悲しい知らせ
かげとらのポスターを見た方から、連絡がありました。かげとらがいなくなった夜、通りすがりの男性が「お宅の前で猫が交通事故で死んでいる。首輪をしているが、お宅の猫では?」と訪ねてきたのだそうです。違うというと、自分はこれから遠くに帰るので、お金を預けるから明日市役所に引き取ってもらってほしい、と言われましたがお金は預かれないというと、ではせめて新聞紙を下さいと、新聞紙をもらって猫をくるみ、道路の端にずらして立ち去ってしまった。そのお宅ではそのままにもしておけず、でも死体を見たくないので、新聞紙のままダンボールに入れ、翌日市役所に引き取ってもらった。うちから3軒ほどの、道路に面したお宅です。私はあの日くまおが事故にあった道路は見に行ったのですが、かげとらがそんな方向に行っているとは思っていませんでした。ペソに今までで一番くらいベタベタ甘えて、そのまま眠るのかと思ったら、台所でえさを食べていました。それが、私が見たかげとらの最後の姿となりました。動物たちが急にいなくなってしまったときのために、古くなった首輪や名札も捨てずにとってあります。でも小さなかげとらは、一つ目の首輪をつけたまま私たちの前から消えてしまった。何も残さずに・・・・・。