コスモポリタン・ライフ

[世界のキッチンから] カテゴリの記事

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  バリスタ・ミルクで「おうちラテ」

  昨日、街のコーヒーショップに行って驚いた。スウェーデンには北欧ブランドのコーヒーショップはあるが スタバはない。 でも、北欧ブランドのコーヒーショップでも内容はスタバと大して変わらないと思っていたら・・・・・・  値段を見てびっくり！  高すぎ！   だってラテが一杯５６０円もする。   ホテルでもレストランでもないんだからそんな高いコーヒー、コーヒーショップで出す？   コーヒーショップでラテとたとえばマフィンを注文して１０００円もするなんて普通のランチメニューと同じじゃん。   ちなみにスウェーデンで安くコーヒーを飲む方法は、コンビニのコーヒーだが、 最近は街にある小さめのスーパーマーケットでテイクアウトのコーヒーを出しているところがある。 ここで使ってあるコーヒーの種類はまあまあなのでここで買うほうがよっぽどマシ。コーヒーだけなら一杯１６０円、ラテなら２４０円。  あとは、スウェーデンのファーストフード店に行って何かを頼めば無料コーヒーが飲めるし、ファーストフードのコーヒーも安い、  が、  味は・・・・・・ そんなところである。    しかし。    スウェーデン式にいうとそんな高いコーヒーなんか飲まなくても家で作ればいいってことになる。  そこで、  こんな商品が出ている。   ラテ用ミルク。 その名も「バリスタ・ミルク」 コーヒーショップに「バリスタ」というのがあるが、そのブランドとのコラボ商品なのかと思ったのだけど、そうじゃないらしい。  調べてみたらどうやらラテが美味しく作れるように（フォームなど）脂肪分が２．６％という濃さに調整してあり、バリスタというのはエスプレッソを作る人や飲む人たちを指すようで、 どうやら本格的にラテを飲みたい人用のミルクなのだろう。  うちは「ネスプレッソ」のコーヒーを愛飲しているが、これはコーヒーショップと変わらないくらい美味しい。  １回分ごとの使い捨てカプセルなので味も香りも新鮮である。  これでコーヒーショップよりお安くて美味しい「おうちラテ」が楽しめる。   

  2008.02.01

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  修道院ビールと北欧発泡酒

  夫が夕飯用にビールを買いに行くというので、私も何か買ってきてもらおうと頼んだ。 リスクエストは「甘め」。  甘いビールなんて邪道かもしれないが、これが侮れない。 世界には美味しいビールがあるものだ。  そこでシェフ夫のチョイスはこれ。  その名も修道院ビール。ベルギーの修道院で作られるトラピストというのだが、これが実に美味しい。 別名チョコレート・ビールというのか、色もにごった茶色でバニラやアニス、キャラメルといった香りも楽しめる。  実際、発酵の途中でキャラメルシュガーを入れるらしい。  こんなのデザートビール？と思いきや、 コクがあって、酸味もあってどっしり舌にくる。 アルコール度数は１１％以上。  ワイン並みである。  いわば、大人の味である。     こんなビール、あまり見かけないねというと、どうやらこれをレストランで出そうとすると相当な値段（１ボトル３３０ｍｌ、２４００円ほど）になるらしいので  ビールでそんな値段、  高すぎやろ～   ってことで、扱いにくいらしい。  確かに、リカーショップでも普通のビールの２，３倍はする。   食事と一緒に飲むにはちょっともったいないか・・・・  っていうか、ちびちびと単独で味わうビールかもしれない。   さて、スウェーデンにも発泡酒なるものが出ている。 ５０％カロリーオフである。 ・・・・といってもスウェーデン人が好んで飲んでいる味とは思えないので日本ほどポピュラーな商品ではないと思う。   たいがいのスウェーデン人にしたら「ダイエットビールなんてビールじゃない！」って感じなんだろうけど、 昨日の新聞には、 スウェーデン人は３０年前に比べたら明らかに「太っている」、 という記事が載っていた。  たかが２、３年前に比べても街を歩いていても なんだか太っている人が増えたような気がする。  環境問題には敏感でも健康志向にはいまいち疎いスウェーデン人という感じである。  

  2008.01.30

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  ヴァローナの最新チョコ

  夫がマドリッドから帰って来た。食のトレンドがわかるマドリッド・フュージョンは最新食品などを試したり、食の最先端技術を知ることができる業界イベントである。  世界のホット・シェフといわれる鬼才のシェフたちが自分たちの発明した独自の手法を披露したり、ホテルやレストラン業界用に特別生産された最新の商品を試食したりできるものらしい。   私が夫に頼んで買ってきてもらったのはチョコレート。  世界的に有名なフレンチ・ブランドといえばヴァローナ。 ちょっと前までは普通のスーパーではおいてなかったのだけど、最近はストックホルムの大型スーパーでも見かけるようになった。  さて、今回、ヴァローナの最新チョコがあるというので夫がサンプルをもらってきたのだが、 その最新チョコというのは 「NO SUGAR」のダーク・チョコレート。  チョコレートに砂糖なし。 健康志向から開発された商品かもしれない。    まあ、砂糖なし、といっても甘味料は使ってあるのだが、すべて天然。   通りで味はナチュラルな甘さにダークチョコのあっさりしたほろ苦さがうまくとけあっている。 写真、左。 写真、右の赤い箱はマドリッド・フュージョン用に生産されたアーモンドへーゼル・ナッツ入りのチョコ。   そのほか、 マダガスカル産の農園指定チョコもある。  そして、なんといっても最強なのは、食べた瞬間、最高の気分を味わえるのが特別限定商品のチョコ・トリフ２５種類詰め合わせだ。  パッケージは、クリスマス仕様？だが、次期クリスマス時期限定商品 としてリリースされるかもしれない。  中身は、こんな感じ。 口の中に入れると中から究極の生チョコがあふれ出す。 ２５個入っているが、すべて味が違う。  まさに、 クリスマスしか味わえないかもしれない、というほど贅沢な味である。  ダークチョコは今のトレンドであるが、これらのチョコレートすべてに使われていて、いろいろなダークチョコの組み合わせでその魅力を存分楽しもうというのが今の傾向なのであろう。  （写真、右端、マダガスカル産農園指定チョコ）       

