らいふ　いん　こりあ　２

[韓国みどころ] カテゴリの記事

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• ディープコリア・東大門市場周辺

   キムジャンしてきました～～ ・・・といってもシオモ二のお仕事場兼住居に行って３時間くらい手伝ってきただけだけど。 そこはとっても不思議な場所なの。ディープな韓国そのもの。自分の家族がそこに関係してなかったならばどういうツテでもってもそんなところに出入りはできまい。。。というような場所。 東大門市場近辺のとあるオンボロ雑居ビルなんだけど。 いつも思うことがある。あの東大門市場の反物運んでるバイクの若い男たちが道に所狭しとバイクを停めてうじゃうじゃたむろってる光景はまさしく韓国だなぁと。あれこそディープコリアだわ。。。 現代の光景じゃないみたい。何十年前も前の光景じゃないかって思う。きっと昔とぜんぜん変わってないんだと思う。 ウチの家族はこの東大門市場に昔からすごく深いかかわりがあって自営業するのにいつもこの近辺に仕事場を構える。根っからのお商売系なのでここらの空気が肌に馴染むんだろう。 ここらの人々もちょっとディープな人が多い。お互いへんな遠慮はまったくしないし他人の家も《勝手知ったる我が家》 うちのシオモニの狭くてボロい二間しかない仕事場にただでご飯食べにやってきて思いっきりおしゃべりして後は帰っていくという遊び人のハルモニたち。話には聞いてたけどやはりその勢いがすごい。どんどん次から次へとやってきては出ていていろんな話題が部屋中に絶えず花咲いて。。。 シオモニのお仕事はおもに夕方からはじまる。この部屋で《テーブルを囲んで過ごす人々》にご飯を作る、コーヒーなどを出す、必要なものを揃えてあげる、というようなこと。それで報酬をいただく。 でもシオモニはごく普通の人。ただいつもじっとしてない人で絶えず家族とは離れて誰か別の他人と一つ屋根の下で暮らしてる人。 このおんぼろ雑居ビルはなんとなくまわりの近代的な発展にひとり背を向けてそれを拒んでいるようにも見える。 東大門市場周辺も今では見上げれば近代的な高層ファッションビルが立ち並ぶがその足元では　今日もにぃちゃんたちのバイクが反物を乗せてぶんぶんと通りを飛びかう。 ふと目線を落とせばいまだに昔と変わらない人情をもった人々が昔と変わらない生活を続けている、ここ、東大門市場周辺というのはそんなところなのではないかと思う。

  2010年11月17日

• 光州　５．１８を想う旅　（１）

   この旅の結論 韓国では、平和というものは勝ち取るもの。戦わずしてはやってこなかったものなのだ。 ＊　　　＊　　　＊ 長女を身ごもっていた頃、ウチに『無等山は泣いている』という冊子があってそれが光州民主化抗争で亡くなった人たちの死体写真が満載で偶然開いて見てしまったことにひどく後悔したことがあった。 なんでこんなむごたらしい写真をこれ見よがしに載せるの？。。。という韓国人への嫌悪感が真っ先に湧いてきた。 誰になんのために見せたいわけ？・・ その冊子は金大中氏を師と慕う民主化抗争の組織が自費出版したものらしかった。裏表紙には氏の写真と声明文だったか、詩だったかが載っていた。 でも、ウチのアッパの家族はみんなこだわった思想を持つような人たちではないのになんでそんなディープで危ない冊子がウチにあったのか。。。 アッパのすぐ上の義姉がその当時、光州のバスターミナルでバス待ちしていたらこれが隠密裏に人づてに売られていたそうな。。。で、ひとつ買ってきたんだって。 ウチは光州あたりに親戚も多くて光州はまあ地元という感じ。抗争で命を落とした人がいるとかは聞いたことないけど全羅道の人間としても、この事件はとても身近。 私は学生時代から思想関係には興味があったのでこの５．１８抗争にはとくに関心を持っていたにもかかわらずいかんせん、日頃はなんだかんだと勉強しない！ で、今回避暑にどこかへ遊びに行こうというアッパに私が提案したのは《光州５．１８ゆかりの地めぐり》 フツー　韓国で避暑といったら海とか渓谷とかあるいは大型レジャー施設とか。。。 小中学生の娘３人いるっちゅうに避暑をしに『民主化抗争～』って。。。それもオトコ親の口から出るならまだしも　だね。。 「今回もごめんよ～」と心の中では謝りつつもやっぱり　寺や史跡めぐりはワクワクしすぎてやめられん。。。  

  2010年08月08日

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  ペダリ博物館

   ペダリ博物館の『ペダリ』というのは《舟橋》と書くのだった。。。 いつもこの脇を車で通り過ぎながらお酒の博物館の名前に『ペダリ』ってなんだろう。。と疑問に思っていたが、今日　その由来がわかった。 今はこの界隈をジュキョ（舟橋）洞と呼んでいるが昔はペダリと呼んでいた。 ここらへんは漢江が氾濫するといつも水浸しになっていた地域で水上を渡るのに舟を連ねてそれを橋のかわりにして渡っていたことから舟橋（ペダリ）の地名がついた。 １９１５年、この地に《ペダリ酒造》ができてマッコリをはじめとする数々の逸品を世に送り出してきた。 とくに１９６６年から１９７９年までの１４年間パク・チョンヒ大統領の専用マッコリとして青瓦台に納められてきた『ペダリ　米マッコリ』はこの酒造会社の代表ブランドとなっている。 このペダリ博物館はこの会社の歴史やまた酒造り一般についても学べる無料の博物館。 一階のフロアでは生マッコリも飲めるとあってわざわざそれを目当てに訪れる人も少なくない。  昨年、日本から父がやってきたときにココに案内していたら　どれだけ喜んだだろうか～ここ数年は韓国に来ると「マッコリマッコリ」と言ってマッコリがえらく気になるようだったから。 今度はぜひ連れて行ってあげたい。

  2010年06月02日

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  忠清南道　馬良（マリャン）浦口

   海だ～～＾＾今日はアッパが　イベント祭りやってる海辺に行ってついでに潮干狩りしてこようというのでここ忠清南道　馬良（マリャン）浦口にやってきた、のだが、、、 あいにく天気が悪くって着いた頃にはすでに雨がしとしと。それで潮干狩りは中止。 お祭り《天然産　ひらめ・真鯛祭り》のほうも傘を忘れてきた我々は雨に濡れながらの見物で会場の隅々までは見て回れずわずか３０分ほどで退散して車の中で待機していた。 そのわずかの間に撮った写真。↑これは釣ったばかりの魚をその場で刺身にしている釣り人たち。ああ　非常にうらやましい光景（私もヨスで体験したけど　この味は格別）  大多数の人たちは 自分で釣らないで漁師さんたちの釣ってきたのを行列をなしてキロあたりいくら。。というふうに買っていく。 ↑見てみて、これが天然もののひらめ。見たこともないほど　ばかでかかった！！  車の中で待機している間にアッパが会場に行ってひらめと真鯛を買い付けてきた。 これらはその場で刺身にしてもらいあまりに量が多いのですぐ食べる分と『お持ち帰り』に分けて『お持ち帰り』は真空パックにしてもらい魚をさばいて出来たアラと一緒にアイスボックスに入れてもらう。（アラはお家でメウンタン） その日のお昼ご飯は車の中でこの刺身。ごはんもおかずもなし！（笑）サンチュに包んでひたすら刺身だけをたらふく食べた首都圏では絶対ありえない安さ！ お刺身大好きな我が家はまたきっと来年も刺身を食べにここへ来る気がする。（実はこの前日にもサーモンの刺身がマートでセールだったので夕食に頂いてた～～） それから海を後にして我々は海美邑城（ヘミ　ウプソン）へ行った。  ここは平地に、しかも楕円形に陣取っているお城というのでそれがめずらしい（普通　韓国は山城が多い） それからここは３０００余名のカトリック信者が殉教した地ということで『カトリック聖地』になっている。城の敷地内には拷問施設や獄舎それから信者を吊るしたという大きな木も残されている。 この木というのが最初見たときからいわくありげな木に見えたのだが脇にある説明の看板を後で見て「ぞっ」とした。 また私のデジカメに異変が起こるといけないのでここは写真撮影は控えた。 ちなみに先ほど訪れた馬良浦口は『韓国最初の聖書伝来地』である。  最後に、城内の乗馬体験施設。 あいにくの雨でだめだったけどちょっと乗ってみたかったなぁ。。

  2010年05月22日

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  謹賀新年！普光寺

       （↑写真はいずれも以前載せたものです） 韓国暮らししていても正月は神社仏閣が恋しくなるりりあんです。 あけましておめでとうございます。みなさまの新年はどんなでしたか？  さて、りりあん家は正月３日目にパジュ市にある普光寺に行って来ました。雪が降り積もった山寺をひっそり訪ねるのもなかなか心が落ち着くものです。 とはいえ、結構ヒトが来てましたよ。駐車場も空きがなくてちょっとうろうろしたし。。  で、お寺の石仏まで登っていってその足元まで近づいていったら面白い光景が。。 石仏の前には何十本ものろうそくに火が点されていてその炎が絶えず消えないように大理石で囲われてボックス状になってるんだけど そのボックス上の大理石の上にトラ猫が一匹、気持ち良さそうに目を閉じて座ってたんだよねぇ。。まるで漬物石みたいに『でんっ』と。。 炎のおかげでそこはかなり温かいみたい。もうね、一歩も動かない（笑） 「いい場所みつけたね、そこ特等席だねぇ」と声かけたら薄目を開けてこちらを見てからまた目を閉じてひとこと、聞こえるか聞こえないかの声で「にゃあ」と。  最近動物が無性にカワイイと思えて仕方ない。インターネットで動物の動画見てることも多いし。 あ、そういえば、この元旦、雪で真っ白なソウル市内で２羽の真っ白な鳩たちを見たんだよね。。。ちょっとした裏道の歩道で人もパラパラ歩いてるところでなにやらゴミらしきもの漁ってたけど（笑） ふだん白鳩なんてめったに見られない、しかもつがいらしき２羽で。 他には鳩なんてまわりに一羽もいなくてだいたい鳩なんてなんでこんな所にいるの？・・という街中の抜け道みたいな場所です。 白い動物は縁起いいイメージあるけどそういえば今年は白虎だし元旦に白鳩のつがいを見たなんてなんだか今年は縁起良さそうです～～  

  2010年01月03日

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  La Provence

   先週末、パジュにあるプロバンス村に行ってきました。あいにくの小雨模様でしたがぶらぶらといろんなお店を見て回りましたよ。 女の子が好きそうなおしゃれでかわいい雑貨屋とか洋服屋、ケータイ屋、パン屋、カフェなどなど。。 この中のパン屋さん『プロバンスベーカリー』のマヌルパンがめちゃくちゃ美味い～～マヌルパンマニアの私から《今までの中で一番》と太鼓判を押しておきます。 いったいどんなスプレッドのレシピなんだろうねぇ。。（後日まねしてみたけどやっぱりわからん。。）あ、そうそう このプロバンスを見下ろす位置にある焼肉専門店でオリ（鴨）をたらふく食べました。 いつもこの界隈は人でいっぱい、車もいっぱいで夕食時はあんまり雰囲気も良くないけどこんな小雨の午後だとヒトもまばらでちょっといい感じ。。 それにしてもマヌルパン、美味しすぎだ～～ここのパン屋のアジョシは『ドイツＩＢＡベイカリーワールドカップ』で２００９年銅メダル受賞だそうな。。。 天然酵母で自然発酵といううたい文句に強気の料金設定ですが確かにここのパンは高いお金払っても食べれば納得。。。かも。 他のパンも気になるのでまた今度買いに行こうと思います♪   

  2009年12月01日

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  江華島のよこ、席毛島（ソンモド）

     この日は「江華島までドライブに行こう」と主人の提案。 で、江華島に渡り、さてどこを見て回る？。。ということになり主人は江華島内を走りながら「ソンモドまで行こう～」と言い出した。 私はてっきり江華島も橋を渡ってきたのでそのソンモドという島も橋を渡るもんだとおもいきや。。 なんとその島へは車ごとフェリーに乗っていくんだと。 私の感覚だとフェリーに乗るなんて思いつきで決めて即座に乗船するような感覚でないもんだからなんだか不思議な気分だったけど 韓国には本土とは目と鼻の先みたいな距離の小さな島がけっこうあるのね。バスにのるみたいに気軽に行き来してるみたい。 このソンモドまでは江華島から船で１０分！乗船中は↑の写真のようにかもめたちにスナック菓子なんかをあげるのがこの観光地では有名なんだって（笑） かっぱえびせんみたいなお菓子を手に持って空にかざしていればかもめがうまいこと咥えてもっていくの。 私はたまたまドライブ中に買ったポン菓子があったのでそれを大きめにちぎっては空中に投げてやりました。それも見事にキャッチするので子供たちはおもしろくて夢中でした。 そんなことしてると１０分なんてあっという間。気がついたらもう島に到着です。 ＊　＊　＊　＊　＊ 島内を行くあてもないまま走り出しとりあえずポムン寺という有名なお寺があるというのでそこにでも。。。なんてしばらく走り続けていると山の中のペンション村みたいな場所で地元のハラボジがウチラの車をなんとヒッチハイク！！ 時々地方に行くとヒッチハイクされるんです。以前、松葉杖をついた少し知的障害のある男性を乗せたこともあるんですがその方は停留所で待てども待てども来ないバスに痺れを切らして我々に声かけたんだそうな。 今回のハラボジは最初から足が確保されてたような感じでもなくなんとなくヒッチハイクは常連さんかなぁ。。。？？（笑） それにしても、私なんかはこのハラボジが手を上げながら山中を徐行中のウチの車に近寄ってきたときにはペンションの呼び込みかと胡散臭く思ったのにウチの主人はちゃんと止まって対応したからなぁ。。 へんなところで他人に排他的なくせにこういうときには勘でもあるんだろうか、やけに親切～～（笑） 結局ハラボジは私たちが行こうとしていたポムン寺まで行きたいとおっしゃるのでそれから車で１５分くらい走っただろうか、お寺の入り口の大型駐車場までお供しましたよ。 ハラボジはお寺の施設はいっさい顔パスらしくハラボジを乗せてる私たちの車は駐車料金はただ～～ 主人「いいことすると報われるね」だって。。うちは駐車料金、障害者割引だからせいぜい出しても１０００ウォンでしょうが～（笑） （↑参拝道入り口を背に上り坂から海を見下ろす） お寺まではちょっとした山登りルートらしくこの日なんとなく風邪気味だった私は次の日のとある行事参加に差し支えるといけないからパス。。結局家族みんなも参拝はしませんでした。今度来たら。。ということで。 お寺の門前は乾物やら名物のチョッカルを売る露天商がいっぱい、そして観光客もいっぱい。。。ソウルから近いので、気軽に車でしかも日帰りで来られる島とあって観光バスの団体さんからマイカーの家族連れから老若男女、おまけにガイジンさんもいた。。 しかし、この島、行きはよいよい、帰りは怖い。３０分ごとに帰りの船があるのはいいけどこの小さなフェリーに乗れる車の台数が限られるため観光を早めに切り上げて船着場に向かわないと船にいつ乗れるかわかったもんじゃない。 島を一周して「さて遅い昼食でも。。」と思いシクタンを探してるとき、船着場へ続く道を偶然走っていて目にした光景は。。 ド田舎の田んぼ道に延々と連なる車の大渋滞～～みんな船着場からの列に並んでいるんです、車で。 我々はそれを見て「あ、昼食とってる場合じゃない」と悟り長い渋滞列の対向車線を走りきってＵターンしたらぴたっと最後列に車付けましたよ～で、それから１時間以上は待ったでしょうか。。やっとフェリーに乗って再び江華島に戻りそれから江華島で刺身でも。。なんていいながらいい店ないかなぁ。。と探しながら結局島を走り抜けて金浦市まで来ちゃって「いい店ないね」とか言いながらとうとうウチの近所まで来て「ええい、いつものトンネの刺身やに行こうや」って。。？？ なんだかね、いったい何しに島へ行ったのやら。。ソンモドで美味い刺身食べたかったのになぁ～ でもとても素朴で素敵な島でした。もしこの島に橋がかかったなら。。ものすごい経済効果あるんじゃないかという話で主人と大いに盛り上がりました。 大金つかってまで橋を架けてそれに見合う経済効果あるかっていうとたぶんそうするには江華島との距離が微妙すぎて「うーーん」なんでしょうけどぜひ橋を架けてほしいなぁ～～ 帰りの船、心配しなくてもいいように～おねがいします～～

