遊びのブログ

[山スキー] カテゴリの記事

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  富士山

  群馬岳連の方々と9名で富士山へ山スキーに行ってきました。群馬岳連主催の富士山山スキーは、今年で15年目だそうです。4年ほど前にも誘われて参加しましたが、その時は雨で登れませんでした。今回は、天気も良く、良い雪が滑れました。古いアルペン板で行きましたが、テレマークを持っていけば良かったと少し後悔しました。6月にも行く予定なので、その時はテレマークで行こうと思います。ところで、五合目に日本テレビの『真相報道バンキシャ！』の記者がいて、山スキーヤーとボーダーを取材していました。私達のリーダー齊藤さんも、富士山での山スキーの是非について、登る前と下山後に質問攻めにあって答えていました。もしかしたら明日のバンキシャに出るかも知れません。こういう取材って、せめて2人くらいでするのかと思っていましたが、オタク系の若者が一人でカメラを回しながら取材してました。朝6時頃に5合目にタクシーで登ってきたその記者は、いきなり駐車場で登山者を流し撮りしていて、その様子がいやらしさ抜群だったので、ああいう趣味もあるんだなあと思っていましたが、それも取材だったみたいです。齊藤さんは20分以上にわたって丁寧に取材に答えていたので、それが明日、どう編集されて報道されるのか楽しみです。すでにありきの結論に向かって、番組にとって都合のいい部分だけ使われていたら、どうしましょ。後日、バンキシャを見たら、番組の中程で富士山の特集をやってました。その冒頭部分で1分近く、私達のリーダー、齋藤さんのインタビューが使われていました。「群馬県から来た山岳会のメンバー」と紹介され、良い登山者の例として取り上げらていた感じです。私もリーダーが話している横に映っていました。頭から富士山での山スキーを否定するような報道ではなく、ごく当たり前のことを言っている感じがして好感を持ちました。

  2014.05.10

• テレマークで行こうか、どうしようか・・・。

  今週末、群馬岳連の皆さんと富士山へ山スキーに行くことになりました。1、2月の厳冬期も含めて、12回ほど富士山へ山スキーに行っていますが、富士宮口からは初めてなので楽しみです。ただ、山頂から山スキーを楽しむには、時期的にちょっと早いかなという感じがします。以前、山スキーMLで拝見した情報によると、富士山のアイスバーンの一般的目安は、山頂の平均気温がマイナス5度以下とのことです。2014年5月富士山の日ごとの平均気温今シーズンはまだ、日毎の平均気温がマイナス5度以上になった日は、4月29、30日だけのようです。2007年からの2013年までの5月の日毎の平均気温を見ると、5月後半になってようやくマイナス5度を超える日が多くなるような感じです。南面の富士宮口を滑ったことのない私が言うのもなんですが、5月中旬以降がいいのかなという感じがします。ただ、週間予報支援図によれば、週末にかけて気圧は上昇傾向ですので、天気が良ければ、今週末辺り平均気温はマイナス5度を超えそうです。5月6日発表　週間予報支援図FXXN519今シーズンから始めたテレマークで富士山を滑りたいのは山々ですが、今回は大勢で行くので、あまり迷惑をかけるわけにはいきませんので、安全面も考慮して、滑り慣れたアルペンで行こうかどうしようか思案中です。

  2014.05.07

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  赤城山バックカントリーツアー　白樺牧場から深山まで

  齋藤さんと赤城山へ山スキーに行って来ました。いつもの地蔵岳と違い、ちょっとロングツーリングでした。今日は昨日とはうって変わり、山遊びには最適の天気でした。昨日の平地の雨は水上でもみぞれだったので、赤城山も雨かみぞれだっただろうと思っていましたが、赤城山では雪が降ったようで、10cm近い新雪が積もっていました。前回の締まった雪の上に軽い新雪が乗り、よく滑る気持ちのいい雪でした。ルートは齋藤さんの提案で、白樺牧場のある新坂平から姥子峠に登り、六道辻を経由して1173ピーク（名前を忘れてしまいました）の東側を滑って前山沢に降り、そのまま林道を滑って渋川市赤城町の深山へ下るというものでした。結果的には、かなり手前で前山沢へ降りたので、六道辻は通りませんでしたが、この近辺は、先週のように大雪が降れば素晴らしい山スキーのフィールドになることが分かりました。本来なら斎藤さんと二人で赤城山と深山を往復して車をデポしなければならないのですが、今回は、斎藤さんの奥さんに赤城山の白樺牧場まで乗せて行ってもらい、帰りは深山まで迎えに来てもらうという大変贅沢なツアーでした。とても助かりました。昨日の齋藤さんの偵察では、深山へ降りる林道の除雪終点には、まだ80cm近い積雪が残っているということで、スキーを履いたまま赤城山から深山まで走破出来るんじゃないかと期待が高まります。地図で見ると、けっこう距離もあるし、二人ともこのルートを滑るのは初めてなので、フル装備で臨みました。藪山が予想されるので、スキーも慣れているアルペン板で行きました。上の写真は、齋藤さんです。私の母と同い年とは思えない体力です。下の写真の雪に埋まったお地蔵さんが姥子地蔵で、ここが姥子峠だと思い、ここから分岐する尾根を100ｍほど下ってしまいましたが、違いました。尾根が細すぎたのと林の間から見える六道辻が尾根延長からズレていたのと、北側に姥子崩れが見えたので、一つ手前で降りてしまったことが分かりました。なお、この尾根は、今回のような大雪でも、北側は雪が薄くしか着いていませんでした。登り返して、姥子峠から六道辻に向かって尾根を滑ります。その様子は動画で撮影したので、後日アップする予定です。中間部は想像していたより、かなり良かったです。毎年この位の降雪があれば、ホームコースにしたいと思いました。その場合、姥子峠からしばらくは雪が薄いので、箕輪から入って往復するか迷うところです。姥子峠は、夏は何か標識のようなもので識別できるのかも知れませんが、今回は発見することが出来ませんでした。写真の白樺が、尾根に入った地点の目印です。上の写真は、尾根を滑って林道に合流した地点です。ちょうど、夏には桜草の群生地になる付近だそうです。柵で数箇所囲ってある所です。あとは、林道をひたすら下って、深山へ降りました。途中、60キロぐらいはありそうなイノシシの死骸がありました。林道には杉の葉っぱが大量に落ちていて、滑りが悪かったですが、それが逆に登りでは摩擦になって歩きやすかったです。写真は深山の林道除雪終点です。ここから250ｍほどでバス停に出ます。今日は、斎藤さんのおかげで、素晴らしいツアーが出来ました。地元でこれくらい遊べると嬉しいです。送り迎えして下さった奥さんにも感謝しています。おまけに、帰りに御馳走を頂きました。ありがとうございました。一本目は、姥子尾根上部です。一部細くて北側は雪が薄いです。二本目は、姥子尾根中間部です。この辺りが一番楽しめました。三本目も、中間部です。ここも良かったです。予定より高度を下げ過ぎたため、六道辻に行くのは止めました。四本目は中間部のトラバースです。ほとんどトラバースです。五本目は、下部その一です。六本目は、下部その二です。林道に合流です。右側の斜面も良さそうでした。七本目は、赤城白樺林道です。一部2倍速再生です。上の写真は、深山のバス停から見る姥子尾根です。下の写真は深山バス停です。

