神から人へ ◎残す魂、残さぬ魂、今が肝心なり◎
神から人。 神から人へ、祈り、願い、望み、さにて求める奉仕奉納、真の行は、ただ感謝と真の帰依(きえ)。嘘偽りのない、感謝と真心。さにて人は十二分にも、神に報恩、奉納となる。なれば人よ、何の難しきことあるらん。ただに祈れよ、真の報恩、感謝と奉仕と、真の帰依を。それのみ求めよ、それのみ願え。神の心に届くよう、日々に祈らば、やがては叶わん。神は歓び聞き届けん。なれば人よ、最期の最期に神の求める、最低限の霊行とは、神への感謝と素直なる帰依。計算のない、邪心のない、損得勘定、打算のない、純真無垢なる子どものような、真心の感謝の思い。なし得ぬことなし、できぬなし。いずれの者なれ、思いの中に、純なる魂、光のあらば、神につながる糸筋あり。自ら断つなよ、神とのご縁。二度と結べぬ縁なれば、自ら切りて、離れ迷うな。神から離れ、迷い、さまよい煩悩 苦悩 懊悩に、囚わる人の行き着く先は、光も届かぬ闇の国。神のみ声も、み光も、闇に閉ざされ、さえぎられ、届かず、聞こえず、ただ暗黒と、沈黙のみの無の空間。戻るに戻れず、帰るに帰れず。魂消えて、無と帰さん。神から人への祈りも通じず。人は己の勝手にて、神から離れ、遠ざかり、自ら落つるな、無の世界。全てを引き込み、呑み込みて、瞬時に消えなん、跡形もなく。 神の心は悲しまん。生かし、育み、育てんと、祈りをこめて作りし魂、分けて与えし魂の、自ら落ち行き消え去るを。 人は心を神に向け、決してそらすな。見逃すな。神の恩愛、厚き恵みを、賜ることの仕組みを喜べ。何をうらやみ、嘆くことある。この世に生かされ、与えられ、精進努力の禊(みそ)ぎを受けて、己の昇華の許しを得らるる、尊きご意図に、何にて応えん。心は神に、体は人に、仕え捧げて働かばよし。己のなすべきことは一つ。神に許され、示されし、道は一筋、神へと通ず。他を求めず、欲張らず、一つを行なえ、一途な心で。 神から人、神から人に最期に伝えん。神に帰れよ。神に戻れ。神から人へ最期に告げん。一人の力、努力では、何も起こらぬ、何も変え得ぬ。一人が全部の一部になるよう、己を取りて我を禊げ。神から人へのお伝えは、己一人のためになく、さらに広げて、広めゆけ。神から人へ、人から神へ。さらなる交信通信を、さらに多くの魂が、許され、行なえ、能うるように、自ら禊ぎて、自ら高めよ。神の通信、波長の高さに、己を高めん努力を惜しむな。 神から人へ、最期に伝えん。神のことばは永遠なれば、己一人のためになく、己世代のためのみになし。なれば、一人一人が、努力惜しまず、残し伝えよ。紙にて残し、文字にてしるし、広き世界の縁ある魂、さらには広げん、縁なき者にも。全てが一つの魂なれば、縁のあるなし、そは同じ。元は一つの魂なれば、元をたどれば一つなり。神から人へ、人から神へ。祈りを祈り、ことばを捧げ、気持ちを込めて、切に祈らん。神から人へのことばなり。二度とは聞こえぬことばなれば、もらさず写して、残さず広めよ。世界の隅々、宇宙の果てまで、神は人のためのみになく、ことばを残して、示さんとさる。 この世の真理、原理には、全て神の意志が働き、さにて世界は運行す。神のご意図の働き止らば、世界の全てが働きを止め、全てが無に帰す、灰燼(かいじん)と帰す。神の立て替えなおし、全てはそこから始められん。残す魂、残さぬ魂、今が肝心、要なり。無と帰し、永久に葬らるるか。残され、光に導かるるか。望まぬものは救われぬ。自ら離るる魂ならば、神も救えず、導けず。なれど、求むることを知り、神に祈らんことの意味に、気づきを得られし魂は、離るることなし。遠ざかるなし。全ての魂、人類に、気付きを与える時は今。神の使い手、使者となり、下ろされ、手伝い、働かん。一つ一つの魂が、神に目覚めよ。神を求めよ。神とのご縁を広げ、気づきをうる機会を広げよ。 神から人、人から人、今はその時。最期のときなり。猶予はならぬ。遅れは許さず。明日にも終わらん、この世の終わり。宇宙万物、万事万象、全てが終わり、無となる前に、神に許され、終われるよう、全てが努力し、助け合わん。神から人、人から神。祈りは通じん、願いは届かん。神から人、人から神。全ては変わらん、甦らん。神の光を人は賜り、神のことばに気付きを授かり、心の汚れを落として頂き、さらなる昇華を人は望まん。神から人、ことばは続かん、途切れなく。人は聞くべし。耳傾けるべし。一つももらさず、聞き逃さず、全てを肚に、魂に、深く納めよ、奥底まで。永きの行のその果てに、神の光は迎え賜う。神の光を全ての人に、全ての魂、生命に。 神の声を伝える人 ひふみともこさん著書 「神から人へ(下)」より抜粋 ひふみともこさんHPhttp://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/