久し振りに聴きたくなった。コーンコン、コーンコン釘を刺す～　はは。「尾崎家の祖母（おざきんちのばばあ）」まりちゃんズ小学校の給食の時間、放送で唐突に流れ「なんじゃ、この歌は？」と衝撃をうけた。最近また活動再開したらしい（笑）「やさしいにっぽん人」緑魔子文学的な香りのするエロの世界。とはいえエロには変わりない。うひひ。「渇き」秋吉久美子Ｂ面曲は「やさしくしたいの」・・・はい、して下さい。とまぁ、疲れたので今回はこの辺で・・・ヲシテネ。

グロカッコいい気持ち

そりゃ、どんな気持ちか、って？こんな感じよ。ヲシテネ。仕事帰りに立ち寄る爬虫類専門店にて「トカゲ女」なる映画のチラシを入手。うむむ、カッコよいぢゃないか。タイトルからしていかにもＢ級っぽい。裏面の解説を見ると、なんとタイ映画。こりゃ、別の意味で期待出来そうだぜい。

仙人への道

今日～で 全てが終わ～るさ　　今日～で 全てが変わる今日～で 全てが報われ～る　　今日～で 全てが始まる～さカッと見開いた両の目は視線定まらず、随喜の涙。鼻水流るるまま、今にも食らい付かんばかりに歯を剥いた口からは涎とめどもなく。呪う様に祈る気持ちで髪振り乱し喉の奥より感情のエキスを搾り出すが如くに上記フレーズを連呼しつつ、いざ宝くじ売り場へ。これ毎週木曜日の日課。自分の中では、当の昔に伝説のヒーローとなっているこの私ではあるが、客観的に眺むれば特に世間に認められているふうでもなく決して社会的地位が高いわけでもない。いや、銀色に光り輝く水面よりもむしろ奥底に沈殿した汚泥の方が近いくらいである。そんな僕が一発逆転、億万長者と成る為に「これしかない！」と、始めた数字選択式宝クジ。毎週木曜に発表される当選数字、６つを４３個の中より予測し選択するわけである。とはいえこの僕、決してお金が好きというわけではない。あんなものは紙切れに過ぎぬわけで、例えてひとつ挙げるならば富豪と成ることにより、生活費捻り出すべく労働に貴重な時間を費やす必要性がなくなり、これによりそこから何者にも支配されぬ自由な時間が生まれくる。こうして生まれた珠玉の時間本を読み、絵を描き、唄を歌いして仙人の如く優雅な暮らしが出来るのである。よって「ひひひ」といやらしい笑いを湛えながら紙幣に埋もれて眠りたいなどというわけではないのだ。断じて！ところで、その仙人が何故ゆえそれ程までに優雅な暮らしが出来るか？これについて考えてみた。常人と異なるは、まずその風貌。昔話や古い書物などに登場するその姿、いずれを閲してみてもその姿、異様なまでにポッコリと下腹が迫り出している。「なるほど、散々旨いものを飲み食いして腹が出たか。いくら優雅とはいえ、ああはなりたくねえなぁ。ははっ」なんて侮蔑するもよくよく調べてみると実際は単なる肥満によるものではなくこれ、横隔膜の異常な発達にあるという。