積　　乱　　雲

[ぼやき] カテゴリの記事

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• 建築ラッシュ

  昨年から自宅の周辺で次々に立て替えが進んでいる。手始めは我が家のお隣が更地になった。2年前、ちょうどコロナのステイホーム同時に始まった。そして、我が家の上と横の４軒が一斉に工事開始している。解体の音と建築の音がまじりあって、一日横になっている私はどれがどれだかもよわからない。下から響き、上から降り注ぎ、向かいの家に反射したかと思うと横から絶え間ない。なぜかステイホームと同時に賑やか。家族の受け止めがそれぞれ違うのが興味深い。どちらかというと父は気にせず、昼寝なんかしている。弟は全身で過敏になりつられて動き回っている。耳がいい母はいちいちうるさがってぼやいている。私ももちろん地獄耳だが、どちらかというと、定点観察なだけに家族の反応の方がいちいち気になる。脱出作戦もつきてきた。一日何度も散歩に出かける男チームは幸いだ。ケアで気がまぎれるように高級入浴剤もそろそろ限界。そこで！今日は弁当をもってドライブ！！考えるだけでも少しわくわくするが、目的地がそろそろ手詰まり。恒例の墓参りもいいかげん寒い。遠出も雪道危険。さあ、今日はどこにしよう。家族会議も紛糾。そんな今日に限って、工事音静か。。。。。疲れドットコム。。。音ってすごい

  2022.01.26

• 

  行動を変える

  緊急事態宣言やら、まん延防止やら、やら、やら、と新しい生活様式に適応しようとみんな頑張っています。自粛疲れというように、慣れないことをするとやたら疲れる。というわけで新年度に入った我が家あちこちでかみあわない緊張して潜んでいる私は神経戦気が抜けない在宅介護の私の居間は病室になったり訪問教育の教室になったりケアの処置室になったりした。家の中は色々な目的と人の行動がセットになっている。これまでの時間と空間の流れが変化して家族一人一人がお互いの場所と時間を確保しなくてはならない。みんなが勝手気ままだと時間と場所の取り合いになる。それを解決するのがパーソナルスペース確保だそうだ。普段の通所は場所も時間もデザインされて過ごし、家に帰ってくつろぐのがパーソナルスペースだったのだな。今度は家の中を多目的に使うのだ。今では一緒にいるだけで家全体がみんなの時間になってしまう。とりあえず一人の場所を作って避難することにした。もちろん私と弟には見張り担当がついている。スケジュールも計画することにした。いつもなら庭の花を見て和むのだけれど今年は花さえ人間も大変だねえ、と言ってくる（とほほ）。家の中に誰かがいて、小さな物音がするだけで安心するときもあれば緊張が高まることもある。意外と自分で自分の言動は気がつかない。ということにも気がついていない。人もまた環境になるし他人の刺激になっている。私は行動を変えることはできないからただ見守って心を無にしている。さあ2週目。チャレンジは続く。

  2021.04.12

• 心を整えるメンタルデトックス

  少しずつだが、弟のストレスレベルが下がっているのは嬉しい。半日だけ施設に行くことにして、一日の緊張を減らすようにしている。わたしにかまって来る回数も減っているｇ、足音や、ドアの音などからまだ緊張が続いていることが伝わる。急に泣き出したり歌いだしたり、しゃべり出したりするのは、脳のなかがまだざわざわしているのだろう。私の嘔吐発作は、待ったなしで、考える前から周囲の刺激に自動的に反応していたので、そんな感じなのかもしれない。一人で吐くより、弟の行動は周囲にも影響を与えるので、ついみんながヒヤヒヤする。その緊張感が瞬時にあたりを包み込むので、気が抜けない。そんな心を整えるのは１　環境調整　速やかにストレス環境から遠ざかる２　心の浄化　気持ちを表現する３　栄養補給　ゆっくり休むどそうである。それができれば、苦労しないでしょ。と言いたいところだが、少しでも軽くなれば、昨日より今日がマシになるからみんなで努力している。一人一人ストレスの感じ方は違うし、解消の方法も違うので、見つかった人は幸せ。私はいまのところ、優雅な入浴とセレブなリハビリタイムだ。それから、週に３階の通所では気持ちを切り替えて、その時間を集中して楽しむようにしている。悩みを抱えると、つい、一日中ぐるぐる考えるが、あとで考えよう！と今に集中するのはうまくいっている。ということは、集中できるように支援してくれる人がいつから成立している、ということでもある。ありがたや、ありがたや。感情の暴走は言動の暴走につながる。と聞いた。気持ちが穏やかでいるように努力するのも自分なのだ。己の身体は己の心の道具なり。だそうである。そのために、自立神経を整えよう。ゆっくり動く。怒らない。よく眠る。それが一番できない！と母が騒いでいる。穏やかな日常を望む、今日この頃である。

  2017.12.08

• 撃沈

  撃沈。先月の学会で頑張ったのは私だけではなかったようで。準備に奔走した母もバタンキューした。歌を振ったせいか？日々の生活を落ち着いて過ごすことにエネルギーを注いだ弟は風邪を２回ひいた。二度目はだいぶひどくて、母に移った。というわけで母が寝込むと家の中は静かだ。と思ったら、よくなってきた弟がそわそわしだし、父の声が追いかける。結局いつもの光景である。私はみなさんのケアのおかげで今は元気だ。インフルエンザもいよいよやってくるようだし、季節の変わり目、一番気を遣う。それでも、秋は施設の外出活動がてんこ盛りだし、まだまだ楽しい計画も目白おし。今は一回。人生をたのしみつくそう、なんて聞いてしまったおかげでやらないわけにいかない、とボヤキながら私の計画を支えてくれる家族のみんなに感謝です。みなさんも、体調管理には気をつけて！

  2017.10.15

• 私はそこにいません

  歯科治療の後、口内炎が思いのほかたくさんできた。何もしなくても痛くて、表情も変えないようにしている。すると、問いかけに返事をしないので母とギクシャクしてしばらく１週間ほど喧嘩をした。心配しているのはわかるのだが、そんなにいつもいいコンディションではいられない。体調が今一つというのはとてもびみょーで、うまく伝えられない。そんなときに雪が降って、久しぶりの雪かきで、みんなくたびれた。弟は風邪をひいたのに、寒い姿でフラフラしているので怒られた。そんなときにテロやいろいろな事件が次々に報道され、不安を掻き立てる。ますます、気分が落ち込んだ。一人になりたいときに静かにしていたくてもなかなかそうできない私の環境では、自分から無になって気配をあまり出さないようにしたりする。こんなに大きい身体でいないことにはしにくいのはわかっている。でも、いつも人といるのもくたびれるときだってある。唯一、朝弟を通所施設に母が送っていくときにたった一人で留守番をする１５分が、今では案外落ち着けるひとときになった。３０分くらいなら吸引もなんとかなる。ケアをし、ケアを受け、常に人にゆだねる毎日は、安心だけどそっとしておいてほしい時をなかなか言い出せないのが悩み。はやく痛みがなくなってほしい。  

  2015.02.02

• 街の紅葉・・

  暖かい週末でした。外出から戻る家族が、口々に紅葉がキレイと話すので、ベッドから見える青空の明るさとあわせて黄色やオレンジを想像だけしてガマン。というのも、風邪をひいて２週間目。ずっとベッド上。そろそろ飽きてきた・・・。受診も早く、酸素も早くから吸入して、たぶん最も効果的に治療してもらっているのだと思う。１０月に２回も風邪をひいて、三度目はやっぱり少し悪くなってしまった。体力の維持がしんどくなってきているのかな。ちょっとへこむ。それでも、在宅で治療できるのは、先生や家族のおかげなんだなと、改めて感謝します。展覧会の後に緊張から解き放たれた弟が、しばらく不安定だった。それほど一生懸命取り組んで緊張したのだろう。大きな仕事のあとは、疲れも大きい。あっと言う間に風邪をひいて、私が引き受けることになった。(他人にうつすと風邪は治るらしい)イベント準備から、弟のケア、風邪の看護、と続いて、母のボヤキも多くなってきた。物忘れやミスも多くなっているのがちょっと心配だ。薬剤も入れないで吸引したり、鍋がこげそうになったりしている。危ない、危ない。私も、お願いだから通所に行って！とお願いされるようになった。今週はなんとか頑張って、出かけられるようにしたいものです。美しい紅葉がまだ見られるうちに。なんたって、車いすの新車できたのだから！  

  2013.11.18

• 不安定

  午後ものすごい雨でした。あちこちでそんな激しい天気の不安定があるたびに、積乱雲も話題になります。勢いよく生きてみたいと憧れた積乱雲ですが、ちょっとやりすぎ・・・！？なにごともちょうどいいのが良い。なんとなく自分のテンションが落ちていることを自覚している。緊張がいよいよ強くて、何も感じないようにしてやり過ごそうとしている。薬の使用も増えている。薬は頭がぼんやりするのが不快で嫌なんだけど、この際しかたがない。ケアに影響が出ているのが申し訳ない。わざとじゃないんだけど、自分の身体なのでいたたまれない。身体の不安定とつきあっていると、自分でも先を読めないので、ますます不安になっていくのがしんどい気持ちだ。達観したり、諦めてみたり、気にしないようにしてみたり、自分をそとから眺めてみたり、だましてみたり、別のことでごまかしたり・・・といろいろ試したけれど。それだって、身体と気もちに余裕があるときの話だ。自分でコントロールできない自分の身体やこころと向き合うのは、とてもしんどい仕事だ。注射治療まであと１週間。乗り越えたい。不安もストレスも、、、ちょうどよいのが良い。   