  2009年11月13日

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  扶余・公州の旅（その２）

  サイキックスポット・扶蘇山城を後にして（笑）次に向かったのは国立扶余博物館。ここのメインはたぶん、これでしょう～あまりうまく撮れませんでしたが。彫りが実に細かいです。それに、でかい。（高さ６２，５ｃｍ）《百済金銅大香炉》といって６世紀くらいのものだそうですが６世紀って簡単に言うけど、それって日本じゃ奈良時代よりも前よ？！しかもこんなにでかいし、彫刻は実に細かくて見事で、こんなのが土の中からひょいと出てくるって、すごくない？？しかもキンキラ光ってるよ。。１５００年たってもキンキラって、すごくない？？あ、私、「すごくない？」としか言えないわ。百済時代のお宝を今回は他にもいろいろ見てきたけどもうね、「え、１５００年まえのもの？うそでしょ」ってくらいありえないくらい、うそっぽいくらいに全然状態が損なわれてないし、また芸術性も高い。昔の人の美的感覚っていままであまり評価してなかったけど今回の旅ではさすがに「ごめんなさ～い　」って感じでしたねぇ。。。（笑）それから定林寺址にも行ってみました。ここには百済時代の国宝の五層石塔↑と、高麗時代の同じく国宝の石仏坐像があります。併設の博物館のほうへは閉館時間が迫っていて入ることが出来ませんでした。。扶余にはまだ訪ねてみたい史跡があったんですが連休初日の高速道路の渋滞に巻き込まれて扶余到着が遅れたため回れたのはたった三箇所だけでした。このあと、宿を予約してある公州へと移動。明日は公州めぐりです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）

  2009年05月02日

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  扶余・公州の旅（その１）

  扶余・公州に行ってきました。子供たちの歴史のお勉強もかねて。しかし、一泊二日では足りなかったなぁ。。もっと足を運びたい史跡がいっぱいあったんですがそれはまた今度いつか行くことに。。　　　＊　　　＊　　　＊　　　＊　　　＊さて、最初に訪れたのは忠清南道にある扶余（プヨ）。ここに百済最後の都・サビがあった。まずは、落花岩があることでも知られる扶蘇山城に。。ところが、ここで不思議な出来事が。以前、クリスチャンの殉教地《切頭山》を訪ねてマイ・デジカメで写真を撮ったときのハナシを書いたのだけど（こちら）それよりももっとあからさまに不思議です。旅日記でいきなりこれかぁ？・・って感じだけどなんか今回は《私的体験》っぽい内容になると思うので歴史案内のような文章にはなり得ないだろうことをあらかじめお断りしておきます。あ、で、その扶蘇山城での出来事なんですが。。↑の写真を撮るときからすでにそれは始まっていた。私のデジカメの反応がなぜか異常に鈍いのだ。とくにレンズの出し入れ動作がおかしい。。。レンズが出掛かって途中の位置で止まったまま動かない。上の写真を撮った半月亭（パンウォルジョン）ではまだかろうじてレンズの出し入れと撮影が可能な瞬間があったのだがさらに登って落花岩の上に建つ百花亭（ペックァジョン）まで来ると異変はピークに達した。もうレンズは中途半端に出たままで仕舞うことも出来ず、写真撮影も何度シャッターを押しても全く不可能。。。カメラはうんともすんとも言わなくなってしまった。そのとき思ったのは「ああ、ついにこのデジカメも寿命かぁ～～」という程度で別に動かなくなったことを不思議とは感じなかった。それでもふとうまく行く瞬間もあるのでは。。と百花亭のまえでさっきからポーズを決めて身動きをがまんしてるけなげな子供たちを前に何度も何度も撮影を試みたけどやっぱりだめ。。。「もう完全に壊れたね。。私のデジカメ」そう思って、子供たちの写真はアッパにケータイで撮ってもらった。それから、落花岩を後に、ゆっくり降りていくと皐蘭寺(コランサ)というお寺がある。さきほどの落花岩の崖下にあって距離はいくらも離れていない。そこで子供たちが「写真撮って～」と言うのでためしに駄目元で私のデジカメを構えてみたところ。。。。「あれ？」。。。である。動くのだ、まったく正常に。ただし、まだレンズは出るときにいくぶん引っかかるような感じで出てくるけどシャッターを押すとちゃんと写真は撮れた。一枚目に撮った写真は手がぶれて少々ピントが合っていなかったのでもう一度きちんと撮ることにした。そして、それがキレイに撮れてることをその場で確認して「ああ、なんか知らんけど、カメラ元に戻ったわ～」と単純に安堵したのだった。で、後日談だけど、帰ってきてから撮った写真を確認したら残っていたのはぶれたほうだけで、キレイなショットは　なんとカメラから消えていた！こないだの切頭山と一緒だ。。。その後は何事もなかったかのようにカメラはいたって正常。。。動かなくなったのは落花岩付近にいたときだけである。あれは一帯なんだったの。。？？？　　　＊　　　＊　　　＊　　　＊　　　＊ところで落花岩のこと、ご存知ですか？百済が６６０年に新羅と唐の連合軍に攻められ陥落したとき、3000人の宮廷女官たちがこの岩（頂上）の絶壁から白馬江めがけて自ら身を投じたという伝説のスポット。それから落花岩の崖下にある皐蘭寺というのは、この女官たちを供養するために立てられたお寺だそうだ。先ほど書いた《切頭山》もクリスチャン殉教の地だったがここもいってみれば貞操を守ってはかなく散っていった宮廷女官たちの『殉教の地』と言える。こういうスポットで二度もデジカメに異変が起きるとさすがに私も考えざるを得ない。。これは何かある。。と。にしても、私のデジカメって、なんて霊感がつよいんだろう。。しかし、私以外の人がこのカメラで撮影しようとしてもやはり同じ不思議が起こるんだろうか。。。？？この辺、興味があるところですがとりあえずこれらの意味はこれからのちのち、ゆっくり考えてみることになるでしょう　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）

  2009年05月02日

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  九里・太王四神記の撮影地にて

  用事で九里市に行ったついでに前から気になってた高句麗鍛冶屋村（太王四神記撮影地）にも立ち寄ってきた。ドラマ、見てないんだ。。毎度のことだけど今回もドラマの撮影地だから行ったというよりも史跡だと思ってたから行ってみたいと思ってたんだよね。。。このあと用事が控えていたので歴史的な資料等はじっくり目を通すことが出来なかったけどまた今度ゆっくり行ってみようと思います。

  2009年03月29日

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  ヤンジュ　五峰山　石窟庵

  ヤンジュにある、石窟庵に行ってきました。我が家から一時間もかからない、ソウルもすぐそば。。という位置です。実はここ、ふもとの案内看板の前を通り過ぎるたびにいつも気になっていたというのになかなかいけなかった場所のひとつ。。。一度は案内看板に沿って細い山道を上がりかけて「あれ？おかしいね、行き止まりだ～」といってあきらめて帰ってきたこともあった。しかしその後は主人が「第一、このへんに石窟庵があるなんて聞いたこともないし　行っても別にたいしたことないかもよ。。」というのもあって、我が家のおでかけリストからは外されていたのだ。でもこの日はなんだかまた思い出して行って見たくなりフリーになった午後、さっそく車を飛ばした。いつものように山道への入り口にその案内看板を見つけたまではいいけど前回迷って入っていった行き止まりの道にうちの主人ったら、また入っていくのだよ～助手席の私のほうは「そこは違う！」とはっきり記憶してるのにさ～（笑）そっちじゃなくて二股に分かれてるその右側の道を行くのよ～ほら、案内看板、よく見るとこっちの道を指してるでしょぉ？？・・・と、心の中では思ってるんだけどここは黙っておきました。（笑）右側の、まだ登ったことのない山道のほうをしばらく走るとやがて十数メートル先に『民間人はこの先立ち入り禁止』の看板が。。。！そしてその先にはバリケードが立てられており軍人がものものしく立っているではないか。。！「おかしいねぇ、石窟庵にはここからしか登れないはずだけどなぁ」「うん、あの軍人さんにちょっと聞いてみようか。。。」そういってその場で車を停めて主人が軍人さんに聞きにいくと。。。なんとこの石窟庵に行くためにはここで軍の守衛小屋にこちらの身分証を預けて代わりに通行許可証を受け取って通過しないといけないのだそう。。。なんかよくわからんが、いうとおりにした。しかし、ここは３８度線でもあるまいしなぜに身分証。。。？？それは、この山道をさらに登っていけばわかるのだがこの山一帯は軍の射撃の訓練場として使われているのだ。あちこちに番号をしるした大きな看板とか昇り降りのアスレチックみたいな訓練器具とか監視のための高い見晴らし台とかそんなのがなんだかドラマのセットみたいに現実味を帯びないで設置されている。不思議な気分だ。。。名刹と軍施設の共存。。。？？まあ、いいや。寺までは結構道のりが長かった。登れど登れど寺は見えてこない。これは、頂上まで行ってしまうのか。。。と予想外の展開に寺そのものにも大いに期待がかかる。。。と、そのうち寺の駐車場らしきものが見えてきた。どうやらここが目的地のようだ。車を降りてさっそく目にした光景は。。かなり頂上付近まで登ってきたのだった。後ろを振り向くとその急勾配にぞっとする。気温も空気も地上のものとはあきらかに違う。まわりにはこの寺のほかにはなにもない。なんだかずいぶんと遠くに来たみたいな気分だ。。。石窟庵は、この写真の左下半分にみえる小高い岩の中にある。↑これがその入り口。石窟庵。。と聞けばすぐに慶州のソレを思い浮かべてしまい中にでっかい御釈迦さまがいるもんだとばっかり思ってしまうがここはどちらかと言うとフツーの祈祷場。。という感じ。特別にみどころのあるお寺ではなかったけどお寺にたどり着くまでの観光客の手垢のついてないといった感じの秘境っぽい雄大な景色は一見の価値ありです。

  2009年02月22日

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  仁川・チャイナタウン

  ここは、インチョン駅のすぐ目の前、かねてから気になっていた中華街にやってきました～「こないだから切らしてたオイスターソース、いい加減買わなくちゃ」。。とすでに大型マートで買い物し終えて車で家に向かってる途中突然思いつき、運転席の主人に「ねえ、今からインチョン行こう、チャイナタウン！」と言い出した私も私だが、「アラッソ～」と乗り気の主人もなかなかやねぇ。。。しかも時間は午後三時を回ってたという。。。（笑）こういうことではウチラ夫婦、息がピッタリでラク！いつもこうしてふらっと突然出かけるりりあん家。しかしオイスターソース一本なら近所ですぐ買えるんだけどね。他にも探してみたい食材があったもんだから。。。それにしても今日は寒かった～～　チャイナタウンは坂を登った小高い場所なのでよけいに寒いんだろうか。。。寒すぎて頭痛いのなんのって。。。しかしせっかく来たから。。となにやら人々が店頭で列をなして出来上がりを待ってる何かの食べ物やさんがあったので列に並んでモノ買ったりするの大っ嫌いな私だけどこの日だけは３０分近くも並んだよ～　くそ寒いのに！！！　しかも。。。何売ってるのかもわからないで！！！日頃の私には、ありえん行為。。。きっと寒すぎてアタマ凍ってたんだねぇ。（笑）でも結果、並んでまで食べて良かったよ。だって、ソレ、すっごく美味しかったんだもん！どんなんか、見たい？　　ヒトサマのブログに飛びますが。。。ココ肉まんくらいの大きさのパンなんだけど中身は肉・かぼちゃ・さつまいものの三種類。私は肉を食べてみたけど、外の皮がパリパリサクサクしててすごい美味しいの～～　でお値段は一個１５００ウォン！！えらい良心的やなぁ～と感心しました。しかし。。。せっかくヂャヂャンミョンの発祥地、ここインチョンの中華街にやってきたというのに結局ヂャヂャンミョンは食べずじまい。。。時間がちょうどあいまいな時間帯でさっきのパンも食べた後でそんなにお腹もすいてなかったもんだから。。。ちなみに、↑の写真の中央にある建物がそのヂャヂャンミョン発祥のお店だということです。今度気候があったかくなったらまた来て食べるとしよう。。久々に美味しい月餅も買って食べたし本場のラー油、ザーサイなんかも手に入った。ここの中華街が、「韓国の中の外国」って印象がとっても強かったのはやっぱり中国語があちこちで飛び交ってるのとモノの値段があきらかに安くて韓国の物価の傾向には全然影響受けてないみたいな感じがしたから。。。街をもっともっと探検してみたかったんだけど寒すぎてそんなゆとりも全然なかったわ。。。でも近いうちにまた絶対行こうと思いました。＾＾