そしてそれがどうやら中国の気功鍛練で度々紹介される丹田強化に起因するものらしく、更に調べてみるとこの気功法に精通し極むることにより、潜在能力を開花させその結果、常人には持ち得ぬあらゆる力を発揮することが可能となり超脱の域に達するというのである。であるからして、あの奇妙極まりない風体は厳しい修行を貫いてきた証であり少々腹が出ていようが、頭が禿げて変形していようが到底、馬鹿に出来る代物ではないのだ。「これだ！」　全身にびりりと電気が走りましたね。全て理解出来ました。仙人は、修行により備わった千里眼やら何やらといった特殊な能力でもって万事万象お見通しなのである。よって木曜日の数字選択式宝クジで発現する数字を読み当てるなど朝飯前の屁の河童。平素はのんべんだらり優雅に暮らしていてもこれ生活の心配など微塵もない。人間、生活が顔に出ると言われるが仙人達のあの余裕に満ちた、弛緩しきった顔を見れば一目瞭然である。そんなわけで、仙人に近付くべく気功法関連の書を読み漁りその鍛練法の実践開始。ところが、この書中で度々登場する人間の体内を流るる“気”というものどうも雲を掴むが如く実体が無く紹介されている鍛練法どれをとっても今一つ単調な動作の繰り返しで「こんなことで仙人になれるのだろうか？」と疑心の雲湧き立つものばかりである。しかしながら、ここで諦めては仙人には成れぬわけで「ローマは一日にして成らず」と戒めることわざ同様鍛練も地道な積み重ねが肝心なのだ。そうして、ふた月、み月と地味な修行の日々を送るのだけれどどうしたことか、一向にその鍛練の成果の程が実感出来ず洗面所の鏡に映る自分の下腹を覗き込むも鍛練前と比して変わらぬ様子である。うむむ、と頭を抱え、たまたま開いたインターネットオークションで見掛けた「超能力開発法」なるタイトルの本。“そうか、こいつと平行して鍛練を続ければ近道に違いない”とこれを即時落札。数日後届いた書のページを開いてみるとカードを用いた透視能力の開発法など事こまやかに解説されておりこれを実践することによりそれなりの成果は期待出来そうである。で、カードを用いこの際、我が娘も巻き込みゲーム感覚でのトレーニング開始。なんでも熟練すると、読み当てるべく図形や数字が眉間の上辺りに浮かんで見えるようになるらしい。そこで、これを見ようと暇を見付けては意識を集中し毎週木曜が近付く度、更にその頻度は増し仕事の合間なども目線を上に向け、凝らしてみるのだけれど見える様な、見えない様な・・・・それ以前に、平素は向けぬ方向に殊更力んで目線をやるもんだから眼性疲労激しく、やめました。とまあ、そんなこんなで、億万長者という夢に挑み続けてはや三年。いつもの唄を口ずさみつつ宝くじ売り場の窓口に並ぶ。ちゃりん！背後で小銭の落つる音。悲しいかな、これに敏感に反応してしまう僕は仙人にはまだまだ程遠いのかもしれない。ヲシテネ。

