腕時計の電池交換
リトルカブをもらった時からハンドルに付いていたデジタル腕時計の表示が消えたので、取り敢えず電池交換してみました。この時計は、外観にソーラーパネルのようなものが付いているので、どんな蓄電池が入っているのか確認するために裏蓋を開けてみると、入っていた電池は一般的なリチウム電池CR2025でした。他に蓄電池のようなものは見当たらないので、おそらくソーラーパネルはハリボテで、実際はこのリチウム電池のみで動いているのだろうと最初は思いました。腕時計は100円ショップでも売ってるので、100円ショップで電池を買うか腕時計を買うか迷うところです。CR2025は2個入り108円で売られています。CR2032ならマザーボード用に買い置きがあったので、試しに入れてみると時計が動き始めました。CR2032はその型番が示す通り、CR2025より厚さが0.7ミリ厚いので、裏蓋がぴったり閉まるかどうか心配でしたが、試しに裏蓋を閉じてみると、浮いている様子はなかったので、そのままCR2032を使うことにしました。そして、しばらくビニール袋に入れたまま暗い所に放置しておいた所、復活したはずの液晶表示が薄くなっていました。やはり時計自体が故障していたのか、あるいは電池が厚すぎて内部に圧力がかかり、液晶に不具合が生じたのか、取り敢えず電池の出っ張り具合を確認するためにまた裏蓋を開け電池を外してみたところ、なぜか液晶表示は完全に消えず、時計は動き続けています。リチウム電池を外しても時計が動いているということは、このリチウム電池以外に電源があるということです。つまり、ソーラーパネルはハリボテではなく、主電源はソーラーパネルから得ていたのではないかと思えてきました。ネットで調べてみると、このような安い時計でも、デュアルパワー駆動のものがあるようです。参考までに別のデュアルパワー駆動の時計の説明書を見ると、蓄電池はなく、光が当たっている時のみソーラーパワーで駆動し、光源がある一定の明るさより暗くなると、自動的にリチウム電池に電源を切り替えるようです。その電源切り替えが微妙な状態だと、液晶表示が薄くなるのかも知れません。そのまま電池を戻して日向に置くと、しばらくして液晶表示が復活しました。デュアルパワー駆動の場合、リチウム電池は日が当たっていない時のメモリー電源のようです。見た目は使い捨てにしてしまうような腕時計ですが、なかなか凝った構造です。このまま捨ててしまえば時計の命は終わりでしたが、どんなに安い時計でも、また時計としての用を足すことができるようになると、時計としての本分を回復して生き返ったように見えます。何か善いことをした気分になりました。思ったより簡単に腕時計が復活したので、何年も使わずに家に転がっていた腕時計の電池交換もしてみました。右のものは、小学4年のクリスマスに、当時高崎駅西口ピカデリーそばにあったビックカメラ本店で祖母に買ってもらったカシオのデジタル時計です。生まれて初めて買ってもらった腕時計なので、高校に上がる時に別の腕時計を買ってもらうまで、とても大切にしていました。左は、中学1年の時に、裏妙義にハイキングに行った時に三方境でへたばっていた知らないおじさんのフレームザックを自分のザックと一緒に担いで下山してあげた所、後日、目覚まし時計と一緒に家に送られてきたものです。ということは、どちらも30年くらい前のものです。両方とも20年以上使った記憶がないので、動くかどうか分かりませんでしたが、電池を入れ替えたら素直に動き始めました。ちょっと感動しました。しかし、左のもらった方は、若干表示が薄いようです。元々だったのか、経年劣化で薄くなってしまったのか分かりません。こちらは日時表示のみのシンプル機能で本体も軽く、ボタンの出っ張りがないので、ザックを背負う時に肩紐が引っかからず金属ベルトの割に手が曲げやすくて使いやすいと思います。そのような利点がおじさんからの手紙にも書かれていたと思います。祖母に買ってもらった方は、ずっと前にベルトは壊れてしまいました。こちらはボタンの戻りが悪くなっていたので、シリコン系の潤滑剤を綿棒に浸してボタンの周りを磨いてみたところ、戻りが復活しました。マルチアラームとタイマー、デュアルタイム、ストップウォッチ機能とライトが点くだけで、小学生当時は鼻高々だったと思います。こちらはもう一台のカブに貼り付けるか、ベルトを買って腕時計として再使用しようと思います。どちらも電池の型番はCR2016で、100円ショップで2個で108円でした。30年前のデジタル時計の復活に気を良くして、約20年前のアナログ時計の電池交換もしてみました。しかしこれらはどれもダメでした。タイで300バーツで買った右の方の電池はL626が使われていましたが、100円ショップにはなかったので、真ん中のカシオと共通のSR626SWを使ってみました。SR626SWは一つ108円と、カシオのデジタル時計に使われていたCR2016の倍の値段ですが、機械式時計は可動部分が多いので、しばらく放置して内部部品が腐食したりゴミが入ったりすると、電池を交換しただけではまともに動かない場合が多いようです。右のタイ時計は一応は動いたのですが、遅れがひどく、しばらくしたら止まってしまいました。ふと見るとまた動き出していますが、こんな気まぐれでは、時計としての用を足しません。真ん中のシチズン時計は、電池交換しても全く動きませんでした。よく似た左のセイコーのアナログ時計は、専門学校時代にもらったものですが、電池はSR716SWで、100円ショップにはなかったので交換するのは止めました。こちらはベルトも傷んでいるので、時計が復活してもベルトを交換しなければ腕時計としては使えませんし、電池を買ってまともに動かなかったら、数百円が無駄になります。なお、前回の電池交換は時計屋さんにお願いして、メンテナンスを含めて3000円程度だったと思います。ということで、アナログ時計は定期的にメンテナンスしないと長くは使えないようです。セイコーファイブ上のアナログ時計は、買ってから10年以上経ちますが、ノーメンテで健在です。安いわりにいい時計だと思います。しかし、毎日腕時計をする人でないと、自動巻きは不便です。このプロトレックは、12年ほど前に17000円くらいで買ったものです。プロトレックの中では安くて小さめですが、少し厚さがあり、自宅の門の南京錠を外す時に格子に手を入れると引っかかるのが面倒です。ただ、直射日光をほとんど当てなくても室内の光で10年以上動いているので、耐久性と信頼性は高いと思います。時計というのは一つあれば十分なのですが、見るとなぜか物欲を刺激される代表グッズだと思います。電池の互換性をチェックするためにネットを見ていて、何度も新しい時計を買いそうになりました。安い時計でも、新しい機能がついていたり、ヘンなデザインだったりすると惹かれます。ちょっとだけ時計が必要な生活になったので古い時計を準備してみましたが、おおかた腹時計でも困らないので、なるべく無駄使いはしないようにしようと思います。腕時計を嵌める機会が少ないことが私にとっては理想ですから。[SEIKO][セイコー][腕時計][ウォッチ][SNK355K1][SNK357K1][SNK361K1][SNK381K1][SNK385K1][SNK...価格:5,200円(税込、送料別)