  2008.01.25

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  変わった期間限定品

  夫が休暇に入ったので、のんびりふたりで昼間っからワインを飲んでる・・・・ （っていうか、外は暑いしね～） うちでよく買うワインは、お徳用サイズで、箱入り。 それが・・・・ スウェーデンにも箱入りワインがあるのですが、容量は、２リットル。 でも、ドバイでは、３リットル入りがある！！ カリフォルニアのけっこう美味しいワインがたまたま売り出しになっていたので、ロゼ（写真）と白を早速購入。右に見える黒いプラスチックの蛇口みたいなところから注ぎます でも、ロゼはもう残り少ない・・・・・  さて、今日、スーパーでこんなもの見つけました。  期間限定商品の歯磨き粉。 しかも、 チョコミント味だって～ ほかにも「ライチ」「オレンジ」がありましたが、私はあえて、これ。 チョコミントが密かに好きな私。 このブランドは、サウジアラビアのユニ・リーバ社の製品なんですが、 他にも、普通のミントから始まって、フルーツ各種、チリペッパーなんぞというローカルチックなスパイシーな味もあり、色使いもあざやかで、女性の購買意欲をそそる。 期間限定というからには、買わないわけにはいかない。 さっそく買ってみましたとも。 んで、 味のほうは・・・・・・ やっぱり 「チョコミント」です！ 歯磨き粉の色もなんとはなしに白色にチョコの色が混ざってクリーム色。 ミントのさわやかさにチョコの微妙な甘さがプラス。 子供だましのような味だけど、普通に使える歯磨き粉でした。  夫も「おもしろい～」と言って、さっそく使用。  そのあと、私たちの間で歯磨き粉の味についてこんな会話が・・・・・ 夫　「日本だったら、どんな味があるかな～」私　「さくらミントっていうのは試したことがあるよ」夫　「梅干とか、どう？」私　「へ～！梅干～？まあ、でも塩味がさっぱりしていいかも・・」夫　「あれは、どう？・・・・・納豆～！」私　「うへ～っ、気持ち悪い。なんで納豆なの！」 納豆と出たからには、私も言わずにおられない。 私　「スウェーデンだったらあの臭いへリング味はどう？」夫　「違う違う、ウォッカ味だって！」私　「ああ～、アブソルート・ウォッカ味ね～」　　　　　（スウェーデンといえば、へリング、そしてアブソルートウォッカ）  夫　・・・・歯磨き粉で酔ったマネ・・・・（注・ワインのせいではありません）  ・・・・・くだらん！  だけど、 お酒の「ジン」の香水もあるくらいだし、アブソルートウォッカの味は斬新かも・・・   

  2006.05.12

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  お気に入り、レバノン・デザート編

  野菜のぶつ切りで７００円、日本のエビフライ定食を思い出すエビフライで３０００円もする、 という驚きのレバノン料理の最終編は・・・・・ デザート。 それが、ほんとうはお腹が一杯で、デザートは入らない状態だったんですよ。 でもね、無理やり勧められて・・・・というか、 頼んでもいないのに出てきた・・・・  レバノン料理はシンプルである、 ということを最後に裏付けるデザートとは・・・・・ あれ・・・・・ これ、フルーツ・バスケットですよね？ 前菜で出てきた野菜のぶつ切りの続編？またはもぎたてのフルーツ、ともいうけど・・・・  と、 焦りかけた瞬間・・・・  左後方に見える、３連になったお皿が・・・・ 何が入っているのかといえば・・・アラビック・スイーツです。 上から順に、 バクラバ・・・・すいません、これは好きじゃないですいちじくのシロップ漬け・・・・・あまりイチジクは食べないんです そして、今回、私が気に入ったのは、３番目の皿に入った カボチャのシロップ漬け・・・・・え？珍味？ 実物の写真を取り忘れたのではっきりご覧いただけませんが、 見た目はカボチャとは思えないんですが、  色は黄色、歯ざわりはサクサクしていて、さっぱりした甘みがたまらない。 かなり美味。  ・・・・おかげで全部、いただきました。  その・・・・・はっきりいって、このカボチャのシロップ漬けも 結局、シンプル・・・・  そして、最後にお腹が一杯という割には、 ２皿も食べてしまった、このデザートがあった。名前を忘れてしまったのですが、牛乳（もしやココナツミルクも入っている）で作られている「ババロア」のようなもの。 この下には、アプリコットやストロベリーのペーストが入っていて、トップにはピスタチオのパウダー。 これも、美味しかった～ 冷やしてあって、甘すぎず、口当たりが良い。食後にはぴったり。 さすがに私のお腹はここでギブアップ。 モロッカン・ティーなんぞも勧められましたが、  「いえ・・・・もう、結構です」。  最後のデザートまでいって気に入りました～、レバノン料理。      