  2008年12月21日

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  清平・プチフランス

  今日は最近新しく出来たという、京畿道・清平にあるフランス文化村≪プチ・フランス≫に行ってきました。フランスの町並みを再現しその文化に触れられる空間。。。ということだったんですがぁ。。外観はおよそ出来ており、ヒトの入りもまあまあでクリスマス前とあって雰囲気もなかなか良かったんですがオープンまではまだまだ時期尚早だったのではないかな～？？　建物の約半分は展示物がない！あっても一時しのぎのような意味不明のもので、なんだか唐突にマリオネットが並べられていたり各種打楽器にドラムセットが置かれてあったり。。。。？？？（後日、ＨＰをみたところ、展示物のない建物というのは　今後宿泊施設にする予定の建物だったもよう。。）唯一、充実してたのは、「サンテグジュペリ記念館」と「鶏をテーマにした展示室」。あとは、フランスの民家を再現した建物もあってそのうちの一角で、韓国の人気ドラマ「ベートーベン・バイラス」が撮影されたそうなので、それを目当てに来てたヒトも少なくなかったかも。撮影のセットをたぶんそのまま残してあったようで沢山の若い人たちが夢中でその書斎のデスクに座って写真撮影やってました。出演者のサインやらドラマのワンシーンの写真やらも展示されておりこのプチフランスがなんでオープンをこんなに急いだのか、その理由はこれなんじゃないか。。と思いました。「ドラマの人気熱が冷めぬうちに稼げ～～」ということのようですね。。。。はっきし言って、入場料のわりにはみどころ、全然ありません。売店、食事のできる施設等もまだまだ整ってなくて全体的にエンターテイメント性にもずいぶんと欠けており何かしらコンセプトはあるんだろうけど「フランス文化村」と言うには、今のままではあまりにも内容がなさすぎ。。。清平は北漢川が流れる山間地帯で水上スポーツなども盛んなようですがその川のほとりや、川を見下ろす小高い丘などにはペンションや民宿、別荘なんかも多いのです。なので、プチフランスはたぶん清平に遊びに来た観光客目当てのスポットなのでしょうがこのままではいくらなんでも。。。。そのうち充実してくるのだとは思いますがしばらくはあんな感じかな。。わたしは、フランス直輸入のジャムとかお菓子とかチーズとか便箋とか絵葉書とか。。そんなものが本当は買いたかったんだよ～～　当然売ってると思ったもん。。。でもえらい見当違いでしたわん。

  2008年12月13日

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  世界民族楽器博物館

  日曜の午後は、またまた《ふらり、坡州》でした～ここは、ヘイリ村の中にある、私設（たぶん）の民族楽器博物館。坡州（パジュ）に楽器博物館があるって聞いてたけどまさか、ヘイリだとは思わなかった。。だって前回ヘイリに行った時にはそんなの見当たらなかったから。。。なるほど。。。外観からして、博物館って感じでもないからなぁ～見落としてたか。。展示物の中でも太鼓や打楽器なんかは試演奏オーケーのものが多く私と娘たちはもう夢中で片っ端から叩きまくるぅ～～いろんな楽器がありましたが中でもとても不思議だったのが、この『シンギング・ボウル』↑。この金属で出来た器の側面を棒でぐるぐるとなぞり続けるとそのうち音が発生するんです！！叩かないでただぐるぐるとなぞるだけ。そのうち「ぐうぉ～～～ん」という共鳴音が鳴り始めるの。これは音楽というよりもサイエンスだわ～～そして、今日の特筆すべきは、なんといっても、この雪！！帰り道、あっという間に銀世界になったパジュの街。。まだ誰も踏んでないまっさらな白いふかふかの雪の上をおもいっきり駆けずり回りたい衝動を覚えた我々はちょいと車を停めて、とある公園で雪遊び～～公園の外れに見えるレストランらしき建物からしんしんと降る雪の中、暖かいジャズの音色が聞こえてきたときには「あそこで夕食食べていきたい～」と思わずなびきかけたけど（笑）だめだめ、、、外食は極力控えることにしたんです。で、結局家に帰ってから野菜たくさん、パジラク（あさり）入りのカルククスちゃちゃっと作って、頂きました。寒い日にはカルククス、いいですねぇ。。身もココロも温まりましたよ～　＊＾＾＊

  2008年12月07日

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  ★大長今テーマパーク★

  ブームはすっかり過ぎてしまったようですが、我が家からは比較的近い、『大長今テーマパーク』にやっと行って来ました～でも、私、大長今のことはあんまり詳しくないのよね。のちのち、ＤＶＤでも借りて見ようと思います。さて、このテーマパークはＭＢＣ放送局の大長今の野外セットがそのまま保存されている、回りはなだらかな山々に囲まれたとても静かな場所です。言ってみればひとつのマウル（村落）という感じでここに人が住んでいてもおかしくない雰囲気。。実際、再現された民家の庭で囲いに覆われて鶏も飼われていました～誰かが世話してるのね。。余談ですが、このテーマパークには多くの日本人観光客が訪れることもあり売店で働く従業員さんは日本人もいたりするのですがその中に、なんと私の知人がいました！久しぶりに会えたので、うれしかったです。さて、そのうち時間を作って大長今をしっかり見なくては。。みなさん、ドラマで見たあの場面がこのテーマパークで再び蘇って感動ひとしお～～なんでしょうけど私の場合は、テーマパークで見たあの建物が家でＤＶＤを見ながら思い出される。。。という逆パターンになるわけね、、、ほほ、、ＴＴ

  2008年11月30日

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  ・・・で、その北漢山。

  ウチのシテグ（シオモニの家）は北漢山のふもとにある。それもあって北漢山にはとっても親しみを感じる。私も結婚して２年ほどはシテグにいたから北漢山のふもとは『懐かしい場所』ともいえる。北漢山は遠くからもよく見える際立って高い岩山で知らない土地に遊びに行って帰ってくるときなんかもこの北漢山が見えてくると「ああ、戻ってきたんだなぁ」となんだかほっとするのだ。写真はみな、今年の８月の同じ日に撮ったものでソウル市　ノウォン区を車で走っているときのもの。ちょうど夕立でも来そうだなぁ。。という空模様のときでなんとも幻想的で一段と厳しい表情の北漢山にぞくぞく～～っとして夢中で車内からシャッターを押した。でもこうやって写真を見てみたらなんかあの時の迫力が全然ない。。。あれは私の主観的なイメージだったのかなぁ。。山がなんだか紫のベールをまとったような妖艶で近寄りがたいようなすごい雰囲気だったんだけど。。こんなときは、つくづくもっといいカメラ欲しいなぁ～と思ってしまうけどカメラのせいにしちゃだめか。。。

  2008年10月03日

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  忠州・史跡めぐり（１）

  温泉に朝一で入ったその日は一日中眠かった～観光してても移動の車の中ではうとうとして。。。スアンポ温泉のお湯は摂氏５３度で無色無臭無味、ｐＨ８．３の弱アルカリ性（スアンポ温泉観光パンフより）二日連続で朝湯してきましたがとっても暖まるし、お肌はもちろんすべすべ～～　ここの温泉水でコンナムル（豆もやし）と金魚を育てるとコンナムルは長い間その新鮮度を保ちまた金魚はその成長の速度が速く、長生きし、体色もより鮮明になるんだそうな。。。（これも観光パンフより）今も昔も、王や大統領など偉い方々がここを訪れては温泉治療もされている。さて、ぼーっとした良い気分のまま最初に観光に向かったのは、↑の史跡第１８９号【忠烈祠】ここは忠州で生まれたイムギョンオプ(林慶業）将軍（1594～1646）を祀ってあるところ。遺物展示館に行くと、将軍の使っていたチュリョンド（秋蓮刀）が見られる。この刀が数百年前に実際に使われていたものとは思えないほど今でもすぱっと切れそうなくらい、ギラギラと光ってる、大変でっかくて、立派な代物。この刀を見るだけでも、ここに行く価値は、あり。↑忠烈祠のすぐそばにある【タンホ（丹湖）寺】の立派な松。　樹齢５１０年ほどだそうな～～　　このお寺は、高麗時代の、宝物第５１２号【鐵佛坐像】でもよく知られている。↑お次に向かったのが、【弾琴台公園】この写真の絶壁は、壬辰倭乱のときに、都巡邊使であった申リツ（リツは石へんに立の字）という人物が小西行長の軍勢に敗れた現場。まさにここで背水の陣となり、申リツは川に飛び込み自殺した。ここで子供たちは岩に登って記念撮影したけど日本人の私はなんだか怖くてパスしたわ～～（恐笑）でも眺めはとってもいい所。↑それから、これは国宝６号【中央塔】　最後に国宝２０５号【中原高句麗碑】を見てきたがここもちゃんと写真を撮ったはずなのにＰＣのほうには保存できない。。。（こないだの切頭山殉教聖地のように）ちなみに、この高句麗碑は国内外で現存するたった２つの碑のうちのひとつ。もうひとつは中国吉林省の広開土王(クァンゲトウァン）碑。韓国のほうの高句麗碑は五世紀後半くらいのものと推定されている。この一枚の大石は、１９７９年にそんな貴重なものだと明らかになるまで村の共同の洗濯板として使われてたとか～？　おかげで彫られていた文字はほとんど磨耗している。あとで、国宝級だと知った村の人たちの聞いて驚いた様子が思い浮かびそうな。。この【中原高句麗碑】を見に行く前にちょうど読んでいた『韓国の歴史を知るための６６章』（金両基・編著）で広開土王の碑を写真で見たばかりだったので現地でボランティアのガイドさんからこの碑の説明を聞いたときにはすごい感動した。だいたい、５世紀後半のものってそんなのが、どうしてこんな田舎にしかもぽつんとそれひとつだけ、こうしてここにあるんだろう。。。と思ってまた、それが不思議な感じもした。簡単に５世紀後半。。っていうけれど絶対に絶対に、私がその時代を体験したり実際に垣間見たりすることは不可能にもかかわらずその当時に存在したモノが、今、現在、私の目の前にもこうして存在するという事実。。おんなじモノを目にしている、という事実。。。よくよく考えてみればすごいことだと思う。でも、よくよく考えなければなんでもないことだとも思う。史跡めぐりというのは想像力を駆使してこそ楽しめるもの。。。っていうことを今回つくづく実感したのだった。　

  2008年08月16日

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  忠州・スアンポ（水安保）温泉

  スアンポ温泉郷、この日はしっとりと雨。。。チュンジュ（忠州）市内から、山の方へと車でけっこう走った気がする。山の中に突如、こじんまりとした小さな田舎のタウンが現れる。中心部は誰でも気軽に入れそうな小規模な温泉ホテルや飲食店が、それから少し離れると、大きなコンドミニアムや広い駐車場を構えた会社などの保養施設（研修所）があったりする。夜も八時くらいまではなんてことない田舎の温泉街という様子だったのにしばらくすると突然「ここはチョンゲチョン（清渓川）か？！」というくらいのド派手なルミナリエが街を幻想的に彩りはじめる。　　　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊さて、到着したこの日はとりあえず、夕食はお店で食べようということにした。極力お金は使わないように、基本的に食事はコンドで自炊の予定だったから家からはお米、調味料、野菜、缶詰等を持参。あとは、お肉や卵くらいは現地調達ということにして。。。このスアンポあたりの名物は。。というと場所柄、キジ、ウサギ、イノシシなんかが。。。なかでも『キジしゃぶ』はとくに有名らしい。で、我々も、このキジしゃぶをいただくことにした。「キジしゃぶくださ～い」と注文すると、6種類のキジ料理が出てくる。こうしてキジ1羽を余すところなく提供してくれる。まず、最初にプルコギのような料理があったんだけど画像なし。お腹ぺこぺこで写真とることも思い浮かばなかった～　↑　写真手前は2番目の料理、キジマンドゥ。　　豚マンドゥと大きくは違わないような。。。　　写真奥は３番目、なんだろう。　　香ばしくてほどほどの噛み応えがあって、　　私はこれが一番お気に入り。　　　　しかし、家族でこれをせっせと食べるものは誰もいなかった。。＾＾；　　　　↑今夜のメイン、キジしゃぶの登場です。　　　これを～・・・　　　　　↑この鍋の中でだいたい３度ほどくぐらしていただく。　　　　とってもやわらかくて、美味～　　↑写真手前は５番目、キジのユッケ。　　　くせがなくて、食べやすい。　　　↑最後はお魚の刺身をフェッチプへ食べに行ったときに出てくる　　　メウンタンと同じですね、これでご飯を食べて〆るわけです。キジ肉、生まれて初めて食べたんですが何かキジ特有の味とかは感じなかったような。。。キジをはじめ、ウサギやらイノシシやらといった動物の肉って以前はなんだかぜんぜん食べたい気もしなかったけど今回はキジいってみたので、じゃあ次回はウサギ～とか思ってる自分はなんか以前とは嗜好が変わってきたのかなぁ。。(笑）いやぁね。。。実は、数週間前のことなんだけど私、韓国に来て実はアレだけは食べるまい。。。と思ってたものをついに食べちゃったんだよね。うんうん、、、たぶん察しがつくでしょ、そう、ケコギ（犬肉）なんだけど。。。シオモニが、ウチの主人に食べさせようと作って持たせたものを私もいただいたんだよね。。。これでなんか勢いついちゃったのかな(笑）でも犬肉って、うわさどおり、ほんと柔らかいんだね。たしかに美味しいとは思ったけど口にしたのは、家にたまたまあったから。。。わざわざお店に食べに行く。。。ってことはきっと今後もないとは思うんだけどね。。。。さて、お腹いっぱいになって行きの渋滞で疲れてもいることだし待望の温泉は、また明日の朝早くに。。ってことでっ！