  2014.03.03

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  観音山バックカントリー　？

  朝5時に起きたら、思ったより雪が積もっていなかったのですが、取り敢えず観音山へ向かいました。清水寺の階段の下に車を置き、石段をシールで登高します。親父の墓の上の斜面を一本滑った後、平和塔に寄ってから白衣観音へ向かいます。護国神社線途中の狙っていた斜面は藪が埋まっていなかったので、そこから車道を滑って戻りました。氷河期にでもならなければ、観音山でバックカントリーは難しいのかも知れません。しかし、小学生の頃、毎朝登っていた清水の石段と、その迂回道は、けっこう楽しい雪の散歩道だったと思います。白衣観音から清水寺石段に戻るまでの雪の様子を動画で撮影しました。その三で少し、スキーが楽しめた感じです。その一その二その三午後は、いつものようにＫと赤城へ行ってきました。どの位雪が積もっているか、期待に胸が膨らみまくりましたが、行ってみると思ったほどではありませんでした。おまけに、朝から天気が良かったため、モナカ雪になっていました。午前中だったら、最高だったかも知れません。しかし、今回初めて赤城山でテレマークターンが出来たので、ものすごく嬉しくて、満足のいく山行でした。動画は後日アップする予定です。さて、来週末は同人の仲間と、これまた恒例の山行の予定です。どんな雪が滑れるか、今から非常に楽しみです。

  2014.02.09

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  登山靴でファンスキー

  昨日の続きです。昨日、久しぶりにプラブーツにファンスキーを履いてみました。私はプラブーツで山スキーを始めたのですが、カフが深くて足首固定のしっかりした兼用靴に慣れてしまうと、98cmのファンスキーでも、なかなか難しかったです。最近は、軽くて足首可動範囲が広い兼用靴が出ていますので、登山靴で山スキーをするメリットは少ないのかもしれません。しかし、この不安定感がなんとも言えず、楽しいです。へっぴり腰になりながらも結構滑れました。以下は小浅間分岐から峰の茶屋までの下りです。この区間の登山道も楽しめました。

  2014.01.04

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  3分間バックカントリー　赤城山で雪と戯れる

  　　先週末の寒波で赤城山に雪が積ったと連絡があったので、元同僚のKと朝一で赤城山に行ってきました。テレマークで行きたいところでしたが、まだロクに滑れないので、安全を優先し、山スキーを持って行きました。今回は電柱切り拓きの南東ルートから登って見ました。昨日だったら南東ルートを滑るのも良かったと思いますが、昨日の日射により今日はすでにモナカになっていたので、今回はいつもの北東斜面を滑りました。根雪が無いので、笹藪の上に先日のドカ雪70cmぐらいがスカスカに乗っていて、快適滑降とは行きませんでしたが、シーズン初めとしては上出来でした。昨年は1月末が赤城山初滑りだったような気がしますが、今年は寒波襲来のおかげで、この時期から滑れるのはありがたいです。今シーズンは赤城山で何回滑れるか、今から楽しみです。

  2013.12.22

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  芝倉沢

  日本オートルートの疲労が残る中、Ｋのお誘いで芝倉沢へ行って来ました。昨年をふまえて、今回はロープウェイは使わず、アプローチに自転車を使いました。旧国道の残雪状況などを見ると、今年は昨年のＧＷより雪は少ないものの、デブリも少なく、芝倉沢は昨年以上に良いコンディションでした。特に、ノートラックの上部は気持ちよかったです。3月には何度も来ていますが、今回に関しては3月より雪質が安定していて、滑りが楽しめたと思います。稜線から旧国道出合まで、この時期でも標高差約1000mをスキーを外さず滑れました。雪上訓練昇り降りに使うだけではもったいないです。3日に北アルプスから帰って来て1日空けて谷川へ向かう昨日の早朝は、身体が重かったですが、芝倉沢が良いクールダウンになり、帰ってきたら疲労感が取れました。天気も安定していて、暑すぎず寒すぎず、絶好の山スキー日和でした。ＧＷの芝倉沢も、毎年恒例行事になりそうです。帰りに寄った伊勢崎の雷ラーメンもまた絶品でした。

  2013.05.06

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  日本オートルート

  今シーズンは2年ぶりに山スキーを再開したため、家から日帰りできるお手軽ルートばかりでしたが、今回は久しぶりに泊まりの山スキーに行って来ました。同行者は、今シーズン谷川方面にご一緒する機会の多かったＳさんです。場所は、立山から槍までの縦走ルート、いわゆるジャパンオートルートです。　体力的に優れた方を除き、一般的には3泊4日くらいで行う場合が多いようですが、私たちは滑り重視のコースを予定し、計画上は4月28日から5月2日までの4泊5日＋予備日を2日取り、実際は予備日を1日使って5泊6日でした。日程的には余裕を持って挑んだはずでしたが、天候不良でフルに行動出来ない日が2日あり、結果的には滑りを楽しむために予定していたコースは取れませんでした。また、今シーズンは雪が少なく、尾根上の雪が切れてスキーで通過出来ない部分が多く、スキーを担ぐ場面が多かったため、想定より時間がかかってしまいました。ほとんど寄り道しなかったにも関わらず、時間的にかなりハードな山行になってしまいました。心底からのんびりできたのは黒部五郎避難小屋に泊まった5月1日くらいでした。黒部五郎の避難小屋は快適でした。持参した玄侑宗久氏の『中陰の花』を読めました。山スキーの機動力をフルに活用して、長距離ツアーの醍醐味とスキー滑降の楽しさを満喫できるリッチな山行を期待していましたが、結果的には縦走登山になってしまいました。滑りが楽しめたのは、一日目の御山谷と獅子岳からザラ峠、二日目の北薬師手前ピークからのスゴ一ノ谷、最終日の飛騨沢くらいでしょうか。予定通りに行った部分は少なく、アイスバーンと視界不良の中の移動で緊張を強いられる場面も多かったですが、それらも含めて、山を満喫できたツアーだったと思います。　そしてなにより、誘いに乗ってくれたＳさんにとても感謝しています。ツアー内容自体は珍しくもないものなので、今年の状況ということで、写真（Ｓさんから頂いた写真も含めて）を掲載させて頂きます。ツアー出発点、一ノ越です。　御山谷鬼岳肩への登り鬼岳から獅子岳獅子岳から鬼岳、龍王岳を振り返ると獅子岳からザラ峠へ五色ヶ原一日目に五色ヶ原山荘の方を見かけて以降、4日目に太郎小屋の方を見かけるまで、誰とも会いませんでした。五色ヶ原から獅子岳獅子岳に刻んだシュプール鳶岳鳶岳下りトラバースはアイシーで厳しかったです。越中乗越から越中沢岳　越中乗越から鳶岳方面五色ヶ原から滑りこむ予定だったヌクイ谷一日目テン場頂いた写真と合わせて残りの写真を掲載します。・二日目（4月29日）です。越中沢岳からスゴ乗越方面です。越中沢岳の下りは雪が切れ切れで滑れなかったです。ここからスゴ二の谷に滑り込みます。ルート取り、失敗でした。スゴ乗越付近から越中沢岳スゴ乗越小屋から間岳方面　　↓この間、色々ありました。　↓北薬師岳手前2832mピークからスゴ一ノ谷に滑り込みます。二日目テン場へ。・三日目（4月30日）です。午前中天候不良で待機です。12時前後から動き出します。北薬師岳山頂薬師岳避難小屋で滑降準備。この時はまだ薬師沢右俣へ滑る予定でした。三日目テン場付近から。この夜は、非常に気温が下がりました。風も強く、テントの支柱にしたスキーが不自然に変形していました。・4日目（5月1日）です。早朝、薬師平付近から北ノ俣岳太郎平北ノ俣岳山頂付近。一瞬のガスの切れ間を狙って、中俣乗越までトラバースしました。トラバース時、赤木岳北東面の大きな段差に注意が必要です。黒部五郎カール内。残念ながら、滑り始めは視界不良。カールを降りてからガスが抜けて来ました。快適な黒部五郎避難小屋・5日目（5月2日）です。三俣蓮華岳登り三俣蓮華岳から槍。まだ遠いです。丸山から双六小屋までのトラバースも会心でした。岩の脇から入って、トラバースを続け、小屋の上で数ターン遊べました。双六小屋樅沢岳への登り西鎌尾根前半も、雪つきが悪く、スキーが充分利用出来ませんでした。2648mピーク先で、千丈沢に滑り込みます。5日目テン場千丈沢2090ｍ付近。ビーコンつけたままで寝ました。・6日目（5月3日）です。テン場付近から千丈沢千丈沢登り返し千丈沢から槍ヶ岳この後、千丈乗越から飛騨沢へ下り、飛騨沢を滑って帰りました。・一ノ越を出てから飛騨沢に降りるまで、すれ違った人も含めて出会った人は8人でした。ＧＷ前半はとてもすいていたと思います。以上でオートルートの写真はおしまいです。今シーズンは残雪が少なく、前半の天候もいまいちだったためか、ツアー中に出会う人も少なく、静かなスキー縦走を楽しめました。来年は、黒部五郎避難小屋か双六小屋に停泊して、のんびり周辺を滑り回りたいです。　　

