タイ パタヤ旅行記 ハードロック・カフェ
パタヤ私と家内はハードロック・カフェのTシャツが「いまだに」好きです。最近はチェーン店が増えすぎて集めきれないことからか人気が下がり、この店のTシャツを着ている人は一時期より減っていますが、私たちは趣味の世界でいまだに集めています。パタヤという街は予想より大きく、地図で見るとハードロック・カフェは私たちが泊まっているホテルから近そうだったのですが、実際に歩くと大層な距離でした。初日に到着後目指してみたのですが遠すぎて途中で断念し、3日目に再チャレンジ、どうにか到着しました。なお4日目に開かれたパーティーがハードロック・ホテルの隣のホテルだったことはショックでした。そう、パタヤのハードロック・カフェはホテルを併設しています。さすがに中まで見る事はできませんでしたが、外から見ると異常な風景。赤やピンクや紫の照明で「サイケ」という言葉の方が合うような気がします。泊まらなくてよかった。寝るときくらいは落ち着きたいものです。ハードロック・カフェではまず入門時に手荷物チェック。パタヤでの手荷物検査はここだけで、アメリカ企業の大変さがわかります。店のサイズは小さめですが、ステージがあり生演奏をしていました。先日紹介したニューハーフ(おかまという表現が適切?)もおり、活気がありました。ショップも小さめでTシャツの種類はあまり多くありません。値段は私たちにとっては普通、パタヤの中では高価です。Tシャツ5枚とピンバッチ5個、加えてストラップを購入しましたのでかなりの上客だったと思います。(笑)*************************************ところで、中国で不買運動やデモが続いています。この問題は、歴史問題ばかりではなく人種差別、貧富差(為替レート差)、中国の政治的混乱(社会主義から、社会民主主義へ)と色んな要素があるものの一過的なヒートアップであればよいのですが。個人的に感じるのは日本政府の対応の悪さです。何に抗議してデモが起こったか、それに対する真摯な回答を日本政府は示したでしょうか。20年くらい前の冷戦時代、日本と中国は仮想敵対国だったのですから、双方に歴史見解に対する相違があるのは当たり前です。そもそも歴史なんて見方さえ変えれば正義にもなり悪にもなる、難しい学問です。日本政府はそんな歴史問題に真正面から向き合ってきたでしょうか。中国は今でも社会主義の国です。天安門は単なる「事件」扱いであり、ロシアのように革命が起こったわけではありません。日本は第2次世界大戦に大敗し軍事政権は崩壊したものの、その影響力はまだ残っているような気がします。靖国参拝問題、竹島の問題、中国の南シナ海油田問題。特に竹島問題は戦前と同じような陣取り合戦です。インターネットという垣根を越えたツールは発展する中、国境という感覚が薄れている私たちとは違い、政府はいまだ線にこだわっています。国境線は確かに重要ですが、日本が平和的、対話的態度を取っているとは思えません。「報復」的な行為がいまだ目立ちます。もちろん私にも最適な解決方法など思いつきません。ただ両国が互いの意見を言い合うのではなく、お互いがブレーンストーミングを行えば、両者両得となる考え方はあるはずです。私はアメリカ系の外資企業に勤めています。日本は平和で良いのですが、海外出張中は一切会社名を表に出さないこと、特に会社名のロゴが入った服やかばんを持つと危険と言われ国によってはスーツさえ着ないことがあります。中南米、アジアでは誘拐が主ですが、ヨーロッパやオーストラリアでは敵対的な標的となる可能性があり、今回の中国のような状況を見て今更驚くことはありません。実際にニューヨークで反日デモに出くわしたことがあります。身体的には何の危害も与えられませんでしたが、心情的にはとても辛かった。特に “Go home, Jap” などと罵倒を浴びせられたときは本当に帰りたかった。残念ながら日本は政治的には他の国から好かれてはいません。日本はいつまでも平和という殻にこもっているのではなく、積極的な国際対話を進めると同時に、日本人旅行者に対し(渡航禁止ではなく)具体的な安全策を積極的に示すべきと考えます。日本は経済大国であり、技術大国です。国是の悪さや他国の追い上げから今やそのように断言することが難しくなってきましたが、それでも世界的に認められています。しかし政治という面から言えば、日本がリーダー的な立場にあるとは思えません。私は日本の国連常任理事国入りに反対します。なぜ常任理事国に入りたいのか。国連の権力で、両国間の対話ではなく、北方四島、竹島、南シナ海の領有権を確保したいからでしょうか。正直日本国民の私でさえ卑怯者にしか感じない。もちろん、そんなことが理由ではないのでしょうが少なくとも日本はこのような外交が得意で、対話を重んじない(和を重んじる)「歴史」があります。そんな国の常任理事国入りを賛成する国があるでしょうか。日本政府は技術者、日本の労働者が作り上げてきた栄光を政府のものと勘違いしすぎです。あぁ、また主題も結論も考えず長々と書いてしまった。誰も読まないなこりゃ。一応海外旅行の紹介の中で、またハードロック・カフェというタイの中に住むアメリカ文化の中でのコメントであり、テーマからは逸脱していないと信じています。