ドナウに例えると、
ドナウに例えると、私は人生のどの辺りにいるのだろうか? 考えてみる。「ウィーン!」と言いたいところだが(笑)、それはとうの昔に過ぎている。 青春という文字が似合うウィーンのドナウなら、 私はもうブダペストも過ぎてるな。(涙) 本当は、ブダペストの辺りが最も美しい景色であると、私は思う。 それは若さでは出し得ない、しっとりとしたブダペストの灯が一層ドナウを輝かせるのだが。 しかし、ドナウはそこからが長い。 セルビアに入りベオグラードを越えてもまだ、ブルガリアとルーマニアの国境沿いを延々と流れていく。 黒海に注ぐその時まで、清きも濁りも呑み込みながら、どれだけ広大なものになるのだろうか? なんだか私まで、ルーマニアの果てまでもドナウを追いかけてみたくなっている。(笑) スロバキア時間 11:45ドナウ沿いに町や古城が見えてくると、船内ではちゃんとアナウンスしてくれる。