大学院を選ぶことの難しさ(究極の選択)
先月28日の日記で私は大学院入試に受かったことを報告しました。しかし私は1つだけ受験したわけではもちろんありません。合計4つ受験しました。その結果、4日には2つ目の大学院から合格通知をもらいました。私には2つの選択肢が残ったわけです。 仮に最初に合格したところをN大、後から合格したところをT大としましょう。志望度ではT大の方が上でした。実際にT大のキャンパスを見学したことがありますが、なかなか感じが良かったと思いました。それに、T大のカリキュラムや先輩の声も私としては満足できるものでした。 しかしN大の大学院入試において、面接試験での教授の雰囲気が良かったと感じるようになりました。他にも私のやりたい研究テーマや将来に向かっての資格試験の援助などについても、N大に対して魅力を感じるようになりました。 私は大いに悩みました。N大とT大、どちらを取るべきか、と。4年前の大学受験であれば、合格通知をもらった大学の中から、最も偏差値の高い大学を順当に選んでいました。心の問題ではなく、偏差値の問題として考えていました。また、たとえ法学部、経済学部としても授業の内容という点では大学の間でほとんど変わることはないでしょう。 しかし大学院だと、授業では先生と学生の間の関係が非常に濃くなります。直接指導も非常に多くなるでしょう。そうなると偏差値の問題で片付けられなくなります。必ず相性が合う、合わない、という問題が出てくる。また、研究テーマと関係する授業があるかどうかも重要な要素となってくる。私が「心の問題」と書いたのはこのことです。 私は究極の選択を迫られた気がしました。どちらを選ぶか。入学できるのは1つしかない。私は大いに悩みました。どちらも捨てがたい・・・。しかし、私の人生形成に大きく影響してくるのは間違いないので慎重に選びたい・・・。 悩んだ結果、元から志望度が高かったT大の大学院に進むことを決意しました。自分で決断した道だから、後悔しないよう頑張りたいと思います。 そのとき、私は「就職活動で複数の企業から内定をもらった人にとっても、同じ心境だったのではないか」と思いました。適当に選ぶことはできません。究極の選択の難しさが分かりました。