ジオウ(地黄)
基原:アカヤジオウとはゴマノハグサ科の植物の一種。学名Rehmannia glutinosa。中国原産で地下茎は太く赤褐色で、横にはう。葉は長楕円形で、根際から出る。初夏、15-30cmの茎を出し、淡紅紫色の大きい花を数個開く。通例,細長い紡錘形を呈し,長さ5~10 cm,径0.5~1.5 cm,しばしば折れ,又は著しく変形している.外面は黄褐色又は黒褐色を呈し,深い縦みぞ及びくびれがある.質は柔らかく粘性である.横切面は黄褐色又は黒褐色で,皮部は木部より色が濃く,髄をほとんど認めない.特異なにおいがあり,味は初めわずかに甘く,後にやや苦い.横切片を鏡検するとき,コルク層は7~15層で,皮部はすべて柔細胞からなり,外皮部に褐色の分泌物を含む細胞が散在する.木部はほとんど柔組織からなり,導管は放射状に配列し,主として網紋導管である.成分:イリドイド配糖体:catalpol, aucubin, rehmannioside A〜D など sterol:β-sitosterol など 糖・糖アルコール:D-glucose, D-galactose, D-fructose, sucrose, raffinose, stachyose など その他:arginine, mannitol など用途:補血,強壮,解熱,緩下 処方:温青飲,葛根紅花湯,加味温胆湯,加味逍遥散合四物湯,芎帰膠艾湯,芎帰調血飲,芎帰調血飲第一加減,荊芥連翹湯,牛車腎気丸,五淋散,柴胡清肝湯,三物黄芩湯,滋陰降火湯,滋血潤腸湯,七物降下湯,四物湯,炙甘草湯,十全大補湯, 潤腸湯,消風散,疎経活血等,猪苓湯合四物湯,当帰飲子,独活葛根湯,人参養栄湯,八味地黄丸,竜胆瀉肝湯,六味地黄丸アカヤジオウ地黄【第2類医薬品】 おしっこに時間がかかる クラシエ 八味地黄丸 A 60錠 はちみじおうがん