  2013.05.05

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  スクラッチc

  　今週も地元で滑りたい気がしましたが、土曜はSさんのお誘いで、北アルプスの唐松岳へ行ってきました。当初は唐松沢本谷を滑る予定でしたが、八方尾根から観察したSさんの希望で、不帰三峰cルンゼへ向かいました。前日にかなり降雪があったようで、cルンゼには新雪が１ｍ近く溜まっていました。岩峰基部に支点を作りロープで確保してSさんが雪の状態を確認したところ、まずまず安定してるとのことで、そのままcルンゼを滑ることにしました。　上部の雪は重く、快適とは言えませんでしたが、dルンゼと合流してから唐松沢中間部までは、今時期には珍しい、なかなか面白いパウダーが味わえました。パウダーを求めて白馬に移住するのもいいなと思いました。南滝はギリギリ脇を通過出来たようですが、際どいので私たちは巻きました。湯入沢をジャブジャブ渡って、その後は、僅かな雪を拾って、時々石の上を滑りながら除雪車の入っている所まで滑りました。きのとうを見つけながら、ぶらぶら歩いて、二股に到着しました。二股には、小蓮華を滑ってきたSさんのお知り合いがいて、車を回収させて頂きました。ありがとうございました。今週も週末に合わせて最高の天候の中、充実したツアーが楽しめました。次回、唐松に来る時は、『ハイグレード山スキー』に紹介されているルートで、鑓温泉に抜けるのも良さそうだなと思いました。【送料無料】ハイグレード山スキー [ 岳人編集部 ]価格：1,785円（税込、送料込）ところで、先週Sさんにテレマークの板を売ってもらい、テレマークを始めました。ゲレンデで少しばかり乗ってみましたが、すごく面白いです。今週白馬に来たついでにラッピーでシールも買ったので、来週はテレマークで山に行く予定です。

  2013.04.15

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  柄沢山

  天気が崩れる前の午前中、柄沢山に行って来ました。当初は来年の下見を兼ねて柄沢山から巻機山への周回ルートを予定していましたが、昨日の時点で接近中の低気圧が爆弾低気圧に発達する予報が出ていたので、柄沢山単体を10時まで登って帰って来ました。しかし当日は、思ったより天候の悪化はゆっくりで、生暖かい強風の中、快適なザラメ斜面が楽しめました。この遅い時期にも関わらず、車のすぐそばまで滑って来られるというのも、私好みでした。柄沢山によく行くS氏によると、パウダーシーズンも良いらしいので、来シーズンはその頃行ってみたいと思います。

  2013.04.06

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  土樽から芝倉沢

  土合駅8時34分発の下り列車を使って、のんびりスタートの春スキーを楽しんできました。ルートは土樽から蓬峠、武能岳を経由して茂倉岳直下まで登り、芝倉沢を滑りました。当初は武能沢を滑る予定でしたが、群馬県側の東斜面は思っていたより雪解けが進んでいて、武能沢上部は雪庇が崩落し、見える範囲でもクラックが広がっていたので、滑るのは諦め、稜線を歩いて茂倉岳直下まで行って芝倉沢を滑りました。天候が悪く、視界が無かったことも変更の理由です。朝の土樽はみぞれ、稜線に上がってもガスがかかっていて、視界が広がったのは15時近くになってからでした。笹平から茂倉岳の登りにさしかかった時、視界が開け、雲海が広がり、朝日岳から巻機山、中ノ岳、平ガ岳、遠くは月山のような山容まで見渡せました。目的の武能沢は滑れませんでしたが、茂倉岳北側ピークから芝倉沢を滑るのも初めてでした。茂倉岳まで来て、ようやく天候が回復してきた時に見えた景色は絶品でした。以下はSさんから頂いた写真です。蓬峠南のピーク、1568から武能岳までの稜線上は、殆ど雪が付いていなかったので、この辺りから板を担ぎました。立派な鉄柱標識が立っている武能岳山頂視界が開けてきました。風がヘルメットに当って、えびのしっぽが出来ています。茂倉岳北側ピーク手前のドロップポイント来週もまた、この稜線の延長線上で遊ぶ予定です。

  2013.03.31

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  野反湖

  冬季閉鎖解除前の野反湖は、前から行きたいと思っていた場所です。高1のGWに野反湖の雪景色に感動し、それ以来、冬に行ってみたいと思っていました。冬に行く前の様子見に、春先に訪ねてみました。野反湖に至る国道405号線は、和光原から先、9kmほどが4月下旬まで通行止めになっています。今回は、和光原のゲートから除雪が完了している大自然村入口分岐まで、自転車を使いました。和光原から大自然村入口までが約3.5km、その先野反湖までの5kmはスキーで歩きましたが、所々雪が切れていて、度々スキーを外さなければならず、結構面倒でした。最後のカーブはショートカットして、弁天山の脇に出ました。そして、待望の野反湖の雪景色を見たのですが、予想に反して雪が少なく、がっかりしました。30年前のGWとたいして変わらない雪の量でした。雪がほとんど無い八間山の雪を拾いながら途中まで上り、湖面まで滑りました。ほんの僅かな距離でしたが、湖面に向かって滑るという経験が初めてだったせいか、楽しかったです。あと一ヶ月待てばゲートが開くのですが、この雪の量だとゲートが開いてからでは雪は殆ど残っていない感じでした。八間山を滑るなら、やはり2月中じゃないとダメそうです。記憶では笹ヤブの面ツルだと思ってましたが、実際は結構藪が濃かったです。納得したような、ちょっと満たされないような気分のまま、凍結した野反湖を歩いて、帰途につきました。帰りは思ったよりスキーが滑って早かったです。大自然村入口から先のMTBはあっという間でした。下界は春の陽気で、倉渕村の梅林が明るく匂っていました。趣味を読書に限定して集中するために、なるべく山スキーは控えていたのですが、やり始めるとなかなか楽しくて止められず、今シーズンもそれなりに滑ってしまいました。

