ぐれてやる!
飛行機の審査が東京から帰ってきた。なんと問題ありである。このままだと乗れない。焦る。やっぱり問題は酸素だ。嘔吐発作のある私は、月に一度くらい連続的に嘔吐がおきる。とたんに気管内の分泌物が増えて、呼吸が苦しくなるわけだ。酸素飽和度も下がるので疲労する。もちろん発作中は酸素吸入する。それがいつ、どのように起きるかが自分でもわからないから困るのだ。まあ、発作ってそんなもんだ。近頃では気持の不安で嘔吐が起きることは減った。それでもたまに風邪のひき始めとか、強い緊張でゼイゼイすることはある。言ってみれば、酸素のお守りのおかげで在宅生活を軌道のせて、ここまで安定して暮らせるようになったというわけだね。しかし、飛行機にしてみたら、呼吸器使用の人のように常時酸素を必要としない私が何でボンベを持ち込むの?ということになるらしい。病状を伝えてあるのに、やっぱりうまく伝わらなかった。やっぱり、というのは、普段もたくさんの人が関わっているウチでは、伝言・伝言・伝言で、大切なことがうまく通じなかったりすることがよくあるからだ。1週間前に診断書を検討するなんて、遅すぎないのか?と思う。普段の様子でそんなに変化がないし、本当に具合が悪かったら旅行なんてしないのに。それに、今から書き直し、といったって、週末の病院はやってないのに。状態として重症の人でも安定している人と、たまに重症になるけれど安定しているときに旅行する人では、どちらが飛行機はうれしいのだろう?どっちにしたって急変の可能性はある。その可能性はお医者さんがいいといえばいいじゃないか?ギリギリセーフになればいいけど、診断書を先生に頼んだよ。出発ゲートでダメといわれる可能性もあるのかなあ。そうしたら、泣いてやる。吐いてやる。ぐれてやる!3年も準備したんだから、それくらいいいのだ!