神から人へ ◎心の毒・ 心の武器は捨てて行け◎
神から人。神から人に伝え、教え導き、そして養いて、人の幸せ、人との和、人と人の交流、親交、さなるためにと与えし ことば、ことのは。そは、神が人を慈(いつく)しみ、愛(いとお)しみ、人が他を傷つけることなく、互いが憎しみ合うためになく、互いが互いに仲良く暮らす、そを願いての御意図なり。なるを人は、ことばを使い、文字を用いて、人を傷つけて、人を卑しめ、人の和を乱し、壊し、ついには戦争までも始めし、陥りし。さにて神は、大いに嘆き悲しみ、人を戒(いまし)め、諌(いさ)めんと、人を使い、人によりて、人に気づきを与うるいくつもの、仕組み、経綸を起こさせし、行われし。なれど、気づく者の少なきは、今のこの世を見れば明らか。いまだ、戦争勃発し、暴力、残虐、血で血を洗う。何故、人を傷つける。何ゆえ人を殺すのか。最も卑しく、忌むべきは、互いが互いを傷つけ、殺しあうことなり。なれば、人の罪は深く、暗く、重し。諌めても、諌め得ず。浄めても、浄め得ざるなり。なれば、人の成すべき、罪の報(むく)いは、他を救い、他を浄め、他のために働き、他のために捧げる。そが最も大きな、罪の贖(あがな)いなり。禊(みそ)ぎなり。それ以外の何もなし。 なれど、神は人に、望みを、救いの手を、差し伸べられし。そは、人を救ういくつかの仕組みを、自(おの)ずと起こし、罪の禊ぎを進めさせんとの計画なり。そは、人が神と出会う、始めの機会、神縁なり。心求め、心開く縁の者は、そを捉(とら)えて、神とのご縁を自ら結び、神に仕え、使われることを、おのが使命と見つけるなり。なれど、神との縁、始めより、定められて結ばれる者あり。逃れえぬ者あり。なれど、大方は、心がけなり。生き方なり。心鍛えて、神のみ役にふさわしき、心にあらば、神は選びてその者使わん。神は使わん、寛(ひろ)く、尊く、高き心を。願い卑しく浅ましき、おのが一人の幸望む。おのが尊し、おのが偉し。さなる傲慢不遜の者は、神は使わず、選ばれぬ。神に使っていただく喜び、そを己の生の支えとし、執着取りて、浄めてゆけよ。他と競い合い、励むもよからん。なれど、さなる時にも、いかなる時も、人は無くすな、いたわり、優しさ、心のゆとり。人の賜る人の心。そを、おとしめ、汚すなかれ。汚れ曇りは、浄めるがよし。浄めて浄まらざる、禊ぎて禊がざる、さなる汚れは神にはなからん。神に帰依して、託してゆけよ。人の人知で動くなかれ。浅はか、単純、愚行に堕ちるな。目に見ゆ物質、現象なれど、心に写る、神を信じよ。心に聞こゆることばに従え。なれば人は、己の罪を消しゆき、浄め、高めゆかん。 さにて本日伝えし、罪(積み)、贖(あがな)い、人を救うことの意味を、まずは真摯に受け止めよ。 罪なるものは、人の罪、己の罪と心得よ。神の前には皆同じ。一人の罪に帰すことなく、全ての者が、一人一人が罪を贖う心を持てよ。己一人が尊きにあらず。己一人が清きにあらず。全ては一人の集まりなり。人が浄まらざらば、己も浄まらず。人救わざらば、己も救われぬ。なれば、おのが一人の、救い求むるな。おのが一人の浄め望むな。人皆一体、協力、調和。利他の心を失うな。他を利し、愛し、高めんと、祈る心の尊けれ。我が一人、救われ、助かり、栄んと、望む心のさもしさよ。人を救わば、己も救わる。人傷付ければ、己も傷つく。人に向けられる心の刃は、かえりて己を切りつける。なれば、よくよく諌め、心せよ。目には見ずとも神には明らか。心の毒と、心の武器。己を汚す、根本なり。さなる凶器は捨ててゆけ。あの世に持ちて入ることなかれ。神に使われ、働くに、心の武器は重たからん。神の光を強めるに、心の毒は妨(さまた)げならん。なれば、心の武器と、心の毒を、禊ぎ浄めて、身軽になれよ。 心に汚れ、屈託なくば、神の光は入り易し。心に曇り、障害あらば、神の光はさえぎらる。なれば、人はまずは、己見直し、己改め、人救う先に、己諌めよ。己正せよ。神に使わる、魂たらん。そは、心の浄さ、尊さ、素直さ、高さ。なれば、高きに求め、低きを廃し、悪しきこと思わず、口に出さず。よきこと願い、幸を拡げ、人の役に立たんを祈れ。神は救わん。さなる魂。神は拾わん。さなる心。なれば、人の得は、己の得。他人を利さば、己も富みゆく。よきこと祈れよ。よきこと急げよ。神の願いは急がれる。さにて。 神の声を伝える人 ひふみともこさん著書 「神から人へ(下)」より抜粋 ひふみともこさんHP http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/