自分自身のストーカーになろう!
永遠の疑問があります。それは、人が不調になるときのことです。からだから先に弱るのか、それとも心からなのか。本当にこれまでたくさんの方に訊いて回りました。その結果、おおよそ6:4で、心が先に弱るというデータが取れております。確かにストレスは諸悪の根源。胃に穴を開けるなど朝飯前の破壊力を持っています。なので心から先にダメになっていくというのは、納得できます。しかし、もしも体調がばっちりであったなら。少々心を攻撃してくるようなことがあっても、たやすくブロックできるような気もします。(ああ、かくして考えは堂々巡りとなるのです^_^;)また、こうも考えられます。不調になるその兆し。これは、心よりからだのほうがつかみやすいのではないかと。心は、結構いきなりダメになったり、気づいたら弱り切っていた、ということになりがちです。ですが、からだのほうは、それなりにサインを出してくれるのです。朝、起きるのがつらい。なんだか腰がだるい。甘いものがほしくてどうしようもない。なぜか咳払いが多い。割合に、そんな微細な異変は感じとれるものです。それに対して、果たしてわたしたちはしっかり気づけて、対応できているでしょうか?「気のせい」にして、スルーしてはいないでしょうか。多分、忙しさから、自分の不調と向き合う余裕がないときに、目をそらすのだと思います。しかし、その放置によって、後々重篤な症状になっていったら大変です。やはり、初期の初期段階で気づいて、対処をしておきたいものです。おかしいな、と思ったら、すぐに楽になれるような手当をするべし。そうすれば、まずこじらせることはありません。そして。健全であるために、もっと自分のことに関心を寄せてみてはどうでしょうか。今の調子はどう?どこか変わったことはない?今、何がほしい?そんなふうに、もっと自分に対して詮索して、ストーキングしてみるのです。他人に対して立ち入るのは、人間関係のゆがみや自己嫌悪につながります。しかし、自分に対してなら、それは真逆の作用となります。それはすなわち、自分を大事に扱っていることになりますので。人様のことに興味を持つのもよいことです。しかし、もっとも注目するべきは自分自身です。自分の存在を忘れてしまうほど、よそ様の動向ばかり気にするなんて!それはあまりにも自分に対する不義理だと思います。人のうわさ話をする暇があったら、心の中で自分のうわさ話をしてみませんか。断然面白い展開になります。「えっ? ○○ちゃん(自分のこと)、そんなことがしたかったの!」そんなふうな、思わぬ発見もあります(^・^)。自分のストーカーになれば、体調管理も、心のケアも、早め早めに行なえます。しつこいまでに目を向けるほど、自分自身としっくり、なかよくなれるのは確実です。「自分」が「自分自身」を見つめていると、「わたし」という人間はとても安定するのです。もしかしたら、自分自身というのは、自分からの関心をとても必要としているのかも知れません。また明日(^_^)/xxx