坂東市進学塾 スタディ・ポート 港日記

[旅・風土記] カテゴリの記事

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  2021年　県立入試　社会の確認　釧路

  2021年度の社会地理では北海道内での気候の違いについて細かく問われていました。（文章記述あり）地元中学校の修学旅行の期間を利用してこの問題の実地確認に行ってきました。　　　　国道から外れ太平洋の縁の道を釧路から根室まで。霧多布湿原。字の通り濃霧の日が多いようです。現在、日本人が行ける本土の最東端です。納沙布岬。北方領土の一つ、歯舞諸島を肉眼で見ることができます。釧路の気温。ほぼ試験問題の通り。釧路〜根室は「根釧台地」として学習することもありつくばと土浦くらいの感覚で捉えがちですが距離は160キロあります。牛の集団が道路を横断するのを待ったり「◯◯牧場」という看板のついた牧場が多くあり「酪農」というキーワードも納得します。根室の人が「こんな暑い夏ははじめて」だと言っていました。実際、道東も日差しは強く帽子をわすれていって困りましたが、茨城に戻ってきてやはり暑さが段違いです。最果ての町。野菜や肉はほとんどが北海道産ですが、おかめ納豆は茨城の工場で製造されたものですし、ヤクルト1000もうちの近く（茨城・五霞工場）で製造されたものでした。会社員の頃は出張してもその土地の観光ということはしたことがなかったのですが、塾を始めてから教科書に載っているところは国内にかぎれば観光地でないところまで含めてほとんど行ったかと思います。あとは対馬と与那国島（日本最西端）くらいになりました。

  2024.09.12

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  昨年の今日は中国人に囲まれて…

  昨年の昨日（2020年1月23日）は1年生のスキー学習期間を利用して、青森県の八戸に来ていました。 行きの新幹線、はやぶさの1号車（16両編成の1号車なんて以前はほとんど誰も乗ってませんでした。いわんや、仙台を過ぎれば自分1人だけとか。） それがギッシギシの超満員の大騒音。大宮駅から乗車して自分の指定席に行ったら既に着席している人が。。 「そこは俺の席だからどいてくれ」と言ったら強い語調で文句を言われました。 中国人の団体御一行さまでした。スーツケースがこれまたバカでかい。仙台を過ぎても誰も降りず、八戸でもぴくりとせず、自分が降りるのに一苦労でした。 あのまま函館北斗まで行って北海道旅行をしたのだろうなと。 さすがにとくに観光地とはいえない八戸には中国人は皆無で、レストランもホテルもゆっくりとできました。 この時期ですが意外なことにとても暖かく雪は全くなし、日本縁取りの青森東部の一部をこなしたあと、ホテルの大浴場で、その日、仕事で六カ所村に行ってきたという人から「私ら、仕事で1年中、旅から旅のホテル暮らしですわ。」なんて話を聞きながら、東北の秘湯でどこがいいかなんて話をしました。 八戸は日本有数の漁港であるとともに三菱製紙、大平洋金属など大企業が工場を置く工業都市でもあります。 街中には横丁の飲み屋街がたくさんあって、中心部には市が経営している大きな本屋がありました。 八戸には県立八戸高校という高校があって東大3名、京大２名、そこだけに目を向けるとたいしたことないじゃんと思うのですが、東北大40名（うち医学部医学科３名）、弘前大医学部医学科10名という、まあ、東北や九州にはありがちな進学傾向なのですが、地方都市の高校としては、とんでもない進学実績です。青森には他に県立弘前高校と県立青森高校もあります。 八戸市東部、種差海岸。荒涼寂寞とした本州の太平洋岸ほぼ最北の海岸。 シャッター通りの活用法。 駅名が「鮫」。 飲み屋街にかかる懐かしい映画看板の数々。 金子信雄、藤竜也なんて名前には痺れます。 有名なお店にも行ってみたのですが、一番美味かったのは海岸の公営レストランでバイトのお姉さんがやる気なく作ってくれた「鯖天」そば。 まさか、このあと、遠出が封じられるとは思いませんでした。3月の沖縄は飛行機キャンセル。それだけを励みに受験頑張ってきたのに。 3月以降は一度も電車にも乗っておらず、一度も東京にも行っていません。一度も飲みにも行っておらず、家族も別なので、毎日の生徒たち以外で会うのは高校の先生や業者さんくらいのものでほぼ誰とも会っていません。