  2013.08.27

• 

  生き返った

  今日もとっても暑い一日でしたね。私は通所に出かけましたが、何をどうしても、暑くて暑くてオーブンの中のクッキーの気分でした。いったいどうしたら、いいのかな。真夏はやっぱり苦手です。自宅では一昨日のカタツムリくんが水もからからになってひっくり返っていました。（まるでわたし！） カピカピ・・・・居間でも家族が過ごすので、温度管理が難しい。父は暑がり、母は寒がり。力関係で温度設定は決まるという。なので設定は28度。もう、お分かりですね。母仕様です。（笑）交渉によりやっと27度になりました！父喜ぶ。私は冷却グッズに囲まれてウヒヒと笑って見ています。カタツムリくんは水槽に入れてもらって生き返った私もスカートに着替えて涼しくなって生き返った  

  2012.07.30

• 近況報告

  風邪かな？の金曜日から1週間たちました。その間、大雨が降ったり、いきなりあっつくなったり、ムシムシしたりしましたね。は～、何だか忙しい天気でした。ということは、案外気圧が変化していて、呼吸の様子もびみょ～に変化するのでした。酸素も1週間していたので、今日は半分に減らしても大丈夫なのを確認しました。この瞬間が一番ほっとします。うれしいな酸素もいつまでも吸っていると、呼吸がラクチンなので、ついそれに慣れてしまいます。母はなるべく量を下げようとするので、案外ギリギリなことが多くて、結局またくたびれて悪化する。というのをなかなか伝えにくいので、みんなはどうしているのかなあ、と考えていました。何事もモニターなどで観察の手段があるから、それらを手掛かりにするでしょうが、びみょ～さかげんとタイミングには本人の｢あっ、今だ｣というときがある。行動に移すまでには気持ちをチャージしてスイッチを押す必要があります。全介助の場合は介護者のタイミングに大分左右されるので、まあいっか、と合わせていることも多いんですよね。実は。元気になってくると、とたんに、あれはどうすんの？この用事は早くしないと？と言ってくる母ですが、これも、母のタイミングであって、自分の予定から見た時間の使い方です。1週間安静で、寝てるだけのように見える私でしょうが、頭の中では一応見通しをもっているので、まだ安静中の今日はまだまだじっとしていました。けっこう頑固だね、と聞こえてきても無視している。私に動きがない分、家の中が静かで、弟の生活が落ち着いてきた。それが、ひとまず、なによりいいことだ。週末。みなさんもゆっくり休んでくださいね～。     

  2012.07.06

• からだのこえ

  普段からきもちのこえには注目している私ですが、からだのこえというのは、とても一方的でうるさいもの、という印象があります。まひの動きはほとんど、おおあばれのスプリンクラー。それらがボトックス注射ですごく楽になって、今日は治療後の診察日です。ボトックスは注射ですが、筋肉組織を殺す治療なので、あとから痛くなるらしいです。らしい、というのは、私の場合は、緊張のこわばりの痛みの方が強いので、楽になった効果の方が大きくて、筋肉の痛みなんてあったのか？というくらいです。痛みは相対的なものです。身体の痛みは、本当につらいです。気になって他のことが考えられなくなります。生活をのっとられる。自由に動けない私ですが、その上に痛みがあると自分自身を爆発させて終わりにしたくなるといってもいいくらい。(痛み止めは大抵短時間であまり効かない)昨日から母がぎっくりで痛い痛いと言っています。何もしないのに起こすぎっくり。口うるさいのに加えて痛い痛いと聞かされる方もストレス。動ける人はちょっとした痛みでも大騒ぎする人と、しない人がいますが、大したことない時ほどさわぎ、本当に大したことがあるときはガマンするあまのじゃくな母です。騒いでいるくらいだから、今回は軽いのだろう。この１年は大人も疲れが出ているので両親もお互いにシップをはっています。からだのこえは自分しかわからないのだから、よく聞いてあげないとね。病院の帰りにおいしいおはぎのお店があります。それを買ってこよう、と言ったとたんに元気になりました。からだのこえも、案外単純。  

  2012.03.27

• 温泉プロジェクト

  寒くなってきました。緊張が強くなってきた。自分もつらいし、介護もつらい。ついつい、ケンカになる。ぎっくりなって、なおさら。足を曲げようにも曲げられないし。首を動かそうにもロックがかかってしまう。もがいているうちに、どんどん汗が出てくる。疲れる。毎年秋の、ぐっと冷えてくる頃の話。毎年同じようにケンカになる。障害だからしょうがない。ので、ますます自分にも相手にも頭にくる。私くらい緊張の強い人はあんまりいない、と訪問看護師さんにも整形の先生にも言われ、ものすごくガッカリする。何かをしようとすると緊張が強まるアテトーゼの強い友達を一人だけ知っているが、何でもつらくなるのでストレスになることを全部やめて、身体のメンテナンスで一日を過ごすようになっているのだという。私も、楽しいことや、やりたいことが増えてくると、それらを考えるだけで嬉しくなって緊張が強まる。それだってけっこう辛い。だけど、これらを、全部やめてしまうなんて、、、、そっちの方が辛すぎる。友達が毎日入浴して週に２回温泉通いをすると聞いた。前から温泉好きの母からは誘われているのだけれど、温泉入浴の大変さ、を考えるだけでひるむ。修学旅行やキャンプで温泉の体験はあるけれど、たくさんスタッフがいて実現したことだ。ひょいっ、と手ぬぐい一本でみんなのようにいけるわけでもない。医ケアもあるし、緊張が入ると自宅でも危ないこともある、、、で、またひるむ。通所や外出に慣れてきた今。ちょっと、行ってみようかなあ、と心が動いてきた。秋冬のケンカのエネルギーを出かけるエネルギーに振り分けた方が、みんなが幸せかも。ケンカの方がくたびれる。 二人体制の外出支援が整っているし、ヘルパーさんもいく気マンマンだ。なんだか大丈夫なような気がしてきた。何事も実行に移してみること。準備すればだったらいいなの花は咲く。かも。   

  2011.11.04

• キャンドルナイト

  東北も梅雨入りしました。ざっ、とひと雨降ると空気が一斉に洗濯されてきれいになる。スロープに当たる雨音もいいけれど、雨がやんで窓を開けたところに、野鳥がやってくる声もほっとします。なんとなく急いで焦っていたきもちも、雨で洗われたように、ちょっと落ち着いたような感じ。しとしと雨では上滑り。大粒の土砂ぶりにばちばち洗われて、やっと、はっとした感じです。昨夜はテレビも電気も消して震災中にいただいたキャンドルをつけてみました。キャンドルの光をみていると、静かなきもちが広がってくる。自分の心の声を聞いてみようかなと思う。急に暑くなってハエや蚊がぶんぶん飛んでくるようになった。じっと寝ている私は音を聞くだけでいらっとするし、北斗七星のようにいっぱい蚊に食われると、ほんとムカつく。いろいろ頑張って疲れてきた家族みんなともケンカをして、なかなかガスがぬけなかった。弟もとうとう通所を休み、一日中寝る日を作った。そんなときのキャンドルナイトは、すっと気分の切り替えになったようだ。ろうそくにアロマを垂らして、家も真っ暗にした。あえて音楽なし。ちょうど帰ってきた父が、なんだなだ？？と焦っていたけど、ゆらゆらゆれる光は、まっすぐやってくる電気の明るさとも違う。風もないのに首の後ろにすっと風が通ったような気がしました。あ～あ、脱力・・・。生きていくって大変だな。   

  2011.06.23

• 親子げんか

  久しぶりの日記。日記はいつも朝起きてすぐに書くのが日課。といっても、もちろん一人ではできないので、母が家事の合間に写真をとったり、それをみて決めたり、文章を書いたいたりする。連休明けから通所も始まり、新しい生活が１か月。週に３回出かけるようになって、二日は入浴日になった。週末も行事が多くて土日どちらも出かけることも多くなった。震災の後の１か月はみんなで家にこもり、時間が止まったような感じだった。４月は弟の通所が始まり、私は見守りながら自分の番をまっていた。そして新しい１カ月がスタートした。いっぺんに始まり、自分でも何もかもやりたくてとりあえずハイテンションで進んでいたことろ、身体もハイテンションになってどうにももどらなくなってしまった。理屈でストップをかけてくる母ともぶつかり、なんでやりたいようにやらせてくれないのかと、ケンカ、ケンカ、ケンカ。身体の緊張が強まると介護に負担が大きくなる。私も緊張と疲れで嘔吐して、ついに母も爆発した。というわけで、１週間はブログどころではない精神戦が繰り広げられていたのでした。とうとう母は体調を崩し、私も少し反省した。ので話し合い再開の兆し。よってブログも再開できました。新しい関係の中ではあっという間に通じない人になってしまう私。そのことが最大の課題で、自分で克服しなければいけないことも知っている。私の暮らしには人がたくさん関わっている。その気持ちの方向を少しずつそろえる仕事にはものすごくエネルギーを使う。タイミングも、方向も、強さも違う。自信のある人はぐいぐい押してくるし、プライドの高い人は話し合い自体も成立しにくい。思い入れが多いほど使命感も高まるだろうし。それらの真ん中で通じなかった私は石になるしかなかった。さらに空気を読んでよく吐いた。今は意志を伝えることができるのだが、その方法が本当に本当に難しい。言葉一つがびりびりする緊張感の中では自分から自主的石になるときもある。ので、やっとケンカ状態が緩和されたことは実に喜ばしいことである。何でもやりたくなってしまうとき、自分の中では時間の流れがなくなる。この先自分にはもう時間がないかもしれない！と感じたきとくの時の焦りが現れる。心配でたまらなくなり、不安に飲み込まれる。そんなとき、海の石を思いだす。暗闇の海の底にも一筋光が見えて、サクスフォンの音色が煙のようにうねりながら救いの綱が降りてくるところを想像する。そうすると、海の暗闇に放り込まれた石の中にも希望が生まれる。心をみて、という願いが通じる関係には希望が生まれるのだ。 