  2008年08月15日

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  紫雲書院と花石亭

  実は数年前に、団体でどっか広い記念公園に行ってレクリエーションとかして楽しかった思い出があるんだけどそれはパジュの。。。ええと。。。どこって言ったっけかなぁ。。。という、あいまいな記憶をずっと抱えてパジュに行く度に「あれってどこだったんだろう。。。」としょっちゅう考えていた疑問が～今回めでたく晴れましたですーこの日の日曜の午後、今から出かけて半日で楽しめるところ。。といえば、我々にはお決まりの。。。そう、パジュ市（坡州市）です。今回はあの韓国の５千ウォン札の顔、ユルゴク・イイ（栗谷・李珥）に関する史跡、二箇所に行ってきました。だいたい、パジュの史跡は網羅したと思ってたのですがなんだか、気になるのにそういや、行ってなかったな。。という場所がありました。それが、タイトルにもある、紫雲書院と花石亭。今回、紫雲書院に行って、そこが数年間「あれはどこ？」と考えまくっていた、まさにその場所だったということがわかりなんか胸のつかえがす～～っと取れたような気分です。記念公園。。。と聞いていたのはユルゴクの記念館が敷地内にあるためだったんですね。そして行楽シーズンに大人数で訪れて広いという印象だった敷地内の芝生広場もこうして数年たってひっそりと観光客のやってくるような時期に訪れてみるとさほど広くも感じられませんでした。さて、その紫雲書院の主人公、ユルゴク（栗谷）は号、本名はイイ（李珥）。彼は、今で言うマルチな才能を持った学者であり政治家であり教育者であり、経済学者であり、国防評論家であり～いったい何者っ！！！(笑）　彼の学問はいたって現実的で、実践的。いろんな分野において、問題点を凝視し、それを分析し対策を練り、実践していったそうで、その業績が他の人の比ではない、とのこと。でも４９歳という若さで(当時はこんなもんか？）亡くなっている。なんと中身の濃い４９年だったことだろう。。。なんてことを４０代はじめの私は、敷地内にある彼のお墓の前で、今回ぼお～と考えた。。。駆け抜けるようにして人生を終えたんだろうなぁ。。。と。死の床においてまでも、なにやら弟子に口頭で書き取らせてる様子の絵が記念館にあったよなぁ。。。あれもなにか、遣り残した執筆活動だったような。。。韓国では尊敬すべき先達がいない。。。と嘆きたくなるような昨今ですが～歴史上にはまだまだ我々現代人に力と想像力を与えてくれる頼もしい人たちがいるようです。さて、紫雲書院をあとにして、これも偶然ですがふらっと寄ってみた、花石亭。。。。道すがら、案内看板を見つけたので「じゃあ、ついでだから」と行って見たのですが、ここは素晴らしかった！！何にもない史跡で、ただただ、ヤグラがぽつんとあるだけなんですがここから見渡す景色がなんとも絶景。花石亭というのは、ユルゴクが官職を退いた後詩を興じて余生を送った。。。という場所。この日はデジカメも家に置き忘れて、しかもこの時点でケータイも充電が切れてしまい写真は一枚も取れなかった。。。でも、あの小高い丘の上の花石亭で川風に吹かれながらしばし過ごした夏の夕方のひとときは、なかなか素敵でした♪ただ、すぐ下に道路が二車線あって車が絶えずシャーシャーと音を立てて通るので雰囲気はちょっと半減ですなぁ～　全羅南道タミャン・コクソンへ旅行したときもこういう小高い丘に○○亭というのがあちこちにあってどこに行っても、「ここしかありえん」というような絶妙な位置にそのヤグラがあるわけ。。。そこから目に映るもろもろの位置バランスもちゃんと知ってるし、何よりも、夏の暑い日に行ってみればわかるけど涼をとるための風の通り道、というのをちゃんと把握してる。昔の人の価値観みたいなものをそういう場所に行けば、一瞬共有できる気がして私はこういった書院とか○○亭みたいな史跡を訪ねるのが好きですね～最近、全羅道はトンとご無沙汰でしたが久しぶりに今週末は全羅北道・淳昌（スンチャン）に。。。またその様子、日記にアップします～♪

  2008年08月03日

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  歌う噴水♪

  イルサン・ホス公園には『歌う噴水』というのがある。今日は初めてそれを見てきたのだがもう感動～～～　なんで歌う噴水なのか、ずっと気になっていたけど今日見てみたら、納得！大規模な噴水の前に巨大スピーカーが設置されていてそこからクラシックやポップスなどの音楽が流れるとそれにあわせて噴水が曲にマッチした多種多様な噴き出し方をして光と色と水の織り成す芸術作品を作りだすのだ。この場面はたしか、プッチーニ歌劇《トゥーランドット》『誰も寝てはならぬ』のクライマックス。テナーが高らかに声を張り上げると噴水も天に向かって一直線に噴き上げた。。これらはたしか、ダイアナ・ロスとライオネル・リッチーの『エンドレス・ラブ』のとき。。。なんてロマンチックなんでしょう。。。我々はたまたまショッピングの帰り道車で通りかかって公園から噴水が見えたのでちょっと車を停めて見に行っただけ。。。だけど、噴水の周りにはゴザを敷いて座ったり寝転んだりしてる家族連れなんかも多く常連さんの雰囲気。。。夜、噴水の回りはいっさい照明がなかったので暗くてわからなかったけどざっと数百人はいたんじゃないのかな。。ソウルナンバーの車もいっぱい見かけたしここは夏の夜の行楽スポットだったのね。。でも、水って、すごい。噴き上げ方や噴き出し方によって煙のようにもなるし、柱のような棒状にもなるし細く線を描きながらしだれ柳のようにもなるし。。。なんか今日はずっと見てたら打ち上げ花火でも見てるような気分だった。これは写真なんかじゃ、その魅力はぜんぜん伝わらないね。なんせ、曲にあわせて歌うように七変化するんだから。みなさん、機会があったら一度足を運んでみて～６～８月の期間は、毎日夜８時３０分～９時３０分の一時間のみこの音と光のスペクタクル噴水ショーが楽しめます。詳しくは、上の公式ホームページ（リンク先）で確認を！

  2008年06月14日

• 顯忠院と切頭山聖地（その２）

  (つづき）不思議なことが起こった。。。保存したはずの神父の銅像写真がなんとフォルダーから消えている。。。確かに保存した、と思う。。。。あ、でも、錯覚することもあるしなぁ、う～ん、やっぱりちょっと記憶があいまいだ。まあいいや、デジカメのピクチュアカードにはちゃんと残ってるんだからもう一度保存しなおしたらいいや。そう思ってデジカメの再生ボタンをコチコチと押しながら銅像写真が出てくるのを待っていた。ところが。。。ない。なくなってる！！ピクチュア・カードからも消えているのだ。唯一撮った銅像写真までが消えてしまったらブログに何にも写真載せれないなぁ。。。で、そのとき、ふと思い出した。銅像を撮った後、もうちょっとブログ用に写真ほしいなぁと思ってあちこち撮ってたことを。。。庭の聖母マリア像も撮ったし、聖堂と博物館の前でもアングルが気に入らなくて二度撮り直ししたのをはっきり覚えてるし、よくわからない石碑があったので主人に尋ねたところ外国船排斥の碑だと教えてくれて、そのときそれもカメラに収めた。そうだわ、私、写真、他にも撮ってるじゃない！！　で、カメラで再生してみるとそれらがどこにも残ってない、さらに数日前には再生されてた唯一の写真もいつの間にか消えてる、って。。これはいったい、どういうこと。。。？？撮ったはずのものがいっさい写ってなかったっていう場合考えられるのは撮影後に何らかの理由で誤って消去した可能性くらいなんだけどそれは絶対ないわけ。。。これは、直感的に日記で聖地に対する思いを公開するな。。写真もやめとけ。。という、私へのメッセージだと判断しました。でも、誰からの。。？？　あ、こわ。。

  2008年06月01日

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  顯忠院と切頭山聖地（その１）

  子供たちが所属するオリニ奉仕団体の活動の一環でソウルにある顯忠院（ヒョンチュンウォン）に家族で出かけました。以前は国民墓地と言われていたのがヒョンチュンウォンと名前が変わったそうな。近くはよく通ってたんですが今回はじめて中まで入ってみました。まずは顯忠塔で参拝して、それから墓地公園へと進みます。。。墓地公園入り口付近は一般の兵士などのお墓で山を上に上にと登っていくほどに地位のある軍人や歴代大統領のお墓があります。風水学的にも考えられた立地なんだとか。見晴らしがいいです。李承晩大統領と、朴正煕大統領のお墓にも参拝。朴正煕夫妻のお墓の写真をデジカメで撮ったのですがうちひとつになんだか不思議なものが写っていたの。たぶん光線の関係だと思うんですがそれ以外にも、この墓地公園内の他で撮った写真のいくつかがなぜだか再生が出来ないという。。？？過去に１，２回、デジカメの写真で再生出来ないという表示が出たことがあるけどこの日撮った写真はそれが異常に多かった。。。。。。ミステリー　この日はとても暑かったけど木陰に入るとひんやりとしていて過ごしやすかった。。そしてバラの花が満開でとても綺麗でした。　　　　　　　　＊さて、子供たちの行事が午後二時に終わり解散のあと、私たち家族はそのまま切頭山（チョルトサン）殉教聖地へと。。。ここは、１８６６年に天主教の多くの信者が殉教した場所。そう、切頭山という名前は文字通り、そのためなのです。。。ここも、いつもソウルから家に向かう途中にあるため脇に見ながら通り過ぎてばかりでしたがこの日はヒョンチュンウォンの帰りとあって亡くなった方々への哀悼の思いが強かったせいか今日こそは訪れてみよう。。。と思ったのでした。実はここで本当に真剣にいろんなこと考えて、感じて当時の殉教者たちに思いを馳せながら現世に帰還できてないような状態でぼーーっとして家に帰りその後の数日間もそのテンションで過ごしていたのです。しばらくは聖地内にある博物館でみた展示物のことなどが頭から離れなくってずっと殉教者たちのことを考えていました。で、そろそろ過去日記にこの日のことを書き記しておこうとちょっと衝撃も冷めたころ、まずは撮ってきた写真をＰＣに保存しながら改めて写真を点検してどれを載せるか決めようとしたのです。保存できたのは、キム・デゴン神父の銅像の写真だけ。そのときは、「そうだ、聖地ではほとんど写真取ってなかったもんなぁ」と思って異様に少ない写真の枚数を別に気にも留めませんでしたが。。日記のほうも何度か書いては消して書き足してみては修正して。。と言いたいことはあるんだけど、ごちゃごちゃとまとまらない文章になってきて２，３日は下書き状態のまま書いたり消したりだった。そのうち熱の入るリアルな自分の文章を何度か読み返しながら「これ、公開するべきでないんじゃないか。。。」と思いはじめたんです。私が聖地で感じたことというのは感想。。というよりは、体験にかなり近いものだったしそれはやっぱり私と殉教者たちだけが分かち合ったものなんだから他人にけっして語るべきではない。。。と。それで、この聖地訪問のはなしはキム・デゴン神父の銅像写真を載せて「ここに行って来ました～～　」とサラッと書くことにしたのですがぁ。。。（つづく）

  2008年06月01日

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  全羅南道タミャン・コクソンの旅（最終回）

  昨晩はコクソン（谷城）・ソンジンガン天文台で星空を楽しんだ。まずプラネタリウムで星座の一般知識を学び、それから建物最上階にある観測所に場所を移してあらかじめ焦点を絞ってある天体望遠鏡を覗いて決められたいくつかの星を実際に見てみるというコースだ。観測でメインになったのは北斗七星と北極星、それから土星ってとこかな。とくに土星はあの輪っかまで観測できるというのでかなりワクワクしていたのだが実際に覗いてみると、それは小粒なジルコニアの周りを銀の細いプラチナリングが取り巻いてるようなただただ、白く光る輪の付いた白い星。。。っていうだけだった。私はよく天体写真で見るように土星の色や輪っかの縞々模様まで、もっとカラフルに見えるものとばかり思ってた。なので、輪っかを確認したことには感動したけれど真っ白だったことにはちょっとがっかり。。。それにしても、コクソンの夜空には感動した。プラネタリウムの完璧な星空を見た後屋上で実際の夜空を見上げてもそこにはプラネタリウムさながらの、満天の～～星空観測が終わり天文台を後にして、さあ車に乗り込もうというときもアッパはいきなり夜空を指差しさっき習った星座の復習を娘たちに課し、民宿の駐車場に着いて車を降りたときも夜空を見上げてくどいように「北斗七星はどれだ？　北極星はわかるか？　○○座は？」と、終始やっていた。なんせ、ソウルに戻ったら、もう実際の夜空では見られない星座も多く、あの北斗七星すら『かろうじて』なもんだから。「今宵の夜空がもったいない。。。」という心境なんだろうね。昨年夏に見たヨスの星空もとんでもなく素晴らしくて感動したけどホント、田舎って星空が素晴らしくてうらやましわ。。。今度実家に帰ったら倉庫に未だに置いてある天体望遠鏡、持って帰ってこなくちゃだわ！さて。。それから一夜明けた今日５月１２日はお釈迦様のお誕生日で祝日。韓国のあちこちのお寺では、朝から人々でにぎわうのである。我々はコクソンにある道林寺（トリムサ）というお寺に出かけた。やはり地元の氏子さんたちがたくさん朝からやってきていて境内の縁側や仮設テントの下で朝からなぜかピビンパプを美味しそうに食べていた。。。今日はもうソウルに上がらないといけない。。。高速道路が早いうちから渋滞することも必至だからそろそろ帰り支度をしないと。。。　　　　　　　　　＊結局早めに出発したにもかかわらずやっぱり渋滞に巻き込まれ、それでも家に着いたのはたしか夜７時半すぎだったと思う。タミャンで買った竹のカーペットが気になってさっそく居間に敷いてみたらなんだか一気にそこだけが夏の雰囲気になった。しばらくその上で主人が座ってくつろいでいたら「やっぱ、まだこれ使うの早いわ、お尻が冷える」とな。。（笑）。。。で、また片付けた。もうひとつ、タミャンで買った工芸品。ひまわりの造花を入れて、これはさっそく居間に飾っています。これを機に、居間もそろそろ夏らしくしようかなぁ～このお土産たちのおかげでなんだか急に夏が待ち遠しくなってきました。　（終）