  2006.04.26

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  恐るべし、レバノン料理　メインコース編

  前々回の続きです。 野菜のぶつ切りがいっぱしのメニューに入っていてしかもちゃんと値段がついてる恐るべしレバノン料理の前菜でしたが、今度はメインコース。  それが・・・・。 すでに、メインコースを選ぶ際に、気になっていた・・・・ 何があるのかとチェックしてもほとんどフライ系、または、グリル系。 しかも材料が、シーフードでもエビ、魚、肉類は羊。または野菜。 これらを組み合わせると、乗数的にメニューの数は増えるんですよ。  でもね・・・・ よーく見ると、  あまり変化がないの・・・・。  ん～、 なんだか珍しさに欠けるなぁ・・・・  ま、前菜が野菜だったので、私はグリルではなしに、「クリスピー・シュリンプ」とやらを頼んでみた。   こ、これは・・・・・ はっきりいって 「エビフライ」じゃん～！！ タルタルソースも日本のエビフライ定食と同じ！ 日本のエビフライが似てるのか、レバノン料理が似てるのか・・・・  違うといえば、「エビの食感」と「フライの衣」・・・・・ こちらのエビは身がきゅっきゅに引き締まっている。・・・・つまり、硬いんですわ～ナイフとフォークで引き裂かないと食べれない。  このエビフライが、一皿、３０００円以上するのはやっぱり納得がいかないでしょ～。  サイド・ディッシュで頼んだ、ジャガイモ料理は、ガーリックがきいていておいしかったんですけど・・・ レバノン料理って思ったより、全然、シンプル～ なんか気取らないアラブの家庭料理という感じ。  だけど、何もレストランでわざわざ食べなくてもレシピと材料を手に入れて自分で作ったほうが安上がりって感じもするけど・・・・  と、周りがすっかり暗くなり、お腹も一杯になりかけたころ、 レストラン内では、ベリーダンスのショーが始まった。 ・・・といってもお姉ちゃんが一人でクルクル回転しているだけだけど 次回は、ついにレバノン料理を食べたかいがあった、ユニークなデザートをご紹介します。  

  2006.04.25

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  レバノン料理の魅力～前菜編

  昨日は、アラビアン・タワーの見える「Al Khayal」（アル・カヤル）というレストランでレバノン料理を食べました。 夕暮れ差し迫る、美しい景色を見ながら、 さあ、何を飲もうかということになって、「アラブのお酒は・・・？」と聞いたところ、「アラック」しかない、といわれ、 え？！ あのアルコール度５０、メントールのような「アラック」しかない・・・ あ、あれは・・・ 結構です。  でも・・・アラビック・カクテルがあるとのこと。（といってもノン・アルコール） あ、 じゃあ、それで・・・。 これは、「バニッシュ」というモクテル。アップル、ストロベリー、オレンジにカルダモンなどのスパイスが入ったもの。 さすがにカルダモンの味がアラブっぽい。 おつまみには、アーモンドやにんじんの漬物、オリーブ。 日中はかなり暑くなってきたドバイですが、夕方ともなると、潮風が心地よく、涼しい時間が過ごせます。   今回選んだ前菜は、野菜のプラッター（後方）とメッツェ（オードブル・手前）。それが・・・・まあ、レバノン料理はこうなんでしょうけど、 後方の野菜のプラッターをご覧ください。 生野菜が ・・・そのまま切ってあるだけ。 私たちは、メッツェも頼んだので、ペースト状になっている「ホンモス」やパセリを刻んだ「タッブ－レ」などにつけて食べれたものの、 単品で頼んだ場合、 動物のごとく そのままかじりつけ～ってか？ 後で、ここのシェフさんにこのことをお話しをしたら、何かを付けると 「アラブ人から文句が出る～」 らしいのです。 確かに、日本食でもガイコク人用にアレンジなんかしてると ほんとうは、そ～じゃないよ～！！ って、言いたくなるもんね。わかるわ～。 ま、・・・・塩でもふりますか？  さて、このメッツェ。６種類ありますが、 だいたい似たような食材をレモンやオリーブオイルで味付ける、という感じです。 中でも、美味だったのが、なすのホンモス（手前、中央）と、ワイン・リーブで野菜を巻いたもの（後方、右）。 なすのホンモスはなすが炭火で焼いてあるので味に深みがありました。 ワイン・リーフのほうは、見た目は「桜餅の葉っぱ」でグルグルに巻かれた感じですが、なかなか珍味。 が、 何か足りない。 そうです、 ・・・・地産ワイン。  レバノン・ワイン産地で有名なシャトー「KSARA」の白ワインとやらを頼んでみました。 品種は「Vin　Blanc」。 これはおいし～。どこの産地にもない味。アラブらしくアニスやカルダモンが入っていて、エキゾチックな味がしました。 これこそ、シンプルなレバノン料理を引き立てる、いや、レバノン料理に味を加えるワイン といったほうがいいかもしれません。  ところで、レバノン料理・前菜の魅力とは・・・・ 野菜を使ったシンプル料理に個性のあるワインを楽しむ。 かじりつきの生野菜でも、このワインを合わせれば、OKなのね～   

  2006.04.22

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  アジアン・レストランの不思議

  うちは、外食といえばたいがいアジアン・レストランに行きます。海外でアジアン・レストランというと、アジア諸国のメニューの寄せ集めが多く、その中に日本食も混ざっていることが多いですよね。日本人経営者か日本人シェフがいない場合、アジアンレストランには不思議がいっぱい。というか、ある意味、面白い。というのは、日本食でも本来の和のこころを超越した斬新なアイデアがときどきあるからです。もちろん、「これは、ちょっとね～」というのもありますけど。さて、ドバイにもアジアン・レストランはけっこうありますが、先日、「Japengo」（ジャペンゴ）という日本をもじったようなアジアン・レストランかと思われるところに行って来ました。頼んだものは・・・・夫、「Japengo　Mix　Platter」　　　（ジャペンゴ・ミックス・プラッター）私、「Tempura　Udon」（天ぷらうどん）ご覧いただくとわかりますが、夫の料理は、メニューによると前菜の寄せ集め。スシ、刺身、フィッシュ・ケーキ、天ぷら、餃子、トマトとモッツァレラ・チーズ、カラマリ、チキン・ダンプリング。すみません、これじゃ、和食を語るはずのスシ、刺身さんが浮いてませんか？わさびとタルタルソースが同じ空間にあるのもこわい。それに、ここまでくるともはや前菜も混ざりすぎて何の味かわからないんじゃないの？次いで、私の料理は、限りなく「日本の天ぷらうどん」だったのですが、お皿をご覧ください。平たい・・・・平たい皿にひたひたのスープで出てくるうどんは初めて見ました・・・スープも何気に少なく、天ぷらの衣がうどんのほうに押し寄せています　両方とも味のほうはまあまあだったので「これもあり」ってことなのか。実は、このレストラン、メニューを見るとスシ、刺身、うどん、焼きそばなどがあるかと思えば、他のアジアン・メニューもあり、ピザやスパゲッティのイタリアンがあるかと思えば、レバノン料理もある。寄せ集めはいいのですが、これはいわゆる食の融合として「フージョン」料理と考えたらよいのでしょうか。でも、いまいち、コンセプトがわからないな～。まあ、いいんだけど・・・　