  2011.06.16

• 水難

  昨日はものすごい雨。さすがの私も通所を休みました。5月の台風なんてピンときませんが、とにかくすごい雨だった。地震で家が半分少し沈下した我が家、窓が閉まりにくくなっている。その隙間から雨水が！！物置は雨漏りが！！というわけで、ひゃ～っと家族がばたばたしていた。今日は畳をあげて、カビを発見して、拭き掃除をして、の母。とりあえず今日は雨があがってめでたしめでたし、でした。庭のバラが初めの花をつけた。ので、今日は薔薇風呂にした。最近の活動量が多くてなかなか疲れの緊張が落ちない。訪問看護師さんとヘルパーさんと母も合わせて3人がかりで入浴後にストレッチ、リハビリとなった。せっかく薔薇で優雅な気分になったのに、4人で格闘する姿はプロレス状であった・・・。自分の思うようにならない身体は本当につらい。身体の枠の中に自分が閉じ込められていく。リラックスしているときのように柔らかく心が動かせなくなる。このままどうなっていくんだろう、と考えるとほんと落ち込む。雨が晴れた空のようにぱりっと身体もリセットすればいいのにな～。

  2011.05.31

• いのちの洗濯は温泉で

  このことろあちこち調子悪～～～とぼやいていたお疲れの母、友達と温泉へ行った。2年ぶり～と喜んで帰ってきました。疲れてくると怒りっぽくなる母は、自分にも厳しいけど他人にも厳しくなる。ガミガミいいたくない、といいながら、ガミガミ言うのである。ってなわけで、家族も色々苦労するのだ。普段自分のことはほとんど後回しなので、今回こそは、と、最優先に出かけて行きました。家の中は、とってもとって～も静かになった。父と弟は二人でラーメンを作って昼食。私も、一緒にビデオに付き合ったりして、ちょっといつも違う休日でした。温泉効果はいつもながらバツグン。かなり元気になって帰ってきた。いのちの洗濯、長持ちしてもらいたい。連れ出してくれたまりさん、私からも本当にありがとうございます～～。

  2010.11.15

• お年頃の影響

  昨日は外出したのがなんだかとっても嬉しくて、笑いが止まらなくなってしまった。それをお年頃、とか、若いっていいよね～と冷やかされた。だって、うれしいんだから、しょうがないじゃん！というわけで、私の周辺で介護してくれる人々はみんな大人。なので若さをいつもほめられます。で、介護中に流している音楽が、古めだったり、懐メロ、だったりすると仕事がはかどるらしい。最近は徳永英明さんのボーカリスト４がブームです。懐かしい～だとか、聖子ちゃんだ～などど、盛り上がりながら楽しく仕事をしていただいています。そして、私も自然と、こうして、古めの歌に詳しくなる。いいものは、いい。もともとの歌手ではなく別の人が別のアレンジで歌うのが好きな父も、懐かしい歌によって癒されている。私の詩の歌も、懐かしい～とか、古～、といわれるくらいいい歌になるといいなあ～と思います。ところで、お年頃はお年頃でも、女性の後半のお年頃が最近の話題だ。一番は母の老眼。手元が見えなくなって、爪切りケアで流血事件になる。はっきりいって、もう、何回目か！今朝も痛い目にあった。これまでは、ひゃひゃひゃ、ごめ～ん！と自分の失敗が身にしみていなかった母が、今日はやけにしゅんとして、ごめん～～・・・、と殊勝にあやまる。私はいつものとおり、むっとしたのに、拍子抜け。できていたことができなくなってきて、やけに、落ち込んでいるのだ。ちょっと、かわいそうになった。次の瞬間「こうして、介護の終りへ一歩近づく～」とあおるので、また、むっとした。何でも、いつまでも、永遠に、ということはない。私が成長していくように、親は歳をとっていく。祖父母も私が生まれた時は元気な祖父母だったけど、だんだん、本当にお年寄りになってきた。徐々に流れている時間にも、はっと、区切りを感じる瞬間がある。古いものがいつまでもいいのと同時に、新しいものとバトンタッチするときもある。時代が動くように、私の今も動いている。この時間は今しかなにのだなあと思う。できていたことができなくなると、がっかりするけど、一方で、手にしたものもあるはず。それを若い私は持っていない。ので、すごいなあと思う。大人はなかなかすごいし、かっこいい、と思う。かっこいい大人は、若者にすごく勇気を与えていると思う。全盛期を過ぎたとしても。なにが全盛期か、だって、よくわからん！なので、近くにかっこいい大人がたくさんいる若者は幸せである！私はもちろん幸せな若者です。老眼になって自信を失いがちな大人の人は、早めに老眼鏡を手に入れて、世の中くっきり明るくしましょう！爪切り流血も予防しましょう！ 

  2010.06.17

• 暴露話

  今朝庭のシャクヤクが一つ咲いた。昨日の感動が津波級から少し落ち着いてきました。 衝撃波の直後はいろいろな感覚がマヒして、また働きだすまで時間が必要だ。いつもの音が聞こえてくると、だんだん落ち着いて頭が働いてくる。毎日来る配達の音や、鳥の声や、誰かが何かをしている音が普通に聞こえるようになってきます。人の身体は、ずいぶん自動調節している便利なものだ。昨日のブログは真面目に公式コメントみたいになった。もちろんホントの気持ちですが、そこだけ読んだ人はそれしかわからないでしょうから、今日は番組には出てこない暴露話をしましょう！(案外こっちがおもしろかったりする？)実は、撮影の時間に体調を合わせるのですが、これがけっこう大変なのだ。特にトイレ！取材の始まった、はじめのうちは緊張して、準備していても、仕事を始めるとなぜかトイレ・・・・。でもカメラが回っているし、筆談しながら「トイレ」と書きたくても、もうひとつの頭が「それはまずいでしょ、」といったりして、困った。どうしようかな～、と思っていても、排せつのコントロールは私には難しくて、終了後に知らせるのが関の山なわけ。で、いい場面で「ぷっ」と自然の笛が鳴ったり、大きなお土産を準備してしまったこともあった。クルーのみなさん男性なので、一応、レディの私は、トイレ！と臆面もなく言えない。母が言いだすのを待つわけです。母も自分が緊張していると気がついてくれないので、ほんと困る。目線で言ってもつたわらない。きもちのこえ、だっつーのに！次第に、みなさんと仲良くなってようやく、ちょっとトイレすませ～ん、と言えるようになった。すると、ささっと廊下に出てくれて、「終わりましたよ～」というと、すすっと仕事再開するのであった。その、「何事もなかった感」がとても助かりました。案外、トイレ中断は仕事の流れを遮ってしまうことがあるし、私自身妙に一息ついてしまうと、次に乗り遅れることがある。さらに、マイクさんがばっちり音声を拾っているのに、ぶぶっ！といいところでいい音がでると、ちょっとね～と赤面ものだよ。何事もなかったか、のように筆談通訳を進める母はさすがおばさんだ。ただものではない。というように、障害があると、健康な人が普段は人目にさらさなくてよいことや音や動きをいつも同時進行で人前でさらさなければならないことがある。介護の人は、特におばさん化した母親、などは、あまりにもそれがふつーなので、自分だったら気になることも介護になると、気にしなさすぎる、という問題が起こる。あまりにも、自分のフツー感覚を気にしすぎても障害のある人たちは行動の自由を狭めるだろうが、介護者が気にしなさ過ぎて本人が困っていることも大いに、大いに、あります。まあ、私をよく知ってくれている人たちだと思うから、それらの音や行動も気にならなくなっていくのですが、やっぱり「オナラ！」は・・・・。年頃の女としては超恥ずかしかったよ～。だから、このところ色々な人と筆談ができるようになってきたことを、ものすごくうれしく思っています。いつか、本当の暴露話をひそひそと話せる日が超楽しみになってきた。友達と、本音の話ができるようになったら、ぜひともオナラ談義もしてみたい。こういのがほんとうの、きもちのこえ、です。かね？     

