28日の日記
毎朝見ていたマッサンが終わってしまい、ちょっと寂しい。ドラマ自体が面白かったし、頑張っていた主役の二人も、脇を固める俳優さんたちも良かったと思う。それとは別に、私はいつも衣装が楽しみだった。時代と共に変わるエリーのワンピースやブラウスには、美しいレースやギャザーが施してあったし、マッサンのツイードのスーツも、手仕事の良さが感じられた。マッサンの着ていたセーターで、縄編みを使わず表目と裏目だけでアランニットのようなデザインになっていたのが好きで、編んでみたいと思ったのだった。確か同じようなので色の違う物を「花子とアン」の時、花子の夫も着ていたようにも思ったが・・・・それから着物を見るのが楽しかった。わざわざ昔着物を仕立て直して着ていたので、時代感いっぱいだった。着物に関しては「ごちそうさん」から後は、ずっと昔着物を使っていたが、さすがに長身の杏ちゃんだけは、昔着物は小さすぎたのだろう、いつも新しい着物だった。でもマッサンの花ちゃん(小池栄子さん)の着物は、袖付け部分に割りを入れて裄の寸法を合わせる手の込みようで、感心した。すごいと思ったのは熊さんの裂き織りの半纏。身頃の裂き織りだけでなく、襟には刺し子が施されていてとても手が込んでいた。「誰かのコレクションか資料館の物なのだろうか?」と思ったりもした。衣装の感想はいくらでもあるから、ドラマのうち半分以上は着物を見ていたのかも知れない。次回作は現代らしいので、着物は見られないから、正直あまり気が進まない。来週から、朝の一休みの時間が短くなりそう。