  2021.01.24

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  筑波山から県庁が？

  人にもよると思うのですが自分の場合はコロナの影響で運動量が激減しました。 5月だったか、ヨークタウン坂東まで往復4km歩いただけでかなり身体が痛くなってしまいました。 だいぶ前から走る方は諦めていたのですが、「歩ける距離」なんて意識したことはなかったので（時間制限や速度設定がなければいくらでも歩けると思っていたので）、これには自分自身でかなり衝撃を受けました。 ジムもやめてしまいましたが、ジムだとウォーキングマシーンで高校野球の試合を見ながら60分は歩いていました。上京しても秋葉原〜御茶ノ水〜神保町くらいは坂の上り下りや街並みを楽しみながら電車を使わずに歩いていました。（東京も2月から一度も足を踏み入れていません。） だから歩いて気持ちよくなることはあっても身体が痛むとは思ってもみませんでした。 夏からはできるだけ意識して歩くようにしてはいるのですが、なかなか。。 仕事にせよ遊びにせよ、外出が少ないということは歩かないということなのだとわかりました。 そんなわけで今日は筑波山に来てみました。 端から登りの歩きの方は諦めて「うーん、ケーブルカーの片道券にするか往復割引券にするか」一瞬悩んだ末、往復券の方を買ってしまいました。 結局、ケープカーの駅と女体山頂を往復しただけの歩き（30分程度）になりました。 平日の昼間なんてガラガラだと思っていたのですよ。 ところが予想外に多くの人がいました。 個人。家族。グループ。若者。老人。 何度も来ていますが、平日でこんなに人がいたことあったけかな？というくらいです。 下りはケーブルカーに並ぶ行列を見て「券は買ってしまったけど歩くか？」と思いましたが70分、いまの自分に歩く自信はありません。結局、車両の最も高い位置（後方）の窓から外を見る感じで「密」を回避して下山しました。 駐車場を見てみると宇都宮とか所沢とか野田とか近県ナンバーがとても多かったですね。 一部、紅葉。 関東平野一望。こういうときにスマホのカメラ限界を感じます。 良いカメラを持った方がたくさんいました。 水戸の方から来ている人たちが女体山頂から北東に見える細長い建物を指して「あれ県庁だわ。」と言っていましたが真偽はよくわかりません。 県庁の展望台にも何度か登りましたがあっちから筑波山見えたことあったけかな？ まあ、とにもかくにも標高1000m以下の山として唯一「日本百名山」に入っているほどなので改めて素晴らしさを認識しました。 紅葉はこれからですね。 今日は風が強かったこともあり山頂は寒かったです。1枚風よけを持っていってよかったです。 平日でこれだけ混んでいると土日はどうなんでしょう。ケーブルカーは人数制限をしているようですが。。 コロナによる観光への影響は遠距離移動部門は大きいのでしょうが、近郊は意外と賑わっているのかもしれませんね。 那須ハイランドパークなんてちょっとしたバブルでは？ 最近の県の売り出しとしては「ひたち海浜公園」と「リンリンロード」が中心のようですが子どもの頃の遠足は「筑波山」と決まっていたものです。 それと筑波山というのは茨城県の南部や西部の人には馴染み深い山でしょうけど、ほんのちょっとの角度や距離の違いで見える方向や見える大きさが全然違うので「自分の中の筑波山」は人それぞれなのだろうなと考えるとなかなかおもしろいです。 自分なんかは水戸から常磐道を戻ってくるときに夕焼けの西の空に筑波山を見るというのはとても不思議な感じを受けます。 現在はどうかわからないのですが、下妻一高の応援の言い回しに「東に霊峰筑波の峰を仰ぎ、西に清流鬼怒の流れを眺む、ここ関東平野は常陸の国に燦然と輝き立つは我らが母校茨城県立下妻第一高校あ〜る…」というのがあったほどなので下妻からは東に近く、岩井からは北東に遠くというのが自分の中の筑波山のイメージです。 一番きれいな姿は近からず遠からずで大穂中学校あたりから見える筑波山なのではないかなと思います。坂東だと利根川の土手からの遠景でしょうか。

  2020.11.04

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  下関条約

  下関（山口県）といえば高校入試で2度重要です。 1つは源平の最後の戦いとなった「壇ノ浦」。 それから、もう一つが日清戦争の講和条約である「下関条約」。春帆楼という料亭を使って結ばれました。 「下関条約」と書くなら正解できても「下関の位置を地図中のア、イ、ウ、エから選びなさい。」となるとガクッと正答率が下がります。 歴史の問題は地図と一緒に出すとホントにできませんよね。 中学の日本史だと人名は重要でなかったと思いますが高校の日本史では中国側の代表の「李鴻章」というのを何度も書いて覚えたような記憶があります。 下関は本州の西の端です。九州とは地下トンネルで歩いていけるくらいの距離です。 イメージとしては本州→九州というと東→西だと思われがちですが、ここは地形が入り組んでいて本州→九州が西→東なんですね。なんだかとても不思議な感覚になります。 また観光ガイドでは門司（北九州）から下関（本州）を眺める夜景の方が取り上げられていることが多いですが、個人的には下関から門司の方を見る夜景の方が美しく感じられます。 北九州も最近はコロナ騒ぎがあり、天候も心配ですが、日常が戻る日にはぜひ一度。 関門海峡。日本海と瀬戸内海を見回すことができる日本の絶景の一つかと思います。 本州⇄九州は歩けます。（海底トンネル） ちなみに本州⇄四国も歩けます（しまなみ海道）。そちらは60Km以上あるのでまだ自転車乗りだった頃に自転車を使いましたが… 長くて細いのでけっこう圧迫感はあります。 下関条約が結ばれた料亭「春帆楼」跡。 意外と条約を結ぶ会議の参加者は少ない。 日本側は伊藤博文と陸奥宗光。 陸奥宗光は坂本龍馬のお友達です。 幕末の動乱から約30年も経っているわけです。 やはり歴史上の人物も生き延びないことにはと思わされます。 陸奥も維新後に長く投獄された時期があったりで必ずしも順調というわけではなかったのですが高い能力ゆえ1894年の不平等条約の改正（領事裁判権の撤廃）など現在の中学校の教科書にも重要語句として名前を刻んでいます。

  2020.07.13

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  入試　歴史　写真1

  歴史物品はカメラにはたくさんおさめてあるのですが、スマホにはほんの一部しかありません。 また、博物館や美術館に行かれる方はご存知のように、撮影禁止のものも多く、目にしたもののごく一部しか記録していません。 学生の頃は一瞬、見ただけ、聞いただけのものも頭にインプットできたものですが、最近はほとんど記憶力がありません。哀しくなります。 ということで、その2、その3が、あるかはわかりませんが、その1として入試頻出のものを拾ってみました。 歴史、入試頻出。 土偶。（縄文時代、祭祀） 埴輪（古墳時代、副葬品）との間違いがたいへん多い。それぞれ、時代と用途が問われます。きちんと区別して覚えておいてください。 銅鐸（どうたく）。弥生時代。用途はさまざまに推測されます。学芸員の人に聞いても「むにゃにゃ」という感じでした。 さきほど改めて調べてみたら、下げて鳴らす→置いて見るへと変化していったとも考えられているそうです。 　 銅剣。 風土記（ふどき）。頻出にもかかわらず正解率が低いですね。 奈良時代から平安時代にかけて書かれた各地方の産物や土地の肥沃度や山川の名前の由来が書かれています。 現存するものは5つしかありませんが、そのうちの1つが常陸国（茨城県）のものです。 「新治」なんて文字が記されているのがわかるでしょうか。