  2010.06.10

• 当事者の声

  何事も本人が納得するか、すごく困らないと行動にはうつりにくいものです。いくら周囲がすすめても、やだな～と思っているうちは行動を変えない。変えようかどうしようか、と迷っているときにわいわい言われるとムカつく。なので、いかに納得させ、その気にさせるかが周りの人にはポイントになる。私はいまのところ、たくさん飲んでいる薬もいい調子になっているが、話が通じる前は体調をうまく伝えられなくて実に困った。見た目の様子で、薬がどんどん増えたり、今はやだ、と思っているタイミングでどかどか座薬をされたりしてひどいものだった。特に眠れないときにいろいろ薬を調整するのが大変で、どろっとしたり、ふらふらしたり。ビミョーな感じを「いい」と「わるい」のどっちかで言わなくてはならなくて苦労した。だいたいどっちか、なんてありえない。おかげさまで長い試行錯誤で落ちついているのでありがたい。最近眠れない日が増えた母がとうとう睡眠改善薬を飲んだ。ずっとぐずぐず乗り気でなかったのについに行動に移したのは、本当に困ったからだろうと思う。それで、感想は「強制的にねむりに引っ張られる感じ。ちょっとね～」というのでうける。それは、私がずっと言っていたコメントじゃ！自分では、私がそういうのもおかまいなしに薬を利用させようとするのに、なんという矛盾だ！私がいうとおりだった～、とやけに感心している。わかったかい！体験者の言葉は、そういうわけで、それなりに重みのあるものなのである。行動が変化しない、ということは、まだその人の心に行動を変えようという準備が整っていないということでもある。マスにいっぱいの水に一滴のタイミングでこぼれだすこともあるし、マスにまだ余裕があるうちから早めに一滴いれる人もいる。変化のタイミングは一人ずつ違うのだけれど、どんなときも、行動を起こすのはその人本人なのだと思う。で、体験者となった母は、これからどのように行動するのだろうか。興味深い。

  2010.05.03

• 離れた自分

  連休が始まりました！天気もよくなり暖かい日が続きそうです。近所の動物園は大賑わいだろう！生活の切り替わりのとき、弟は不安定になり、朝から自分と闘う。この嵐がどこへ終息するのか～！！と私も気が気でない。気持ちの切り替えをするために色々と工夫するのだけれど、だんだんそれらの行動を利用するときもあって、一つの行動も意味が変化するとかえって解決が難しくなるのだと眺めながら思う。基本的に私は、眺めているしかないので、せめて吸引を呼ばないようにしたり、トイレもしばらく気持ち悪くても我慢している。これもひとえに学習で、しばらく待っても、必ずケアしてもらえることを知っているからガマンもできるというものだ。弟が逃げたくて行動を利用しようとするとき、母は「逃げるな！」と毅然としている。そのとき、子供の方は相当おっかないのだが、私もそうだったようにあとからそれが親心だったことがわかる。(そのあとかなり疲れている)崖から突き落とすライオンの母だと思っていたけど、最近は行動の緊張が起こりそうになると神経性下痢をおこすようになった。それについては私にボヤイたりしてガス抜きしているようだけど心配だ。受け止める私は、しまっておくと吐くので、こうしておしゃべりする。自分のことを言われて嫌がりながら通訳は母にしてもらう。この特殊な循環の中で、抜いたガスも循環しているのか？と思うのだが、誰でも、逃げながら立ち向かい、立ち向かいながら逃げるのだ。しょうがない。一度逃げたらずっと逃げなくてはならないよ、とよく言われる。私は身体の緊張から逃げられないのに、なんて勝手な理屈を言うのだとムカついていました。でもこうして、他の方法が見つかってやっとわかった。必ず方法がある。そのかわり、かなり必死に逃げない努力をした。逃げてもいい時とそうではない時を自分一人で見極めるのはすごく大変だった。助けが必要だ。でも、いつも助けてもらうとつい頼りきってしまう。そうすると今度は離れられなくなる。誰かがいなくては生きていけない自分と、誰かがいなくても生きていける自分と、生きていかなければならない自分をどこかで、離れた自分が見ている感じを実感したとき安心できるのだろうかねえ。対決に立ち向かうとき母は、「病気がそうさせている」とぶつぶつ言っている。これも、離れた誰かにそう言ってもらっているのかもしれません。

  2010.05.01

• ちょっと気持ち悪し

  今日は一日あんまりおしゃべりできなかった。ので、ストレスでお腹がぱんぱん。のせいか、昨日の胃ろうもれもれのせいか、どうも朝から今一つでした。という記事を朝っぱらから読む人もいるのでしょうね。ごめんね。汗びっしょりになるくらい緊張が強くなった。どうしようもなくなり、とうとう緊張緩和の座薬を使いました。胃からだいぶ出血があった。緊張が強まるとこんな風になる。胃の出血がわかって、納得。すごく気持ち悪くなるいろいろな原因のうちでもこれは大当たりの方だ。「色を見る？」と聞かれたけど「けっこうです」と答えた。だいたいわかる。緊張しただけでどうして胃が出血するのか不思議だ。胃はストレスに弱い場所らしい。寝てもだめ。座ったもだめ。何をしてもだめである。自分では体調はいいと思っているのに、でっかい口内炎ができているし、身体の何かが疲れているのかなあ？とか、気温の変化についていけないのかなあ、とか。今のところ自分でもわかりません。自分で理由を言って、といわれても、わからないのだから言えない。聞かれるのがストレス！ので、とりあえず、深呼吸して寝ることにしよう。ぼやきにつきあってもらってありがとう。それにしても、胃液が黒くなった始めのころ、親は大騒ぎしていたのに、今じゃあ、けっこう赤いねえ、なんて言っている。慣れというのは恐ろしくもあり、頼もしくもある。やっぱり、たぶん、おしゃべり不足のストレスだと思う。待っているのは疲れる。明日はきっと良くなっているでしょう。みなさんも胃がむかむかしたら、おしゃべりがいいと思いますよ。

  2010.04.29

• お花見計画

  ようやく宮城も桜が咲いてきた。そうなるとニュース番組でも一斉に取り上げて放送されます。例によって花見にこだわっている母がそのつどいいなあ～、きれいだなあ～、いきたいな～、と大きい声で聞こえるようにアピールしている。時間刻みでスケジュールが決まっている毎日のどこに隙間を作って、誰をお手伝いにお願いすればよいか、しつこく考えては提案してくる。私のベッド回りは桜の写真ばかりになり、センターで染めた和紙も、桜いっぱいの景色にみえてくるらしい。（作者は夕焼けだといっているのに！）人間は見たいものを見たいように見ようとすると、本当にそのように見えてくる生き物らしい。こん感じでは私が譲歩して付き合うまで誘われ続け、もし応じなければ半年くらいしつこくぐずぐず言われそうである。そのめんどくささを考えると、今のうちに付き合っておいた方がいいかも、と思えてきた。（笑）あとは天気。ああ、こうして、寒い暖かいと、わたしも一喜一憂する数日に巻き込まれてしまった。

  2010.04.16

• ぐずぐず

  週の初めというのに、外は雨。しかも冷たい雨の中、息が白い～とぷるぷるしながら弟を登校バスに送った母が帰ってきました。ついでにカイロをはっていた。あんなにいい天気ぽかぽかだったのはおとといだけだったようだ。桜もどうやら、蕾から頭を出したりひっこめたり、忙しいことだ。開花予想がずれずれなので、特に母はぐずぐず言っている。花見がしたいのである。白石川の桜が見られなくて相当根に持っているようだ。欲深い。なんで、人はそんなに桜を見たいと思うのだろうな。いつだって世間は自然で満ち満ちているのに、ことさらさくらさくらとなぜか特別である。その調子でしつこく花見にさそわれるのだが、私は実は遠くの桜はよく見えないし、すでに暖かい春の散策を満喫したので、頭の中は満開の桜のイメージでいっぱいのうえ、団子も味見したので、十分満足しているのだ。それでも、本物の満開を見ないと！というので、一人で行きな、というのだけれど、一人じゃつまんないと、さらにしつこく誘われる始末である。というのも、私をヘルパーさんにお願いしておいて一人で花見というのは気が引けるらしく、自分の時間をわざわざ他人の労働によって生み出すというのに抵抗があるらしい。春の弟はやや不安定で対応に苦労しているうえに、ミシンを持ち上げてぎっくりになったとぼやいている。まあ、何事も限度というものがあるが、多少自分の好きなようにふらふらしてきてもいいのになあ、と思うのだ。というか、しつこく誘われる方がうるさい。そこで、ふと考えると、時間は全て同じように流れているのに、あるところは大切に使いたいとか、ぼーっとするためにとっておくとか調整用の予備、と言う具合に意味が生まれている。と気がつく。仕事で稼いだお金を無駄遣いするのはちょっと気が引けるような感じ。お金や時間の価値に、自分の中で配分や重い軽いをいつの間にか決めている。その意味の重さと、お互いのタイミングが一緒ならいいけど、同じ花見という行動を生活のどこにどれくらいの重さで配分するかによってしつこさが異なってくるというわけなのだ。ひと口のお団子にものすごく満足したように、ほんの1時間の出来事がその後の大変な時間を支えるということもある。ならば、これくらいしつこく言ってくる花見なんだったら、母にとっては相当意味がある、ということなのかも知れない。というわけで、今日も朝からぐずぐずと悪天候の中での一日のスケジュールを愚痴っているので、チラシの写真で少し気分を盛り上げてあげることにした。ちょっとかわいそうになってきた。近所の桜だったら花見散歩に付き合ってやろうかな、とちょっと考えなおしている。