  2006.03.23

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  ドバイ・ホテル料理競技会

  ドバイで行われるホテル料理競技会は年に２回開催されます。参加者は、ドバイのホテルで働いているコックやシェフのみなさんです。ホテルの名を掲げて競技会に臨むので、メダルの獲得数によってそこのホテル料理の真価が問われます。出場するコックやシェフの経験や技量によって評価は分かれますが、ヨーロピアン・シェフの場合は自分のキャリアを試すために参加し、多くは、出稼ぎで来ているガイコク人スタッフで経験のあるシェフが若手に教え、その部下たちが出場するということもあります。評価内容もいろいろあり、料理も一般のコースから郷土料理を扱うもの、野菜や氷を使った彫刻、前菜、お菓子、などに分かれます。競技はだいたい４～１週間にわたって行われ、毎日スケジュールが組まれます。参加する人は、限られた時間内に作品を作り上げ、審査員が試食する、という方式ですが、プレゼンテーションを中心に評価される作品もあります。では、昨年開かれた「彫刻・造形部門」から数品をご紹介します。これはパンで作られています。手が混んでいますね～何となく日本の昔話を想像させるようなモチーフがいっぱい。これは、飴で作ったもの。中国人スタッフの作品で、ハスの葉がよくできていますね。微妙なテクスチャーはとても美しいです。これは砂糖で作られています。金メダルを受賞した作品ですが、このしなやかな曲線は砂糖とは思えない・・・いかにもアラブらしい絵画です。・・・といっても、これはチョコレートで出来ています。手前のコーヒーポットがアラブらしい雰囲気を出していますね。これは、スイカの彫刻。このスイカはイラン産なのですが、ものすごく大きいです。変哲のないスイカの華麗なる変身。これらの作品を作るのは、中国人のスタッフが多かったようです。彼らは手先が器用なんですね。こうした作品は、ホテルのイベントやバンケットなどで使われるようです。さて、先日見に行った、今年の競技会から、カナッペをご紹介します。シャンペンなどを飲みながらつまむカナッペはパーティ・アイテム。カナッペ用のユニークなスプーンやレンゲ、エスプレッソ・カップやエッグスタンドなどが使われます。次はベジタリアン・コースメニューから。さすが、ホテルとあってプレゼンテーションも豪華です。美しい装飾に目が奪われる・・・まさに、見て楽しむ料理がいっぱいです。うちの夫のホテルもいくつかメダルを獲得したらしいのですが、が、展示作品にはホテル名や製作者が出ていません。なので、どれがどれだかわからない。わかるのは、別コーナーにあるメダル受賞者が書かれた掲示板上のみ。なぜ～？？・・・この競技会の疑問。あ、すいません、○○○ーチ・ホテルの受賞作品は、どれですかぁ～？？

  2006.02.25

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  スイーツ・パニック

  クリスマスは難なく過ぎたと思ったら・・・・キッチンにはスイーツの山。これはいったいどうしたことか！食事の支度もできないほどスペースを陣取っているではないか～。ちょっと～。というか、どうやって片付けるのだ。ちなみに、これすべてだんなの仕入れ。（うえ～っ。またパントーネが入ってきた～！！これで３つ目よ～）これは向こう１年分のスイーツに相当するな。あ、でもその前に、賞味期限の確認。捨てることになったらもったいない。賞味期限の迫ったものはどれなのだ。開けたものが食べられず、捨てるのと、開けずに賞味期限が切れて、捨てるのとどちらがいいのだろうか・・・・ちょっと考える。だんなよ、君はチョコレート担当だぞ。君は、大好きじゃないか～。ちなみに私はけっこう和菓子党派。羊かんとか、おだんごとか大好き。それに最近ハマった「そば茶」があれば、サイコーですわ。まさに、年齢に合ったババ臭さ。だから、海外ではあまり本領発揮できない。一方、だんなは、スイーツ大好き。この年になっても、「スーパーサイズ・ミー」トラウマがなければ、ものすごい勢いで食べる。＊「スーパーサイズ・ミー」はマクドナルドのハンバーガーを１ヶ月食べたら体にどんな異変が起こるかを撮ったドキュメント映画。だんなをガイコク人と思う瞬間とは・・・まさに、年齢とは関係ナシのこのスイーツ好きをみるとき。さあ、トラウマを捨て去り、スイーツ・モンスターと化して、この大量収穫をどうにかしてくれ～。私に「たくさん食べて」なんていっときながら、ほんとうは、魂胆あり。ところで、みなさんは、どんなお菓子好きですか？