  2008年05月12日

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  全羅南道タミャン・コクソンの旅（その３）

  竹の博物館を後にして、次に向かったのは《ソソェウォン》と呼ばれる、李氏朝鮮中期の庭園。これは自然景観をそのまま取り入れた庭園『苑林』として当時の面影がよく残されているものなんだそうだ。ここにも竹林があった。このゆるやかな坂を少し登った左手にソソェウォンが見えてくる。。。。↑の花はアジサイでしょうか？？真っ白な手毬のような花房がこぼれんばかりにたわわに。。。思わず手の平で房を持ち上げてみたら毛糸だまのようにふわふわ～～あの感触は忘れられないわ～　　ソソェウォンを後にしてまたコクソン方面へと戻る途中《ココ、見晴らしの良い場所》というお勧めスポットの案内看板があったのでちょっと寄ってみることに。。。目の前に広がるのは光州湖。ここから光州までは、もうすぐ。そして再び車に乗り込んで、コクソンの天文台に向かう前にもう一ヶ所寄ったのが。。。。　宋純（1493-1583）というこの地が故郷である人物が官職を退いてこの地にこの《ミョナンジョン（俛仰亭）》を建てここから見える四季折々の美しい情景を歌にしたという場所。結構小高い丘の上にそびえ立っていて、見晴らしもいい。地上を見下ろして歌にするには低くもなく高くもなく、でちょうどいい高さだなぁと思う。この地域にはこういった歌の詠まれた場所というのがいくつかあるみたい。田舎ではあるけれど文化の香り高い、そして風流な人々の多い土地なのだね。ここもそうだし、さっきのソソェウォンもだけど風通しがよくって、汗ばむ今日のような日でも涼しく過ごせる庵（いおり）のようなそんな居場所をこしらえて風流に過ごしていた昔の韓国の人たちに思いを馳せていたらふと、唐突に思い出したことがあって、思わず主人に言ってしまった。「ねえ、ウチ、エアコン今年もないんだよ。　この夏、どうするよ。。。。」「・・・・・・」「エアコンで冷房費にお金かからない代わりにさぁ、　さっき見た、竹のカーペット、買わない？？」実は、タミャンの竹博物館の出口のお土産やさんに寄ったとき我々は竹のカーペットにちょっと興味があって買おうか～って言うハナシをしていたのだ。主人は昔から、「竹のカーペットやらイグサのゴザ（たぶん）みたいなのが、夏はひとつあったほうがいい、これがあると涼しく過ごせるんだ」ってずっと言っていた。でも私は、「何がこのくそ暑い夏を竹のカーペットごときでしのげるか。。。。」と取り合いもせず、何年も「フンフン」と聞き流していた。ところが、今の天井の低い住居に移り変わりスタンド型でしかも事務所にでも置くのか？・・というくらい大容量のでかいエアコンを所有する我々はエアコンの置き場所が玄関の脇の一ヶ所に限定されてしまって新たなエアコンの取り付け工事をしないことにはエアコンが使えないという状況になってしまった。その費用は賃貸契約期間の二年間（つまり二度の夏）だけエアコンを使用することを考えたらひどく馬鹿高い出費で、「ええい、暑くても扇風機で我慢してしまえ～～」ということで何とか今までの夏を乗り切ってきたのだ。しかし、その二年の契約期間が延長されることが濃厚となった今エアコンを今更ながら設置するのもどうかと思われてこれまでなんとか乗り越えた夏を思えば「エアコンなしで涼をとる賢い方法を考えればいいんだ～」という結果にいたる。それで、竹のカーペット。。。というわけなのだ。竹のカーペットは実際触ったり、座ったりしてみればわかるけどホント、ひんやり、冷たいの。それに、私は「座ってるとお尻痛くない？」って思ってたんだけどお土産やさんで広げられたカーペットの上でちょっとくつろいで見たら全然そんなこともなかったし。。。（固い床は韓国生活でもう慣れたかな。。）主人は、唐突に「やっぱり買う」と言い出した私に、もちろん反対せず「よっしゃあ、じゃあ戻るか、博物館までぃ～　＾＾」全羅南道の田舎道を車の窓全開にして走りながらその新鮮ですこし冷たい午後の風に吹かれていたら「せっかくここまで来たんだから竹のカーペット買って帰らなきゃ」ってだんだん確信に燃えてきた私。。。。もしソウルで買ったらタミャンの何割り増しになるか、わからない。後で、「やっぱり欲しくなった」ってソウルで買うのは後の祭りだ。。。めったに衝動買いはしない私にしてはめずらしい出来事である、しかも大物買い。でもモノを買う時に一寸の迷いもないならたいてい、その買い物は私にとっては正解。こうして、我々夫婦が意見の一致をやっと見て（笑）めでたく購入したこの旅の戦利品は、こちら～～店の社長が奨めるモダンな柄には目もくれずずいぶんと古風な地味な柄を選んだもんだ。。。でもこれが一番ピタッと来たんだよね。タミャンのひんやりとした竹林が心に浮かんでくる、この思い出のカーぺット。いつまでも、大切にするわぁ～～　

  2008年05月11日

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  全羅南道タミャン・コクソンの旅（その２）

  スンチャンに来るたびに寄って見たいと思っていたスンチャンのおとなり、タミャンのテナム（竹）博物館に行ってきた。ここは安い入場料で見ごたえのある展示内容で、本当に良かった。まず、入館するよりも先に入り口の広場の遊び体験コーナーで遊ぶ娘たち。どちらも竹で出来た昔の外遊びの道具です。軽くてしっかりしている特性を生かした竹の道具。そういえば、私も小学校時代は剣道少女（？）だったので竹にはお世話になってるのでした～　でも、竹って不思議な植物ですよね、言われてみれば。《竹は木でもないし、草でもない、中は空洞でうんぬん。。。》という詩人・尹善道(ユンソンド）の五友歌の中の『テナム』をこの博物館に入ってすぐのエントランスの壁で見かけたんですがこの詩がやけに気に入ってしまった私。竹はよく理想の人間像なんかに例えられたりもするように多くの示唆を含んでいて、なかなか興味が尽きないものだ。私は竹と聞くとまずとっさに連想するのが「地震が来ても竹林に逃げ込めば大丈夫。。。」っていうハナシ。その根拠を、今回はこの目でしっかり確かめてきた。この筆のような根っこ～～　地下では根っことは別に地下茎というものが存在し、これが四方八方縦横無尽（？）に張り巡らされてるというのだ。この地下茎が、竹のしなやかさ、したたかさの秘密なんだなぁ。。とまさに百聞は一見にしかず。。。しなやかに、したたかにひん曲げられてもシナって折れず切り倒されてもまた脇から新しい芽を出してくるようなそんな竹のごとくに、人間、生きようと思ったらやっぱり目に見えないところでの『根の張り』が大事ってことなのね。。博物館の工芸品の展示もなかなかのものでした。。。とまあいろんな竹で出来た工芸品があったのですがちょっと異質なこんなもんまで～！！竹炭や、竹酢酸、竹塩など竹から取れた天然素材で作られた石けんやパック剤などもこのように展示されてました。こんなところにまで手作り石けんの進出がぁ。。そうだ、ここは光州に近いのだ、光州といえば、そこで自分の工房を開き、精力的に活動をしているネイバーカフェが縁で知り合ったお友達のＰＡＲＶＹさんがいる。彼女の作品かどうかはわからないけどとにかく、竹炭石けんを博物館入りさせちゃうなんてすごいなぁ～～～　。。。と、なんだか韓国での手作り石けんの認められ方が非常に特別なもののように感じられて半ば圧倒されながら、本館を後にして次に別館に入っていくとそこにはなんと！！先ほど私がちらっと思い出したＰＡＲＶＹさんの石けんが堂々と展示されていたのです～～本館に展示されていた石けんとの関連はわかりませんが後日、メールでご本人と連絡を取ったところ我々が訪れたちょうど一週間前にテナムチュクチェ（タミャン竹祭り）が行なわれた際に竹炭･竹酢酸などを使ったオリジナル石けんの展示やら即売会をしたとのことでした。それでＰＡＲＶＹ石けんが展示されていたんですね。ブログを拝見すると、その時の様子が載ってました。こちら。今度、光州やその近くに来る事があったら「事前に是非連絡を、一緒にお食事でも～～」との暖かいメッセージも頂きました。こうして、逢ったことはないけど「いつか逢いたいね」と言っている韓国人ソーパーさんはいっぱいいるんですが。。。ＰＡＲＶＹさんとも、そのうち逢えるかしらん？？・・・（つづく）

  2008年05月11日

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  全羅南道タミャン・コクソンの旅（その１）

  ５月１０～１２日の三連休、またまた全羅南道で過ごした。写真は２日間過ごした、民宿。民宿と言ってもオサレなペンション風で部屋もまあまあ悪くなかった。我々はココを、当日の午後に高速道路で全羅道に向かう途中にケータイから予約した。いっつもなんだ。。。宿をあらかじめ決めていくことがほとんどない。（苦笑）でも、我々にはちゃんと用意されたお部屋がいつもあるのね～もうこんな感じで宿に関してはいつも予定がないんだけど今回の全羅南道行きの目的ははっきりしていた。ひとつは全羅南道・谷城（コクソン）にある《コクソン・ソンジンガン天文台》。もうひとつはタミャンにある、《韓国竹博物館》。天文台で天体観測が終わると時間も遅いから宿はコクソンのほうがいいだろうということである観光パンフの中から無作為に選んで決めた民宿だったけどいいとこ、見つけちゃったな、って感じ～　とくに夏は近くにあるプールを目当てに学生が団体でくるらしいし冬もソリ遊びが出来る場所があるらしい。けっこう予約もよく入るらしくて山の中の不便な場所だけど常連さんも多いみたい。泊まった部屋の様子は一部だけどこんな感じ。設備はまあ韓国の安い民宿なんで最低限のものだけ。。。あ、でも、ここですっごい懐かしいものに出会って家族で感動した出来事があったのだ。＾＾それは、ココに設置されていたテレビ。これがなんと、ガチャガチャとチャンネルを回すあの昔のテレビでウチの娘たちはもちろん生まれて初めてお目にかかったの。電源と音量調節はテレビの側面のつまみひとつでするようになっていてこれも娘たちは面白がっていた。サムソン製のもので「たぶんサムソンのごく初期のヤツじゃないか」と主人は言っていたけど「これ、博物館展示級の価値あるんじゃないか～」とびっくりしていたわ。ウチはすっかりテレビは見なくなってしまったので他所に行くとテレビはなんだか《ちょっとしたご褒美》のような気分だ。それですることもないし、テレビでもつけようと思ってつまみを引き上げてクルクルと右に回して音量を少しずつ上げてみると。。。白黒でしましま模様の混じった画面でかろうじて歌番組を放映してる１局だけが視聴可能な状態だった。こういう山の中では夜は他にすることもない。テレビも飽きたら、持ってきた本を各自ちょこっと読んでそのうちすぐにみんな眠りに着いた。夜おそくに民宿に着いたのでわからなかった民宿の周りの風景を朝、見回して感動～～そのとき撮ったのが、一番上の写真。娘たちはこの庭の中にある池で蛙を見つけたり名前のわからない野花を摘んで楽しんだり飼われている子犬を見に行ったりこんな別荘があったら素敵だなぁ～なんだか、ウチも常連になりそうな予感。。（つづく）

  2008年05月11日

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  ヘイリ村よ、どこへ行く？

  (この建物、何かと思ったら。。。。）（なんとジャズクラブでした。）ヘイリマウル（ヘイリ村）というのは、キョンギ道パジュにあるいわば芸術家の活動の拠点となる芸術発信基地。。。だったはず。↑の写真のような、アーティスティックなふしぎ建物があちこちに自由に建てられていてその非日常的な空間がたまらなく魅力だった。。。はず。まあ、数年前からこの村の一角にはちょっと違和感のある《タルギ》のテーマパークもあったけどさ。その数年前の《タルギ》の写真をご覧ください。↓この村のコンセプトとはあきらかに異質なものだと当時から誰もが感じていたはず。。。でも、まだその当時は中途半端な三流テーマパークみたいで苦笑しながら「ああ、子連れでも楽しめるような配慮かしら。。。」で済んでいた。しょぼい子供の遊び場と、キャラクター商品のショップがあるだけで「いつかそのうち消えてなくなるかも。。」くらいに思っていた。でも、もうそんな《可愛らしい》モンじゃない。なんだこれ～？？いまや、ヘイリ村といえばこの《タルギ（イチゴをモチーフにしたキャラクター）パーク》が代名詞のようになっちゃってるとか？？・・・正確には《タルギガチョア（タルギが好きぃ～～♪）》という名前らしい。で、ここのキャッチフレーズは確か。。。チベアンガルレ（おうちには帰りたくな～～い）まったく商魂たくましいな、と主人と２人で呆れた。なにやらメインとなっているテーマパークへは高い入場料を払ってやっと入れるらしいというので我々はもちろん、パス！キャラグッズのショップを見て回るのがせいぜいでした。もう、ヘイリ村は完全に商業化されてしまった。他のゾーンでもどんどんショップが立ち並んでいてずいぶんと敷居が低くなったもんだ。でもまあ、かろうじてセンスのあるお店がセレクトされてはいたけれど。。。そのほかにも個人のコレクターたちがそのコレクションを有料で公開している建物なんかもあるのだが行って見た人の話だとそこすら『入場料が割高に感じる』そうだ。そして、今回は三連休で稼ぎ時とあってここヘイリ村でもイベントが行なわれていたのだがなぜだか、キョンギ道の特産物の即売会あり～の生まれて一ヶ月だという子牛が二頭、会場にいたり～のこの村のコンセプトはいったいどこへ行ったの～？？　泣けてきますね。。。。こんな記事を見つけました。ヘイリ村に酒場。。。あ、あのジャズクラブのこと？？とにかく、ヘイリ村には興ざめでした。

  2008年05月05日

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  全羅南道・華厳寺

  先々週のこと、またまた全羅南道へと旅に出た。日常のごちゃごちゃを整理しにちょっとこれは旅に出るしかないなぁ、と。（って何にもなくても行くんだけどっ！）でも本当は、旅に出れるような状況ではなかったはずなんだけど。それでも何の遠慮もなく振り切って行ってしまう。そうする以外によさそうな方法も見当たらなかった。そして、後から思えばやっぱりそれも正解だった。実を言うとこの旅は、智異（チリ）山国立公園の南西に位置する求禮（クレ）で山茱萸(サンスユ)祭りがあるから行こう。。。と主人が当日の午前中、突然、言い出したのがきっかけ（毎度のこと）遠出するのはちょっとためらうキモチもあったけど、私は反対しなかった。本当は、それは私も望むところだったのかもしれない。そのクレに午後遅くに着いて宿さがしにちょっと街をぐるぐる回ったのだが家族で泊まれそうなところが見当たらない。。。それで地元のヒトに教えてもらって華厳寺へ続く道なりに民宿がたくさんあることを知りそこへ駆け込む。。。。朝、出発する準備をして外に出てみると昨晩は暗くてよくわからなかったけどそこはもう山の麓で随分と華厳寺にも近かった。サンスユの花を見に行く前にまずは華厳寺へと向かった。小雨交じりの霧の中、その名の通り厳かな雰囲気の立派なお寺だった。しっとりと霧に濡れた境内を朝から多くの人たちが静かに巡り歩いていた。私の心にも潤いをくれた、華厳寺のひととき。