  2010.04.12

• 急展開の２

  胃ろうの注入にチャレンジしているせいではないと思いますが、今度はものもらいができてしまった。せっかくおできがとれたのに、また、よけいなものをもらってしまった。えーん！ものもらいはなんで、ものもらいというのだろう。体的にはバイ菌と闘っているのでけっこう痛い。私は手を目までもって行けないのだから、かゆくても、いたくても、押さえたりできません。これがけっこう気になるものだ。調子が悪いと口内炎ができたり、胃ろうの入口の皮膚が痛くなったりするのである。が、いきなりのものもらい出現は、やっぱり、どっかでストレスがあったのにちがいない。休みの入りたては弟が本当につらそうになる。数日それがすごく心配でした。私も、平常の生活リズムが変わるので私の時間が減るのがとってもストレスなのだ。することがなくて、ぼ～っとする時間も、いろんなことを考えたり、みんなのドジを観察したりする面白い時間ではある。が、昨日から胃のむかむかが気になって、こっちにも気を取られて楽しい時間が減っている。目はじんじん。胃はむかむか。痛みはとても小さくても神経を逆なでする。ので、そっちに気を取られて、少し胃のむかむかが減ったかもしれません。こういうとき、やりたい仕事ができるということは、けっこう幸せかも。だから、つらい時も人々は仕事をしたがるのかも。仕事をしていると嫌なことを忘れるとよく聞く。なので、ものもらいの詩を考えることにしようかな。

  2010.03.28

• 事故にご注意！

  只今ウチには車がありません。修理中のため、お出かけ中です。ということは、わたしもお出かけできない、というわけ。車のありがたみをものすごく感じています。というのも、バックに失敗した父が後ろをごつん！と建物に衝突させてしまい、ガラスがどしゃっと全部割れたのだった。雨の中、私をぬれないように乗せてくれようとしたのにねえ・・・でした。が、結局はそこいらじゅうガラスいっぱいになってしまいました。片づけをみんなで手伝ってもらい、本当にありがとうございました。だれも怪我しなくて本当によかったです。毎日いろんなスケジュールがたくさんの人の支援のおかげで動いています。特に私が移動するとなると、いちいち手配しなくてはなりません。とりあえず窓なし(！！)でも動いた車に乗り込み、帰る車中で次の予定を手配する母でした。私はほとんど、こりゃだめだ、と諦めていたのですけれど。だけど、そこから、早い仕事でありがたいことに介護タクシーを予約することができました。おかげで、クリスマスコンサートにも出かけることができた、というわけ。ショックなことがおきると一気にびっくりして、頭も真っ白になるものだ。私もショックだけど、周りがにわかにあわただしくなるのを見ながらじっと待つしかないことが多い。周りが大変なときに自分だけ、やっぱり出かけたいとはなかなか言えませんよ～。それでも、予定どおりコンサートに行けたし、成人になってもらえたタクシー券を初めて使うことができたし、それによってものすごく久しぶりに運転手さんに会うこともできました。(←これはよかった！)困ったときほど、頼りになるネットワークだ！感謝！一番ショックな父は、だんだん落ち着いてきたようだが、どか～んと届いた修理代でまたもやへこみ中。けど、私が乗っていたらガラスの雨がふるところだったのだから、よかったじゃない、と励ますことにしている。年末に向けてあわただしくなる季節です。みなさんんも運転にはくれぐれも、くれぐれも、ご注意くださいね！父に会った人は是非なぐさめてあげてください。

  2009.12.10

• 訪問判定

  体調が悪くて、緊張は変わらず。とうとう歯ぎしりガードを入れられてしまいました。これがまた、超気持ちワル！歯ぎしりしているうちにずれてきて、おえっと吐いてしまった。しかも顔面キャッチ。ふえ～ん。数日の緊張続きで疲れてきた。ちょうど体調が悪いから、障害の訪問判定も重めに出ていいんじゃない、という母の意見を聞き流して、やっぱり、真面目に参加してしまった私です。３年前に経験済みのはずなのに、すっかり忘れてしまった。自分の名前は理解していますか？から始まって、えっ！？と思った。もちろん、えにテンテン。イエスが舌を出す、のがサインだと伝えて、自分で答えることをやってみた。季節は分かりますか？というのでイエス。今は冬ですか？でイエス。今は春ですか？で、イエス！言っちゃった！これは緊張なんだってば～～～！！！これはどうなんでしょう？と判定員の人が母に聞くのに、母はフォーローなし。ちょっと！そこで、言ってくれるのが通訳ガイドでしょう！つまり、支援がないとコミュニケーションがこのようにとれない、ということを客観的に判断してもらおうという意図みえみえ。しょうがないか。それが現実だし。身体の障害は見た目のとおり。内面を伝えるのは、ほんと、難しかった。今は何時ですか。という質問は、私にとってはけっこうどっちでもよい。だから答えられない。一日の流れはだいたい２時間くらいの塊で動いているので、その時間の束を時間刻みにする必要があんまりないのです。だから、家族の生活の様子で時間を知る。入院中は午前か、午後か、夜か、という３種類だったし。どっちにしても一日中具合が悪くて長い一日であった。時間の感覚とは、生活と一緒に変化している。そういう時間と、時刻とを、観察してどう理解しているか判定するのだから、質問を考える人も大変ですね。どこかで物差しを作らないと、ということだろう。人と一緒はうれしいから、自然に元気がでるし、おしゃべりはおもしろいので受けて笑う。それでも、実はすごくいまひとつな体調で一人になったとたんに、歯ぎしりが始まる。意識でコントロールできない具合悪さとは、そんなものだ。気がどこかに向いているときでも、じ～っと隠れている。そういうのは、ビミョーで、観察だけではわからないだろう。観察してわかるときにはもう、かなり具合が悪いんだからね～。朝、会社で読んでくれるブログのお客さんも多いらしいそうです。すると朝っぱらから暗い話題だとちょっと申し訳ありませんね。でも、いい時もあって、悪い時もあって、の私です。私にとっては今日を一日過ごすために大切にしたい場所です。心配してくれた人、ありがとう。そのうち復活するから、ちょっとだけ、ごめんね～。

  2009.12.03

• 心と体、とりあえず今日は体

  心と体を一致させるのは大変だ。心と体が一致しているときは、とても楽。気持ちも楽。そこにいることが楽。息が楽にできていることで分かります。心と体がつながっていることは身をもって実証済み。体の調子が悪いと、心も落ち込み、心が落ち込んでさらに体も調子が落ちる。体の調子が悪い時に一生懸命心を舞い上げようとするときは、とても努力が必要。なので、すごく頑張らないといけない。それ以上落ち込むまい、と気力で踏ん張る。心の調子が悪いのに体が調子いい、ということがあんまりない。いつも体の機嫌をとりながら、心で必死にコントロールしようとしている感じです。最近は心の方が力を持って、体の不機嫌に左右されないようにするのだけれど、太刀打ちできないときとは、原因や方法が分からない時だ。体の様子は目によく見えやすい分、伝わりやすい。原因がわかったとたんに、周りの人たちも安心して落ち着いてくる。だぶん、どうすればよいかが分かるからだろう。できることがわかると安心する。できることがない時でも、その次のことを考え出すことができる。状況の変化が起きて、いろいろな問題が見えてくることがある。それまでの方法ではうまくいかなくなることには、必ず原因がある。原因を認めるという仕事は、けっこう難しいことだと思う。自分の考え方や、生きてきた世界の常識を、ひょっとしたら捨てなければならないかもしれない。持っていたものを手放すのは恐ろしいことでもある。私は自分の体の中にあった小さな宇宙でとりあえず満足していきてきたけれど、言葉を得てから他にも宇宙があり、それぞれに違う言葉と価値をもっていることを勉強中です。それぞれの宇宙が最も大切にする価値によって成り立ち、その中に入っていくのも行かないもの私の自由です。いいこともあればそうでないこともある。でも、体というのは自由に選べなくて、ちょっとそこの車いすに座るのも人に頼んで、時間を選んで、お願いしなければなりません。すごく不自由だ。価値の自由を知れば知るほど、体の不自由を体験します。やっぱり私は、この世の中ではすごく障害が重い人なのだ。物理的に。それでも、心も体も自由な人になりたい。そのためには、たくさんの助けが必要です。その助けをお願いするために障害区分の判定も必要です。今日は今から判定員の人と会います。また、あれもできない、これもできない、とつきつけられるのだ。しょうがないけど、やっぱり悲しいものです。単なる手続きだけど、できないことを念を押されるのだから、あんまりうれしくない。心と体が一緒に自由人になるために、とりあえず今日は不自由な体を真正面から受け止めることにする。でも、やっぱり、悲しいものは悲しい。いつも一緒の影は何を思っているのだろう？？