  2013.03.23

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  新潟群馬県境稜線横断　往復ツアー

  新潟のＳさんと、山スキーを使って群馬から新潟へ、そして翌日は新潟から群馬に戻ってくる、県境稜線往復ツアーに行って来ました。土曜のルートはクラシックルートである土合～谷川岳～オジカ沢ノ頭～赤谷川源流～万太郎山～毛渡沢にプラスして、シッケイの頭に登り返してイイ沢～仙ノ倉谷～土樽、日曜は、以前からお気に入りで、何度か行っている蓬峠越え(土樽～蓬峠～湯桧曽川～土合)でした。2日間の行程を繋げると、なかなか大きな円を描けたと思います。土曜の夕方に天気が悪くなった他は、非常に良い天気に恵まれ、周辺の山々の景色を楽しめるツアーになりました。谷川岳からオジカ沢ノ頭への稜線です。赤谷川源流を滑って、万太郎山に登り返しです。万太郎山から仙ノ倉山です。これから登るシッケイの頭はちょうど苗場山の下の辺に見える黒い部分です。西俣沢とシッケイ沢がよく見えます。万太郎山西斜面です。台地からシッケイ沢との出合に滑り込みます。シッケイ沢の登り返しは、下部は右からのブロック雪崩を避けて、左側の尾根を登りました。イイ沢源頭です。シッケイの頭に着いた頃には天候が悪化してきました。その後、雨が降り出し、土樽に着く頃にはびしょびしょでした。二日目の蓬沢です。右に行くと１５６８、左に行くと蓬峠です。前回来た2008年はデブリでいっぱいでした。あられが厚く積もっています。砂のように流れます。シシゴヤノ頭方面蓬峠越えツアーのハイライトは、蓬峠に出て群馬側の景色が一気にひらけた瞬間です！蓬峠から朝日岳方面です。蓬ヒュッテ蓬ヒュッテで休んでいたら、飛行機が３機同時に見えました。武能岳方面七ッ小屋、清水峠方面蓬峠からトラバースして白樺尾根に乗り上げます。滑る予定だった武能沢当初、土樽でテント泊の予定だったため、冬用シュラフなどの宿泊装備が若干重かったです。結果的には、雨の中、テントを張るのが面倒たったのて、土樽にデポしたSさんの車でかぐらスキー場へ移動し、仮眠室で宿泊したため、宿泊装備は使用しませんでした。日帰りの装備でも臨めば、もう少し大きな円が描けそうです。（土曜の土合駅からロープウェイ天神尾根の間はGPSをオフにしていた為、軌跡はありません。）　以下、同行のSさんからもらった写真。オジカ沢ノ頭手前赤谷川源流1628の丘が良かった。万太郎から仙ノ倉万太郎西斜面の上部1452からシッケイ沢イイ沢二日目　蓬沢から見た仙ノ倉とシッケイの頭蓬峠白樺沢白樺尾根から武能沢に入ります。湯桧曽川武能岳来週はまたこの山域で、Sさんと一緒に楽しいツアーが出来そうです。

  2013.03.17

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  平標山

  以前入っていた山スキー同人のＫさんからのお誘いで、平標山へ行って来ました。Kさんは茅野からバスで来られたので、苗場スキー場でKさんをピックアップし、最初はご希望の東谷山へ向かいましたが、近日中に降雪はなく、東谷山向きの状況ではないので、東谷山は諦めてもらい、第二候補の平標山へ向かいました。8時に火打峠を出発し、いつも通りヤカイ沢の左岸尾根を登り、10時頃に稜線手前まで出ましたが、天候が悪化してきたので山頂へ行くのは止めて、左岸尾根と夏道の間の沢を滑りました。源頭部はヤカイ沢左岸尾根の雪庇が崩壊して、大きなクラックがありました。上部は快適な滑りが楽しめました。中間部で左岸尾根からのデブリが出ていたので、左側の尾根に乗りました。下部はストップスノーでした。雨が降ってきたので急いで林道を下って、午前中に終了しました。このルートは河内沢の林道がちょっと長いので、ストップスノーだと下りも面倒だなと思いました。久しぶりに会ったｋさんは、連日の海外出張の割に元気でした。

  2013.03.10

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  谷川岳　西黒沢

  Kからのお誘いで、谷川岳へ行って来ました。天神平の積雪は、日曜に45cmプラスして425cmになった後、一日に10cmから15cm減り、今日は390cmでした。天気はまずまずで、天神尾根を吹く風は、春の雰囲気でした。最近は、ミッドレイヤーとアウターの間にソフトシェルを着るのが流行りみたいなので、ファイントラックのドラウトセンサーの上に、ノースフェイスのフライウェイトジャケットを着てみました。なかなか快適でした。1441の段差は雪が付いていましたが、シールのまま滑り降りるのは躊躇われたので、アイゼンで降りました。途中の岩場で休んでいると、西黒沢をかけ上がってくるサーマルを受けて、鷹が私の目線より若干上を滑空していきました。風に乗ったら、オジカ沢ノ頭にもすぐに着きそうです。だらだら喋りながら登っていたら、いつの間にか小屋の横に出ました。トマの耳でシールを外して、山頂から肩の広場までの硬い斜面で足慣らしです。少し風が強いので、ザンゲ岩の方へ避けて、連れの準備を待ちます。マチガ沢本谷は、オキの耳からシュプールがありました。四の沢もトレースがありました。肩の広場は、なかなか快適でした。いつもは天神尾根を登ってくる登山者を避けるように、ザンゲ岩直下辺りから滑りだしていましたが、今日は天神尾根寄りを滑りました。こちらの方が開放感があるようです。中間部からストップスノーで、雪にもて遊ばれました。しかし雪面は綺麗で滝もまだ出ていませんでした。クラックも、一昨年の2月下旬より少ないようでした。気温は高く、スノーボールも落ちているので、交互に素早く通過し、安全地帯に出ました。このルートは、ロープウェイを使って登って、昼過ぎには帰れるような手軽さが、人気の理由かも知れません。

  2013.03.07

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  赤城4

  今シーズン4回目の赤城山へ行って来ました。今回は以前から気になっていた覚満淵の東側のスロープへ行ってみました。降り口が凍っていて、写真で見るより高度感があってビビったので、細引で確保して降りました。幅5ｍほどのスロープが直線距離で150mほど続いているのですが、工業用小型モノレールのレールが完全に雪に埋まっていないので、実質、幅は3mほどしか使えません。おまけにモナカ雪で、私の足前では太刀打ち出来ず、ほとんど横滑りでした。若干左にカーブし、標高差で100ｍ弱降りたら更に幅が細くなってきたので止めました。あと１ｍぐらい積もってくれれば、レールにスキーの先を突っ込んでコケる心配をせずにショートターンできそうです。その後、Kがどうしてもというので、いつもの地蔵岳へ行ってみました。こちらもサンクラストしていましたが、雪面が比較的綺麗だったので、思ったより楽しめました。今日も鹿が、人間のような声で鳴いていました。あの辺は鹿が多いです。

  2013.03.02

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  赤城3

  Kから誘いの電話をもらい、また午後から赤城へ行って来ました。天候は雪。気温は赤城牧場付近の温度計でマイナス12度。新雪が5cmから10ｃｍ程積もっています。2週間前より雪が増えた感じです。先週のトレースが隠れて雪面が綺麗になっていました。ちょこっと登って１本滑って帰る予定でしたが、真ん中までが良かったので、登り返してもう一本滑りました。これをやるのとやらないのでは１週間が違ってきます。今シーズン3回目の赤城でしたが、ますます好きになりました。ところで、今日、初めて以下のようなグローブを使ってみました。ご存じ完全防水グローブです。サイズはＬですが、横幅が狭い感じです。これは、ラボラトリズム製とは違い、ＶＢＬグローブの製造元の工場オリジナルですので、ＶＢＬグローブの試作に近い感じかも知れません。使ってみた感想は、ＶＢＬシステム云々以前に、横幅が狭いせいか、指先の血行が悪くなり、僅か1時間半ほどの雪山遊びでも、指先が冷たくて耐えられませんでした。暖かくなった春先の雪遊びにでも使いたいと思います。ラボラトリズム VBLグローブ ver.2 (2011モデル)【レターパック500対応】★価格：6,000円（税込、送料別）

  2013.02.24

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  仙ノ倉谷　西ゼン

  以前入っていた山スキー同人のメンバーＳさん、Hさんと一緒に、西ゼンへ行って来ました。今回は仙ノ倉山からイイ沢かダイコンオロシ沢を滑る予定でしたが、予想より天候の回復が遅れたため、今回も西ゼンを滑りました。今シーズン一番のパウダーでした。また、今日は平標山で懐かしい人たちに会えました。以下、同行者のSさんからもらった写真です。

