スピリチュアル・ビジネス
ここ数日、先週末に行われた「リコネクティブ・ヒーリング」セミナーの話題をあちこちで見かけますが、金曜日のイブニングセミナーは700人、土日のセミナーには350人の参加者がいたそうです。実際にヒーリングを受けたり、セミナーに参加した訳ではないので、リコネクティブ・ヒーリングについては、何も分かりませんが、これを、ビジネスの側面から考えた場合、(あくまでも、ビジネスとして考えてね。)土日のセミナー(\111,000)は、イブニングセミナー(\4,500)付きなので、\111,000 x 350人 + ¥4,500 x (700-350) = \40,425,000となり、この3日間で4千万円以上のお金が動いたことになります。スゲーアニメなどのオタク株を「萌え株」といい、「もえっくす30 MOEX 30」なるものまであると知って驚いていた所ですが、そのうち、「セミックス25」なる、セミナー関連株も出てくるかも知れませんね~。まあ、現状では、ニューエイジ系の会社は上場していないようですが。。。ビジネスとして成功したければ、個人営業でコツコツとヒーリングをするより、大物ヒーラーを見つけて、本を書かせ、セミナーをプロデュースする方がよっぽど儲かるという事になりますよね。(当たればの話ですが)この世界では、超有名なドリーン博士のエンジェルセラピーのセミナーも最近は参加者が400人を超えているみたいなので、こういった大規模なセミナーが今後もどんどん増えていきそうです。考えてみると、精神世界のビジネスは、チェーンビジネスに似ていて、徒弟制度(リンケージ)があって、生徒はその友達を先生に紹介し、ある程度のレベルになると、リンケージから離れて独立し、自分の生徒を取るようになる。でも、パイが小さいから、身近なコミュニティで飽和状態になり、新規顧客を開拓するため、ワールドツアーに出かける。(株の世界でも、「ロードショー」と言うのがありましたね~。)チェーンビジネスは、ごく一般的な収入の人たちが、同じような境遇だった人たちが成功した実例を見せられて、「私にも出来るかも」と盲目的にのめり込んでしまうことによって成り立っているんだけど、精神世界もそういうステージになっているのかも知れませんね。また、ここ数年でヒーラーの数が急増したため、最近の傾向としては、ヒーリングから離れ、「チャネリング・アート」と題して絵画や音楽の世界に転換しつつあるようです。この辺りも、今後どう変化していくのか楽しみです。