  2009.12.02

• 白鵬優勝おめでとう

  昨日の一番は、すごく盛り上がって、すごい勝負でしたね！もちろん母、大喜び～！気合をいれて夕食の準備に取り掛かっていました。私の方は全体の緊張がこのところ特に強まっていると感じています。昨日は椅子に座ろうにも足がびくともしなくて、側湾が強まって困った。女白鵬といわれて筋トレはしていた方だと思いますが、緊張のコントロールができないと、私自身の命令の限界を超えて暴走してしまいます。着替えやトイレなど日常の介護ができなくなる時が在宅の終わりといつも親から言われています。生活の優先順位を守るために、何かいやなことでも選択しなければならない、ともいわれます。わかっているけど、進んでいやなことをするのは、やっぱりいやです。先日、医療ケアのある重い人がこれからどんな生活をしたいか、というアンケートにいろいろと答えました。理想はたくさんあるけど、どれも、まだまだ本当に足りないとため息が出ました。理想をもって、毎日頑張っているのだけれど、あまりにも時間が必要なうちに、私の体はどんどん悪化しているとも思います。ゆっくりでもよくなろうと努力してきたことでも、あるものはそろそろ諦めて手放すことで他の物を守るタイミングに来ているのかもしれません。障害の重い人は、体も酷使して生きていると思います。老化もはやいのだそうです。長生きできそうもありません。だとしたら、一番いい時間はいつなのでしょう。ひょっとしたら、今なのかもしれません。維持していくのでやっとこさで、きっとゆっくりダウンしていくのも事実なのでしょう。健康な人が２０歳ではこれから輝く時間が何年もあると思う。私たちにはそうは行かないのだとも思います。それなら、２０代前半をできるだけ良い時間にしなくては、と思います。でも。思うのだけど、なんか、悲しい気持ちになる。これが現実なのだ。白鵬は２４歳だそうです。黄金時代の始まりと言われていました。素直におめでとう！と思う一方で、同じ２０代だと思うと病気は本当に不公平だとやや複雑な気持ちも味わった。

  2009.11.29

• 自分を自分で伝えたい

  色々なことが一段落して、今年もあと少しだなあ～と思ったり、新しいカレンダーが届いたり、年賀状の計画を立てたりするころになりました。コンサートから2週間がたち、さすがに、普通の時間がもどってきた。弟の学校生活も通常の時間にもどり、今年を振り返るひと時が増えています。今年はいろいろなことに挑戦させてもらってかなり充実していました。体調もまずまずで、インフルエンザのことはあるけれど、今のところ元気にしています。たくさんの人と出会って、楽しいことがたくさんあった。大変なこともあったけど、ますます、もっとみんなと話ができるようになりたいと思うようになってきました。たとえば、母の通訳があるといつも便利なので、アテにします。母がいないときは顔で最低限を伝えて、まあ、しょうがいない、と思います。顔で伝える方法でも、私の気持ちを訪ねてくれる人が増えたので、以前よりはストレスが減ってきています。でもねえ、やっぱり、聞いてほしいことを聞いてくれる人はとっても少ないのであった。しょうがいないけど。。。。。私はかなり恵まれていると思うから、これ以上、誰かに何かを頼むのは申し訳ないと思う。でも、である。人は日々変化して、もっと変わりたいと思う。欲深いと思うけど、もっと良くなりたいと願ってしまいます。みんなと話せたら楽しいだろうな～。と願っていても、通訳を人にお願いするのは気が引けた。すごく練習しなければならないので相手に負担をかけるからです。身の回りの介護を仕事としてお願いできるようになった分、通訳を仕事として引き受けてくれる人がいたらどんなにいいだろうと思う。たくさんの人と出会ってみたら、今ここにいる人と、すぐに話がしたいなあ～とまた強く思う今日このごろです。

  2009.11.16

• 秋のぼやき

  秋はいつも急に空気が冷えて、季節係りの神様が働く様子を新鮮に感じることができる。ので、今年は～？と待っているのですが、ずっと家にいることが多いせいか、なんか、いまひとつぴんとこない。衣代えで衣類は少し変化したが、生活に変化がなくなったら、とたんに季節の変化がゆるくなったような感じだ。ず～っと病室に暮らしているときは、紅葉の葉っぱ一枚でも、感動していたのに。人間とは、慣れてしまうと欲深くなるらしい。楽しいことを一度味わうと、う～んと後退してしまったように感じるらしい。は～。世間は秋晴れで、天気がよくても、インフルエンザが恐ろしくて外出する気持ちになれない。ので、いまのところ、通院（検診）だけがお出かけだ。まあ、体調がいまのところいいので世間話中心なのですが、なんとなく気持ちがどよ～んとしている。つまんない。で、ベッドサイドでも感じる自然。といういうわけで、花を植えた。配色を考えて決めるのは私で、弟が土を入れてくれた。ちょっと気が早いけれど、サンタクロースの飾りをつけてくれた。ちょっとだけど、気分が盛り上がった。けど、ちょっとだけ。今、私のすんでいる地域の子供たちにインフルエンザが流行してきた。波のようにざざ～と寄ってくるのだ。これでも大はやりはこれからだそうだ。ワクチンがきたら私はすぐに注射してもらえると聞いてちょっと安心した。でも１カ月もあるらしい。なんか、とっても、つまんない～。出かけられないと、おしゃれもいまいち。つまんな～い。のぼやきでした。

  2009.10.06

• がっかり、がっくし、のため息

  白鵬が負けてしまいましたね。白ちゃんファンの母は、超がっかり。ものすごくがっかり、して、なんか足取りも今一つの一日でした。ため息多いし、テンション低いし、仕事も遅くなってるし。で、ブログの時間もなかなか回ってきませんでした。で、こんな時間です。父は楽天を応援している。この頃たくさん得点が入るので、超テンション高め。私は、相撲でも野球でもサッカーでもなんでもいいのですが、応援しているスポーツの成績がよいと、ほんとファンは元気になるもの。よく夢を与えるというように、みんなを元気にさせるのは、一生けんめいな姿なのだ。誰かが頑張る真剣な姿はかなり美しいし、感動を呼ぶ。白鵬が元気だと母も元気になるので、お願いですから勝ってください。という意味で、相撲を応援する私です。

  2009.09.28

• イチジクの悩み

  今日はうってかわって雨模様。どんより暗い空です。連休も最終日、きょうだいの会から元気に帰ってきた弟も疲れがとれてきたようだ。昨日畑の先生から秋の収穫の野菜を届けていただきました。弟が種をまいたキュウリやトウモロコシやネギなど。さすが野菜名人です。見せてもらっただけで栄養がばんばん出ているような感じ。さっそく夕食になって、食堂からはポリポリ、むしゃむしゃ、甘いね～とか、おいしいね～とかの音がしばらく続きました。私はインフル対策に免疫アップ！大作戦、で食べることにチャレンジしている。貝の味噌汁とか、果物とか。で、イチジクの甘煮を食べた。とろりとおいしくて、のどにも引っかからなくて、よかった～。ついでにシロップも注入してけっこう満足でした。すると、腸が元気になり、何度もお通じがあった。ありすぎて、ちょっとジョクソウっぽくなってしまった。けして下痢とかではないのだけれど、快調すぎ、っていうのもよくないのだろうか？？？話に聞くと、小腸が脳に関係あるそうだ。栄養を吸収する小腸が調子いいと、脳も活性化！らしい。わたしも胃ろうから腸のチューブにしたらほんと、体調も良くなってやる気もでてきたとういうものです。それとイチジクはどう関係するのか分かりませんが、また食べたいような、やめとうこうかと思ったり、う～～～～、と新たな悩み。ジョクソウで皮膚科に行くのは場所が場所なのでちょっとやだなあ、と思う。何とか自宅でなおしたい。治ったらもう一度食べてみよう。それで腸とイチジクの関係がわかることでしょう。そういえば、イチジク浣腸ってあるけど、だからなのかな？？？

  2009.09.23

• 明るい話題

  こういうときに、明るい話題を！とリクエストされている。けれど、こういうときに、そんなに明るい話題があるはずもない。無理に考えても浮かばない。ひとつひとつ、目の前のことを、こなしていくこと、じゃあないでしょうか。キャンセルもあり。このさい、さぼりもあり。土の中の植物のように、じ～っと力をためるのである。忘れたころに、ちょうどよく、芽がでるでしょう。

  2009.08.21

• ふ～

  一日一日、今日は弟の調子がどうかなあ～と考えながら過ごしている。楽しいことを考えたり休む方法を考えたり、安心する手掛かりを考えたりしている。今日はアレックス夫妻が、ヘルプを申し出てくれた。私や弟をよく知ってくれている二人だから、つらい状況でもちょうどよい分量で助けてくれた。夏休みの作品作りをした。集中が短くなっている弟の参加しやすい方法で、準備をたくさんしてくれた。弟もできた！という気持ちを味わうことができた。今日はよかったなあ～、と久しぶりに弟の笑顔が出た。家族もほっとした。本当に大変なときに、本当に強くてやさしい人は正面から向き合ってくれる。逃げないで本気になってくれる。だから、今日を乗り切ろうと思う。すると、明日もくるのだ、と思える。すんばらしい作品をここで発表したいけど、ふふふ、夏休み作品展をお待ちくださいね！ほんと、すんばらしいよ！私からもありがとう。弟には応援団がたくさんいるのだと、すごくうれしかったです。 

  2009.08.15

• ちょっとお疲れ

  弟の実習もあと２日になった。２週間といえども、私の協力も毎日で休憩がないから長い。私も連日朝・夕ケアで少し疲れが出てきた。ケアでまったりすることと、２時間ずつ仕事として留守番してきて、全体のバランスが変わってきた。だんだん、パワーが減ってきた。一つ何かをして、そのあと休む。というのが、だいたい１日おきで、週の中に何もしない日を１日入れて１週間のバランスをとっている。ケアを受けるのもそれなりに体力を使うし、休もうと思ってももう夜だったりしてリズムの流れを整えるのが少し大変だ。昨日は夜にかけて、緊張が止まらず、はきそうになった。暑くなったりそうでなかったり、と気温の変化も影響している。座薬をつかってもきもちわるい。とうとう母もダウンして、早い店じまいだった。寝るに限る。私も早々に寝たかった。けど、居間に寝ている宿命でぱっと就寝時間にできないのがつらいところである。時間を組み立て、それに合わせて体調を管理するのは、やっぱり長い経験と努力が必要だ。弟もよく頑張っていると思う。私もあと２日。頑張っていきたいけど、ちょっと息切れしている。明日センターに行きたいんだけどなあ・・・・。