  2005.12.26

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  世界のキッチンから

  クリスマスといえば・・・・「パントーネ」。なのに、最近は全然食べてなかった・・・ものすごく久々なんですよ。なので、心躍る・・・躍る♪それも、もらいものだし。中央にあるのが、今年夫のホテルで売っているという「Bernardi」のパントーネです。さっそく開けてみました～・・・すごいボリューム！！！ナイフも入らないほど、ふかふか。ちょっと味見・・・・んん～～～～～～～～～もう、このうえなく美味しい～！！バターたっぷりで、中はモチモチ。朝ごはん、午後のお菓子？、夕飯代わり（夫ね、）で食べまくり～。太るな～　これは。くどいようですが、ほっんとに、美味しかった。普段、ふたりともこういうものは食べないので、古くなって捨ててしまうことも多いのですが、このパントーネだけは、ものすごい勢いで、なくまりました。で、昨晩、夫が、「これ、いくらで売ってるか知ってる？」（ホテルでね）っていうから、「・・・う～ん、２０００円くらい？」っていったら、「６０００円だよ～！！」ひえ～～～～～～～～～～６、６、６６０００円だと～～～～～～～！！！・・・・どおりで。これまた、ドバイだから売れるんだろうな～。さてさて、パントーネもさることながら、昨晩、夫が入手してきた稀有なアイテムがあります。それは・・・ナンだと思います？木の箱にはいってます。そういえば、ちょっと前に、スペイン産で樹齢５００年の木から取ったオリーブ・オイルとやらをもらってきたことがあるのですが、スペイン在住の方の情報によると、スペインの百貨店のグルメ・コーナーで１００ｍｌ＝３７．６０ユーロで売っていたらしいです。もちろん、もったいなくて味見なんてできない・・・話は元に戻って、この箱の中には・・・バルザミック・ビネガーが入っていました。そして、これもイワクつき。イタリア産なのですが、超熟成ビネガー。最低１２年らしい。気になるその値段は・・・・なんと、１８０００円！！ふ～・・・ドバイのホテルじゃ、こんなモノが使われているのですね。でも、もらったはいいが、もったいなくて使えない。結局、飾っておくか？

  2005.12.24

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  和風クリスマス・ブランチ

  昨日は、夫とクリスマス・ブランチに出かけました。・・・といっても、ちょっと早い。でも、仕方ないですわ。だって、この時期ホテルは、超繁忙期。休みもろくに取れない夫は、時間がない。なので、休みが取れれば、ラッキー。早かろうが遅かろうが、関係ありません・・・・なので、本当は、クリスマスにかこつけた単なる「ブランチ」だった・・・スウェーデンにいたら「JULBORD」（ユール・ボード）といわれる、伝統的なスウェーデン料理が並ぶクリスマス・テーブルにでも行くのですが、まあ、ここはドバイ。微妙なんですね～。だって、イスラムはクリスマスはお祝いしないはずなのに、買い物マニアの街はなぜかクリスマス・ムードいっぱい。・・・・で、いったい何を食べるさ・・・と考えた結果、「日本食」に決定。と、いっても私たちは、ガイコク人好き典型メニュー（寿司、刺身・・）が大好きな夫とそれが嫌いな日本人妻のあべこべカップルなのですが、そこには「ベントウ」なるものがあるらしいと聞いて、ちょっと傾いた・・・私。行った先は、「エミレーツ・タワーズ」というホテルにあるET寿司。（このETとは、Emirates Towersの略です）エミレーツ・タワーズはドバイのランドマークにもなっている、これ。２つ立っている一方がホテルで、もう一方がビジネス・タワーです。ここに、エミレーツ・ブルーバードというショッピング街があるのですが、その中にあります。ここは、ビジネスマンが多いので、ホテルのインテリアもアラブのゴージャス感というよりは、モダンで落ち着いた感じ。ET寿司のレストランに入ると・・・・中央には回転寿司のベルトが、そろそろとまわっていました。皿と皿との間隔も広い。皿が重なったり、ガタガタと揺れたりしていません。店内も、落ち着いた雰囲気。山のように積み上がった皿もありません。そう、ここは、世界のビジネスマンたちが立ち寄るスノビッシュな場所。で、いつも思うのが、海外の日本食レストランって、どうも「日本」への郷愁は満たされない。だって、要するに「日本」っぽくな～い。でも、逆に言えば、日本じゃ、あり得ないアイデアがあったりして楽しめる部分もある。ま、それはともかく、実は、このホテルは夫のホテルとつながりがありまして、ここの「日本人シェフ」とも面識がありました。なので、どんな味なのか、ちょっと試食がてら行ってみようということもあったんですね～。さて、私たちはさっそく、その「ベントウ」とやらを頼みました。夫は「古都ベントウ」、私は「精進ベントウ」。・・・・と、待ってる間に、ここのシェフからの差し入れで、日本酒（冷酒）が送られてきました・・・・・まあ、なんと清涼感のあるおちょこととっくり！！とっくりの中央には、氷を入れる穴が開いてます～。出されたお酒は、北海道産の「男山」。口当たりはなめらかですが、さっぱりした辛口。いっしょに出された海草の酢のものにもピッタリでした。そのほかにも酒の肴を食し（これも差し入れ、いいんですか～こんなに）、ゆず味噌やチリ味噌（というべきか）で合えたたこやまぐろは美味。ん～～～～、気分はまるで・・・プチ和風ファイン・ダイニング。・・・と、思いもつかの間、今度は、トロ・マジック！！久々に見ました～、こんなツヤツヤのトロ。本当にトロの魅力にハマりました。そして、お待ちかねの「ベントウ」登場。私の・・・・なかなかの外観ですよね。この、天ぷらがね、一番のポイントというか、海外では日本のホンモノの天ぷらと同等の味をいただくのはほとんど難しいんですけど、さすが、この天ぷらは、全く日本のモノと同じ！！これは、まさしく奇跡的確立です。やっぱり、日本人シェフがいるからなんですよね。正統派の味。もう～、お腹一杯ですわ、これ。すると、奥から、日本人シェフのEさん、ご登場です。暖かなもてなしを受けて、いたく感動している私たちに、今度は「今日は、いい和牛があるんですよ～、いかがですか？」とおっしゃる。いや～、参ったなあ・・・ここで断るのは、かなり難しい。夫の営業用立場としても、ぜひ試食せねばなるまい。なので、夫用にだけいただくことにした。これは、オーストラリア和牛なのですが、日本の和牛にも引けを取らな良質な味。肉にもランクがあって、最高級とされる１０ランクのうち、これは８か９ランク。肉の上に乗っているのは、アボカドとわさびのペースト。それをさっと焼いたもの。夫いわく、「肉が口の中で・・・とける～～～～～～～～」。ところで、この日本人シェフEさんは、お若い。京都出身で、以前までオランダで働いていらっしゃった。ドバイに来て１年。（どおりで、メニューの内容が京都っぽいはず）興味のある私は、「ここのお客様はどういう感じなのですか？」と聞いてみた。すると、ヨーロッパのお客様が多く、意外と日本人やアラブ人は少ないとか。ちなみに、アラブ人は「味がわからない」ので「辛くしとけばOKなんですよ～」ということらしい。・・・・なるほど。もっとも、正しく日本食の味がわかるガイコク人ってそんなにいるのか疑問ですが、アラブの人も日本食に関してはちょっと「オンチ」らしい。ああ～、それにしても、Eさん、ありがとう！！この微妙なドバイで、こんな美味しい日本食がいただけて、かなり感動いたしました～～。（よいクリスマス・ブランチになりました～）これで、また私たちのお気に入りレストランにポチッ。