  2020.05.24

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  修学旅行

  例年9月は1週間休ませていただいています。 年によっては、あまりに疲れてしまい、ほとんど身動きできない年もあるのですが、今年は山口と佐賀に修学旅行に行きました。 実はけっこうマジで「修学」であって、歴史や地理の教科書に出ているところは実際に目と耳と足で確認するようにしています。 北は五稜郭や三内丸山遺跡から西は平戸や吉野ヶ里遺跡まで。本州四国連絡橋も3ルートとも渡ってみました。しまなみ海道は自転車で走破してみました。 サラリーマン時代を含めると通過したことがあるのみできちんと行っていない県というのは沖縄や北海道を除けば、山口県と宮崎県だけになってしまいました。サラリーマンの頃は仕事が終われば名所旧跡に目もくれず、そそくさと帰ってしまいましが。 というわけで、まとめて山口へ。 まずは山口市の国宝、瑠璃光寺五重塔。室町時代に大内氏による建造です。高校の日本史の教科書でその美しさに触れてから何十年、ようやく実物を拝見できました。 瑠璃光寺のすぐ近くにはザビエル記念聖堂。 こちらは消失再建だったと思います。 さらに下関。 下関は中学生でさえ、歴史や地理の教科書に度々出てきます。 関門海峡。手前が本州下関、奥が北九州門司です。ここは地形が複雑で九州側が東、本州側が西になっています。 展望台に登ると日本海から海峡、海峡から瀬戸内海がグルリと一望でき、北前船の回転を想像できるのですが、スマホのカメラだと撮影限界です。 海底の人道トンネルを歩いて本州から九州へ渡ってみました。 狭くて長いです。やはり換気が完全ではないのか、大量の汗をかきました。 山口、福岡県境を自分の足で横断。 九州側から本州。 改めて船で渡航。 壇ノ浦。まあ武士はいいとして、女官の人たちの恐怖はどれだけのものだったかと。 日清戦争講和の「下関条約」が結ばれた春帆楼。 日本側の代表は伊藤博文と陸奥宗光だったんですね。陸奥宗光は坂本龍馬のお友達ですから、生きててなんぼ、権力を握り続けてなんぼという気がします。 中国側代表は李鴻章。高校日本史なら重要です。中学だと登場してこなかったかな。 そして賠償金をむしり取って八幡製鉄所が作られ、製鉄、石炭を中心に北九州は日本の一大産業拠点、貿易拠点となります。 旧門司税関ビル。 旧大阪商船ビル。 今では、門司港レトロとかで観光の町になっています。 今日はこのあたりで。次回は今まで意外と分からなかった長州藩の地理的条件について書いてみたいと思います。 運動会、熱中症に気をつけてください。 山口でドラッグストアに行ったら、「暑気当たり」とのこと、夏に溜まった「水毒」を出してくださいと言われ、五苓散とかいう漢方薬を出されました。漢方薬なのに、けっこう即効しました。

  2019.09.06

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  常陸の国 風土記

  JR東日本の企画切符、「ときわ路パス」を利用して県内及び栃木県の真岡を回ってきました。（この切符は2000円程度（大人の休日倶楽部会員は1650円程度）でつくばエクスプレスを除く県内のJR、私鉄が乗り放題の切符です。 今回も通常料金で乗ると6500円ほどかかるのでだいぶお得でした。さすがに酔狂な私でも企画切符でなければこんなことはしません。 予め書いておきますが私は特に鉄道ファンではありません。 そのため観光をせずに鉄道に乗っている時間が長かったり、綱渡り的な乗り換えは、かなり堪えます。 今回は鉄道で高校へ通った場合、町から町へどのくらいかかるのだろう、利便性はどうなのだろうという関心もあって回ってみました。 まあ、そんなこと言っているわりにはSLに乗って喜んでたりしてるのですが。 下妻発→下館→真岡→下館→水戸→日立→土浦→取手→守谷→水海道→下妻と回りました。 休日でしたが部活などで電車（列車）を利用している高校生というのはけっこう多くて全くその利用が不可能な坂東市近隣の生徒は辛いものがあると思いました。 下館から水戸は1時間ほどかかりますが優秀な場合は水戸一高や水城高校など水戸駅近くの高校なら十分に通えますね。 また勝田より北へ行ったのはほぼ40年ぶりなのですが、日立⇄水戸というのも30分程度でこれまた十分に通学範囲です。予想よりも家が多く建て込んでいました。 以前、日立製作所の中枢が日立市にあった時代には水戸一高へ進学者が多かったのではないかと推察します。 石岡は土浦も近いのですが、水戸も30分程度なのでいろいろと選択肢はありそうです。私立は県南、県央どっちの勢力が強いのでしょうか。いずれにせよ選択肢が幅広いのは羨ましい。 常総線を取手から石下、下妻まで乗ってきている学生もいました。 うちの近辺は選択肢が非常に限られている上にその少ない選択肢の中から選んだ学校へ通うのに親子ともたいへんな労力を必要とされます。全く足がありません。だから駅まで送っていくのじゃありませんよ。学校（これがまた遠い）まで送って行かなければならないのです。 みなさん所与の条件として受け入れているようですが、せめて水海道まででも高校生に合わせた安価で利便性のあるアクセスを行政で作ってあげられないのかなという気はします。 女の子が15キロ以上もバイク通学したり、お母さん（あるいはお爺ちゃん）が1日100キロ以上の距離を送り迎えしたり、首都圏50キロ圏内の話とは思えません。 年々状況が悪化してきているのに、議会も行政も何の関心もないんだろうな。 岩井高校にしても利便性が悪いから人が来なくなったのだと思います。 放っておくと公共交通機関のない市というだけでなく高校のない市になっちゃいますよ。愚痴になってしまいましたが、ちったあ心ある人がいて真剣に考えもいいような気がします。まあ、たぶん放置でしょう。ここまでの年月を見るにつけ。 それはさておき。 出発。 下妻発 ホームの端から正門を見る。ホームの端に「一高口」を作れば正門まで5秒。 常総線。下妻〜下館間は水海道〜下妻間の田んぼの中ほど速度が上がりませんし、けっこう揺れます。 下館から真岡までSLに乗ってみました。昔々、土浦〜下妻〜小山という鉄道敷設計画が持ち上がったときに「鶏が卵を産まなくなる」との地元の意向で計画が潰れてしまったと聞いたことがあります。「まさかね？」と思っていたのですが、乗ると納得。警笛と発車時の煙が凄い。写真は停車中なのでそれほど煙が上がっていません。 宇都宮餃子の有名店。みんみんの真岡支店。 サッパリしていて食べやすい。パンチのない味がかえってあとを引いて、また食べたくなるのかも。 下館駅の雰囲気は昔のまま。友達の家に遊びに行ったら和服を着た母さんにもてなされて驚いた覚えが。岩井にそんな人いなかったので。なんとなく下館とか結城の町中の人は格上感があった。 日立駅。海に突き出たカフェテラスが駅に接続しています。 上手く撮れませんでしたが西側に筑波山が影絵のように映る晩秋の常陸野暮色。平坦な土地のせいか荒涼感、寂寞感がより強く感じられます。 土浦駅。 このあと、取手で乗り換え常総線で下妻まで戻ってきました。写真を撮る余裕もない慌ただしさでした。おつかれおつかれ。（自分で言ってりゃ世話ない。）