  2009.06.25

• 充電

  昨日は夕方からなぜだか、とっても、いきなり、疲れてしまった。緊張が強まって、コントロール不能。座薬のお世話になってしまいました。回復しているとはいえ、まだ、ぎりぎりなんですね。ちょっと貯金がたまると、すぐ使いたくなる、という気持ちです。余裕をもって、ためておく、というのは、相当計画的でないと。今は、気持の貯金がたくさんあるのに、体力口座がちょっとピンチ。メゾソプラノの歌で栄養補給することにしよう。

  2009.06.03

• 不自由を意識する

  yariさんが書き込んでくれた「不自由を意識する」ことについて考えた。私ははっきり言って不自由のど真ん中に住んでいるから、周囲の自由な人たちが、自由に動き回って自由に話して自由に行動している様子をみると、みんなには一体どんな不自由があるというのだ！と思っていた。。あんなに自由でいろいろモンクがあるなんて、贅沢！とかわがまま！とかいうわけ。困ったときもお願いできるし、必要なときも伝えることができるし、とりあえず誰もいなくても、自分の気持ちどおりの行動を選択できるではないか。と。でも、弟なんかを見ていると、必ずしも、自分の気持ちと周りがマッチしているともいえず。ずれればずれるほど、自信を失うし落ち込む。最後に地雷を踏んでパニックである。(パニックできるだけ幸せジャン！とも思うけどね)できるのに、できない。と、したいのに、できない。では大きく違う。でも、どっちもつらい。本当はできるのに、させてもらえないのもつらい。結局全部つらいんだけど、どれにしたって、不自由を思いっきり感じているはずだ。ところで、感じている本人はいいのだ。問題はそれらの人と関わる回りの人だ。自分が感じていない不自由を感じることはできない。ので、想像力が試される。例えばちょっと足が痛いくらいで、全身麻痺のわたしの気持ちがわかる～、などと言われるとちょっとムカつく。でも、百分の一くらいは体験＋想像に近づいたと思って寛大に受け入れてあげることにしている。同じように、別の病気で、別の障害の苦しみを抱えている人の不自由を、私は想像することしかできない。今、元気もりもりの人や、助けてあげるモードの人には、不自由という沼の深さや暗さをすぐにはわからないだろう。でも、自分が感じている他の不自由(絶対なにかはあるはず)ともう一人の感じている不自由を重ね合わせる感度を持っている人には、なんだか不思議な温度がある。そんな人には素直に自分の不自由を嘆いたり、ぼやいたり、笑ったりしながら、支援を頼むことができる。年齢や経験にはあんまり関係ない。やっぱり、感じる心がオーラを出して、表情や行動に染み出ている。そんな人と一緒の時は、私の不自由もほとんど意識しなくてよくなるのだ。不思議だなあ。

  2009.05.01

• バランス

  昨日は力作の原稿をマネージャーがクリック一つでパーにしたドジはいつものことだが、さすがに、力作の後は全身の力が抜けるマネージャーはいつになくとっても落ち込んでしまった。素直に謝るし、自分の行動に自信を失いかけている言動である。一気にストレスらしく、節々が痛くなって早々にダウンしてしまった。マジで心配になった。心配しているうちに、久しぶりに吐いてしまった。自分なりにコミュニケーションがもっとできるように新しい努力目標を掲げたところだった。その練習にもマネージャーの支援が必要だ。あれもこれも、というのが負担大なのは私もよ～くわかっている。入院中の心理的な依存のように、寄りかかっているわけではない、つもり。なのだけど、心配しただけでまだ吐いてしまうんだなあ～と、そっちの方がややショックだった。はやく支援を振り分けたい。マジでそう願っているのだけど、本当にいろいろなことが足りないと思う。家族一人一人のポイントの置き方も微妙にずれていると思う。みんながいつも一致団結、というもの気持ち悪いけど、何かが少しずつ変化しているぞ～と実感した嘔吐だった。復活したマネージャーはさっそく朝から口うるさくなった。ちょっとほっとした。けど、こうやって、いつも、そのうち～そのうち～と問題が先送りされるのはちょとよくないなあ、と思う。休暇がほしいよ～という要望にこたえなければ、と現実的に考えはじめることにした。みんながバランスよくいられるように調整するのは一体誰なんだ？力関係、優先順位、危機管理とそのたびにかわる。この調整がうまくできる集団はきっと生きのびることができるだろう。インフルエンザみたいだ。

  2009.04.30

• 内と外

  昨日から自分の肉体の内側と外側についてあれこれ考えている。ものが言えなくて動けない私は、支援がない状況では息はしているけど外からみるとただ、いる人(ひょっとすると置物)である。支援してくれる人がいる状況では同じ息でも、生き生きした息をする人(人間)になる。ただし、支援は支援でも、人扱いできる人の支援の時は人間らしく振舞えるし、そうでないときは息を殺して自分から置物に変身するときもある。このように、自分でいることを環境から制限されたり影響をたくさん受けていると、自分の内側をしっかり確立しておくのがけっこう大変だ。頭の中で考えるのは自由だから、いつでも自分でいられそうなものだけれど、そうもいかない。外側から押してくる力と、自分の内側から押し出す力が合わさったとこが私の身体を形作る線だ。その線が太くなったり細くなったり、時にはちょっと穴が開いてそこから外の空気がどんどん入り込んでぱんぱんの風船になるときもある。反対に、その穴から自分の中の空気がどんどん外に逃げて、自分がしょんぼり小さくなるときもある。今のところ風船を形作る境界が風船の皮みたいにあやういときを越えた。皮膚の皮もだいぶ人間らしくなった。自分の身体の実体を実感するうちは、内面を守ることができる。外から受けた傷も、なおっていく。風船のように一瞬で爆発しない。 問題はその内面で嵐が起こったときだ。ガス抜き空詭弁とか、吸引レベル調節のつまみをうまく調整しないと身体が反応してしまう。これが勝手をするのだから、コントロールできないと焦る。でも、内側の命令を出すのは自分で、そこが希望を持って落ち着いて行動すれよいのだ。と、わかっている。バランスをうまくとれば爆発もぺしゃんこもない。内側のことは、その人にしかわからない。そういう世界があることを知っている人は理解が難しくても外側から見守ってくれる。そういう人がいるとわかると落ち着いて内側調整弁を調べることもできるのだ。そうして、希望や自信がうまれる。自分の内側だけでいいと、完結していたときもある。自分の内側を理解できないのは周りの問題だと思ったときもある。で、結局はどちらからも歩みよらないと本当に仲良くはなれないし、本当の希望も生まれない。よって、たった一人では、自分自身にさえなれないのだな。と思います。

  2009.04.28

• 本当の自由

  人はさまざま、自分の行動を自分で決めて実行する。私にも、思いついたときにすぐに試してみたいときがある。たとえば、作品の構想を頭の中で思いついて、本当に色はどうなるかな、とか、字ではこんな感じ、と現実の形として確かめたいとき。それから、作品の作成意欲がばばんとわいて、それこそ、今すぐ作りたいとか書き留めたいとかいうとき。いま、まさに、降ってきた～というとき。タイミングをのがすと忘れてしまうのだ。その勢いが周囲の支援のタイミングと会わないのがほんと、苦しい。決められた時間、決められた場所、決められた人と予定を組んだそのときにしか活動できない。不自由～。今のところ多くの部分はマネージャーがアシスタントもしてくれるし、材料も用意してくれるし、道具や作成活動の手伝いもしてくれる。さすがに、家事も自分の仕事も家族の世話も同時並行なので、一日の中で私が活動を頼める時間も限られている。昨夜はとってもやる気がわいて、夜、消灯というときになってイメージがわいてしまったこれが、自由に行動できる人なら夜中だって、徹夜だって、一日中だって好きなように行動できるだろう。行動してよいかどうかは環境にも影響されるだろうが、少なくとも「行動できる」というものすごい自由を持っているそう考えただけで、ものすごいストレスが襲ってきて、昨日はよく眠れなかった。作成の意欲やイメージは時間を決めて浮かぶわけでもない。待ってくれない。自然の流れ、というか、生命力みたいなものに近い。お産だってそうじゃない。いつも決まった時間に予定通り生まれてくれれば、病院だって、お医者さんだって困らない。いつも、自由に、どこででも、私の行動を全て保障してもらおうとは思わないけれど、生活をガマンすることよりも、何かを生み出そうとするときにガマンしなければならないことがものすごく、苦しいことだ。精神的な自由は頭の中にあったはずなのに、それを身体の外に出してあげられないことが圧倒的な不自由だ。精神的な自由があれば身体的な不自由は関係なくなりそうなものなのだけど、一見自由で満ちているように思える精神的な世界も、現実に生きるこの時間や空間と関わろうとするとき一瞬にして不自由になる。考えているだけでは本当の自由にはなれないのだなあ、と思う。きっと一人一人が身体という形の中に住んでいる何かを現そうとしているのだろう。それが本当にできたときに、本当に自由になれるのだろうな。そう簡単に手に入らない本当の自由だ。だからみんな苦労して生きている。

