第37番 岩本寺(いわもとじ)
'09,05.04参詣 高知県四万十町*お寺の本堂の天井画には、よく゛龍"の絵が描かれています。例えば、山梨県にある日蓮宗総本山・久遠寺大本堂の加山又造画伯による力作゛墨龍"。それと同じ画方で、加山画伯が俵屋宗達の゛雲龍図屏風"などを参考に、金の下地に墨色で描いた龍が、現在 高松市美術館で開催中の「加山又造展」でも展示されていました。~≪龍図≫ 1988年 光記念館蔵~昨日、その展覧会のギャラリートークに参加した私は、この絵を前に「天井画に描かれた龍の意味」を知ることができました。龍は、仏の教えをたすける八部衆の一つで龍神と呼ばれます。それを、住職が大衆に仏法を説く法堂に描くことにより、法の雨(仏法の教え)を降らせるのだとか。また、龍は水を司る神様でもありますから、火(火災)から護るという意味が込められているのですね。*では、こちら。^^そんな意味深い 迫力ある龍とは対照的に、第37番札所「岩本寺」本堂の格天井には、色とりどりの個性豊かな絵が飾られています。^^これは昭和53年に本堂を新築した際、全国から575枚の絵を公募しました。作者は子供からお年寄りまでと様々。ですから、決して上手なものばかりではありません。けれど、それが逆に面白い空間を生み出しているというわけです。^^花鳥風月に人物画、もちろん中には龍の絵だってありました。↑の写真は、本堂入り口のすぐ近く。どうも、これら天井絵の中で、一番人気が「マリリン・モンロー」なのだそう。(笑)どうです~? 分かります~?(*~~*)*この岩本寺は四国霊場で唯一、5体の本尊を安置しています。(不動明王・聖観世音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来・地蔵菩薩)