  2017.11.26

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  北海道風景

  夏の北海道を振り返って。 函館ベイブルース 私のスマホではこれが限界。良いカメラが欲しくなりました。 函館というのは観光以外の産業は厳しい町のようですが、観光なら何度行っても飽きません。大宮からあっという間。日本に坂のある町は多いと思いますが広くて直線的な坂の町は少ないような。個人的には尾道なんかよりもこちらの方が好みです。 今回の主目的。神威岬。 登り降りを繰り返し。 先端に到着。 今回の副目的1。日露戦争後の日本ロシア国境策定会議の議場見学。 今回の副目的2。ニッカウヰスキー余市工場。実は試飲をし過ぎてかなり酔いました。工場なら、もしかしたら「竹鶴17年」を売っているのでは？と淡い期待もありましたが。全く在庫なしとのこと。ニッカは就職協定の縛りのない会社だったこともあり、大学生の時に一番初めに会社訪問をしたところなのです。酒、弱いのに。現役の工場ですが富岡製糸場よりもずっと楽しい。 札幌は初めてでしたが大都会。在札の友人に「札幌と北海道の他の都市って、東京と地方みたいなもんなの？」ときいてみたところ、「そうなんだよ。さらにいうと子どもが札幌に出て働き出すと、病院とかいろいろ施設もあるから親も札幌に来ちゃうんだよ。」とのこと。茨城はまだそこまでいってませんが、いずれ県南、県西はつくばに、県央、県北は水戸に寄っていってしまうのかもしれません。確か政府もそんな方針だったはず。 実は塾を始めてから10年ちょっとで、中学の教科書に出てくる歴史的な場所（三内丸山遺跡とか吉野ヶ里遺跡とか秀吉朝鮮出兵跡の肥前名護屋城とか、また歴史や地理の教科書には出てくるが普通の観光目的では訪れないような場所まで）さらに全国の県庁所在地や博物館や科学館は春休みや夏の終わりを使ってかなり回りました。 あとは与那国島（地理頻出、日本の最西端）、対馬（古来より朝鮮との仲立ち）あたり、足を踏み入れるのが可能な地域は確認してみたいと思います。 さすがに択捉島や南鳥島には行けないので。

  2017.11.15

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  北海道大学

  札幌に来たので北海道大学を見学しました。 塾生のみなさんにもちょっとしたものですがお土産を買いました。日常的に使えるものなので使ってください。 北海道大学は広大な森林公園の中に大学がある感じです。札幌の繁華街から歩いて直ぐなのですが構内に牛がいます。 国立では珍しい歯学部をはじめとして、獣医学部から水産学部まで、ない学部がないといってよいくらいの総合大学です。 自分の中のおすすめ大学ランキングに変化が生じました。 1位 京都大学 2位 北海道大学 3位 慶應義塾大学 なお当塾の卒塾生は北は北見工業大学から南は九州大学まで進学しています。ただ北大は把握しているかぎりではいないはず。 総合博物館には自然科学から社会科学、人文科学まであらゆる学問のブースがあります。北大で研究してないことってないんだなというのは驚きです。 高校生は理系、文系にかかわらず、こういうのを見ておきたいところです。 各ブースに、代表的な教授の方々の「なぜこの仕事（研究）についたか」という説明があるのですが、4枚目の教育学者の方の言葉に注目です。 「山に登りたいから北大に来ました。それ以外のことは頭にありませんでした。」というコメントに興味を惹かれました。 他の教授の方々も必ずしも初めの希望は明確でなかったり、方針変更の結果、現在の専門に進んだという方が多くて驚きました。 最近は、あまりに早期に職業教育とか「何になりたいか早くはっきりしなさい。」とかいうのが強過ぎると思います。 いろいろ見たり体験したり触発されたり、時間をかけて考えたあとでないと見えてこないこともあると思います。10代半ばなんて無理です。また人には成り行きでというのもあります。 何になりたいかわからなくて普通です。とりあえず一生懸命勉強しましょう。知識や思考したことは、あなたから奪われることはけっしてありません。 公園の中の大学 大学の中で牛を飼ってるとか。 左上に小さく見えるのが野球場と陸上競技場なので全体の広さがわかります。 ナウマン象 何をやりたいかは10代でわかるわけがない。 代表的な教授のコメント。 8月末の茨城統一テストに出てました。