  2005.12.22

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  ワールド・バスケット

  昨晩は、夫のホテルのGM宅で、クリスマス・パーティーがありました。招待されたのはマネージメントの人たちなのですが、「今年もご苦労様でした」という意も込めての打ち上げパーティーとでもいいましょうか。ドバイには、ほんとうに世界中の国からいろんな人が働きにやってきます。ちょっとした立ち話をするにも、同じ国籍の人はいない・・・・なんて状態。ホテルで働く人は、いろいろな国で働く人も多いので、面白い話が聞けます。昨晩は、今年の９月にベルギーからドバイに来たばかりというスウェーデン人女性と、来月にはチュニジア転勤が控えているというベネズエラ人女性と話す機会がありました。スウェーデン人女性は、まだ来たばかりというのもあるのでしょうが、若さゆえの「好奇心」がいっぱいで、自分の知らない世界や文化の中で暮らすことが楽しいと言っていて、とてもさわやかで前向きな女性でした。また、ベネズエラ人女性は、４０歳の魅力的な女性で、３年もドバイに住んだから、また新しい場所でがんばりたい、と、世界各国を股にかけるプロフェッショナル。若いころは、ナイス・バディで、体系維持に気をつけていたけれど、４０歳になったら、さすがに老いは隠せないわね～、と、嘆きながらも、今は世界テロや災害で何が起こるかわからないから、後悔しないように、好きなものを食べて、楽しく生きたいわ～と、素直で明るい人でした。彼女たちは、日本のことも興味があって、一度は行ったことがあるにせよ、「機会があったら、またぜひ行きたいわ～」と口をそろえて言っていました。ドバイに来て思ったのは、意外に日本が好きなガイコク人多いんですよ～。なので、日本人としてはちょっと鼻が高い。さて、そんな会話の中、お楽しみのクリスマス・テーブルに目をやると・・・ものすごい！！・・・量と種類。まず今年は、うちのだんなが、スウェディッシュ・へリングと、ホットワインをこしらえてきました。（私、初めて見ました、夫作）ノルウェーさんのへリングを使って、４種類の味と、ソースを作りました。また、日本食では、おなじみの寿司が登場。握っていたのはマレーシア人だけど、なかなかの力作。日本では見られないアイデア寿司が・・・日本人直伝の前菜寿司は、みんなにも人気でした。また、グリルのコーナーでは、私の好きなロブスター・・・・が、このボリューム！！ちなみに、これはシンガポール産です。こちらは、マレーシアのパン。大理石の上で練っています・・・これを焼くと、パンケーキみたいな感じになるのですが、これにカレーをつけて食べます。さて、魅惑のお菓子コーナーは・・・・もう、食べきれないほどの種類です。反対側のコーナーには、チョコレートなどがいっぱい。ちょっちょっと突っついただけでも、全部試食できませんよ～。こんな感じで、ブッフェは行われました。何と言っても、このパーティーの最後のしめは、豪勢な景品。これをもらわずに、最後を飾れない・・・これは、GMから参加者全員に配られるクリスマス・バスケット。今年は、ロンドンの「ハロッズ」特注のバスケット。その中には、クッキー、ケーキ、ジャム、パン、チョコレート・・・・などが入っており、な、なんと、今年は、フォアグラ入り。ちなみに、中のお菓子は、ホテルが取引している業者からの提供なのですが、これも世界ブランドからのお取り寄せ。これを題して「ワールド・バスケット」。

  2005.12.21

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  コーヒーいろいろ

  ところ変われば、コーヒーもいろいろ。ドバイは、イスラムなのに、ヨーロピアン・カフェがいっぱい！！ドバイ人もお茶好き、と見た。今のさわやかな時期は、オープン・カフェでお茶、っていうのがオシャレ♪なんだけど、家でもゆっくり飲みたいときがある。・・・・・そんなとき、ちょっとした問題が起こる。ドバイといえば、当然、アラブのコーヒーも売っている。が、このアラブのコーヒー、見た目は興味をそそるのだが、味は・・・・いただけない。っていうか、濃い。さらに、よせばいいのに、好奇心を出して「カルダモン」入りコーヒーなるものを買ってみたら・・・くどい。酸味が強い上に、さらにスパイシーときたもんだ。なので、最近は、そういう類のものは買わない。じゃあ、フツーのコーヒーを買えばいいのにと思われるかもしれませんが、これがね～、あまり種類がないし、インポートばかり。「この量で、この値段かよ～」って、ちょっと文句出ちゃうんだな～。かといって、買うんですよ、それでも。でもね、おいしくない。今、置いてあるコーヒー、どこ産かいいましょうか？・・・「エストニア」。聞いたことないっちゅうねん！実は、こんなこと言ってますけど・・・うちにはおいしいコーヒーがあるんです。その名も「ネスプレッソ」。カプセル式のコーヒーを使って入れるヤツですね。ついでに言うと、だんなが仕入れてきたコーヒーマシーンがあるので、気分は、コーヒー屋さんの味。いや、その辺のコーヒーより、絶対おいしいです。↓だったら、フツーのコーヒーはいらない？まあまあ。これは、私的にいうと、ミルクたっぷりの朝の「カフェ・ラテ」用。だんなはエスプレッソを飲むけど、私は飲まないからね。だから、食後だと、フツーのコーヒーをいただきたい。話は変わりますけど、スウェーデンのコーヒーは、さすがに世界のコーヒー消費国No１の地位だけあって、種類がスゴイ。フリーズドライのコーヒーはマイナー市場で、ほとんどがドリップ式。スウェーデン語で、「Brygg・Kaffe」（ブリッグ・カッフェ）って言うんだけど、量もたくさんあって、お値打ち。それに、もうすぐクリスマスともなると・・・・クリスマス・コーヒーが出てきます。これね、試したんですよ。味は、飲みやすい。ちょっとロースティなんだけど、クセがない。スウェーデンのコーヒーは、全体的においしいですよ。私が気に入っているのが、メーカーは忘れたんだけど、スウェーデン人がもっとも愛する味、とコメントが付いてるものとか、エコロジカルのもの。「スウェーデン人が最も愛する味」ってどんな味？って思うでしょ。それは・・・・、スウェーデン人を象徴する言葉・・・なんだか知ってます？「Lagom」（ラーゴム）つまり、「中庸」。濃くもなく、薄くもなくっていう感じです。・・・だからスウェーデン人に愛されるのか？それから、スウェーデンには、スタバ、ありません。でも、「Roberts　Coffee」（ロバーツ・コーヒー）という北欧ブランドがあります。これもおいしいですよ。みなさんは、どんなコーヒー飲んでますか？