  2013.02.17

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  上州武尊

  Kから突然のお誘いで、上州武尊へ山スキーに行って来ました。リフトを三本乗り継ぎ、山頂駅からのんびり前武尊へハイクアップです。　上の写真は十二沢です。ヤマトタケルノミコトは結構出ていました。天気が悪いので、荒砥沢を1750mぐらいまで一本滑って登り返し、十二沢を滑って帰ってきました。久しぶりの武尊山でしたが、静かな山を楽しめました。ところで、兼用靴の甲の上部、一番力が集中する場所が割れて来ました。もう5年以上履いたと思うので、そろそろ寿命のようです。この靴に合わせて、ネスターのエクスプローラーという靴下を9足ほど買いました。新潟のモチヅキというところが輸入しているメリノウールのアメリカ製靴下なのですが、非常に暖かくて、ヘタりにくく、長距離歩くにはとてもいい靴下です。スカルパの冬用登山靴でもこれを使っていました。NS(ネスター) ソックスNS(ネスター) ネスター　エクスプローラー L ブラック価格：2,625円（税込、送料別）山スキー用の滑りメインの兼用靴は、シェルをワンサイズ落としているので、スマートウールのPhDスキーライトやファイントラックのスパイラルフィルソックスを使っています。スマートウールのPhDスキーライトも大変気に入っていて、6足程買って使いまわしています。（高品質メリノウール使用）【スマートウール】【PhDスキーライト】（メール便対応）価格：2,520円（税込、送料別）もう、山スキーにはあまり行かないと思っていましたが、誘われて行ってみるとまた行きたくなりました。歩き指向の兼用靴が一つ欲しくなりました。それで、ヤブ山を歩きまわりたいです。

  2013.02.15

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  赤城２

  先週、平地でも雪が降ったので、快適滑降を期待して、また赤城へ行って来ました。今回は、昔あった赤城ロープウェイ索道下の疎林を、地蔵岳へ登りあげる予定でした。上の写真は、大沼対岸の赤城神社から先週撮ったものですが、電波塔へ向かって白い筋が見えます。しかし、実際登り始めて、昔の赤城平駅の辺りから南西方面を見上げたら、索道跡は疎林ではなく藪だったので、今回はこのルートは諦め、トレースのある右手の尾根に取り付き、登山道にぶつかった後、登ってきたところを一本滑りました。その後、ビジターセンターに戻り、車で八丁峠に向かい、もう一本、いつもの南東斜面を滑りました。期待通り先週より雪が多く、上部から中間部にかけては最高でした。

  2013.02.10

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  赤城山

  今年も裏山スキーの時期になってきました。昨年同様kから赤城山のお誘いを受けたので、様子見に行って来ました。実は1月の半ばに某独立峰で、不注意から顔に広範囲の凍傷を負ってしまい、しばらく大人しくしていました。その傷も、ようやく皮が剥がれて良くなりました。以前頬をやった時には、医者に行って軟膏みたいな薬をつけて治したのですが、結構治りが遅くて後々シミにもなりました。今回もシミ跡は残りましたが、前回よりかなり治りが早かったと思います。今回は医者には行かず、全く薬も使わず、顔を石鹸で洗わないで自己治癒力に任せたのが良かったのかもしれません。（あるいは山を控えたことも。前回は受傷した次の日も山に行っていたので、治りが遅いのは仕方がありません。）今回は1週間ほどで皮がペロリと剥がれて、2週間後には、鼻の穴周辺以外の傷は治りました。受傷直後の状態は、部分的な水泡と湿潤液がポタポタ垂れるというように、前回と同じような症状だったので、凍傷の程度は同じようなもの（1度から2度）だったと思います。高校山岳部の夏合宿でつくった日焼け跡を気にしていた20代の頃、皮膚科でケミカルピーリングという治療を受けたことがあります。半年ぐらい通って殆ど効果がわからなかったので途中で止めてしまいましたが、皮膚の再生ということだけを考えると、軽い凍傷は、1回でケミカルピーリング1クール以上の効果があるような気がします。ただし、こちらは、シミを消すのではなく作るほうです。気にする人は、日焼け、凍傷には気をつけましょう。　本題の赤城ですが、今日の赤城第一スキー場のサイト上の積雪は60cmで、私達の定番ルートの地蔵岳南東面コースは、滑走可でした。昨年何回か行った中で、一番少なかった時よりは多かったと思います。前の週に行ってれば更に良かったと思います。先週のものと思われるスキーとボードのシュプールがありました。昨年同様、午後から出て行ったにも関わらず、なかなか楽しめました。今日は珍しく、あの時間でも何人か登っていました。