  2017.09.06

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  圏央道〜関越道〜上信越道〜甘楽、富岡、高崎

  先日、圏央道のつくば中央インターから坂東インターまでは乗ってみたので、本日は西向きに坂東インターから埼玉県内を横切って関越道、上信越道と乗り継いで富岡までやってきました。 関越道は常磐道よりずいぶんと運転がしやすく感じました。坂東インター10時50分、途中10分ほど休憩をとって12時半には富岡インターを降りました。 実は主目的は富岡製糸場ではなくて、お隣の甘楽にある小幡藩主織田氏の史跡です。 尾張に生まれ安土城を築き日本を支配した織田信長の嫡流がこのような北関東の小藩で脈々と継がれていたのか思うと感慨深いものがあります。 織田家庭園、楽山園 織田信長の嫡流、織田信雄が初代藩主 6キロほど移動して富岡製糸場へ。 中学歴史、最重要論点。1872年（明治5年）官営模範工場として設立。 好みでいえば、あまり好きにはなれませんでした。産業というのは町とシナジー効果を発揮しながら発展すべきもので、こちらは隔絶された塀の向こう側の閉鎖空間という印象を拭うことが私にはできませんでした。（間違った解釈かもしれませんが。） 私の好みはさておき、1800年代後半、まずは製糸業から日本の産業の近代化というのが始まるという点では重要です。官営模範工場として八幡製鉄所が設立されるのは日清戦争後の1901年。重工業に手がつくまでにはまだかなりの時間が必要でした。

  2017.03.05

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  国立歴史民俗博物館

  国立歴史民俗博物館で『大久保利通とその時代』という特別展示をやっていたので見てきました。 国立博物館なので東京にありそうな気がするのですが千葉県佐倉市にあります。 開館時間が4時30分までで着いたのが午後3時。特別展示を見るのが精一杯、常設展示が年代別に6ギャラリーも設けられているのですが、そっちはほとんど見ることができず残念でした。 常設ギャラリーの方は「現代」のところだけを駆け足で見たのですが、「歴史博物館」というだけでなく「民族博物館」でもあるので、戦後の闇市が再現されていたり、高度成長期の団地が再現されていたり、昭和の時代の懐かしいコマーシャルが流れていたり、創刊時の「女性自身」といった下世話な週刊誌も置かれていたりで飽きることなく楽しめます。 特別展示の大久保利通コーナーでは「クイズに挑戦」という冊子が配られていたこともあるかと思いますが、熱心にメモを書きながら見入っている小学生がいました。脇で話を聞いていると短い期間のうちに2度来ているようで、このあたりから歴史好きな子どもが育っていくのかもしれません。 先日、古河中等の説明会に行ったら、研究施設の訪問や外部講師の人に来てもらっての実験などが行われているようでした。 何に興味を持つかについては、生来の素質というのもあると思いますが、幼少時のこういった経験が影響を与えるのかもしれません。

  2015.11.22

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  歴史シリーズ 中尊寺

  「五月雨の降り残してや光堂」 芭蕉岩手県、中尊寺金色堂です。旅行ガイドや教科書もほとんどの写真がこの角度からですが、これは金堂を雨風から守るために覆っている覆堂なんですね。金ぴかはこの中にあります。世界遺産です。芭蕉も奥の細道をここまで北上します。奥州藤原氏の三代にわたる繁栄。源義経の壇ノ浦から奥州までの逃避行。その500年後に芭蕉。歴史好きにはたまらないですね。金堂を「光の点」として、奥州藤原氏の繁栄を広く「面」で思い浮かべることができます。そのほとんどは芭蕉の時代には既に失われていたわけですが。「夏草や兵どもが夢の跡」。往時を偲ぶには山の上で夏の風に吹かれるのがよいのでしょうが、秋も良さそうです。とても遠く感じていましたが、鉄道で意外と交通至便です。

  2015.10.11

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  閑かさや岩にしみ入る蝉の声　

  昨日の土曜日は山形県の立石寺というところにいて、仙台、大宮経由で夜に戻ってきました。5年ぶりに東北に行きました。この立石寺は松尾芭蕉が「閑かさや岩にしみいる蝉の声」という有名な句を残したところです。なお、私は俳句の心得は全くありません。中学生の入試用に教えるくらいです。軽い気持ちで行きましたが石段が1050段もあります。『奥の細道』の本文を思い出せば、「岩に巌を重ねて山とし」と書いてあるのですが、何事も体験してみないことには実感できません。ほんの少し登ったところで、もうゼーゼーしてしまいました。降りてきてすれ違う女性の方々の「これで5分の4は来たねえ。」などという会話が聞こえ、なおさら、「えっ、俺は、まだ5分の1しか登ってないのかよ。」という情けない気持ちになります。子どもは駆け上がるのに大人はみなほば同じように息が上がり、たびたび立ち止まっています。原因は甘くみていて心構えができていないことにあるようでした。中には門前の店でアルコールを入れてから登っている人もいます。芭蕉も眺めたであろう風景（上から）岩の壁がそそり立つ身体が慣れてきたあたりで石段の登りが終わって奥の院に至り、下りは気づいたら出口でした。この出口の門の名前が「抜苦門」（ばくもん）でした。苦しみ、煩悩は抜けたのか。冗談みたいな名称ですが、歩くのに精一杯で、玉の汗とともに頭の中の悶々としていたものが流れ落ち、空になっていたのは確かです。

