神から人へ ◎この世がある意味・神縁について◎
神から人。神から人へ、伝え、教え、気付かせ、さにて人の魂浄め、御魂(みたま) 禊(みそ)ぎて、高め、浄めん。さなるご意図で作られし、物質、仕組み、自然に境遇。人は気付くべきなり。悟るべし。己の至らぬ思いや念が、己を傷付け、魂汚(けが)すを。人の心に汚れを作り、曇りを生ぜし我欲に執着。先ずは気付きて悟るが大事。想念のみの修行にあらば、人は永久に昇華進まぬ。さにて神は、物質、事物、仕組みを持ちて、修行を助け、気付きと悟りの機会を図らる。なればこの世の現象、事物事象、全てに神の神策あり。人を浄化し高めんと、図られ、仕組みし、ご意図あり。人は、困難、苦難、艱難に出会うその度、悟るべし。神のお仕組み、ありがたし。人は己の困難の時に、神を求めて、神とつながる。 神を知らざる者はなし。なれど知りても信じず。出会いても敬(うやま)わず。やがて死にゆくその日まで、神の存在、気付く少なし。そもまた縁なり。運命なり。おのが欲して、縁を求めば、神は計らい、仕組まるる。なれど、望まず、遠ざくるは、縁も結べず、神を離れる。神から離れし人の御魂は、禊(みそ)ぎの機会も少なくなりて、この世の繁栄、富、名声、さなる俗世の欲望満たす。事物に恵まれ、栄えど、神に捧げる心なければ、この世の行を果たすことなく、あの世に戻りて、行を課さるる。 神のみ役はありがたし。望まば許さる、神の手伝い。心の昇華を謙虚に願い、神のお役に立ちたしと、祈らば、届かん、神への感謝。神は、人の魂一つ一つに、神の経綸、埋め込みし。そを目覚ますが、神の縁。神と出会いの縁を得て、人は気付きて、神行、始むる。素直に行じ、縁を喜び、神に感謝の精神で、さなる昇華を一途に望め。禊ぎ浄めの、困難、病いに、貧困、数あれど、人は悟りて、気付くべし。一つ一つに試しあり。応えて見せよ、おのが心。高き理想と、深き感謝を。さにて人の御魂は禊がれて、雲り一つも残らぬほどに、澄みし御魂と浄めらる。なれば素直に行を積めばよし。 神とご縁を得し後には、ご縁を切らず、自ら離れず、ますます感謝報恩で、使っていただく。禊いでいただく。さなる思いが先ずは第一。次に肝心、大切なるは、人とのご縁。お仕組みなり。神には感謝捧げれど、人への感謝は軽んじる。なれど、人とのご縁も、神の計らい。人の霊行神行を、助けんために出会わすなれば、ご縁の感謝も、神への感謝。ただひたすらに、務めればよし。わずらわず、神に預けて、任せておけ。 さにて、次の教えを伝えん。神は、この世に生まれ、死にゆく人の、一人一人を昇華させんと、お仕組み、出会いを作られし。なれど、気付かず、悟りを得られず。縁なく終わる、この世の生。神の図らるお仕組みは、人と人とを出会わせて、心を通わせ、力を合わせ、互いの能力、人格を、高め合わせて、昇華させん、さなる願いの深慮なり。なれば、浅き知恵にてこの世を渡り、つまらぬ名声、名誉を博すも、心の成長、御魂の昇華は、神の心に遠く及ばず。やむなく禊ぎを与えられ、気付かせ、悟らせ、神の道に、導き、昇華を助けんと、願う思いも、通じる少なし。なれば、神の図らる禊ぎや苦難は、神の霊行授けんための、尊き慈愛なり。 神は、人の霊行・神行を、人のなすべき最も尊き、御魂の修行と定めらる。なれば、人は、この世にて、おのが魂浄めんために、神の賜る霊行を、人と比べず、励むべし。一人の行い、一人の修行。なれど、神を手伝い、助くるためには、一人の力はあまりに小さし。合わせて、集めて、初めて神の力と強まる。なれば、神の手伝いせんために、自ずと集まる人のあるらん。そを大切に、見逃すな。神の仕組まる出会いには、必ず意図あり、神意あり。己を禊ぎ、高めんための、出会いもあらば、別れもある。なれど、心し、忘るるな。神の仕組まる出会いには、必ず神を手伝わせ、神とのご縁を深めんための、神の慈愛が秘めらるなれば。 ただいたずらに人を集わせ、神を崇(あが)めて祈りを捧げる、神の心に離れし行い、神の心に適(かな)わぬ行を、過(あやま)ち行う、宗教あるらん。なれど、それは、仕組みにあらず。神とのご縁は結ばれぬ。真(まこと)のご縁、神縁は、図らず起こり、図らず進む。己の意図せぬ、人知を超えて。なれば、素直に従い導かれよ。疑うなかれ。案ずるな。あれこれ想い、わずらうは、時の無駄なり。心の徒労。神に預けて、案じて、平らかに行き、行に励めよ。日々の霊行、疲労も溜まらん。疲れ癒して、怠(おこた)りなきよう。心の汚れ取りて頂く、感謝の思いを忘れずに。神に感謝、仕組みに感謝、感謝せぬはなきほどに、己の全て感謝捧げよ。神はお側についておられる。そなたの目となり、耳となり、そなたに変わりて、そなたを動かす。要らぬ心配、取り越し苦労、くだらぬ浅知恵、知恵にもならぬ。よくよく仕え、行じればよし。それが全ての霊行なり。心素直に、単純に。全てを理解し、解き明かさんと、力みて聞くは、神意を枉(ま)げん。さにて。 神の声を伝える人 ひふみともこさん著書 「神から人へ(上)」より抜粋 ひふみともこさんHPhttp://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/