  2008年03月31日

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  韓国で世界一周の旅～アインスワールド

  とっても楽しい世界一周の旅に行って来ましたぁ～↑はイギリス・バッキンガム宮殿。↑　フランス･パリの凱旋門。↑　フランス・エッフェル塔。↑　フランス・シャルトル大聖堂。↑　スペインに飛んで、サグラダファミリア聖堂。↑　ロシア･聖バジル聖堂。↑　エジプトでも。。。↑　すぐ脇には高架道路とアパートの群れ。。。。？？？ここは世界じゅうの有名建築物が実際の２５分の一で正確に再現されている（色彩までも忠実に）野外テーマパーク《アインスワールド》。インターチェンジを降りればすぐのところにある、周囲をアパートの群れが囲むなんとも不思議な立地でまた、その敷地の狭さに「これ、しょぼいかも。。。」と期待薄だった、最初は。入り口も、フツー　↓私の実家のそばには、野外民族博物館･リトルワールドがあってその広大な敷地を連想するとアインスワールドはよけいにしょぼそうだったのに。。。なのに、そこには素敵な感動が待っていた。なんでしょうねぇ、このワクワクは。。ミニチュアとかプラモデルとかの世界にはまるヒトはきっと夢中になると思いますよ、この空間。さすがに、エジプトのような土の質感や、キリマンジャロの山の質感（写真アップしてないけど）はちょっと見ると「違うなぁ」と思った箇所もあったけど建物はかなり、本物のようです。その気になってじっと見れば、かなり浸れます（笑）ところで、私が一番感動したゾーンはやっぱりアメリカかな。。↑　ホワイトハウス。↑　自由の女神。。。　　の後ろにはパリのエッフェル塔～（笑）↑　エンパイア・ステイト・ビルディングでは　　キングコングが吠えまくる。↑　グランド・セントラル・ステーションの脇には　　　クライスラー、ロックフェラーセンター、国際連合ビルも隣り合わせ　　そしてあの、世界貿易センターがここでは未だに健在で　　ちょっと涙を誘われる。。。　↑　電光掲示板まで忠実に再現されていて、感動～～　　絶対、一度は行きたい、アメリカ（私は韓国しかガイコク行ってないのよ～）　　オモ！　長女の頭（毛糸の帽子）が写ってる（笑）アメリカゾーンの次は、日本の姫路城と熊本城があり最後の〆は韓国の《仏国寺》と《ファンリョンサの９層木塔（１２３８年に焼失）》《キョンボックン》↑　そして、ニューヨークハーバーにかかった、美しいブルックリン橋、　　その下を亀甲船と現代（ヒョンデ）の貨物船が一緒に行き交う。。。う～～ん、最後にシュールなものが見れて満足です♪夜には、特別な技術を施したライトアップによりよりいっそう展示物がリアルで、また昼とは違った表情を見せてくれる。午後６時過ぎから、カメラや三脚をかかえてマニアがぞくぞく入園してくるのも、このテーマパークの面白いところ。また、建物をバックに人物撮影するときにはココに写されるヒト、ココに写すヒト。。と地面に立つ位置の表示あり。遠近感のバランスが取れたその位置で撮影すると、本当に現地に行って撮った写真のようになる。。。というわけだ。この手のさほど大きくもないテーマパークにしてはコンセプトもしっかりしていて、施設も充実しているしオリジナルグッズなどの品揃えも充実していて、またセンスがいい～♪みなさんも、是非一度足を運んでみてくださいね。一日にして、素敵な世界一周の旅が楽しめますよ。　　

  2008年01月05日

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  ワウチョンサ（臥牛精舎）

  ＷＯＷ～～～摩訶不思議ワールド炸裂ーー！！ここは、京畿道・龍仁市のワウチョンサ（臥牛精舎）というお寺。のっけから驚いた！！お寺の敷地に入ってすぐに小さな人工の池があってその池の向こう側にこの仏サマがいらっしゃる。その池を囲むようにこんな小さな仏像たちがびーっしりと！これらの写真だけを見ても充分に不思議でしょ？仏頭のロケーションというのがまた不思議。。。すぐ脇は寺内の道路で駐車場。なんか夢にでも出てくるようなこの世のものとも思えない光景に最初から圧倒された、りりあん一家。。。まあまあ、とにかく見てきたものを順番に紹介するわ～↑世界各地の仏教聖地から持ち込まれた石を精誠込めて積んで南北統一をはじめ、あらゆる『統一』を祈願した《統一の塔》それが道なりにずーっと続く。↑　インドから持ち込んだ８万５千斤の真鍮で１０年掛けて作られたという、５体の仏像。↑　こちらにも、精誠の込められた塔がまるで白川郷の集落のようにあちこち。。。↑　（日の角度が悪くてうまく撮れなかったけど）世界最大の青銅を用いて作られた弥勒半跏思惟像。花郎道（新羅時代の青少年の修養団体が実践していた道徳）を現代の青少年に受け継がせたいとの思いを込めてこれが作られたのだそうだ。↑　頭に皿を乗せてはるのは（笑）１９９８年に作られた《薬師如来仏》とその後ろに見えるのは《大覚殿》↑　大覚殿の入り口はこんな感じ。ここにはブッダが６年間の苦行の末に解脱に達したときのあの骨と皮だけのお姿のでっかい仏像が安置されている。靴を脱いで中に入っていくと洞窟みたいな暗闇に真っ白い骨と皮だけのブッダの姿が。。これも世界で唯一、寺刹で安置されているこの手の像としてオクトル（玉の混じった石材のこと？）で作られた国宝級の像である、だそう。↑　関係ないけど、このお寺、カップルが非常に多かった↑　いゃ～ん、こんなところで寝てはるわぁ。。そのほかにも、インドネシアから持ってきたヒャンナム（イブキという木）を丸々一本そのまま彫刻して作ったという世界最大の木像《涅槃像》（ギネスにも記録）世界最大の金と銅を用いて作られた、８８オリンピック開会式にも打ち鳴らされた黄金の梵鐘《統一の鐘》などなど、ひとつひとつが何かしら『世界的』だったり『国内最大級』だったりするのであ～る。新羅の護国精神を今に伝え、南北統一を目指す《ワウチョンサ》。その前衛的で、たえず『世界的』であろうとする大胆さ（！！）はまさに私が韓国という国から受けるイメージ、そのもの。なにか、爆発的なエネルギーをいただいて帰ってきたような気がします。。。。と、ここまで読んでみて、いかがですか？なんだかお寺としての古い歴史やありがたみをあまり感じられないかもしれませんが。。。実際、ここはそういう意味での『由緒』というものはないようです。（追記・もちろんここは古くはないけど、れっきとしたお寺です。　　　　大韓涅槃宗・総本山ということで、各国の僧侶たちもここに学びにきています）建立されてまだ新しく、まさに現代の『祈り』が結集したエネルギーの源みたいな場所。。。でした。こういうお寺は、私、初めて。いいわぁ～　、またきっと行きます。

  2007年12月25日

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  白羊寺（ペギャンサ）再び！（３）

  山を下りてから、白羊紅葉まつりのメイン会場へと向かい、そこですこし見物してから午後一時には帰る予定をしていた。早めに出発しないと、出口で車が渋滞して大変だとあらかじめ民宿のアジョシに聞いていたから。。。その後は、すぐ家路に着くのも一案だったんだけどせっかくはるばる全羅道まで来て山だけ登って帰るのもナンでしょ、と、帰りたがるアッパを説き伏せて～（笑）。。我々は上の写真、長城郡北一面にあるクムゴクマウル（別名・映画村）に向かった。ここはいくつかの有名な映画、ドラマの撮影場所で、最近だと、イム・チャンジョン主演の『出会いの広場』（２００７）なんかが。。これが↑　その『出会いの広場』のセット。それから、こちらは↓　たしか。。。チャ・インピョ主演のドラマ『ワンチョ』（１９９９）とイ・ビョンホン主演の映画『わが心のオルガン』（１９９８）のセットだったかな。村のハズレで完全に廃屋となっている。また、いつか、撮影で使うのかなぁ。。このように、ところどころにセットがそのまま廃墟のように残されているのだけど村全体は、ちゃんと人が住んでいて機能している。その日も、村人がフツーに過ごしてた。トラクターに数人乗って道を後ろから「どいてや～」と通り過ぎていったり子供たちが道端でアイス食べながら遊んでたり。村の入り口には、映画『太白山脈』（１９９４）の撮影地であることが碑として記録されて残されている。柿もたわわに。。。まるで枯れ木に花が咲いたよう。そうそう、この辺は柿が美味しいのでも有名。白羊寺から映画村に向かう途中の道ばたの露店で柿を一箱購入。大きくて、形も完璧で、甘くて、申し分ない柿だった。26個入って、お値段25,000ウォン。帰りは内蔵山（ネジャンサン）方面の紅葉見物の客と合流すると大変なことになるからと、ホナム高速道路は避けてソヘアン（西海岸）高速道路を利用。。。その帰り道、とっても美しいばら色の夕暮れに遭遇。思わずうっとりしていて、やがてそのうち気付く。「はっ、写真、写真～」でも少し時間がたっててベストタイミングは逃しちゃった。楽しかった、一泊2日の全羅道の旅。。。また、「ふらりと」訪ねてみたいなぁ～　（おわり)

  2007年11月10日

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  白羊寺（ペギャンサ）再び！（２）

  11月4日日曜日の朝、気持ちよい秋晴れ～～朝10時を回ってからゆっくりと会場へ出かけたところもうすでに人の波が押し寄せている。その大半は、祭りのメイン会場やお寺の境内ではなくお寺の裏の細い山道へと列をなしてゾロゾロ歩いてゆく。。。私はここの境内やメイン会場で紅葉を楽しもうという、完全なるお祭り気分モードでやってきていた。だからなんで山登りするんだろう～　という具合で登山服に身を包んでリュックサックをしょって登山用の杖を持ってモクモクと歩いてゆく人たちがちょっと不思議な感じだったのだ。ウチのアッパもその人の波に混じって歩き始めた。「え、山登りすんの？？」なんでも、子供の足でも行けるくらいの場所があるそうでそこまで行ってみよう。。というのだ。さっきチラッと見たメイン会場の展示即売やら屋台の食べ物やら、私はどっちかといったらそっちに時間を費やしたい（笑）山登りかぁ。。。でも、まあいいや、今年の夏もヨスで一度汗だくになりながら高い山に登ったんだった。登らないと味わえない感動。。味わったらまた登りたくなるものだ。そうそう、そういうものを思い出した。さいわいスニーカーにズボンだし。。ヒトの流れにのって私たちもその登山口にたどり着きさらに「ヤクサ庵」を目指して石がごろごろ転がるその山道をゆっくり登り始めた。上がって行くヒトと下りて来るヒトが足場の悪い急な細道をあえて譲り合うともなくお互いうまい具合にすれ違いながらモクモクと歩いてゆく。ほとんどのヒトが普段着に近いようなカジュアルな登山服でやって来てるのに改めて注目した。そうかぁ、この人たち、最初から山に登るのが目的で来てるのかぁ。。と、今更ながらわかった。ヤクサ庵を過ぎてさらにとなりの峰まで歩き他の庵も訪ねながら、内蔵山（ネジャンサン）の内蔵寺まで、という登山コースもあるらしく、山岳会などの団体はそちらに向かうらしかった。韓国人ってほんと、山登りが好きなんだわぁ。。とにかく日曜日ごとに（ううん、平日だって）登山服に身を包んでリュックを背負った個人や団体を著名な山のふもとではしょっちゅう見ていたけれどみんな、こうして気軽にやってきて気軽に山登りを楽しんでる感じだ。韓国人のレジャースタイルは、「お客然」とした「さあ私を楽しませてくれ」というものではない。自ら「楽しみ」のほうに出かけて行ってたとえ何もない場所ででも最大限自分のスタイルで楽しんで帰ってくる。。という感じか。最近ではまた状況も変わったのかもしれないけど山登りを楽しむ多くの韓国人をいるのを見ている限りいまでもそうなんじゃないかなぁ。。。どこに行っても何してても思うんだけど韓国人って「お客様」じゃないのよねぇ。。。さて、時間にしたらどれくらい登ったんだろうか。けっこうきつかった、オトナの私でも。。。ウチの年長さんの末娘も周りの大人たちに「えらいな～～歳、いくつぅ？」とか励まされながら無事、ヤクサ庵までたどり着いた。その我々へのご褒美は、これ～～（写真はズームアップしてるので、実際には　もーーっと遠くに白羊寺を見下ろしているんですが）この白羊寺を紹介する写真の中で一番多いのがこのような、紅葉真っ只中の山々に囲まれたカットかあるいは雪にうずもれた真っ白な地上でのカットか。。。残念なことに、この紅葉祭りが行なわれた11月３～４日はまだ紅葉のピークには達してなかったということだ。地元のヒトの話だと、その次の週にやっと地上が赤く染まる、らしい。（それにしても、写真、ぼんやりしていて生の感動がお伝えできなくて残念。）この白羊寺からは優秀なお坊さんがたくさん輩出されたそう。632年建立と歴史も古く、この寺の名前の由来もまた興味深い。先ほどのヤクサ庵からすこし登ったところに「霊泉窟（ヨンチョンクル）」という岩場を削って出来たような場所がある。ここでお坊さんがいつものようにお経を唱えていると、ある日、近くに住む白羊がやってきてじっとそれを聞いていて、やがてまた帰っていった。それから数ヵ月後、そのお坊さんはある夢を見た。それは、こないだの白羊が「お坊さん、ありがとうございます。あのお経で私は悟りを得、　この畜生の身が、人間となることができました」と言うものだった。何かあると感じていたそのお坊さん、その翌朝に裏山を散策中一匹の白羊が死んでいるのを見つけた。このことによって、そこのお坊さんの畜生を人間に変えてしまうほどの高い説法の力が知られるようになりまたそれをきっかけに、寺の名前は旧来のペガムサからペギャンサ（白羊寺）と呼ばれるようになった、ということだ。その白羊寺の、尊いお坊さま。。山から下りてきて境内の庫裏の庭（ふだんは立ち入れない場所）の池で魚を見ていた娘たちに「ムォハニ？？（何してるんだぁ？）」と声掛けてしばらくそばにいらしたが、やがてスッと行ってしまわれた。庫裏の敷地の外ではヒトがごった返してわいわいやってるというのにこの庭には入ってくるヒトも少なく、そこはまるで別の空間のようだった。後で、年長さんの末娘がお坊さんのことをこう言った。「あのヒト、昔のヒトでしょ」あ、、そうか、面白い発想だね。でも、もしかしたら。。。。。。ほんとにそうかもねぇ（つづく）

