2年ぶり!家出猫ニャーが帰ってきた!
ちびとろが台所で鳴いています。雄猫同士の、威嚇の声です。ちびとろはお隣の猫やよその猫が入ってきても怒ることなんかないのに、不思議に思って行って見ると、なんと!塀の上にニャーの姿が!!2年ぶりの帰宅!?家出して近所のお年寄りのお宅に行ってしまってもうすぐ4年。(詳しくは「実践!10匹の猫と暮らす」のニャーのページをご覧ください。)私が初めて出会った猫。すべてはニャーから始まりました。ニャーの消息を最後に聞いたのは、去年の春。家から500Mくらいの、病院のお嬢さんからの電話です。「うちの母が野良猫たちに餌をやっていて、お宅のニャーくんもちょくちょく来ていますが、心配していると思って」「ニャーは家出して、たまにしか帰ってこないんです」迷子札と首輪は私がつけたままです。お世話になっているBさんのお宅はおじいさんが一人暮らしなので、何かあったかと心配していた翌日の朝、今度は当のBさんから電話が。「ニャーがしばらくいないと思ったら、今朝帰ってきました。首輪も替えてもらって、ありがとうございました。」え!?私、ニャーとは半年位あっていないし、首輪替えてもいませんけど。「○○病院に、時々いっているみたいです」というと、Bさんも驚いていました。それから1年半。ニャーは全く姿をみせず、以前のように道でばったり出会うこともなく、どうしているかBさんに聞きそびれている間に月日が流れてしまいました。死んでしまったのか、もうこの家を忘れてしまったのか・・・。忘れたわけではなかったんだねー。首にはピンクののみ取り首輪。そこで気付いたのですが、ニャーはBさんのお宅だけでなく、他にもお世話になっているところがあるようです。Bさんは私に遠慮して首輪を付け替えませんし、○○病院も餌を食べに来るだけの猫、しかも飼い主のわかっている猫に首輪をつけることはないでしょう。第三の家(あるいは、第四、第五?ん?うちは何番なんだ?)で付けた首輪を、Bさんは私だと思ったのです。ニャーと一緒に暮らしたことのないちびとろは、他のよその猫にはない態度の大きさや余裕をニャーに感じて、反発したのでしょう。