  2013.02.03

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  芝倉沢

  今シーズンから、赤城山で一緒に滑るようになったKが、シーズン最後にどこか行きたいというので、近場でまだ滑れそうな谷川の芝倉沢へ行ってきました。当初はKと2人で行く予定でしたが、ちょうど帰省していた高校山岳部で一緒だったSも行きたいというので、3人で行ってきました。Kはボード、私はスキー、Sはツボ足と足並みが揃わなそうだったので、Sには革製登山靴に着けられるショートスキーを貸しました。ここ十何年山スキーはやってないというので、革靴にジルブレッタ300の山スキーでは厳しいでしょうが、ショートスキーなら転んでも足を捻るリスクは低く、初めて履いてもなんとかなるもんです。私も登山靴にショートスキーで、3月の芝倉沢や5月の富士山、浅間山、針ノ木岳、乗鞍岳などは滑りに行きました。ショートスキーでも結構楽しめたと思います。結果的にはSも、シリセードで滑るより楽しかったらしいです。身軽な登山靴にショートスキーは残雪期の遊びにお勧めです。さて、芝倉沢には2月と3月に行ったことはありましたが、GWに行ったのは初めてです。高校山岳部の先輩Oさんから、GWでも滑れるという話は聞いていましたが、はたしてどの程度雪が残っているのか、状況を見るのも楽しみでした。　道の駅「こもち」で乗り合わせ、6時過ぎに土合駅に到着しました。そこから歩いてロープウェイ乗り場へ向かいます。芝倉沢を滑って帰りに新道を歩いてくると、最後にロープウェイの駐車場まで車道を歩いて登るのが辛いので、土合駅に車を置いたわけですが、すでにその上の白毛門登山口駐車場も除雪されていたようで、こちらに置けばよかったです。（もっとも結局、旧国道を戻ってきたので、結果的にはロープウェイ乗り場に置けば良かったのですが、こちらは土日駐車料金1000円です。）ロープウェイ降り場で登山届けを提出し、7時半頃天神平スキー場を出発しました。すでに20名以上が先行しているようです。しかし、この時期になると山スキーヤーは少なく、見かけたのは先頭を切って登って行った2名と、ほぼ同時にトマの耳についたスキーヤー1名だけでした。すでに西黒沢は繋がってないし、手軽に稜線から滑れるのは芝倉沢ぐらいだから、GWに谷川に滑りに来るメリットは少ないということでしょう。しかし、残雪の量とは関係なく私たち3人はご機嫌でした。初めて谷川岳に来たKはもちろん、久しぶりに山に来た私もうきうきしていました。Sは昔も今も山が大好きなので、山にいるだけで嬉しそうです。快晴の下、スローなペースで登っていきます。事前にKが、地図の読み方の勉強のためにプレートコンパスと読図の本を買ったというのを聞いたので、私も昔買った村越真氏の『最新読図術』を再読してきました。そして、普段使っているカシミールで印刷した地図の他に、経緯度線を１分ずつ引いた国土地理院の地形図やバカ地図（山と高原地図）、普段持たないマップポインター、高度計なども用意してきました。それでもって、いかにもそれらしく、「コンパスの出番は、95％以上は地図の整置のためなんだよ。」とか、プレートコンパスを使ってポジションラインを引いて尾根上の現在地を知る方法やクロスベアリングのやり方を説明したのですが、実際私は、最近はGPSばかり見ていて、コンパスを使って現在地確認する機会はなかったので、ちょっと新鮮な気持ちになりました。例によって天神尾根1441m手前の岩場で少し渋滞しましたが、その後もそれぞれ勝手気ままなペースで、下界で会った時と同様、卑猥な話をしゃべり続け、10時半過ぎにトマの耳に到着です。Sは少しだけ先行し、ショートスキーの足慣らしのために肩の広場を一本滑っていました。トマの耳で大休止し、ちょっとペースがのんびりなので、オキの耳はスルーして先に進みます。（写真は、トマの耳から見たオキの耳、一ノ倉岳方面です。）オキの耳から一ノ倉岳までは、稜線上に雪はほどんど残っておらず、夏道の岩場歩きです。雪庇の上にトレースが残っている所もありますが、すでにいつ落ちてもおかしくない状況です。踏み抜いたら一ノ倉沢まで数百メートル真っ逆さまです。そんな中、Sの登山靴にトラブルが発生しました。右足のソールがぺろんと剥がれてしまったのです。Sの革製登山靴は、高校の頃から20年以上使っているもので、モンブランもこれで登ったらしいです。しかもソールの交換はまだ一度もしたことがないというので、とっくの昔に接着剤の寿命を越えていたように思われます。近場の日帰り登山で剥がれてくれて不幸中の幸いだったかもしれません。私も高校時代に買った革製登山靴をまだ使っていますが、昔の革製登山靴は長持ちするもんです。剥がれたソールを挟めばスキーも着けられそうなので、そのまま予定通り行くことにしました。もっとも、あとひと登りで一ノ倉岳という位置だったので、スキーが着こうが着くまいが、もと来た道を引き返す方が大変ですので、どちらにしろ芝倉沢を降りることになったのだと思います。最後の一ノ倉岳への登りはかなりペースが落ちましたが、12時半過ぎにようやく一ノ倉岳に到着しました。一ノ倉岳山頂から茂倉岳方面に少し下ったところで大休止し、谷川連峰を眺めながら昼ごはんを食べました。相変わらず、ヤマザキの高級つぶあんパンはうまいです。歳とったせいか嗜好が変わり、最近は大福とか羊羹とか、あんこが入ってるものばかり山に持って来てしまいます。そして、いよいよ滑る時間です。待ちきれずにSが飛び出しました。芝倉沢上部の一ノ倉岳側は、3月でも笹が出ているので、茂倉岳側の中央寄りからエントリーします。大斜面上部も、写真のように左側は茂倉岳側の雪庇が落ちてデブリが出ています。一ノ倉岳側も雪が切れていたりクラックが入っているので、中心寄りから右に逃げていく感じが良さそうです。雪面の縦溝は少なく雪質は完全なザラメで、非常に滑りやすかったです。ほとんど初めて本格的山ボードを経験するKも、安定した滑りをしています。自転車通勤の成果でしょうか、そこまでは体力的にも余裕があるようでした。ノド付近から下は、3月と比べて特に通過に苦労したという感じはありませんでした。ひとりずつ距離を置いて素早く通過するよう努力します。気温が上がった昨日（28日）から今日にかけて落ちたものらしく、デブリはスキーで乗り越えられるほど柔らかかったです。3月には武能側からの大量のデブリで右岸の藪から巻いた方が楽なS字個所も、デブリが柔らかいのでスキーのまま通過できました。もっともこの巻道斜面は、現在は雪が切れており、スキーでの通過は無理そうです。先行者2名は新道まで滑って行ったようですが、Sの登山靴はソールが剥がれて靴底がつるつるだし、新道を戻ると渡渉がありそうなので、私たちは、土合から一ノ倉沢出合間が除雪された舗装路を歩けることが事前に分かっていた旧国道を戻ることにします。結局、稜線から旧国道まで、3月同様スキーを外さずに滑れました。その下も、雪は湯檜曽川まで繋がっていそうな感じでした。旧道出合まで、稜線から標高差にして950ｍほどですが、今シーズン最後の滑りを満喫できました。芝倉沢出合で学生らしき5、6人パーティーとすれ違いました。今日は芝倉沢出合で泊まり、明日芝倉沢を登るらしいです。雪崩が頻発する時期に下から芝倉沢を詰めるのは怖いような気もしますが、学生が合宿に使うくらいだから、定番コースなのでしょうか。もっとも、白馬大雪渓でも針ノ木大雪渓でも、登山道が雪渓上に引かれていますが、歩いて登る分には雪崩のリスクについてはほとんど同じかもしれません。一ノ倉沢出合で休憩していると、一ノ倉岳山頂ですれ違った単独のおじさんに再会しました。グリセードで芝倉沢を降りてきたそうです。この方は、烏帽子沢奥壁のルートの一つ、南稜フランケを初登したメンバーの１人らしく、一ノ倉沢の大岩壁を見ながら、色々とルートの説明をしてくれました。おじさんは新幹線で東京まで戻るというので、上毛高原駅まで車で送ってあげたのですが、一ノ倉沢で出会ってから上毛高原駅まで、ずっと山の話のしゃべり通しでした。踏み切りから土合駅に入ってキセルしたら捕まって、長岡駅までの料金の3倍とられたとか、松本駅の金網からキスリングを蹴飛ばして外に出たとか・・・。同じルートを歩いてきたとは思えないほど元気なこのおじさん、現在67歳だそうです。おじさんのマシンガントークに疲れが倍増した感じではありましたが、その話の中には今日の慰霊登山の主である高校山岳部後輩の名前も出てきて、彼の鹿島槍北壁正面ルンゼ初滑降は驚きだったということでした。おじさんの青春時代は登山ブーム真っ盛りの頃でしょうが、一ノ倉の岩壁に初登の名を残すのは、並大抵の努力では叶わなかったことと思われます。おじさんを上毛高原駅で降ろしてから、道の駅「こもち」に向かい、道の駅の上にある白井温泉こもちの湯に入って、今シーズンの滑り収め兼、慰霊登山は終了しました。　　（上の写真は、一ノ倉岳へ登る途中から見た谷川岳オキの耳です。左下には滝沢スラブ上部が見えます。）

  2012.05.02

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  赤城山で雨スキー

  雨の中、昨日も午後から赤城へ行ってきました。旧料金所付近、標高550mで気温６度だったので、上は雪かと思いましたが、地蔵岳山頂でも雨でした。週半ばに降った雨も、やっぱり雨だったようで、先週と比べて雪は大幅に減っていました。しかし、東面のお気に入り斜面はまだ滑れました。先週自分たちが滑ったシュプールがまだ残っていました。いよいよ今回で、赤城スキーも終わりのようです。来シーズンは、以前ワカンで飛び跳ねながら降ったことのある黒檜西面など、赤城の別エリアにも行ってみたいと思います。

  2012.03.19

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  また赤城山

  雪が降ったので、午後に、また赤城山へ行ってきました。今回のルートは西面です。新雪が30cm程降ったようですが、午後１時から登り始めですから、すでにトレースがしっかりついています。登ったところを滑ってくる予定でしたが、下部は傾斜が緩く、ボードでは厳しいというので、東面のオープンバーンを滑ってきました。かつて赤城ロープウェイがあった頃より更に昔、地蔵岳東面にゲレンデがあった頃の滑降コースです。オープンバーンといっても、今では低潅木が生えていて、あと1m積もらなければ藪は埋まりませんが、4週間前より雪が増えていて、なんだかすごく良かったです。八丁峠からは、かつて八丁峠スキーリフトがあったコースを滑って、赤城第一スキー場のゲレンデ脇に出ました。ここは傾斜は緩いですが、トレースがついていたので、ボブスレー状態で勢いをつけて新雪に突っ込むと結構楽しめました。赤城第一スキー場からは、車道の脇を歩いて、途中からまた林道（碑めぐり遊歩道）を通って、見晴山脇の駐車場に戻りました。同行のKは、4週連続の赤城山だそうです。今シーズン6度目だそうです。私も3度目です。一年を通して赤城山は楽しませてくれる、近くて良い山だなあと思いました。