  2015.09.06

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  上京

  今日は休塾です。用事があって東京へ出てきました。夜に新宿に来ることはほとんどないので、4月の金曜日で人出が多いこともあり、人酔いしてしまいました。大江戸線の新宿西口とう駅にいます。新御徒町で、つくばエクスプレスに接続しているようです。写真の範囲の駅にある大学、例えば東京大学、法政大学、東洋大学あたりなら、通学可能ですね。特に東大の後半は便利です。坂東だと守谷まで出るという問題がありますが、沿線に住んでいる人たちは非常に近い。私の大学生の頃は、つくばに住んでいる人が都心に自宅通学可能とは、なかなか考えられなかったことです。このあたりの人は、公務員も茨城県庁よりも東京都庁への通勤の方が便利そうです。

  2015.04.17

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  歴史シリーズ 空海 真言宗

  高校入試の特Aランクの出題ポイント、平安時代の仏教です。非常によく出題され、そして、非常に間違いの多いところです。中学生にとっては、こういう事柄は無味乾燥であまり興味がないと感じる人も多いようです。805年　最澄　天台宗　比叡山延暦寺、806年　空海　真言宗　高野山金剛峰寺。（唐からの帰国が806年であって、高野山の開創は816年。） 週末の塾授業を中間テスト対策と11月の学診テスト対策に前倒し及び先送りさせていただいて、高野山に行ってきました。恥ずかしながら、どうも今まで、大きな誤解をしていたようです。これまでは、高野山という山の上に金剛峰寺という大きなお寺が一つ建って、そこに空海さんがいらっしゃるイメージでした（下の絵）。けっこう、こういうイメージで教えている人は多いと思います。正しくは、山の下の橋本という町から、カモシカが駆け回るような（見ました）たいへんに急峻な路をケーブルで上がって、ケーブルの駅から、さらにバスで上がると広めの平坦な土地に出て、そこには多くの仏教施設があり、約4,000人の人が生活しています。役所関係は一通り、そして銀行も２つありました。ただし、ほとんど商業施設はありません。仏教施設の一つが金剛峰寺、そこから何十万というお墓に囲まれた長い参道を歩きに歩きます。徳川、武田、上杉、前田、黒田、島津、伊達といった名門大名家の墓所の他に、巨大なコーヒーカップ型の墓石のUCCコーヒー（きちんと巨大な墓石に大量のコーヒーが注がれている）やヤクルト、コマツ、キリンビール、日産、パナソニックといった多くの日本の代表的企業の企業墓があります。企業は一家といった日本的経営の名残を感じます。そして長い参道の奥の奥、空海さんのいらっしゃる「奥の院」に到達します。院内は「荘厳」という言葉でも、まだ全然足りない世界です。当然、撮影は不可です。そもそもカメラを持つ気にはなれないです。身体に真言密教の強いエネルギーを感じます。とにかくすごい空間です。   まずは麓から、ケーブルで上がる。これは上から下を見ています。  さらにバスに乗り換え。 登りきると町が出現する。寺院関係ばかりが案内されているが、小中学校、役場、警察、銀行もある。 大阪の難波から南海電車で行ったのですが、1つの車両がほとんど西洋の人でした。宿坊利用者も多いようです。「How  do  you  feel  ? 」と聞いてみたいところです。  

  2014.10.19

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  神頼み

  国立大学の入学試験の日に湯島天神に行くと、「祈　東京大学合格」という絵馬がびっくりするほど多く掛かります。その日の午前中にかぎれば東大オンリーと言ってもいいかもしれません。なぜ東大かというと湯島天神は本郷にある東大から歩いても行ける距離なので、娘（息子）を試験会場に送っていったあと、親が祈願に訪れるということのようです。東大の受験にまでこぎつけるということは、能力・努力の両方とも相当なものがあるわけで、もう親としては「願う」ことしかできません。試験というものは（試合でもそうですが）、極限まで来ると、能力＋努力＋αで決まるという面があると思います。 塾にある神棚は、大家さんが学研のフランチャイズ塾を開設したときに（宗教の自由の面から渋る学研側を説得して）作ったものらしいのですが、私も毎年、正月には大生郷天満宮（常総市）に昇殿参拝しているので、そのまま使わせていただいています。そして、今回は、京都の北野天満宮に参拝してきました。今年は3月に10年ぶりに大宰府天満宮にも参拝しています。塾の先生の中には、とても信心深い人と全くそういうものに無頓着な人がいます。私の場合は、そう極端なわけではなくて（生徒や保護者のみなさんの信仰もさまざまだと思いますので）、私自身が学業に携わる者であるからという個人的な儀礼のような感じです。  ところで、こんな時期に京都に修学旅行に来ている中学校もあって、興味深い光景を目にしました。 男2人、女5人の7人組。参拝の仕方がわからないらしく 、もじもじ。まず、男子2人組が観光タクシーの運転手さんに「二礼、二拍手、一礼」と教わり、運転手さんが「二礼」といったら2回お辞儀をして、「二拍手」といったら2回柏手を打って、とここまでは順調だったのですが、そのあと、祈ったまま動かなくなってしまいました。タクシーの運転手さんも彼らが真剣に祈っているのか、それとも、自分が「はい、一礼」と言ってあげないから、動けないのか判別できないらしく、ちょっと戸惑っていました。それでも、十分にお願いしたらしく、無事一礼。次に女の子３人組。こちらはお賽銭をオーバースローの直球で思い切り投げ込んだ後、鈴を3人一緒になって、これでもかというくらい叩いてパンパン。おじさんも「女の子は元気あるなあ」と苦笑していました。そして、まだお参りしていない女の子が２人いる。こちらは、そのまま、場所を動きません。オジサンが「きみら、お賽銭、けちっとたら合格せえへんでぇ」と言うのに対して恥ずかしそうに「そういうわけじゃないんです」。オジサンも気づいたらしく 「お母さんに言われてきとんのか」「そうか、すまなかったな」ということで、そのまま、そのグループは終了。私も高校の遠足のときに、成田山でバスの中で、みんながお参りして戻ってくるのを待っていたのを思い出しました。うちの場合は、祖父も祖母も他所から来た人なので、岩井ジモティーというわけではないのですが、祖母にきつく言われてみんなが戻ってくるのを一人で待っていました。真言宗の家が真言宗のお寺に参拝しないということになるわけですが、ネットで調べてみるとけっこうあるようです。あと東京でも神田明神の古くからの氏子の人とか。友人のＭ君は幼児洗礼を受けているクリスチャンで、若い頃は一緒にどこの寺社に行ってもお参りしませんでしたが、小さな娘2人を連れて筑波山神社に来たら、「はい、君たち、2回お辞儀して、はいパンパン、礼」と教えていました。日本の文化、礼儀作法を一応習わせておこうという感じでした。 なかなか、宗教の問題は難しくて、市や県の体育館や博物館を建てたりするときの地鎮祭。これについては最高裁まで争われていて、最高裁がどういう見解を示しているのかというと、地鎮祭は宗教にはあたらず慣習だからＯ．Ｋというものです。（昭和52年　津地鎮祭訴訟　最高裁判決）。それじゃ、地鎮祭の意味がないと思うんですけど。 まとまりのない話になってしまいました。それにしても中国人の団体さんのパワーに圧倒されます。 若いのに高い服着て、声がでかくて、足音が大きい。日本の有名観光地で風情を求めるのは無理かもしれません。早朝、雨がぞぼふる丸山公園。 深閑。 雨上がり。突然、陽が射す詩仙堂。木々の葉から落ちる滴が光る。