  2005.12.09

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  ノーベル賞のディナー・メニュー

  もうすぐ１２月１０日。この日は、スウェーデンの首都、ストックホルムでノーベル賞授賞式が行われる日です。過去には、何人かの日本人受賞者もこの式典に出席しておられます。この式典の後には、晩餐会（ノーベル・バンケット）が催されるのですが、世界中から選ばれた名誉ある人たちが召し上がるディナーというものはどんなものなのでしょう～。あ、その前に、ちょっとだけ説明ね。ノーベル賞の由来。なんで、ノーベル賞ができたかと言うと、ご存知の方もいると思いますが、スウェーデン人のアルフレッド・ノーベルという人が、ダイナマイトを発明したんだけど、それは、スウェーデンのとても硬い岩盤を掘ってトンネルなどを作るためだったの。ちょっとブレてて見にくいけど、岩盤というのはこんな感じ。日本の岩肌とは全然違いますよ。で、それが、そのうち戦争に利用されるようになって、破壊力のある武器になり、多くの命が失われた。それを嘆いたノーベルが、彼は、アラブの金持ちと負けずとも劣らない資産家だったんだけど、その資産を世界の平和のために役立ててくれと、遺産として残したわけ。で、ノーベル賞は１９００年から始まったからもう１００年以上経っているふる～い行事なんですけど、その間に、ディナーのメニューもいろいろ変遷があったんですよ。ストックホルムの市庁舎の地下1階にあるレストランで、リクエストすれば、ノーベル賞の過去の料理を何でも食せるんですけど、もしかして市内観光に行かれた人は経験済みかもしれませんね。さて、その一番最初のメニューは、オードブル、ポーチド・ブリルの白ワイン・ソース、ビーフ・インペリアル、ヘイゼル・グロースの胸肉、マデイラ・ソース、ノーベル・アイスクリーム、フルーツ・タルト全部で６コース！！ビーフ・インペリアルはね・・・　↓すごく古典的でしょ。それが、第２次世界大戦のあとには、３コースに削減！！戦争の疲弊で、こんな豪華なもの、食べてる場合じゃなかったんでしょうね。サンドイッチが前菜で、チキンがメイン、なんていう質素なメニューだったことも。また、冷たいメイン・コースなんていうのもあったそうです。１９８２年から魚が登場して、それからメイン・コースに出るようになったんですって。１９４５年に初めて出されたノーベル・パフェ　　↓これは、定番デザートとして、１９７６年から毎年出されることに。食材もバリエーションに富んでいます。が、普通ではあまり食べないような珍味？が・・・例えば、トナカイ、アカジカ、そしてハト。うわ～、ハト食べるんですよ。ハト。うちのだんなは、トナカイの肉、食べるので、さすがスウェーデン人だけどね。さて、このノーベル・ディナーには決まりがあります。それは、北欧の味つけでなければいけません。なので、このディナーは、言い換えると典型的なスウェーデン料理なんです。だけど、ミート・ボールじゃないですよ、もっと高級、ね。北欧の味っていっても、わかりにくいかもしれないけど、アクアヴィートやマデイラを使ったソースとか、ベリーのデザート、サーモンを使った前菜など多いです。どうですか、みなさん、ちょっと食べたくなりましたか～。（追）この本、わたくしが日本語版に訳させてもらいました。↓

  2005.12.08

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  チリ味ツナ缶・カレー

  今夜は昨日、ブログで書いた「チリ入り・ツナ缶」を使ってカレーを作ってみました。海外にいて、やっぱりときどき恋しくなるのは日本のカレー。カレー粉が入手困難のため、年に数回しか食べれない。なので、今夜は貴重なディナーなのだ。と、その前に、昨日から「チリ入りツナ」ってどんな感じなんだろう・・・と疑問に思っていたのですが、開けてびっくり。だって、な、なんと唐辛子がポツーンと横たわっている、ではないか。・・・なるほどね～。ま、これで疑問解明。で、次、味見。色からしても何か赤黒いぞ。辛そうだけど・・・・ん！ほんとに辛いぞよ。そして、ツナといっても「マグロ」？小黒い。日本のような肌色の肉ではない。通りでちょっと臭い。ああ～、だからチリで臭み消し？そのままだと、ちょっと食べにくいかも・・・なので、カレーにちょちょっと混ぜて・・・と。このカレーは国際色豊かなんですよ、実は。私はいつもべジ・カレーを作るんだけれども、その中の野菜は・・・ジャガイモ・・サウジアラビア産トマト・・・オランダ産かぼちゃ、たまねぎ・・・インド産ニンジン、カリフラワー・・・アラブ首長国連邦産ツナ缶・・・タイランドガーリック・・・中国てな、感じでドバイのスーパーマーケットには世界中の野菜が並んでます。そして、メインのカレー粉は・・・・そう、日本製品。でもね、ドバイじゃあ、売ってません。先月日本に帰ったときに買ってきました～。ドバイでも手に入らないことはないんだけど、日本じゃあ、今時売ってないような銘柄。しかもちょっと高い。そして、なぜか味が　　物足りない！！日本の製品なのに。改造してあるのかな・・・だからあまり買う気がしないんですよ。では、さっそくですがいただき～す♪

