背中で語る「東京YOSAKOI」
「子供は父の背中を見て育つ」そういう時代がありました。国際化の波に飲まれる今、日本の古き良き文化は若い世代にわかりにくいようです。男親も家事や子育てに参加する時代で、背中で語るのではなく明確な言葉で語らないといけません。世代の変化を映す鏡ではないですが、衣装の背中に言葉でメッセージが書いてあるチームの多いこと…明確に語っています。これはYOSAKOIだけの流行ではなく、高校陸上などを見に行くと練習着の背中に根性論的な言葉が躍っており、思わず笑ってしまいます。「背中で語る」「表情で語る」という文化で、日本人は国際社会において損をしています。Yes, Noをはっきり言わないで「そのくらいのことは言わなくてもわかるだろう」と言う訳です。しかし国際社会には全く通じません…。特に電話会議では表情も伝わらないのでわからないのです。電話会議の怖いところです。私が国際企業で比較的頼りにされるのはYes, Noをはっきり言う日本人だからでしょう…英語の時は。なぜならば英語力がないのでYes, Noが一番応えやすく婉曲な表現ができないのです(笑)