  2014.09.07

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  夏の京都

  京都の北の方にある庭です。昨年の夏の県西大会のときに来てみました。紅葉の季節は、人、人、人で庭を愛でるどころではありませんが、真夏と真冬は閑散としています。さすがにゴロリと昼寝いうわけにはいきませんが、日がな一日ボーとしていることが可能です。一枚目は部屋の奥から撮ってみました。ここは、関西で営業マンをしている頃、後輩のK君に「心に迷い事があるときは、有給取って、一日座ってるんですわ」と教えられた庭です。私も当時、月に２、３度は京都に営業に来ていたのですが、神社仏閣には全く興味がなく、「庭好きなんて変わったヤツだな、そもそも東大法学部を出たヤツの悩みとは何だ？」という程度の思慮しかなく、仕事が済むと、どこにも寄らずに、さっさと大阪に帰っていました。そんなK君も現在では日本経済の動脈を支える立場、結局、当時若手ながら、見えていた先が私とは全く違っていたということなのかもしれません。まあ、そんな卑下することもないんですが。京都観光、夏と冬はお勧めです。確かに夏は暑いですが、宿を貴船あたりに泊まれば涼しく過ごせます。冬は防寒していけば、全く問題ありません。北の方に行くと国宝独り占めできます。雪の栂ノ尾とか素晴らしい自然の絵を見るチャンスもあります。以前、県立の推薦入試があった頃は必ず、2月の受験日に、その年の合格祈願に来ていました。女優の羽田美智子さんも水海道出身なのに京都の案内本を出してます。イバラキアン、都へ憧れてしまうのかもしれませんね。

  2014.08.20

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  埼玉 天然温泉

  意外と埼玉県外の人には知られていないですが、埼玉は温泉天国です。もともとは海だったらしく、ボーリングすれば50度前後の熱め食塩泉が、ボコボコ噴出します。太古の海水。そのうちの一つがここ。nifty 温泉ランキング2013年　全国１位。杉戸天然温泉　雅楽の湯。源泉、加温なし、加水なし、循環なし、塩素なし。衛生面に神経質な私でも、湯量が豊富でお湯がドンドン入れ替わっていくので大丈夫です。 食事処もバイキングと和食堂が2件。バイキングの方がお得そうですが、個人的には和食がおすすめです。接客もよく、休憩どころも充実しています。料金も施設の充実度を考えれば相対的に安いと思います。大きな問題は、あまりに人気化したため、たいへん混むようになってしまったことです。以前は日曜の深夜は、あまり人がいなかったのですが、なんとか空いてる時間を狙うという同じ考えなのか、みな粘り強く、なかなか空きません。 開業当初の「こんな客入りで大丈夫か？」という頃が懐かしい。今日は休塾日だったので、さきほど行ってきました。休憩室でゴロ寝して隣のマットを何気なく見たら、なんと岩井中生ではありませんか。（紺シャッツに、あのラインの入ったハーフパンツ。） その他、近辺では、古株の百観音温泉（久喜市、宇都宮線東鷲宮駅）。こちらは、湯治の雰囲気で、遠方からの他府県ナンバーの車がずらり。子どもはいません。以前は、「いい湯が提供できればいいだろう」ということでしょうか、ホスピタリティーが劣りましたが、春に改装され、お休みどころなどが大きく改善されました。湯質では三郷の早稲田めぐみの湯。とても温泉（銭湯）とも思えない素っ気ない建物ですが、お湯の重厚感が凄くて口に含むことができません。入浴後は汗がびっしょり出ます。マニアの評価は、ここが一番高いのではないでしょうか。お湯以外の設備は何もないのに、やや高めな料金ということもあり空いているのがいいところです。３つほど挙げましたが、まだ、他にも狭い範囲にいろいろとあります。   

