気持ちの力
地域再生の見本がここにある。福島県最南端、人口7,000人の町、矢祭町の合併しない宣言。策があっての合併しない宣言でなかったので、宣言した後で、なんとかしなくてはと3役の給与3割カットを始めとして財政再建のアイディアで次々に手を打ってきた。地域をなんとかしたい気持ちからスタート。矢祭町には自立課があります。 町に本屋さんもなく図書館もないので、自立課が悲願の図書館建設を計画!町民が運営する「矢祭もったいない図書館」です。図書館は、古い武道館を改修する費用が1億円だけ。本を購入するすることなく全国から送料負担で送ってもらおうというものだった。既存の図書館からは、そんなのは図書館でない、本も集まるはずがないとの声が圧倒的だったが。結果は、3ヶ月で20万冊以上集まり30万冊の奇跡となった。開館半年後にはNPO主催の優秀図書館全国ベスト4にも選ばれた。矢祭町役場は365日開いている。勤務時間後2時間の時間延長も365日。住民自治意識が根付いています。「私たちのできることは手伝うよ」との住民意識があります。まずは宣言する。周りでは無理だろうの声があがったが、図書館も実現した。やってみないとわからない。自立課を設けて、実現化へ向けての努力をしてきた。どうやったらできるだろうかを追いかけてきた。