レビュー#777 JOAN BAEZ 《SPEAKING OF DREAMS》 89年アメリカ
China (Joan Baez)Warriors Of The Sun (Joan Baez)Carrickfergus (Van Morrison/Patrick Moloney)Hand To Mouth (George Michael)Speaking Of Dreams (Joan Baez)El Salvador (Greg Copeland)Rambler Gambler/Whispering BellsFairfax County (David Massengill)A Mi Manera (P. Anka/G. Thibault/C. Francois/J. Revaux) Joan Baezvo, a-gNicolas ReyesvoJackson Brownevo, a-gJohn Goux, Charles Fearing, Jorge Struntz, Ardeshir Farah, Ray Phiri, John SelolwanegLarry Carltona-gPaul Simona-g, backing-voNeal Stubenhaus, Bakhiti KumalobAbraham Laborielb, guitarron, a-gJohn Robinson, Isaac MItshalidsPaulinho Da Costa, Francis FusterperJohn Hobbsp, a-p, e-key, B3 organLaythan Armorkey, ds-tracks, programmingShawna CulottaharpDick Fegyautoharp, mandolinTony Cedras, David JacksonaccordionPavel FarkasviolinMorris GoldebergsaxGipsy Kingshand claps, voRoy Galloway, Open Waters, Luther Watersbacking-vo■アメリカ女性のソロ作品を3枚出すことにしました。ジョーン・バエズ1枚、コニー・ドーヴァー2枚です。 ジョーン・バエズは1作目と2作目しか持ってなくて、「素朴で清楚なフォークシンガー」ってイメージが強いもんだからまずはジャケで驚きました。 だ、誰この毒舌コメンテーター系マダムは!? とびびってしまい、買うのどうしようか迷ったのだけど“キャリックファーガス”入ってるし630円だったんでとりあえず購入。 ゲストを書き出してみてまたもやびびります。 ジャクソン・ブラウン、ポール・サイモン、ラリー・カールトン、ジプシー・キングスってアンタ。 J・ブラウンとP・サイモンはまだわかるけど、後者2組は驚きだよなあ。 私はこのあたりしか知らないけど、知ってる人だったら感嘆符5連続ぐらいでこの人まで参加してるよと驚くのかもしれないですね。 そして聴き始めると予想通り30年前とはガラリ違ったサウンド。 キラキラ☆シャラシャラ☆とおされでモダーンなギター&鍵盤、やたら整っているコーラス。 かつてのいいとこのお嬢さんフォーキーの面影は微塵も感じられない… 高音部に入ると心持ちビブラートがかかる歌い方は変わってないけども。 こういう浜辺のパラソルの下でグラサンかけてくつろぎながら聴くような大人音楽は不慣れなので戸惑ってます。 3が入ってなかったら肥やし確定かと思われます。 次の4は昔聴きまくってたジョージ・マイケルの作品だけど、ここ数年はジョージ・マイケルな気分になることはめったにないしなあ。 しかも打ち込み使用してるよー。似合わないよー。 まあ曲そのものはクオリティ高いんだけどさ。 この曲の元ネタが入ってる「フェイス」はたぶん50回以上は聴いたし…。 こりゃダメだ。 フォークだとかジョーン・バエズだとかそういう概念は捨てて臨まないと痛い目に遭う。 現に私は半分も聴いてないうちに早く終わってくださいと無意識に思い始めましたよ。トホホ。 最初から普通のAORとして聴けばまったく問題のない好作品であることは間違いないんだけどね、いかんせんフォークの女王ってイメージが強すぎるのよね。 フォーク好きの視点から点数をつけるなら赤点だけど、ソフトでアダルトな作品として評価するなら70点は行くかな。 あ。 最後の曲ってもしかして“マイ・ウェイ”ですか? ライナー読んだらやっぱそうでした。 ジプシー・キングスと一緒にラテンなマイ・ウェイ♪人気blogランキングへ