  2014.08.03

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  歴史シリーズ　長崎　出島オランダ商館

  鎖国というのは、中学生の学習上、1639年、ポルトガル船の来航を禁止したことをもって完成したとされています。ポルトガルはキリスト教布教の中心でした。 島原天草一揆（1637年）においては、オランダが幕府に武器弾薬を提供しています。また、鎖国を決定するにあたって幕府はオランダに必需品の輸入ができるかどうかの確認を行っています。こうして、オランダ商館が平戸から長崎の出島に移され、ヨーロッパではオランダのみが日本との交易を続けることになりました。（1641年）。その出島が現在どうなっているのかという問題ですが、出島はこうなっています。  現在、出島の周りは埋めたてられ、記念館に模型が作られています。オランダ人は長崎の街中に住むのではなくて、この出島に押し込められ、原則として出島の外には出られなかったようです。例外的に行き来が必要な場合に真ん中の橋を使っていたわけです。なんとも窮屈ですね。オランダ商館長は新任者が赴任するたびに、わざわざ江戸まで挨拶に出向いていたようです。ほんとうにご苦労様なことです。なお、オランダからの航路図が下です。遠いです。 

  2014.07.09

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  歴史シリーズ　函館（箱館）　五稜郭

  中学生が「函館」ということで覚えておかないといけないのは、日米和親条約（1854年）で下田とともに開港されたということです。 そして函館については、もう一つ「戊辰戦争終結の地」ということも覚えておく必要があります。旧幕府軍は、北へ逃げ、（というよりは、ここで独立国を建設しようとして）星型の城郭をもつ「五稜郭」に立て籠もり新政府軍に対抗します。しかし、新政府軍に敗れ、京都の鳥羽伏見から始まった戊辰戦争は、この北の地で終結します。（写真が全景をとらえておらず申し訳ありません。） この戦いで土方歳三は倒れますが、旧幕府軍のトップだった榎本武揚は「ゴメンナサイ」をして許され、新政府で外務大臣などの要職を歴任、戦いから40年以上、1908年まで生き延びます。当時の日本としては稀有な能力を有していた人物だったからのなのですが、なかなか興味を引かれます。五稜郭の戦いで倒されていれば歴史上、もっと英雄扱いされたのかもしれませんが、個人的には「生きてなんぼ」という気もします。

  2014.06.03

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  歴史シリーズ　秀吉朝鮮出兵跡

  日本全国、いろんな城を巡ったが、ナンバー１は、佐賀県の唐津の西、肥前名護屋城である。実は広大すぎて写真でお伝えするのは困難である。九州北部の西の果て。豊臣秀吉の大陸への野望のため、徳川家康以下、ほぼ、すべての大名がこのとんでもない遠方の地に集合させられた。伊達政宗なんて仙台からだから、いったいどれだけの道のりだったのかと。ほんとご苦労様である。

  2014.05.22

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  歴史シリーズ　明石海峡大橋

  本州と四国は3本の陸路がある。地理頻出事項である。写真は、東側の明石海峡大橋。（兵庫県明石市～淡路島）。 さらに淡路島から徳島県鳴門市まで大鳴門橋で結ばれている。 最も出題されるのが、真ん中を結ぶ瀬戸大橋。 （岡山県〜香川県） 西側のしまなみ海道は、広島県（尾道市）からまで愛媛県（今治市）まで島から島へ5本の橋をつないでおり、この1経路だけ、自転車・徒歩での縦断が可能である。私も自転車で縦断してみたことがあるが、約60キロあるので、なかなかたいへんである。

  2014.05.20

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  歴史シリーズ　三内丸山遺跡

  中1中間テスト必出、縄文時代の遺跡、「三内丸山遺跡遺跡」。なんと、青森県が野球場を建設しようと工事に手をつけたところ、遺跡がザクザクと発掘された。 野球場の建設は中止に。資料館の資料も豊富で、青森駅から近いので、青森を訪れたなら、ぜひ。

  2014.05.13

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  歴史シリーズ　金閣寺　銀閣寺

   今週は岩井中学校が修学旅行ということで、よくテストに出題されるところを２つ。上が金閣寺。3代将軍　足利義満。北山文化（室町前期）下が銀閣寺。8代将軍、足利義政。東山文化（室町後期）。書院造。 最近は、グループことの自由行動で、訪問しない人も多いようです。恋愛パワースポットもいいですが、「修学」としては、この2カ所はぜひ組み込んでほしいところ。 

  2014.05.13

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  中学歴史シリーズ　平等院鳳凰堂

  入学試験、実力テスト頻出の平等院鳳凰堂である。「鳳凰」とは神話の伝説の鳥である。多くの生徒が「平等院ほうおう堂」と書く。中には「びょうどういんほうおうどう」とすべて平仮名の生徒もいる。茨城県の実力テストの場合、これで〇である。漢字で挑戦して「鳳凰」にわずかな誤りがあると×になってしまうところが辛い。 実際の高校入試では、採点は各高校に任されているということなので、一高系を受ける人は、社会や理科の用語も常識的な範囲で漢字で書けるように心がけておくことが必要である。 みなさんお使いの10円玉の裏側である。 ずいぶん長いこと使っているなあ、と思って調べてみたら昭和26年から、現在のデザインで出回っているようだ。子供の頃は、10円で買えたアイスクリームがあった。消費税がなかったので1円玉はほとんど使ったことがない。500円は紙幣（岩倉具視）だったし、千円、五千円、一万円はデザイン変更があった。思えば、10円や100円は、つきあいの長いお金である。 関連語句：　藤原道長（別荘として建立）、藤原頼道（寺院に改める）、摂関政治、末法思想。  

  2014.05.12

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