愛がたりない男
嫌いなひとがいるいや、“嫌い”というよりも、“許せない”と言ったほうが正しいかもしれない何を幼稚なことを言っているのかと、思われるかもしれないけれども、人付き合いをしていくうえで、実に様々な人と出会うそのなかには常識を疑うような人もいるのだ自己中心的だらしないそれでいて、人を蔑み、人を欺く…ちょっと注意しようものなら、「自分は悪くない」の一点張り自分ひとりで騒いでいるのならまだ構わないその火種の火の粉が降りかかり、巻き添えを喰うからひとたまりもない相手にしているとほんと疲れると言うか、こっちの性格まで歪んできそうイライラする自分にまでも腹立たしくなってくるなので、まったく相手にしていないそんな態度がまた気に入らないのだろうありとあらゆるいろいろな嫌がらせを仕掛けてくるその挑発に乗ってしまうと相手の思う壺なので、内心では腸が煮えくり返る思いでも、いたって冷静に対応しているこんな関係が続くことがいいわけがないということは重々承知しているけれどもどうすればいいのだろうか?あの性格だから、相手に変わることを望むのはまず無理だろうならば自分が変わるしかない優しく接してあげればいいのかな?と思うこともあるのだが、いざそう接すると、相手はつけあがってくるそうなると、こちらもカチンとくるその繰り返し堂堂めぐり自分には愛が足りないのだろうか?優しさが足りないのだろうか?忍耐が足りないのだろうか?こうして言葉にして並べてみると、確かにどれも足りないような気がする愛か…優しさか…忍耐か…