のらおじさんと子猫
実家に帰ったとき、小学二年生のときの読書感想文の文集をみつけました。全然覚えていないのですが自分や同級生の感想文を読むと、おそらくこんなお話だったようです。捨てられた子猫が、野良猫たちと出会います。野良おばさんは普段いじわるだけど、子猫に魚屋から盗んだサンマを半分分けてくれます。そして野良おじさんは、子猫のことを「うるさい」といいながらも、色々面倒を見てくれます。子猫はおじさんが大好きで空の三日月を見て「あの大きなサンマを、おじさんに食べさせてあげたい」と、お風呂屋の高い高い煙突に登ります。結末はおじさんはわざと子猫に冷たくし、子猫は優しい人にもらわれていく(違ったらすみません)なぜこんな話を思い出したかというと公園のタヌキとちびすけを見るとこの2匹の関係と似ているように思えるからです。最初であった頃、2匹は決して仲が良いとは言えずおそらく元飼い猫のたぬきと、野猫のちびすけいがみあっていましたでもいつしか2匹はいつもいっしょ単独動物といわれる猫、しかもオス二匹ちびすけはタヌキにならって少しだけ,人懐こくなりました私達は夜公園を訪れしばらく2匹とお話をして帰ります私の持ってきた缶詰を食べるときもありますが、すでに餌をもらったのか、ほとんどたべないときもあります。高齢のタヌキが、「もう寝る」とばかりに繁みに消えると、ちびも慌ててついていきます。台風の後夫が公園を訪ねて、濡れたちびすけを見つけました。連れて帰ろうと車に乗せたそうですが果たしてちびすけにとってどちらが幸せなのかうちに連れて行っても、いついてくれるかどうか考えた末、また公園でおろしましたその夜タヌキはすぐやってきて私の膝に乗りましたがちびすけは用心して、なかなか近くによってきませんでした