神から人へ ◎言霊・理想を高め、夢を持て◎
言霊というは、ことばの魂。ことばの内奥にこめられたる、ことばの命と祈りなり。神はことばの一つ一つに、神の祈りをこめられたれば、ことばを発することにて祈りは叶い、願いは起こりて実現せん。ことばは音霊にて、音の波動がことを起こし、音の波動が伝わり広がる。ことばは、この世を創り、この世を起こして整え来たれり。ことのは、ことば、全てに神の命を、祈りを思えよ。ことばを発するそのたびに、神に感謝し、慎めよ。おろそかに、ことばを発して汚すなかれ。神の祈りのこもれることばと、一つ一つの音の奥底、眠れる神の力を秘めて、奇跡も望みも、全てが起こらん。 神への感謝はことばの感謝。感謝を捧ぐは祈りの高め。清々しく濁りなきよう、心を澄まし明るき境地で、声高らかに。朗々と詠め。宜(の)り上げよ。静かに、ゆったり、息整えて、心地よきよう、伸びやかに、おおらかなれよ。安らかなれ。祈りは本来、神から人への、神の心の現れなれば、人から神への祈りは常に、神への感謝、それのみなるべし。 人から神への今の祈りは、人の勝手な願い事、祈願成就のそれのみなれば、神も聞き入れ受け入れ難し。己の努力を惜しまずに、己の持てる力の全てで、神のご意図に添うことを、し尽くし果たしてその後に、神の審判下さるを待つ。全てをゆだねる帰依の気持ちを、素直に表す、そが祈り。ことの始めに最初に願い、神の助け求むるは、元の祈りと異なれり。人の無邪気な願望なれば、神も微笑み、叶えられん。なれど願いの適(かな)いしその後には、必ず浄めよ、感謝捧げよ。全てが神の恵みなれば、そのとき一時の感謝にあらず、長く離れず神に仕えよ。日に一度は神への感謝を。真の祈りを捧げよ、日々に。人の幸せ、平和を願え。己の今ある全てに感謝し、さらに禊(みそ)ぎを求めて働け。 音霊、始めにことばのありき。なれば言霊、そも同じ。音の魂、秘めし力は、この世を浄め動かすことなれ、この世の生きとし生ける全てを、さらに浄めてゆく力なり。なれど、今この世に今溢れるるは、乱れしことばの音なれば、この世の乱れを進め増やして、かえりて乱れを広げゆくなり。なれば、ことばの清き音にて、この世を浄めて高めぬるよう、まずは正せよ。発音、発声。いかに乱れしことばなれども、音の一つも直してゆかば、必ず浄まり澄みゆきなんを。汚きことばと発音ならば、心の汚れも増やし増すのみ。全てのことばの持つ音を、正しく唱えよ、発すべし。 (ことばがこの世を浄めるとは)ことばがこの世を浄めるとは、ことばそのもの、元に潜めし、ことばの霊力、そを意味するものなり。なれど、霊力、神の力は、昔の古代のことばのみなれ、今の人の世、流通するは、かつての力は備えておらず。なれど今にも残りてあるが、ことばの浄めの霊力なり。人の心の汚れや、魂の奥底、内に忍ぶ、邪欲邪神を洗い出すなり。汚れや曇りを祓(はら)うものなれ、目に見え清らにならずとも、必ず心の暗さも照らされ、明るき直き心となるらん。なれば、ことばは、まずは人へ。人の心を浄めゆくもの。さなりて心は浄められ、狂いを正され、高まりて、やがては現象、事物に及び、広がりゆくなり。伝わりゆかん。心の浄めは、目に見えずとも、神の目には明らか。手に取るように、表るものなれ。人はごまかし、繕うなかれ。さにて姑息な虚飾、虚栄を、祓い浄めよ。元の国語を正しく使い、音も正して、文法直さば、先ずは国情 穏やかならん。戦争紛争、終わらぬも、ことばを正して使いなば、必ずもめごと治まりて、ことばを越えし絆も生まれん。敬虔なれよ。神のみ業に近づきぬるも、己の目には映ることなし。まずは、人との交流により、魂磨かれ、高まりゆかん。そを取り持つもことばなり。清きことばの使い手は、自ずと集まり、力合わせん。なれど、ことばの卑しき者も、自ずと集まり、出会わされん。さにて悪しきことばは広がり、人心荒れて、荒みゆくなり。この世の荒廃、心の退廃、全て悲しきこの世の定めか。神もあきらめ、嘆かれぬれど、今再びの、最期の機会。人の再生、ことばの復活、心の浄化を。魂芽生えて気づきぬれば、後は自ずと仕組みが働き、浄めを進めて、神を助けん。人の心の意思に適わぬ、神のご意思は絶対なれば。神の慈愛を受けし恵みよ。ことばも文字も、音霊も。音の発声、一つ一つを心し感謝し、発すればよし。神への思いを高めることも。自ずとことばに表われゆかん。ことばの意味の違いによらず、伝える真理は一つなり。普遍真理を体現する者、これから神を伝える者は、必ず浄めよ、神の恵みを。神の慈愛に触れたくば、神の与えしことばに触れよ。神の恵みの明らかなれば、人は自ずと感謝も高めて、命の波動も高まりゆかん。さにて声の音、発音も、清き力を周囲に広げて、人と人との間のこだわり、境もなくなり、和してゆきなん。音の魂、神の祈りを、素直に映せよ。表せよ。 易しきこともつまらぬことも、一つ一つを明らかにせよ。この世を立て替え直されし後、人の心の支えとなるよう、お役に立つよう、貢献するよう。神と人との協力を強めて、幸ある世界を実現せんよう。理想を高め、夢を持て。低き思いに留まるなかれ。人の一生、百年足らず。さなる短き時間に終わらぬ滅びぬ教えを、残せよ、人よ。人の再生、この世の再建。夢は大きく、高くあれ。夢は夢にて、夢にあらず。必ず叶い実現せんを。次なる世にも、必ずや、再会せんよう、縁を結ばん。この世の再建復興に、よく働けよ、力を注げ。離れずまとまれ、一つとなれよ。同じ運命、定めの者よ。乗り遅るなよ、船は出ん。一人の遅れもなきように、神は祈りて、出発待たる。愛しき子らの生還を、それのみ願いて、神から人へ、祈りを下ろさん、手紙を届けん。必ず読めよ、伝えてゆけよ。行く先々の港にて、神を求める人を乗せ、増やしてゆけよ、種人を。 神の声を伝える人ひふみともこさん著書 「神誥記」より抜粋 ひふみともこさんHPhttp://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/