紙が欲しい

午後八時三十分過ぎ重く閉ざされたシャッターに、小雨が降りかかり人の気配すらない。同じチェーン店でも、街なかでは午後十時まで営業しているので開いていると高を括っていたのだけれどまんまと当てが外れたわけである。数年後には、日本の三大都市と言われる市に吸収されようという町がなんたる体たらく。まるで労働意欲が無い。これ非常に腹立たしいことである。私が欲しいのは、Ｂ４サイズのプリンター用紙。仕事を終え、会社事務所へ戻るべく走らせるトラックの運転席でこれの購入を要する旨をふいと思い立ったのだけれど自分の運転する２トントラックを街なかの狭い駐車スペースに収めるのが、億劫であったので一旦、会社に戻り、自家用に乗り換えた後そこからおよそ二十分程走らせた自宅より程近い場所に位置する１００円ショップにて購入せん心積もりにあったのだけれど、少々考えが甘かった。先に述べた様子で「本日の営業終了」で、その後、数軒のコンビニエンスなど周るも街なかではあれほど見掛けたパソコン関連用品はおろか用紙すら影も形も無い。すっかり意気消沈。肩を落としてして諦めました。なるほど、昔ながらの農家が多いこの界隈では未だパソコンの普及率が芳しくなくそれら関連用品を店に陳列したところで民需乏しく消費効率が悪い。そんなわけで陳列対象から外されているに違いない。しかし、この界隈で暮らす住民は、夜間一体何をして過ごしておるのだろうか？まぁ、垂れ流したような阿呆面さげて時間も忘れカチカチとインターネットに没入するのも問題ではあるが私が知り得る近隣住民の“進化途上の人類然とした顔立ち”から察するに静かな夜の憩いを、心豊かに書見して過ごすなど到底想像すら及ばず大方、テレビの馬鹿げたバラエティ番組や、安っぽい連続ドラマに瞳潤ませ、腹を抱えるくらいが関の山であろう。まったく、生産性の無い無駄な時間ばかり食い潰しやがる穀潰しどもが。大体からして、こういった田舎とも都会ともつかぬ中途半端な地域で暮らす御民ほど無礼で浅ましい輩もない。彼らは、都会人の冷たさと田舎者の無神経さを持ち併せており民度低く、愚劣の極みである。例えば、この界隈の細い路地などで車同士対面する形で出くわした際「お先にどうぞ」とこちらが脇によけてみる。それに対し擦れ違いざま当然返されるであろう「ありがとう」の会釈これを気持ちよく受け止めるべく笑顔を用意しつつ待つのであるがあろうことかこの愚民どもは、当たり前の様な顔でふてぶてしく時に侵入者に対し飼犬が「がるる」とやるような目付きで通り過ぎる。自宅向かいに住む、母親べったり初老のマザコン百姓などは十年近くもお向かいで顔を合わせているにもかかわらず先日、近所のホームセンター店舗内で出くわした際などこちらが挨拶に声をかけるも、何処の誰ぞか判別つかぬ様子で訝しげに見やるのみ。これ、阿呆或いは廃人ね。挨拶には挨拶で答える。これが文明社会に於ける一般的な常識であり世間知らずの田舎者ならではの為せる業ではある。最近近所にオープンした大型スーパーに於いてはエスカレーターを上った二階の本屋入口付近に前述した愚民の鼻タレ子息どもがゲーム機片手に賊徒の如くたむろし座り込み、目障りである。それだけならまだ黙って見逃せるのだが、この調子づいた鼻タレども店内を我がもの顔ではしゃぎ回り揚げ句の果てには、私が使用中の旨を知ってか知らずかトイレ個室扉を、どん、どん！と打ち鳴らすに至る狼藉振りである。ここで「子供のすることだから」と大目に見てはこういった手合いは益々調子づくわけで断じて許すべきではない。私の場合、即戦即決。気を緩めず、これ以上無い程の凶悪なる目付き、形相を拵え扉も砕けんばかりの勢いで叩き開き、睨みを利かせ立ちすくむ鼻タレの足元に唾を吐く。当然、必要とあらばそれなりに可愛がる言葉を幾つも懐に忍ばせての行動である。しかしながら上記、この“唾を吐く”という行為これは後に清掃する者の身になって考えてみると誠によろしくない行動であり、これ悪循環。どうも愚民の中で暮らしていると自分までもが悪疫に冒されそうで気色悪しきことこの上無い。出来る限り無関心に、超俗的なる生活を送らなければならんなと思った次第で、鼻タレが立ち去った後誰も見ていないのを見計らい私は備え付けのロールよりペーパーをもぎ取りこそこそと汚した床に清掃を施した。そう、ペーパー。私は紙が欲しいのだ。あれこれ考えているうち、その探していた用紙を入手出来ぬのがこの界隈で暮らす愚民どもいや、地域そのものの呪縛の仕業である気がしてならずそう考えるとふつふつと怒りが湧き上がってくる。走行中の車内、私は大声でこの近隣地域に対する悪態をつき罵倒しながらの帰宅と相成ったのである。しかし、帰宅した後所有するプリンターの取扱い説明書を再度あらためてみたところどうやら私が探していたＢ４サイズの用紙には対応していないことが判明。わはは。ということで疲れた。本日、早目に就寝致します。ヲシテネ。「・・・・・・・・・・。」