神から人へ ◎禊ぎ(みそぎ)・昇華(しょうげ)◎
(禊ぎについてお教え下さい)禊(みそ)ぎとは、神の恵みのひとつなり。人に与えて知らせんための、神の仕組みの表れなれば、禊ぎの訪れ、出会いなば、必ず感謝を第一とせよ。禊ぎにも、病、貧困、挫折あり。事故もあるらん、己の関わる不幸全てに、神のご意図の込められたれば、まずは感謝と悟りを開けよ。最も尊き恩愛なれば、不幸恨まず身を正し、粛然受け止め、心諌(いさ)めよ。最も辛き病の内にも、必ず光と安らぎあるらん。心の汚(けが)れを取るためなれば、最も尊き機会ならずや。人の肉体、目に見えど、心の汚れは目に見えぬもの。なれば肉体、侵しても、心の汚れを取らせんためなり。心の汚れの取れゆかば、必ず癒えて清浄化。神への信を高めゆけよ。心に汚れを持たなくても、神への感謝足らぬ者、人への優しさ欠ける者、それらも一つの汚れと等しき。病を得しことによって、見えぬ世界の見えて来ぬや。人の優しさ、人への感謝、健康なるのありがたさ。生の喜び、感動を、さらに改め感ぜぬや。 神の慈愛は等しくわたりぬ。禊ぎのなきもの一人もあらず。なきに見えるは、人間心。不幸ばかりが禊ぎにあらず。平穏無事なる人生にても、神への感謝を捧げつつ、己の役をよく行いて、人への優しさ養いなば、神は与えず、無駄な苦労を。人の心は弱きもの。苦境に耐えねばならぬ時ほど、心は衰え、恨みがましく、今ある生を呪うも多し。なれどその中、逆境にても、光の一筋見出しなば、一つの悟り、昇華を得ん。神の慈愛は深きもの。目に見え測れる物質ならず。あまねく広がる神の慈愛を、褪せることなき感謝を持ちて、日々に祈りを続ける者なら、神は苦しき禊ぎ与えぬ。信仰深い者にても、信仰浅き者にても、神の慈愛は変わることなし。禊ぎは苦しく、耐え難きもの。なれど、光をいかに見つけて、感謝の想いへ高め得るか。それのみ神の願いなり。悟りを得よ。神への感謝を失わず、神への帰依(きえ)を素直に高めて、日々に嬉しく楽しく生きよ。最も望まる神の神意よ。 (昇華について)昇華とは、人の魂救済の、段階、位相の高さを示す、一つの徴、目安ならん。なれば人は努力して、己の魂の位相の高さを、己の努力精進にて、位相を高め浄めるべし。さにて神は精進測り、浄めを測りて、昇華の許しを与え賜う。人の清き魂には、神の祈りも宿り易く、神は清き魂に、神の願いをさらにこめ、神の使いをさせ賜う。昇華を許され、神に使われ許されし者は、神に仕えて、さらに浄まり、己の魂の昇華を進めん。なれど一度汚れしことにて、位相も下がり、魂汚れぬ。なればよくよく注意せよ。一度の汚れも、低き霊相、卑しき霊との波長に落ちなん。理想を高く志、常に前見て励むべし。神は人のつまずき、あやまちも、許して救い助けたし。なれどその前、許す前には、厳しく諌めて、浄めんとさる。それが真の救いなれば。己のつまらぬこだわり捨てて、神の広かる胸に戻れよ。神の慈愛に包まれて、己の霊行積めばよし。少しの迷いも、躊躇(ちゅうちょ)も要らぬ。ただゆだねるべし、信じるべし。神の心に全て預けて、最期の時を迎えるべし。神の心を知りし者たち、集い、集まり、一つとなりて、さらに手伝え、神の救いを。人類救済、その時までに、できる限りのことを果たして、神の心を慰めよ。神の迷い苦しみを、安らげ癒して力となれよ。神は自然に、見えぬ力で、その者 魂、導かれ、高き位置へと誘わん。なれば悩まず、疑わず、信じて進めよ、霊行の道。 神の仕組みにゆだねゆけよ。人間心で働くなかれよ。人には正しきことなれど、神の御心、秤(はかり)には、あやまち、間違い、幾多もあるを。あせり急ぎて、神より先に、人の分を越え出すぎるなかれ。神の代わりは人にはなせぬ。人のなすべきことのみ行え。 最期の救済、今だからこそ、神も降りなん、人の世に。汚れし地球の汚濁の中に。神は降り立ち、浄めを広げ、さらに救えぬ魂さえも、救いのみ手を伸ばして救わん。なれど、神にもできぬこと、起こせぬことも数多し。なれば人こそ、力となれよ。神の起こせぬことを助けよ。それこそ真の霊行ならん。 神のみ力、偉大なれども、時にはなせぬ業もあり。そが人への交信交流なり。神のことばは人には通じず、神のみ声は人には聞こえぬ。なれば伝えて広めんためには、人の力と助けを要す。人の真の心を集め、神の手伝い、急げよ人よ。今急がれる神の手伝い。それこそ、光を広めいくこと。書記もて救えよ、迷える魂。光を広げよ、神の書をもち。神の光も、ことばも愛も、人の目耳に届くためには、人の清らかな助けを要す。見えぬ功徳を積めよ、子よ。あの世に戻り、神の前に見せ得るものは、魂と、己の積みし行のみなれば、さらなる恵みも授けられん。 神は寛大なれば、人のあやまち、罪科(つみとが)を、幾度も許さん、救われん。なれば、救済あきめるなよ。今一度の猶予を与えん。さらに広げて、救えよ人を。さにて手伝え、神の経綸(けいりん)。人の無垢なる助けのなくば、神も救いをなせぬ理(ことわり)。神人一体、合一なれば、人は結べよ、神との縁を。人には人の力あり。神には神の力あり。それぞれ合わせて、一つの全き、完全なるもの、創り出せ。辛く苦しき時こそ、神は、人のそばにて見守り励ます。信じぬ者には聞こえねど、さにても神は平等に、一人一人の内奥の、眠れる神を起こさんと、光を与えて、目覚めを待たる。降る日、照る日と、地上には、天の気まぐれと思えど、全ては神の御心。全ての事象に、神を見よ。己の行う全てのことに、神の心に適うよう、自ら諌めて、計れよ、向上。基準も、秤も、ただ一つ。神の心に適うか否かの、単純明快、明朗なれば。 神の声を伝える人ひふみともこさん著書 「続神誥記」より抜粋 ひふみともこさんHPhttp://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/