  2007年11月09日

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  白羊寺（ペギャンサ）再び！（１）

  気に入った場所には何度でも。。という、りりあん家。。三週間前に訪ねた白羊寺があまりにも紅葉が進んでないのが残念でどこかに紅葉を見に行くんだったら、また白羊寺にしようということになった。１１月３～４日はちょうど白羊紅葉まつり。。。人手が多いだろうことは覚悟。。内蔵山（ネジャンサン）よりは数倍マシだろうということで祭りの週の半ばごろに、前回キャンセルしてしまった民宿に再び予約の電話を入れ、アジョシには「今回はもう前払いだよっ！！」と言われてしまった。。。はい、すんません。。。ごもっともで。それにしても数日後に迫った大イベントを前にしてまだ部屋が空いてるのって。。。？？ちなみにＰ観光ホテルのほうはすでに満室と言われたが。まあ、いいわ、お部屋、まだあってよかった。予約して、すぐネットで入金を済ませました。ひとまず、安心。当日、３日（土）は子供たちが小学校から帰ってきて準備をしたらすぐでかける予定がもたもたしてしまい、結局午後２時過ぎに出発。。。そして民宿周辺に着いたのが午後７時くらいだったかな。さて、午後７時。。。土曜のソレくらいの時刻ともなると、特に出先では必ず買うものがある。。ふふ。。。。私は運だめしくらいにしか思ってないんだけどアッパは真剣よ～～　常に、一攫千金ねらいです。でも私のほうが良く当たるのだ。　ナニって？？・・・ロト６４５のこと。以前にも書いたんだけど、私はあんまり買わないのに結構当たる。アッパは毎回必ず買うのにほぼ当たらない。。。ところが、最近異変が起きていてここのところ、ひと月に一度のペースでアッパは２千ウォンの投資で（いつも二口買い）数万ウォン儲けている。。。。とはいっても、まだ二回だけのことなんだけど。。そろそろ、ひと月の周期に差し掛かってるこの週末、買い逃してはならない。。。ということで我々は、時計を気にしながらロト販売店を探しにその田舎町を車でグルグルと回り始めたのだ。（ロト６４５は毎週土曜日午後８時で販売終了）しか～～し！！この町にはロト売り場がないっ、、、だいたい、町の中心部と思われるところにお店の数自体も少ないし。。もちろん、ロト販売店もなければロトを扱うコンビニすらない。。。。隣町にも走っていってみたが隣はもっと寂しかった。。。は～　田舎の厳しさを知った。これが田舎なのだ、求めているものが手に入らない、これを「田舎」というのかなぁ。。。安易に、日頃から「田舎暮らしがした～～い」なんて言えたモンじゃないな、と思った。便利な都会で何不自由なく自分が暮らしてることを改めて思い知らされた。。。なんてあ、そんなハナシをしてるんじゃなくて～～（笑）結局ロトはあきらめて。。我々は晩御飯にありつこうと、「ねえ、ナニ食べたい？。。何がいいかなぁ。。」と優柔不断にまた田舎の町をグルグルグルグル～～～そしてさんざん迷った挙句、「やっぱりこないだのリベンジすっか？」となりました前回間違えて入ったＫ食堂のとなり、Ｐ食堂でやっと食事。出てきたおかずの数は、数えてみると３４種類！！うぁ～～、お皿も上下に重なって、やっぱりココだったのね。さて、食堂から民宿まではほとんど目と鼻の先。。民宿に「今から行く」と電話を入れてそちらに向かう。これが、その泊まったお部屋。ファント（黄土）の壁だよ～～初めてでした、なんかいい感じ。遠赤外線、目に見えないけどバンバン出てるんでしょうか。そういえばオンドル焚いても部屋の空気がそんなに乾燥してる感じもしなかったのはやっぱりファント壁のおかげ？？。。。この日は山里のこの民宿で一晩ぐっすり。。。さて、いよいよ明日は白羊寺の紅葉まつりです。（つづく）

  2007年11月07日

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  淳昌（スンチャン）～潭陽（タミャン）～白羊寺（ペギャンサ）

  先週の土曜日は、全羅道まで日帰りの旅に行ってきた。本当は一泊２日だったんだけどなぁ。。。ぶつぶつ。まあいいや。主人の先祖のお墓はあの、コチュジャンで有名な淳昌（スンチャン）にある。もともと主人は、小さい頃はスンチャンに住んでいたし、今でも親戚が何軒かスンチャンに住んでいる。そう、主人の田舎はスンチャンなのだ。スンチャンは全羅北道、そのすぐとなりはもう全羅南道。近くには内蔵山（ネジャンサン）国立公園もあっていろいろと見どころも多い。。我々は、まずスンチャンでお墓参りをしてそれから親戚のうちに挨拶に行った。本当ならスンチャンのあちこちも見て回りたかったのだけど時間の都合でその日は早々とスンチャンを後にした。その日のお目当ては全羅南道・長城（チャンソン）郡にある白羊寺。。。の門前にある食堂（笑）ここにおかずが３０数種類も出てくるえらい気前のいい食堂があるそうな。。主人が以前、会社の同僚と三人でそこで１５，０００ウォンの山菜定食を注文して噂以上の量のすごさに驚いていまでもそれが三人の間では語り草。。なんだと。「いつかまた、きっと行こうと思ってた」というのでならばこの秋、全羅道に行こう～ということで。。。気になってたお墓参りもして、そっちに住んでる友達にも逢えたし、白羊寺も拝観して、で、み～んなまとめて堪能してきた♪上の写真はスンチャンを後にして白羊寺に向かう途中の、タミャンのメタセコイアの街路樹どおり。ここは、映画『華麗なる休日』（２００７）の撮影地ということもあり沢山のヒトが訪れていた。写真の道は完全に歩行者天国のようになっていて貸し自転車やインラインスケートで通行を楽しむ人も多い。次に訪れた、《古佛叢林・白羊寺》あと１～２週間もすれば紅葉祭りだったそうで。。でもこの一帯は、韓国では一番紅葉が美しいので有名なネジャンサン国立公園。そんなときに来たら紅葉見に来たのか、ヒト見に来たのかわからないくらいチョンシンオプタ。。らしいから（主人談）まあ、静かなこのころが一番よかったかしら。。。ちなみにこのときには紅葉はまだ３分にも満たなかったって感じ。山の中といえば山の中なんだけどなんとなく、当たり一帯に華があるというのか。。紅葉していなくとも、その山々の雰囲気に芸術的な洗練された自然美を感じる、そういう不思議な場所。人間が見つけるべくして見つけた場所。。って感じだわ。最初からこの地は、その山を愛でる人間をきっと待ってたんじゃないのかしら。。とも思えてくるような。この全羅南北の境目あたりってとっても私には魅力的。。このヘンに住んでみたい～～と思う。田舎でもなんかぜんぜん寂しい感じがしないのはどうしてだろう。。。このあと、白羊寺の近くに住んでる友達としばし、なつかしい再会。そして。。。いよいよ！！じゃーーん！！３０数種類のおかずがテーブルの上で置き場所もなくなり、上下に重なりながら並ぶと言うそのうわさの食堂で念願の夕食～～という場面ですが。。。出てきたおかずを数えてみるとありゃ、２０数種類？？・・・主人が数えながらこう言った。「どうもさっきからココの食堂じゃなくて　そのとなりのような気がしてたんだけど。。。」そこは門前の食堂街、といった感じで一列に似たような食堂がずらっと並んでいた。どうやら、前回の食堂はひとつ隣の店だったらしい。。。皿がテーブルにのりきらなくて上下に重なることもそこではなかった。まあ。。。いいやね。＾＾；ともかく、美味しく頂きました。そして、午後７時過ぎ。。翌日もまた出かけるところがあったため一泊２日を急きょ日帰りにして、我々は家路に向かった。帰宅したのは、午前０時。全羅南道を日帰り。。って出来ないこともないんだなぁ。。。ということがわかったので～はは。。。今度は、思い立ったら　《ふらり、全羅南道》だね　

  2007年10月17日

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  ハヌル公園

  ソウルの都会の真ん中にとても素敵な場所があります。ここ、ワールドカップ公園内のハヌル公園（お空の公園？　＊＾＾＊）はごみを埋め立てて作った丘なのです。ジグザグの階段をだんだん登っていくと。。。素晴らしい眺め。ソウルが一望できます。頂上にたどり着くと、そこは。。。ここは、本当にソウルの真ん中？？。。。秋にはススキで有名なこのスポット。。。去年は見逃してしまったので今年は是非。。と思っています。以前行ったことのあるテガン嶺牧場を思い出すなぁ。。。ハヌル公園。。。本当に空が近いんだ。。。

  2007年08月19日

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  ★　京畿道ヨジュの旅（その２）　★

  京畿道世界陶磁器ビエンナーレはイチョンとクァンジュと、ここヨジュの三箇所で開催されているそうな。。しかも、この日は開催初日ということだったからこんな大々的なイベント会場の周辺でお宿はいったいいきなり転がり込んで大丈夫なんだろうか。。と心配したが幸いであった。。。ぼったくられる事もなく、ジャスト、３万ウォン！しかも。。。手持ちの現金がちょうど２万ウォンしかなかった私たち。だいたい旅先はカードでいつも済ませるのでこういう旅館が現金先払いだということをすっかり忘れていた。。。ところが、幸いにもこの旅館は窓口に各種カード会社のステッカーがべったべたに貼ってあって、カード歓迎、ということで、これまた、幸い～～って、そんなに危機的状況でもなかったんだろうけど旅先ではいちいち感動してみたりするもんさね。。。＾＾さて、その陶磁器まつり。。。このイベントのマスコットのトヤちゃん像の前で子供たちは記念撮影。あとトヤちゃんの着ぐるみも会場内では引っ張りだこだった。ウチの三人も一緒に写真撮ったけど末っ子は最初「怖い」と言ってひとりでは決して近づこうとはしなかった。。ね。。着ぐるみトヤちゃんってやっぱり不気味といえば不気味だわ～でも中に入ってる人、ほんとにご苦労様よねぇ。。。やんちゃな男の子らにわぁ～っと囲まれたと思ったら頭さんざん小突かれて、一生懸命重そうな頭を手で持ち上げなおすヒト場面も。。メインとなっている陶磁器会館では世界各国の作家の作品と、陶磁器のオブジェによって演出された芸術的空間を堪能。いろいろ見ていたら急に石けんのアイディアが浮かんできたりするものなのねぇ。ココ最近はすっかりデザイン石けんのことなんて考えてもいなかったけどまた何かおもしろいの、作ってみたくなったなぁ。。＾＾＊陶磁器まつりの会場を後にして次に我々が向かったのは世宗大王のお墓。。。。。。をお参りする前に、まずは世宗大王が残した数々の功績のなかの天文学分野についてアッパとお勉強する子供たち。。。写真はピンと貼った糸が円盤状の時刻版の上に影を落とすことによって時刻を知ることが出来るという『日時計』だそうな。。。日本でもみんな世宗大王はご存知でしょう？そう、ハングルを作ったヒト。。そして、一万ウォン札の、あのヒトですよ。お墓の周りにはなにやらいろんな石像がぐるっと立ち並びお墓を守っているようだった。。。そして、キレイに手入れされていた。この後は、午後２時も回り、そろそろ渋滞に巻き込まれないうちにヨジュを出発しようと言っていたのだがせっかくきたんだしもう一箇所。。。ということで世宗大王のお墓から『明成皇后の生家・記念館』へと向かう。。。明成皇后というのは、あの『閔妃暗殺』のミン妃のことだ。実は私、あんまり歴史は詳しくないのでこの本もまだ読んでないし、この事件も概要しか知らない。。。まだ１００年ちょっと前の出来事だって言うんだから世宗大王よりもはるかにリアルだ。。。しかも日本人に殺されてるというんだから。。（これにも諸説あるんでしょうけど。。）数年前、たしか日本だか韓国だかは忘れたが書店で『閔妃暗殺』の分厚そうな本は手に取ってるはずだった。でもあの時は買わなかったんだなぁ。。ぜひ取り寄せるなりして、すぐにでも読んでみたいと思ってるしまた、韓国で出版された本も探してきて、一度目を通してみたい。。。この明成皇后記念館は韓国語と英語と中国語と日本語で書かれたとても親切な説明パネルやパンフレットがあるのは良かったけどその日本語はとても読みづらいもので明らかに中途半端な日本語の語学力をもつ韓国人が訳したソレとわかるものだった。いつもは韓国語読むのがめんどくさいので日本語のほうを読んでるのにその記念館は日本語読むのがめんどくさいからほとんど韓国語読んでだいたいのことを理解した。実際に我々が見学してる間にも中国人の団体観光客がやってきて熱心に中国人ガイドの説明を受けながら説明パネルにも目をやっていた。こうして海外からも実際に沢山の観光客が来てるものと思われるのでこうした翻訳作業をもうすこし念入りにやってほしいものだ。。。こちらのディスカウント店などでよく見かけるＢ級日用品のパッケージに書かれたでたらめな日本語ならまだしも『国母』とまで言われてる自国の尊い歴史的人物を加害者の日本人に向けて日本語で証そうというのなら、ぜひともこれは通じる日本語にしていただきたい。。。これは主人からも「ネットに声をあげとけ、関係者もむしろ喜ぶ」と言われたんだけどどうだか。。。？？素直に「はい、じゃあ直します」って、韓国語に精通した日本人でも雇って書き換えるかしら、どうでしょう？？。。。明成皇后の生家・記念館を出ていよいよ我が家へ。。。渋滞はほとんどなく無事に帰宅。ヨジュの一泊２日の旅。。。この週末はじつはエバーランドに子供たちを連れて行くか。。というハナシも出たのだったが私がにぎやかな場所に行く気力がなかったので却下。。なんだかいつも私の趣味でお寺や記念館ばっかしで子供たちは気の毒かしらねぇ～今度はエバーランド連れて行くからね、許して～～♪

  2007年04月30日

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  ★　京畿道ヨジュの旅　（その１)　★

  またまた「ふらり」旅してきました。今回は京畿道ヨジュです。ヨジュという土地はあの美味しいお米と陶磁器で有名なイチョン（利川）のとなり。。。ヨジュもやはりお米に陶磁器、落花生、サツマイモなどで有名なんですって。。。以前から気になっていた『モガ仏教博物館』がここヨジュにあるというのでこの週末はヨジュへの旅に決定。屋外に仏教美術のオブジェがそこかしこにそびえ立つなんとも不思議な光景を観光ガイドブックに見つけてからぜひとも一度行って見たいと思ってたのだった。午後になって急に思い立って出発したので当然渋滞に巻き込まれ博物館に着いたのは午後５時１５分。。。それでも閉館時間は幸い今月からサマータイムで６時になってたので約５０分ほど館内をゆっくりと見て回ることができて良かったぁ。。＾＾ここは個人の博物館ということだけど何か散漫なただの収集物の寄せ集めと言う感じは全くなく私なりにきちんとこの館の主題のようなものが感じられてとても見ごたえがあったように思う。。。ここは明らかに木造彫刻に造詣が深いようだった。それは展示物からも充分伝わってくる。後からチケットのウラの説明をゆっくり読んでみたらやはり創立者が人間国宝の仏教木造彫刻家であった。閉館時間を気にしながら急いで売店コーナーでこのお香ひとつだけを購入。。。フタをすこしずらしただけで、はっかのひんやりした香りが。。。緑茶とはっかのお香という、なんとも清涼感あふれるお香。。。で、お香大好きな私は期待大でさっそく家で焚いてみたが。。。あんまり期待ほどではなかったような。。。これなら、以前とあるお寺で買ってきた青松のお香のほうがかなりインパクトあるなぁ。。。博物館を出て次に向かったのは神勒寺。でもお寺の駐車場に車を止めてさあ拝観、と思ったがお寺の建物はどれも真新しく、重要文化財などがありそうな気配もなくソレよりもお寺の向こうでにぎわっている『２００７　第四回京畿道世界陶磁器ビエンナーレ』の会場が気になる。。このお寺とビエンナーレの会場である「世界生活陶磁館」は道続きでこのあたり一帯が川沿いの観光地としてつながっているようだった。それでお寺を通過して会場まで行って見ると時刻はすでに午後７時３０分すぎ、イベントは終了し人々は会場内の屋台で楽しそうに一杯やったり散策に興じたり。。。我々もぶらぶらとしたあと、再び車に乗り込み「お腹すいたね、夕食ナニ食べようか～」と市内をぐるぐる回る。そして、迷った挙句なぜか海のないこの土地でわざわざ刺身屋に入る。。。まあ、主人は外に出るたびにメウンタンが食べたいそうだからよくこうなってしまうのだ。。。子供たちも無類の刺身好き。ウチって親子揃ってうまい具合でしょ？。。＾＾；「ふらり」と家を出て、モガ仏教博物館だけを目当てにやってきたヨジュ。日帰りとも、一泊するとも決めないで、でもとりあえず、家族の着替えと洗面道具だけは準備してきた。午後１０時２０分すぎ。。。刺身屋をでてしばらく道を走りながら「さて、今夜はどうする。。。？」今から家に向かっても２時間足らずで帰れるからうまくすれば午前０時すぎには着けるという。でも、お腹一杯になると眠たくなると日頃から言ってる主人にこのときは私がなんとなーく不安を覚えた。結局、一泊することも頭の中にあったのでさっき見に行ったイベント会場の川沿いの観光地の一帯で見かけたあの安旅館街に行って宿を当たってみようか、ということになり幸い安くて適当なお部屋を見つけて、そこでゆっくり一泊することにした。