  2005.12.04

• アラブ特産　ラクダのミルク

  かねてから、気になっていたものがあります。ドバイといえば・・・・かつては砂漠。砂漠といえば・・・・ラクダ。その「ラクダ」のミルクが売っているという話をだんなに聞いてから、ちょっと気になっていたんです。そしたらね、昨日。何気に牛乳を買おうとして、それを見つけたんです！！ラクダのミルクを。買おうかどうか・・・ちょっと迷って・・・結局買わなかったんです。だって、珍味だったら・・・・・・っていっても、一番小さいボトルで、約６０円なんだよな～。はずれてもいいっか。よし、今日また行って、買ってみよう。ちなみに、ラクダのミルクについての記述があったので、ご紹介しますね。らくだのミルクの販売が始まりました。発売元のAl Ain Dairy Farmでは7年越しの検討の末にキャメルミルク生産プロジェクトに着手しUAE初の商業生産がこのほど開始されました。現在搾乳は手作業で行われていますが同ファームではらくだ用自動搾乳機の開発も検討している様です。まだ生産量がかぎられていますがこのキャメルミルク、ドバイのスーパーマーケットでも１リットル入りが８ディルハム(約265円）と２リットル入り15ディルハム（約495円）にて販売されています。この値段、1リットル入りが5ディルハム(約165円）程度の普通の牛乳に比べると高いのですがまあ妥当なところでしょうか。肝心の味のほうと言いますとイメージとしてはらくだのお乳は匂いがきついのではとか思われがちですが意外にあさっりとした飲みやすいミルクです。皆さんもドバイに来られたら是非お試し下さい。（dxb１２３.com　メール・マガジン　２００１年９月７日より）

  2005.12.03

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  ホテルのデザート・アラブ編

  だんなは、仕事柄いろんなメニューの写真をとっています。私の印象では、その国によって創作するデザートも違うようです。さて。ここは、ドバイ。アラブの金持ちリゾート。どんなデザートが登場するのか。まずは写真をご覧ください。これで各写真は、一人分のデザートですよ！！ここでも、アラブ的嗜好といいますか、豪華主義。でも、デザートひとつが、童話の世界みたいですね。それにしても、どうやって食べるのでしょうか・・・

  2005.11.30

• 初めて食べた夫の料理

  これは記念すべき料理といいますか、シェフの夫が始めて彼のレストランで招待してくれたときに（かれこれ５年前）作ってくれたモノ。「ロブスターのラヴィオリ」です。ぷりぷりのロブスターに、ヘルシーなほうれん草のラヴィオリ。まさしく、カリフォルニア料理の一品でした。それ以来、こんな料理は食べさせてもらったことがない。あれ？？

  2005.11.26

• 夫がシェフだという誤解と真実

  ちょっと誤解を解くために言いますと、「うちのだんなはシェフで・・・」と、いうと、ほとんどの人が、「おいしいものを作ってもらえていいですね～」と、おっしゃる。あのぉ・・・・そんなこたぁ、ありゃしません。シェフが自宅で料理をしない、というのは多分、かなりの確立で定説。それは・・・なぜかというと、少なくともうちのだんなの場合、正味な話、長時間労働で、家でご飯を食べる時間も作る時間もない。そして、仕事を家に持ち込むのはいや。の２つと思われます。それでも、しないことはないですよ。ホーム・パーティのときは、もてなしの料理を作ります。が、確立は３６５分の１。だいたいホーム・パーティをする休みと時間がない。そのほかには、休みのとき、簡単な料理は作ります。たとえば、パスタ、オムレット、サラダ。これね～、誰でも作れるもんだからね。そんなもんなんですよ。ホントは。まあ、でも名誉挽回のためにいっておくと、だんなの仕事関係で、レストランの食事はいろいろ食べれます。フード・テスティングや招待されることもあって、外食する機会はけっこうあります。そして、ときどき「つわもの」アイテムが登場します。それは、どういうことかというと、ちょっと前に、職場で、ものすごいものを入手してきました。それは・・・樹齢５００年の木からとった「オリーブ・オイル」。実際、スペインで売られているそうですが、お値段はもちろん、超高額。また、ホンモノのキャビアをタダで手に入れてくる。・・というような。これで、ちょっとは誤解が解けたでしょうか。

  2005.11.26

• 大晦日　３０，０００円のビーチ・パーティ

  今年もあと１ヶ月ちょっとです。私たちがドバイに引っ越したのは、去年の１２月上旬だったので、もうすぐ１年になります。去年の１２月といえば、忘れられない晦日パーティー。だんなが働くホテルで開催された巨大なパーティーでした。パーティー・チケットは３０，０００円。私はこんな高いチケットは買いませんよ～。というか、だんながタダでもらってくる。だから、行く。ホテルのビーチには何百というテーブルが設けられ、周りには、ものすごい規模のブッフェ。目の前にライト・アップされたあの有名な海上ホテル「Burj Al Arab」を見ながら、海外からのロック・バンドの演奏で踊りまくり、クライマックスは、カウント・ダウンの打ち上げ花火。厳かな日本の大晦日やスウェーデンの打ち上げ花火なんて比較になりません。あ、でも、ここはイスラム国のはず。なのに、こんな派手ってありなの？まあ、それはさておき、今年もあの豪勢な晦日パーティーにがんばって行くぞ～！！！

  2005.11.24

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