ラマダン・ジュースってどんな味?
一昨日から、急にネットの接続に問題が発生し、2日間、開けれませんでした。 業者に連絡したものの、ただいま、ラマダン中。 勤務時間も短いため、すぐに係員は飛んでこない。 ということで、もっとかかるかと思ったけど、まあ、その翌朝にやってきたので、「これでもよし」とするか。 さて、スーパーのラマダン商品コーナーでこんなものを見つけた。 商品広告には、「フルーツ・コーディアル」と書いてある。 コーディアルだから、薄めて炭酸で割るとか、カクテルに混ぜたりするのだろうけど、 フルーツ、といってもどんな成分なのかいろいろあるし、ラマダン期ということでなにか珍しい成分でも入っているのか? それに、この毒々しい赤は、何だろう。 ところが、この裏のラベルにはアラビア語の表示。 ドバイの商品は、だいたいアラビア語と英語表記がしてあるのだが、かなりローカルの商品では英語表記のないものもある。 よって・・・・・・自分では確認できない。 その辺に、アラブ人の店員はいないのか・・・・・・ と、キョロキョロ、見回す。 いたいた!! が・・・・・ インド人のようだ。 ま、いい。この際、聞いてみよう。 私 「すみません、これはラマダン用の商品ですか?」店員 「そうそう」私 「このまま飲むんですか?」店員 「そうそう」私 「・・・・・・????(コーディアルはそのまま飲むには濃いぞ) で、成分は何ですか?」 店員 「・・・・・・(アラビア語が読めない) ちょっと誰か呼んで来ますね」 といったまま、案の定、どこかに消えてしまった。 思ったとおり、頼りにならない店員・・・ やっぱり、戻ってくる様子がないので、仕方なく、 今度は、そこにやって来た建設作業員らしき若者をつかまえた。 私 「あの、すみません、アラビア語、出来ますか?」若者 「できるよ」私 「これ、どういう成分がはいってますか?」若者 「XXX。XXXX。」私 「?????」 アラビア語で言われても、わからんのだが・・・・英語で何というのだ??? その次の単語はどうやら英語で・・・・ 若者 「レモン、コーラ、花」私 「レモン、コーラ、花?花ってどういう花?」若者 「花だよ、花」私 「だから・・・・どういう花?」 どうやら、どういう花かは書いてないらしいので、そこで限界が来た。 私 「・・・・ありがとう」 というわけで、そういうものが入っているらしい。 でも、疑問はとけない。 今度はビジネスマン風のアラブ人とおぼしきオジサンがDVDのコーナーにいるのを発見。 英語も出来そうだ。 また、つかまえて聞いてみた。 私 「すみません、これ、 何が入っているか教えてもらえませんか?」 やさしいそうなおじさんは老眼鏡を取り出し、チェックしてくれた。 オジサン「そうね~・・・・・レモン、ラズベリー、コーラ・・」 と、さきほどの若者と同じ答え。 でも、ラズベリーが発覚。若者が英語で言えなかったものだろう。 花についても詳しくは書かれていないので、わからないらしい。 私 「これはラマダンの時期に飲むのですか?」オジサン 「そうそう」 それ以上、味まで聞くのは楽しみがないと思い、この辺で止めておいた。 こんな感じで街頭アンケートじゃないが、 とりあえず、何とか情報を得ることができた。 家に帰って、冷やしてから、 水で割って、飲んでみた。 そのラマダン・ジュースとやらの味は・・・・・・ 「かき氷のイチゴ・シロップ」 毒々しい色とその味はまさにその人工着色料。 レモン、コーラ、花の味??? おかしい。 そんな味はしない。 ラマダンとあって、糖分が高くて、栄養価の高い例えばデイツとかは有名だけど、 これは糖分補給以上に不健康なほど、甘い。 それより、困った。 どうしよう。どうやって使うのだ・・・・・・ いや、実は、スウェーデンにも「サフタ」といってフルーツの濃縮シロップがあるのだけど、 カルピスのように何倍かに薄めて飲んだり、紅茶や炭酸で割ったりするとけっこう美味しい。 でも・・・・、 このラマダン・コーディアルは、いただけない。 興味本位で買ったもの、キッチンの肥やしになるのだろうか。