  2012.03.11

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  赤城山地蔵岳北東面

  　　家庭の事情もあって遠出は出来ないため、日曜午後にまた赤城山へ行ってきました。今回は北東面です。赤城スキー場の駐車場に車を止めさせてもらい、道路を少し戻った地蔵岳登山道から登り始めます。登山道に沿ってツボ足トレースがついています。KはMSRのスノーシュー、私はシールで登り始めましたが、凸凹したツボ足トレースをシールで登るには厳しい斜度になってきたので、私はトレースを外れます。しかし、トレースを外すと笹藪の雪は締まっておらず、スカスカの雪は地面まで踏み抜いてしまいます。Kとの距離はどんどん離れていくので、諦めてツボ足に変えました。シールで登り切る事に拘っていましたが、ツボ足に代えてみると、ツボ足の方がよっぽど楽に登れました。北西面からのトレースと合流する尾根まで登ると、景色が開けました。そこからは斜度も落ちて、シールでも楽に登れる斜面が山頂まで続いています。　斜面を眺めながら滑りのことを考えていると、顔がニヤケてきます。地蔵岳手前のピークまで登ると、直下には樹がまばらに生えた、滑るのに良さそうな斜面が開けています。その斜面の下の方には赤城スキー場が見えます。そこから少し下って登り返せば地蔵岳山頂です。山頂直下はいい具合に雪がついています。そこには、赤城スキー場方面から登ってきたらしいスキートレースが一本ありました。山頂ではKが、なんだかわからないけど楽しくてしょうがない、と言っています。こんなに楽しい事もっと早く教えてもらいたかったと。kとは20年来の付き合いですが、山に一緒に行くようになったのは最近です。しばらくすると、南からガスが湧いてきたので、視界のあるうちに滑ることにします。山頂直下は気持ち良くて、思わず声が出てしまいました。ほんの僅かな斜面なんですが、自宅から1時間ほどで来られる身近な場所に、こんなに楽しめる場所があったとは。気持ち良く滑れたのは一瞬で、すぐに密林です。しかし手前のピークを少し登り返すと、そこにはまた良さそうな斜面が待っていました。ほんの4ターンほどでまた藪が濃くなり、雪質もモナカになってしまいましたが、最高でした。　猫の額のような斜面を雄叫びをあげながら滑ってしまい、本当にバカだなと話しながら、どんどん藪が濃くなっていく斜面を下り、赤城スキー場の上に出ました。長さ150センチの短いスキーでジャンプ系のショートターンを繰り返す私は、最後まで楽しめましたが、ボードのKにとってはこの藪は厳しかったと思います。最後に圧雪されたスキー場を爽快に滑って、おしまいです。今回も、なかなか充実した超ミニツアーでした。

  2012.03.07

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  平標山

  平標山へ山スキーに行ってきました。当初の予定はシッケイ沢だったので、事前にSさんとMさんが土樽に車をデポしてくれましたが、天候は仙ノ倉まで足を延ばせる状況ではなかったので、平標に変更になりました。第二候補は西ゼン、第三候補は平標沢でしたが、平標山頂付近でホワイトアウトになったので、平標沢ドロップポイント手間まで行って引き返し、ヤカイ沢を滑ってきました。日程は以下の通りです。　8時半頃、三国小学校を出発。登りは正月同様、かなり手前から尾根に上りました。尾根に上ったところで先行者に追いつきました。この尾根は雪庇が出ていますが、太い尾根なので歩きやすかったです。午前9～10時半ぐらいまでは風も弱く視界もあり、のんびりした尾根歩きが楽しめました。11時過ぎに県境稜線に出てからは天候は悪化していくようだったのでシッケイ沢はあきらめ、第三候補の平標沢を滑り、日白山に登り返して小松沢を滑るという方向で、平標山頂から松手山方向へ移動しました。しかし、更に風雪が強くなったので、平標沢もあきらめ、もと来たルートを戻り、ヤカイ沢の端を滑りました。予定通りには行きませんでしたが、ヤカイ沢は楽しかったです。20cmほどの底づきパウダーでした。13時過ぎ、三国小学校に到着しました。Sさんとは正月以来、Mさんとは2年ぶりぐらいに一緒に山スキーできて楽しかったです。ところで、この1ヶ月半ほど、シュラフで寝ています。路上生活をしている訳ではなく、父が末期癌を宣告され、自宅療養しているので、看病している母を助けるため、実家に帰っているのです。布団が無いわけではありませんが、シュラフに慣れると、私はこちらの方が安眠できるようです。寝返りをうっても足や肩が出ませんし、なにより包まれてる感じが好きです。内側には自作のインナーシーツを使っています。使っているシュラフはモンベルのスーパーストレッチ バロウバッグ #１です（リンクは後継のスーパースパイラルバロウバッグです）。モンベル　スーパースパイラル　バロウバッグ#1　【...価格：17,800円（税込、送料込）冬の北海道も含めて車中泊で100泊以上使いましたので、少々ヘタリ気味ですが、平地の屋内なら真冬でも十分な感じです。モンベルのスーパーストレッチシステムを初めて使った時は、その寝心地の良さに感動しました。しかし、冬用の化繊シュラフは山に持って行くには重いです。で、山ではモンベルのU.L.スーパーストレッチダウンハガー #1と、ナンガのスウェルバックDX450を使っています。ナンガの方はダウンが450ｇで生地も非常に薄く、コンパクトになります。12月の蓮華温泉やGWの剱沢ではこれで十分な感じでした。【5千円以上送料無料！(2/29 23:59迄)】【ポイント5倍】ナンガ スウ...価格：42,000円（税込、送料込）【送料無料】冬用寝袋モンベル U.L.スパイラルダウンハガー＃1 [mo...価格：35,500円（税込、送料込）

  2012.02.29

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  赤城山

  先週日曜の午後、自衛隊時代の同僚と赤城山へ行ってきました。この時期の赤城山はそこそこの積雪があり、気温も結構下がるので、近場で冬山気分を味わうには絶好の山だと思います。今回は、車から歩いて30分ほどで登れる地蔵岳へ、スキーとボードを持って上がり、山頂から滑ってきました。正直、藪が隠れる程度で、快適に滑れるほどの積雪はありませんでしたが、右手の尾根に逃げたら、車の20m手前の古いリフト跡まで滑って降りられました。僅か2時間弱のツアーでしたが、なかなか面白かったです。リフトを使って1日に累計標高差10000m滑るのも楽しいですが、僅か200ｍ登って滑るだけでもけっこう充実するものです。　今度は西面と北面を滑ってみたいと思います。（下の写真は地蔵岳から見た赤城山最高峰黒檜山と駒ケ岳です。）

  2012.02.23

• 恒例登山

  2007年から正月休み恒例になっている、平標での山スキーに行ってきました。始まりは2007年暮れ、単独で山スキーに訪れた際、ここでKさんと出会ったことです。正月ここに来るたびに、良い思い出と共に、山スキーの原点を振り返ります。最近、Kさんは正月は北海道ということで、ここ3年は新潟のSさんを誘って訪れています。今回の天気は、予想していたほど荒れませんでした。終始雪は降り続いていましたが雲は薄く、時々日が差し、視界が100ｍを切ることはありませんでした。風も弱かったので、一応稜線まで出てみました。風向きは登り始めは西から吹いていましたが、途中、南東から東、稜線に出たら北風に変わりました。　天候の回復は見込めなかったので、上記のポイントで引き返しました。この天候だといつもなら1750ｍ付近の森林限界でストップし、登り返してツリーランを楽しむパターンですが、今日は一年の最初の山行ということで、山頂を踏みたくなりました。しかし、あそこで引き返して正解でした。滑り始めに稜線上で景色が大きく開けた後、視界は20分ほどで元に戻り、雪は強まってきました。一番おいしい瞬間に滑れました。　例年この時期の平標は、まだ藪がうるさくて、ツリーランも快適とはいいがたいですが、ルート取りによっては藪に煩わされず楽しめることを実感しました。藪スキー必至ということで、使い慣れた短めの板を持って行きましたが、スーパーファットでも良かった感じです。この時期にしては深くて軽い新雪でした。雪も昨年より多かったようです。正月の平標にしては、美味過ぎる雪でした。藪にほとんど悩まされることなく、良い雪が滑れて大満足です。

