緑の力
ついこの前までの柔らかな緑が力を増して強い太陽の光を受け止めている。昨年引越しのドタバタで草取りだけで終わってしまった小さな我が家の庭にも根の浅いささやかな植物が並んだ。娘のリクエストの風船かずらがくるくるを髭を伸ばしてチンチロリンの風船が風に揺れて可愛らしい。この街で暮らして3年。駅への道々の植物とはすっかり顔なじみ。一つの花が盛りを過ぎると「今度はこっち見て」と切れ間なく私に話しかける。相変わらず仕事は迷走を続けてる。夫がいないアナポコにときどきはまり込む。そんな私をこの街の草花が包み込んでくれる。山形にいたときよりもずっと自然が身近・・ってなんだか不思議だよね。ふと、この葉っぱの色が緑じゃなかったら・・と想像してみる。お~~、やだやだ。でも、最初から例えば赤だったりしても、それは人間のDNAが受け入れて赤で安らがるんでしょうねぇ・・。