  2007年04月30日

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  一泊２日の坡州ミニ旅行　★その4★

  とにかく、広くてキレイで素敵なコンドだった。ここは、昨年出来たばかりの、アッパの職場の保養施設なのだ。キッチンも清潔でお皿から鍋から、箸にスプーン、炊飯器に電気ポットまで何でもすでに揃ってる。。。しかもまだ新しいものばかり。＾＾コンドミニアムは日本ではあまり馴染みのない方も多いと思う。韓国では宿泊施設として一番ポピュラーなんじゃないかな？？昔１～２回利用したことのあるコンドは何にもなかったと記憶しているがここは公務員の保養施設ということできっと充実してるんだろうと思う。基本は自炊。。。食材などをあらかじめ調達してチェックインするスタイルだ。日頃の疲れを癒したくてどこかに旅行しようっていうのになんでコンドで飯を炊くぅ～～？？？思いますよね？。。。私も昔はそう思った。。。韓国人はどこに遊びに行くのでもいつもキムチと肉とサンチュとご飯持参でまあ、この人たち、旅行中くらいちょっとは食の心配忘れたらぁ～？？と、よく冷ややかに思ってたもんです。しかし、今は。。。私もけっこうこういうスタイル、嫌悪感はなくなりましたね。まあ、韓国も長くなってきたから。。＾＾；；チェックインしたその晩のメニュー。プルコギ、えびの塩焼き、ボール一杯のいろんな葉っぱ、白菜キムチ、カッキムチ、いちご。翌朝は簡単にかつおうどんを作って食べた。もともとは外食も大好きな私。コンドの隣にあったお洒落な感じのイタリアンのお店が非常～に気になったけど、ここはまた、次の機会に。。。と我慢する（涙）さて、コンドでのあまりにも快適な時間に思わず「もう一泊したいなぁ。。。」と未練が残るけどその翌日はいよいよこの旅のメインイベントであるＤＭＺ施設めぐりが待っていた。。。我々はコンドを後にして臨津閣（イムジンカク）へと向かったのだった。。。

  2007年03月03日

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  一泊２日の坡州ミニ旅行　★その3★

  伴鴎亭（パングジョン）とはファンヒ（黄喜）という高麗末期から朝鮮初期の代表的な政治家がイムジン川のほとりで鴎を伴（とも）に余生を過ごしたと言われている場所。写真は伴鴎亭（パングジョン）の位置からイムジン川を眺めたもので本来はこの伴鴎亭（パングジョン）は、写真の右半分に見えているこの建物の位置にあったんだとか。。韓国のあちこちに見られる丹青をほどこした休憩所、ありますよね。あんな感じの建物がたってます。黄喜という人は、清貧、潔癖、私利私欲が一切なく、その時代にしてはなかなか受け入れられなかった平等思想を広く説き、実際にそのようにも振舞った『李朝の名宰相』といわれる人物。そして、彼の子供の黄守真も領議政をつとめ、玄孫の黄充吉は通信正使として訪日もしているのだがこの黄充吉なる人物はその際に、豊臣秀吉の韓国侵略の野望を見事、見抜いていたんだそうな。。。（当時の王はその報告を一蹴した）素晴らしい政治家のセンスを持った家系だったんでしょうな。。この伴鴎亭（パングジョン）があるのは『黄喜政丞遺跡地』でここはちょっと広い散策の場所のようになっている。このお方が黄喜先生なり。。この遺跡地をぐるっと一巡りして戻ってくるときに出口付近の地点でさっき入ったうなぎやから空に向かって煙が上がっているのが見える。そして近づくにつれてうなぎを焼く香ばしい匂いが一帯に立ち込めてくる。。。ここは、明らかにこの遺跡地とうなぎがワンセットだわね。＾＾；；遺跡地に見学に来たヒトがこの匂いを嗅いでどうして店に入らずにいられようか。あるいは、この店でうなぎをたらふく食べて満足したヒトは腹ごなしにこのイムジン川のほとりの風光明媚な遺跡地をせっかくだからふらりと散策してみたくなるのも、道理。。。　　　　　☆　☆　☆　☆　☆　さて、この後はまた車に乗り込んで今度は私がいたく気に入った龍尾里の石仏を見に行く。。。ここは結構わかりづらい場所で思わず前を通り過ぎるところだった。久しぶりに再会する石仏たち。。。私は何の因縁か、この石仏にすごく魅かれる＾＾またここに行くのだと私がアッパに告げると「なんでまた？？」と言うような顔をされたが。。＾＾；；；私はたぶんまた通うだろう。あきれられてもね。ふふ、、、そして今日最後のみどころ、ここも以前訪ねたことのある普光寺。ここは新羅女王８年（８９４年）にドソン国師が創建したという由緒あるお寺。。。ここのことをいろいろ調べていたらこんな記事や、こんな記事まで～～　ここのお寺に来ると納骨堂の存在をなぜだか強く感じるのはこういう背景だったからなのだろうか。。。死者の弔いに厚そうなお寺という印象はあったけどいろいろ問題もあったのね。。。それにかつて血に染まった土地だったなんて。。。とにかく、ここも私がとくに気に入ったお寺でこの立地の素晴らしさにいつも感動していたのだがこれらのことは知らなかった。。。でも、ここもまた訪れるだろう。。これらのことを知ってまた興味も湧いてきた。。普光寺を拝観し終わると、時間は午後５時２０分過ぎだった。予約しておいたコンドに早めにチェックインしようと我々はコンドのあるヘイリ芸術村や英語村（ヨンオマウル）方面へと向かった。

  2007年03月03日

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  一泊２日の坡州ミニ旅行　★その１★

  早いモンで、もうこれも一週間ほど前のことになるのだ。。楽しかった坡州（パジュ）の旅。近場ではあるけれど、旅したな～という気分の残る素敵な一泊２日だったわ。。＾＾ではでは、さっそく、行ったところをザッとご紹介。。。　　　　☆　☆　☆　☆２月２４日、朝は家で朝食をとり午前１０時過ぎに自家用車で我が家を出発。まずは、パジュに行く前に、わが市が誇る名所『幸州山城』へと向かう。（上のリンク先、よく調べてありますよ～　みなさまご参考に。。）ここが有名なのは、なんといっても壬辰倭乱（文禄・慶長の役）のとき韓国軍が日本軍に大勝利した場所だからなんですがそれも、婦女子の活躍によって。。というのだから、韓国の女性、やっぱりすごい勇ましいね。山を登って攻めて来る日本軍に上から石を次々に落としたそうなんだけどそのときエプロン（戦い仕様の丈夫なエプロンだったとか！）に石をためて運んでは落とし、運んでは落とし、したんですって。。。このハナシを聞いただけでは、そんなんで敵をやっつけられるの？？と思われるかも知れませんが、実際山に登ってその絶壁を見下ろせばせいぜいこぶし二個分の大きさの石でもココから次々に落とせば充分に立派な武器だなぁ。。。と実感しました。徒歩で山頂に登ると、このような記念碑が建ってます。ソウルへと続く高速道路とその横を流れる漢江（ハンガン）。実はこの幸州山城の近くにかれこれ８年くらい住んでいるのだけど山頂まで登ったのは今回が初めて。。。そして詳しくココに関する歴史を調べてみたのも今回が初めて。あらためて思うんだけど、そんな時代に、日本人、よくもこんなところまで来たよなぁ。。ここで死んでる日本人も沢山いるだろうに。。。年に一度、ここではこの戦いの勝利を記念して行事も行われる。今度は是非その行事に参加してみたいと思う。さて、山を降りてまた車に乗り込み高速道路にのり、いよいよ坡州市へと向かう。。。アッパの提案で、まずはムンサンのパングジョンに向かいその近くにあるらしい、美味しいうなぎやで昼食を。。ということに。でも、どこのお店かはわからないのでとりあえず、近くに行って道を歩いてる地元のヒトに聞けばわかるはず。。ということで、我々は美味しいうなぎやを目指してまずはムンサンへと向かったのだった。。。

  2007年03月01日

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  ふらり、坡州。

  なぜか、魅かれる坡州。今日もふらっと行ってきました。。。。ドッグランならぬ、カウラン？？　　「チィたぁ運動せいやー」と広いところに放ったのでしょうが全然意味なし。。。です。＾＾ところで。。。去年の夏、家族で行ったここの樹木園。。。ここを訪ねた後に向かいにあったハーブ園にも寄りたかったのだけどそのときは人がいっぱいであきらめて帰ってきたのでこんな冬に何もないだろうなぁ。。と思いつつも訪ねていく。。。そこで、こんな「ラン」を購入。。。三年後には玉のような株になるんです。名前は韓国名「パクチュィラン」？？？・・・・プラティ・セリウム、日本名は「鹿角羊歯」これ、シダなんだわ。。。ハーブ園を出て、次に目指したのはこれも前回行きかけて時間の都合で取りやめた普光寺大学時代、奈良の大仏さんに親しんだせいなのか、はたまた、子供の頃、名鉄電車にのって名古屋に行くのに必ず車窓から拝んでいた布袋の大仏さまの影響だろうか、私は大仏やでかい観音様なんか見るとミョーに気持ちが落ち着くんだけど。。。普光寺の由来などは、後ほど、翻訳作業をしてからアップします。。。さて、その普光寺で買ったもの。。。これです。キーポルダーは前回もお寺で買ったのだった。これなんだけど。。。私の干支の守り神の絵が付いてるものだったのにその絵の部分がごらんのようにハズレてネジが露出している。鍵をバックから手探りで取り出すときに何度もこのネジの突出部分でチクッとやられてるもんだから新しいキーホルダー、探してたのだ。。。でも、何で、ブタにするの。。。私もけっこう影響、受けやすい人間だったんだなぁ。。。＾＾；；；さすがに金色には手が出なかったけどさぁ～（あったんだ、これが。。）お寺を出て、おなか空いてたので（昼食を食べてなかった）坡州から我が家まで車で走る途中にどこかに入って食べようと言っていたのに結局、家の近くまで来てしまう。。。そこで、私が提案して一度いったことのあったカフェ村の中の美味しいピザやさんへ。。このピザやの一階に、アロマショップを発見。。ピザを食べ終わってから外に出てこのお店を覗きに行って店長の女性としばし雑談。。。石けん作りに興味があって、どこかで習いたいと思っているそうでそのことでいろいろ相談を受ける。そのあと、私が日本人だとわかり、彼女から面白い話をきくことに。。。このピザやのオーナー夫婦が韓日カップルなのだそうな。。。しかも夫婦はこの界隈では昔から飲食店が大きく成功したことでも有名らしい。その上、奥さんは日本人で自費出版の本まで出していらして、私はそのアロマショップの売り場で店長からその本、ちょっと見せてもらったところ、私よりも１０歳ほど上の方だった。。。しかも出身地は私と同じ、お子さんは娘が三人でこれも私と一緒。。。今度またそのお店に遊びに行くときにはその日本人女性に引き合わせてくれるということなのでかなり楽しみにしています。そのアロマショップは絵付け工房（？）も兼ねているのでこちらもおもしろそう。。。。ピザやのピザが乗っかってきた平らの大きな絵皿がかわいいなぁ、欲しいなぁと思っていたらその工房でそのお皿が売っていた。このお皿も、気になるのだ。。。。坡州、またふらっと行く予定。。。。

  2007年01月28日

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  坡州龍尾里石佛立像

  今年の夏に見たこの石仏が、今でも忘れられない。こんな庶民的なファニーフェイス（失礼だけどホント）の仏様はおそらく初めて見ただろう。。。なんか、非日常的な、ありえない光景だなぁと思いながらじーっと見てると引きずり込まれるような感覚。。。お寺の脇の階段の上り口をずーっと上がっていくと石仏の全景がだんだん見えてくる。上りきって石仏を見上げると改めてその大きさに圧倒される。全長１７．４メートル、国内でも最大級の石仏だ。左側の背の高いほうが男性で、右側の角ばったお顔のほうが女性らしい。土地の伝承によれば、この石仏にはこんなエピソードが。。。高麗時代（９１８～１３９２年）の１３代王　宣宗は世継の男の子が産まれず、何人かの女性を迎えたがそれでも男の子には恵まれなかった。元信宮主（第三妃）を迎えてもやはり男の子は産まれず彼女はこれをひどく心配していたがある晩、彼女に不思議な出来事が。。。夢の中に２人の道僧が現れ「私たちは長芝山の南の麓にある岩に住む者だ。　とてもひもじいので何か食べ物をくれ」と言って消えていったそうだ。そこで、夢から覚めた宮主はとても不思議に思い王にそのことを伝えると王はすぐに人を遣って調べた。そして、長芝山の麓に大きな岩が並んで立っているとの報告を受けたのだった。王がすぐさまこの岩に二体の道僧を刻み寺を建立して手厚く供養するとその年に、待望の王子である漢山候がお生まれになったということだ。ふ～～む。。。我が家はご存知のとおり、娘が三人。。。。主人は本家の長男。。。。今度訪ねていくときにはたんと御供えでも持っていって真剣に祈祷するかなぁ。。。。（タイムリミット近し！！）場所は、坡州市　廣灘面　龍尾里　山８この近くにはユングァン将軍の墓もありそこへも行ってきたのでまた次回にでもレポします。結構みどころの多い坡州という土地。。。私は以前からミョーに気になる土地で実はかなり坡州のあちこちに行ってるんですがブログで記事をあげたのはおそらく今回が初めてなんではないかしら。。。そして、坡州のすぐ隣が北朝鮮という土地柄キタにまつわる場所もたくさん。。この石仏のお顔がボコボコしてて、ヤンキースの松井を連想したのって私だけじゃないよね（笑）あれはある人のブログで読んだんだけどキタとの激しい銃撃戦の痕跡なんだそう。。。そういう土地なんだなぁ、と改めて思う。この記事の参考サイトは　こちら

  2006年11月08日

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