願い
レーガン、ブレジネフ、毛沢東が天国に行った。聖ペテロが3人に対してなんでもひとつだけ彼らの願いを聞き入れると告げる。まずブレジネフが毛沢東をいちべつして、「地上から中国という国家を抹殺してください。あそこには十何億という黄色い人種がいて、地球上の資源をすべて食い散らそうとしています。このまま奴らを野さぼらせていたら、地球は奴らによって破滅させられてしまいます」次ぎに毛沢東。「地上からソ連邦を消してしまって下さい。15の共和国を力ずくで無理矢理作った連邦なんて存在意義はありません。それに彼らの無知で利己主義のかたまりです。特にクレムリンの連中は自分のことしか考えないネクラ人種の代表です。人間としての存在価値さえありません」レーガンは満面に笑みを浮かべながら、2人の言うことを聞いていた。しかし、何も言わない。「あなたの願いは?」聖ペテロは促した。レーガンはまだ笑いながら、「何もありません。ただこの2人の願いを聞き入れてやっていただきたい」