世界の魚顔写真&おもしろギョ写真パート2 顔面アップ写真編
さてお次の写真たちは、なるべく彼らに近づいてその表情をうかがいながら撮ることをためしにやってみた。陸上の写真でも人を撮ったりするのが好きなのだが、水中ではその被写体に近づくこと自体難しく、また人間のようにその個体によって個性のようなものがあるか、またはそれぞれ表情があるのかなどと思ったが撮っていくうちに人間と同じだということに気が付き、撮れば撮るほどその魅力にひかれた。彼ら彼女らがまるで何か話しかけているような写真を撮りたいと思う。これはまだホントはじめての写真なので、それが伝われないかもしれませんが、それでも僕は彼らが何かを語りかけてくれてるように感じることができる。彼は写真を撮っていると気が付いたらカメラ目線でこちらを見ていて、無言で撮ってくれといわんばかりにポーズをとる意外と撮られたがりなのかな?彼女はその派手な外見とは反対に警戒心が強く、なかなか写真を撮らせてくれない。彼女を含めその仲間たちは英語名ではエンジェルフィッシュの仲間(日本語ではヤッコなんてひどい名前が)そのシャイな天使たちは外見だけではなく、その恥じらいっぷりもまさにエンジェルだと僕は思う。散々追いかけても天女の羽衣のようにすーと逃げてしまい、取れているのは後ろ姿だけ。これは幸運にも取れた一枚エンジェルの意外な姿が撮られていると僕は思っている。まさに見つかってしまい「あっ!」と言っているようだ。彼女はもっと恥ずかしがり屋のようです。撮るとしたら隠れてしまいました。そのままかまわず撮ってしまったのですが、その恥じらいの表情がたまりません。それとも黒い髪に憧れてわざとウニの近くに頭をつっこんだのでしょうか?黒髪が素敵な血色の良い美女にも見えますよね?照れているのか、チークなのか頬の赤みが素敵です。彼は堂々と正面から撮らせてくれました。ポーズも表情もきまっています。わざとサンゴの上を指定してくるあたりもプロのモデルでしょうか?人それぞれじゃなかった、魚もそれぞれ十魚十色ですねー最後に同じ種類でも色が違うだけで肌の明るさが違うだけで、とらえられ方が変わってしまうというちょっと不幸な例。こっちは「なんだよーー」っと威嚇しても、ちょっと何だか寂しげな、あまえたいような表情でホントは遊んでほしいんじゃないの?とあまり真剣に受け止めてもらえませんがこっちは「なんだよ!!」と本気で威嚇しているみたい。けっこう迫力ありますよね?どうでしたか? 人間と同じようにそれぞれにいろいろな表情があり、何かを語りかけているみたいじゃありませんか?水中では言葉は話せませんが、いろいろな言葉ではないコミュニケーションがうまれ、人間はその手段は持っていないかもしれませんが、想像力という手段を使ってその世界をどのようにも変えていけると僕は思います。まだまだ解明されていない未知の世界が水中には広がっていて、人間の持っている言葉や聞くことなどの手段とはまた別の次元の何かがあるのだと思います。