ハタ・ヨガ
先日のラジャ・ヨガつながりで、「Hatha Yoga Pradipika」を読んでいます。かなりラジャ・ヨガ的な精神論が書かれた本で、ハタ・ヨガはポーズが中心の筈なのに、本に載っているポーズは、11ポーズだけです。まだ途中なのですが、面白い所を抜き出すと、、Western science too is aware of the inseparable interrelation between body, soul, and mind. A bit of iodine, adrenaline, or cortisone will change our whole world view. Our whole life is chemically conditioned. Every thought activates one or the other nerve center which in turn influences some endocrine gland. The gland sends its hormones into the bloodstream, we react, new thoughts arise which in turn again influence a nerve center and create new reactions, combining with other nerve centers. There are many centers, many glands, and countless combinations. And this cycle is only one of the inner processes affected by yoga. 西洋の科学では、肉体と、魂と、マインドは、密接に関係している。ほんの少しのヨード、アドレナリン、コルチゾン(ホルモンの一種)が私達の世界の見方を全く変えてしまう。つまり、私達の生活は、化学反応によって支配されているのだ。すべての思考は、1つか2つの神経中枢、いわば内分泌線に影響されている。内分泌腺がホルモンを血液中に排出することで、私達は反応し、新しい思考が生まれ、それがまた神経中枢に影響し、新たな反応を作り出す。沢山の神経中枢、内分泌腺、そして、その組み合わせがある。このサイクルは、ヨガによって影響される内部的なプロセスの1つに過ぎない。ちょっと難しいのですが、簡単に言ってしまうと、「思考」は「化学反応」の繰り返しだ、という事になるというのです。アレルギーも一種の化学反応ですから、分泌の習慣を「思考」で断ち切る事ができるんじゃないかと思えてきました。もう1つ。The classical commentary says: "He [the yogi] should fill two parts of his stomach with food, and the third part with water, leaving the fourth free for air to aid the digestive process." In short, moderation. The following are considered as not being salutary: sour, pungent, and hot food; mustard, alcohol, fish, meat, curds, butter-milk,* chicle peas, fruit of the jujub, linseed cakes, asafetida, and garlic. It is also advisable to avoid: reheated food, an excess of salt or acid, foods that are hard to digest or are woody. Goraksha teaches that in the beginning the yogi should avoid bad company, proximity to fire, sexual relations, long trips, cold baths in the early morning, fasting, and heavy physical work. These strict disciplines are imposed on the student, but do not necessarily apply to the master. ヨガ行者は、お腹の4分の2を食べ物で満たし、4分の1は水、残りの4分の1は消化を助ける為に空気を入れる。つまり、控えめにする。次のものは健康に良くない:酸っぱいもの、刺激のあるもの、辛いもの、マスタード、酒、魚、肉、チーズ、バターミルク、チクルマメ、ナツメの実、アマニ(種)のケーキ、阿魏(ハーブ?)、ニンニク次のことも避けた方が良い:暖め直した食べ物、塩気の多いもの、消化の悪い食べ物、また、初めのうちは、悪い仲間、火の近く、性交渉、長旅、早朝の水浴び、断食、過酷な労働も避けた方が良い。見習いは、これらを固く守るべきだが、マスターは必ずしも守る必要はない。(中略)The following items can be used without hesitation: wheat products [bread, etc.] rice, milk, fats, rock candy, honey, dried ginger, cucumbers, vegetables, and fresh water. The yogi should eat nourishing, sweet foods mixed with milk. They should benefit the senses and stimulate the functions. 次のものは良い:小麦製品(パン等)、米、牛乳、油脂、ロックキャンディ、ハチミツ、乾燥ショウガ、キュウリ、野菜、水また、栄養のあるものを食べ、甘いものは牛乳と共に食べること。これらは、体機能を感化させ刺激する。つまり、ヨガの修行をするには、ベジタリアンにならないといけないという事になります。でも、「マスターは必ずしも守る必要はない」という所でね、私の知り合いは、毎年のようにインドのアシュラムに通っていましたが、そこのグルも、生徒には酒を禁止しておきながら、自分は誕生日の差し入れのシャンペンを飲んで酔っぱらっていたと聞いたので、なんだか納得してしまいました。ところで、最近、炭水化物と甘いものを1週間食べないという実験をしたのですが、お腹の脂肪があっという間に落ちました。(でも、穀物を食べ始めたら、あっという間に戻りましたが。。。)その時感じたのは、世の中穀物製品だらけで、炭水化物を禁止すると気軽に口にできるものが何もないんですよ。そして、肉や魚と野菜だけだと、消化が悪いのか、お腹が張ってスッキリしないのです。そんなこんなで、ここ数日は、お弁当にサラダを持って行ったり、夕飯にベジだけのおかずを作ったり、ちょっとずつ、ベジに向かっています。