  2012.01.05

• 西ゼン

  仙ノ倉谷を代表するルート、西ゼンへ行ってきました。　　7時半に土樽駅に集合し、毛渡橋近くの除雪スペースに1台車をデポします。その後、平標山登山口の火打峠に移動し、8時半頃出発。　朝の天候は雪でしたが、急速に回復しています。しかし風が強いです。山では午前中まで寒気が残るようです。昨夜は雪だったようで、パウダーが期待できそうです。火打峠にはすでに、かなりの数の車が停まっていました。　夫婦ダケカンバの手前までに3パーティー抜き、単独の方1人と平行して稜線に出ます。稜線手前で大パーティーが休憩していました。その先にも5人パーティーがいて、その中の1人は、数年前に一緒に剱岳ダイレクトルンゼを滑ったブナの会の方でした。西ゼンを滑る予定だったけど、国境稜線北側は視界が無いので止めて、南西尾根の南側の沢を滑るそうです。私達は予定通り山頂まで行って様子を見ることにします。山頂はこの時期の定番で風が強いです。西ゼン上部は見えていて、ガスは抜け始めていたので、同行者Sさんと相談のうえ、予定通り行くことにします。　しばらくすると、稜線手前で休んでいた大パーティーが登って来ました。RSSAの皆さんでした。その中には20年以上前に西ゼンを開拓したSさんもおられました。皆さんも西ゼンか平標沢を滑るそうです。　　お先に失礼して、私達は先に滑らせてもらいます。上部はアイスバーンとパウダーのミックスで、快適ではありませんでしたが、1段下ると、すばらしいパウダーが現れました。ここが滑れただけで今日は大満足です。先週滑った知人の話だと、滝はよく埋まっているという事でしたが、1段目も2段目も、端の方は口を開けていました。私は西ゼンを滑るのは今回でまだ2回目で、前回滑ったのは3月なので、2月だとこんなものなのかも知れません。　東ゼンとの出合から大滝が見えます。次のイイ沢は、下から見るとシッケイの頭まで綺麗に抜けていて、気持ちよく滑れそうな沢です。その次の大根オロシ沢もまあ、良さそうです。もうここまで来ると、傾斜は緩やかで、滑りは終了です。あとは、毛渡沢出合まで、ひたすら下りラッセルでした。　群大ヒュッテ手前で、平標沢を滑ってこられたRSSAの皆さんが追いつき、ラッセル交代してもらいます。おかげさまで快適に土樽まで下りられました。　電車で帰るというRSSAの方1人を乗せて、湯沢駅をまわって火打峠に戻り終了です。　２年前に滑った時の方が積雪量、雪質共に条件は良かったですが、今回の中間部のパウダーもなかなか楽しかったです。※写真は西ゼン上部

  2011.02.26

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  西黒本谷

  久しぶりに同人仲間と山スキーへ行って来ました。神楽の予定でしたが、急きょ谷川岳の西黒本谷へ。ロープウェイ使ってのんびり出発です。　同行者はトレランのやり過ぎで、昨年暮れに膝を手術して今シーズン初山スキーです。しかし相変わらずハイペースで、私はついて行くのがやっとでした。　　熊穴沢避難小屋手前の段差は雪つきが良く、今回はシールのまま降りられました。休憩なしで、そのままトマの耳へ。　とても良い天気で、正面に白毛門から朝日岳、巻機へ続く稜線。奥に至仏山から平が岳へと、奥利根の山々。背後はオジカ沢の頭から万太郎の井戸小屋沢も良く見えます。オキの耳からマチガ沢本谷も、なんか良さそうな感じでした。4ノ沢にはシュプールが2本ありました。　私達は、トマの耳山頂からガリガリ凸凹斜面をザンゲ岩方面にトラバースし、西黒本谷へ。　出だしはまだ雪が硬いですが、一段降りるとすでにザラメっぽくなってて、なかなかです。左に寄るほど急斜面が楽しめます。おいしい場所に縦溝が出来始めています。中間部の滝はギリギリ埋まってました。西黒尾根側はクラックが開き始め、デブリも少し出ています。熊穴沢と合流するとゲレンデみたいに踏み固められてて、そのまま田尻沢コースに合流して、12時に駐車場到着。　午後は沼田の運動公園に移動し、スラックライン初体験。見た目は簡単そうだけど、実際やってみるとラインの上に立つだけでも大変です。目線を正面に向け、心を落ち着けると、何歩か足は出ますが、中間までも行けません。田村さんは中間部の方が簡単だと言うけれど、ラインの振れがでかくなりすぎて、とても静止してられません。カワチでおやつ買ってから再挑戦しましたが、すでに足が疲れててもうダメです。思ったよりずっと難しいです。　先ほど「鶴瓶の超ゆる～い会議」で言ってましたが、初体験は時間を長く感じさせるみたいで、長く充実した１日でした。スラックライン【レビューで送料無料】 【円高還元セール価格 SALE20%OFF】【Gib...価格：12,400円（税込、送料別）樹木を保護します特殊なフェルトで木を傷から守り、スラックラインの滑りを防止しま...価格：2,520円（税込、送料別）

  2011.02.23

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  平標山

  今シーズン初めての山スキーへ行ってきました。ここ数年は11月末にはシーズンインしていましたが、今年は新年になってようやく1回目です。　場所は、この時期毎年恒例になりつつある平標山です。アプローチが自宅から片道９０km程と近く、厳冬期大荒れでもツリーランが楽しめる、一番お気に入りの場所です。ここに山スキーに来るのは20回目位です。　今年はシーズン初めに雪が少なかった昨年と比べても雪が少なく、取り付きの尾根で５０cm程しかありませんでした。いつものルートで登れば藪漕ぎ必至です。　今回は先行トレースに従い、早めに右の尾根に取り付きます。先行トレースはすぐに引き返していましたが、その尾根の藪は比較的薄かったので、そのまま登り上げます。そして南西尾根へ合流。　天候は冬型が緩み、風も弱く暖かいです。近場の苗場山東面や、白砂山の遙か彼方に浅間山まで見渡せます。しかし、午後から弱い気圧の谷が通過するという予報で、山頂に着く頃にはガスに包まれ、小雪が舞ってきました。　ガスは薄いので、昨年同様ヤカイ沢へ入ります。所々ハイマツや岩が出ていて、雪のついている所を繋いで、右岸寄りの斜面を滑ります。雪質はなかなな良かったです。いつもはそのまま沢沿いに滑って登路に合流しますが、今日は沢の流芯から右の尾根に上がり、藪の薄いところを滑って降りました。今まで取った事の無いルートですが、この時期としてはかなり快適な感じでした。下の方は藪が濃く、左に戻るのに少々苦労しましたが、無事登路の分岐に当たる倒木地点へ合流。　今まで色々なルートから平標へ登ってきましたが、今日のようにあんなに早く尾根に取り付いたのは始めてです。赤テープがついていたので、冬道なのかもしれませんが、藪の濃いこの時期には、もっとも効率的なルートのように感じました。　地図の赤線は昨年1月4日のGPSログです。緑色は今日通ったと思われるルートです。（地図上だと、もう1本東側の顕著な尾根のような気がしたのですが、過去のGPSログを見ると、その尾根は登った事がありました）登山用品、通販で買うなら、さかいやスポーツへ。​アウトレット商品が豊富です。​

  2011.01.03

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