  2009.04.27

• 巣立ちの春

  私の住んでいる地域のあたりには、大学がいくつかあるので、学生のアパートがたくさんある。この連休に引越しをした新入生も多いらしくて、引越しバージョンらしい親子連れが目についたらしい。子どもを一人暮らしに出す親は、みんな心配がたくさんあることだろう。ちゃんとやっていけるか、とか、ちゃんと食べているかとか、何より、ちゃんと勉強しているか、と気になりそうだ。近所に親戚や親の友達がいたりすると、すごく安心しているようだ。ちょっと監視というのもありそうだ。まあ、最近、世の中もぶっそうだから、そういうのもいいのだろう。ところで、親の世代の親は、そんなとき、ちょっと一段落するようだ。ちょっと寂しそうでもあり、最後の親のつとめ、という人もいるらしい。それを見て、ウチのマネージャーは「いいなーーー！！」といっている。ウチは、一体いつになったら離れられるのだ～、とぼやいている。私だって、一人暮らしとは行かなくても、どこかで自分なりに生活していけるならそうしたいですよ。弟だって、この時期、引越し引越しと落ち着かないし、自分でもいつか引越しするつもりでいるようだ。ちょうどセンターでいつ、子離れするかの話題があったと聞いた。利用者さんが親くらいだとそのまた親はおじいちゃん、おばあちゃんの年齢だ。普通の子どもは自分から離れていくけれど、障害のあるわたしたちは、自分からサッサと、というわけにいかない。やっぱり、親しだいである。安心できるいいところがあるのなら、私もサッサと引越ししたいところだ。何があれば安心か、というと、これまた要望テンコ盛りで。10年のうちにできるかどうか？という感じ。でも10年あれば、という気もするし、20代は元気に過ごせるような気もするし、あと10年は親もとりあえず元気でいられそうだし、その間に安心した自立にむけて考えていきたいとは思っている。なので、「みんなはいいな～」というマネージャーも、もうちょっと頑張ってもらえるようにお願いしたい。それには、もうちょっと、ご褒美がないとダメなんだろうか。結局みんな欲深いのだ・・・・。

  2009.03.23

• やる気

  しのさんに書き込みをもらってやる気について考えてみた。やる気はもちろん、自分の気持ちで、自分の中から湧き出るものである。とはいっても、そのやる気を、形にして、自分の外に出して、人にも伝えるまでには、案外長い道のりがいるのではないか、と思う。私も、長い間、自分の中で気持ちがいったりきたりして、出口がなかった。そもそも、そんな願いを持っていいのか？というところから、ぐるぐるしていたわけで、それがやる気という姿で見えてきたのだって、最近のことだ。一番大きいのは、願いを持っていい、とけしかけられたことである。背中を押された。が！この、押し方が問題だ。今、ちょうど、弟がこのハードルを越えようとしている。のではないか？と思う。自分でやる気を確認して、行動するためには、自信と方法に対する安心感が必要だ。そのタイミングが周りとぴったり合うと、物事はうまく行くのではないか？と思う。ようやく、自分のやる気を整理して、動き出した弟に、そこまでの事情を知らない父がかけた一言がパニックのスイッチをおしてしまうことがある。全部の気持の流れを、みんなが同時に知っていれば、うまい声がけができたのに、おしい～、と思うときがある。背中の押し方も様々で、引っ張る人も、どんと押す人も、やんわりとんとん、とする人もいる。受けるほうもドンと来い、の時は平気でも、やっと動いたときにガツンといわれるとむっとする。障害があってもなくても、背中の押され方にはタイミングがある。いつまでも待っていてもタイムリミットがあるだろうし、速度もそうそうのんびり、というわけにはいかない。ある程度みんなに合わせる気持ちも必要だ。歩みよれば距離が縮まる。私はけっこうマイペースでいいよ、と言われて、ここまできたが、本当は、できれば、みんなと同じように同じ楽しいことを共有したい。ついていく、というより、分け合う、という気持ちだ。なので、追いつこうと思っているうちは苦しかったが、自分の器の中でできそうなやる気を思うとき、すごく、可能性がたくさん存在しているように感じてきた。自分を変えるのは自分しかない、と思う。で、自分を変えてくれる誰かの背中の一押しもできればあるとうれしい。どちらも、車の両輪のようにタイミングを合わせるところが肝心なのだと思う。

  2009.03.20

• 事務員ばったん！

  出血と緊張がとまらない。どっと疲れが出た。時間差で事務員がとうとうばったん！してしまった。心配した。そしたら、ますます緊張が強まって、歯軋りが止まらなくなった。爪がはがれてしまった。それで、皮膚に食い込んだ。いてててー。 少しずつ回復してきた弟は、いつもの弟になった。休めば復活するのだ。そのころ、母は体中が痛くなってしまった。目を閉じると光がピカピカして、息苦しくなったらしい。今までにないパターンである。寝込んでしまった。こういうとき、男子は頑張らなければいけない。男チームが力を合わせて、買い物、介護、調理、かなり自発的に取り組んでいた。私はもちろん緊張しながら苦しんだが、半分以上は心配していたのだ。何でもかんでも、どんどん頼んでしまったなあ、とか、このごろ強気でモンクを言ってしまったなあ、とか、ちょっとマジで考えた。母は一人しかいないし、サイボーグではない。それにしても、年中｢疲れたー｣とぼやかれていたので、口癖だと思ってあんまり気にしなくなっていた。それがあんまりいつもだと、本当に助けを求めているときに見逃すのだな。私の緊張も、いつものことだと、｢なんとかしなさい｣といわれても、自分で聞き流してやりすごしてしまう。そのうち、そのうち、といっているうちに家族の介護力には限界がくるかもしれないと思った。できるうちに、早めに、次の何かをしなければならないなあ。と、ちょっとこっちもマジになった。頑張るお母さんが、クモ膜下出血でなくなってしまった先輩がいる。母にはもうちょっと長持ちしてもらいたい。介護人のために治療を選択する、なんてとっても後ろ向きだと思っていた。でも、そんなのもあり、かな、と考え始めている。 たっぷり休んで母は復活してきた。元気になってきた。口うるさい安心した。歯軋りも止まった。今日は、久しぶりの嵐のあとの静けさである。 

  2008.11.17

• からだのこえ

  久しぶりの嵐の後、みんなくたびれ果てました。なんとか、場面が収束して、夜になった。そしたら、そこから私の体が声をあげた。久しぶりの出血である。吐き気と共に、胃液は黒くなった。完全にストレスだ。やっぱり夜の薬も吐いた。眠剤が減って、夜も眠れなかった。心が落ち着いたはずなのに、身体はあとから反応した。原因がはっきりしていると、みんなの対応も落ち着いている。多少出血しても、誰もあわてない。けど、それくらい、びみょーにいろんなことが絡み合っている。金曜はセンターで活動のあと、入浴する。昨日はバラ風呂で、そのまま幸せな休息モードに入るはずだった週末の夜だ。みんな気持ちもひとくぎりのところで、またトラブルだと、ほんと、疲れも倍増する。力がついたと思っていたけど、私のからだは、まだ、そこまでには足りないということだった。先を見て、山が高すぎ～、と思うと途方にくれてしまうが、そんな時は、後ろを見てみる。こんなこともできるようになっている自分を確認して、自信をとりもどす。弟もそれができれば、また、気を取り直して歩き始めることだろう。忘れっぽい弟が、自信をも忘れないようにするためには、どうしたらよいかな？と考えている。失敗を忘れてしまうのは、リセットしてがっくしするけど、また挑戦できるよいところもある。自信を忘れてしまうのは、また同じ失敗をするキケンもある。いいところだけ覚えてそうでないことを忘れていくのは、生きていく知恵でもある。でも忘れっぱなし、というのは、周囲のものはとっても空しくなるときがあるのだ。もちろん、本人が｢忘れてしまう｣ということに気づくということは、どんなに悲しいことだろうと思う。その｢忘れてしまうこと｣すら、｢忘れてしまう｣と幸せなのだろうか。ならば、なにもわからないことは、幸せなのだろうか。私はつらいことを忘れようとしても、からだが反応して、嫌でも思い出させられて逃れられないときがある。心が忘れていても、からだが忘れていないのだ。こころとからだ。とは、ほんと、複雑である。知的障害がある人のこころが単純なのではない。同じように複雑で、混沌としている。からだのこえ、用の辞書がほしい。 

  2008.11.15

• 弟パニック

  ３週間の仕事実習が終わった。終わりよければ、、、、というわけで、みんなで「おつかれさん！」というはずだった。そしたら、疲れすぎた弟は、糸がプッツンして、パニックとなった。ほっとしたのだろう。でも、家族はたまらん。限界を超えるというのは、私の吐き気と似ているのだろうか。コントロール不能である。疲れているのだから、寝ればいいのに、もう何も判断できなくなってしまった。そんなとき、私は息をひそめて見守るしかない。真剣勝負の時に、吸引なんかで呼ぶわけにはいかない。間が悪いと、せっかく弟も考えをまとめようとしているのに、注意がそがれるし、下手をすると、母のホンキがこっちにとばっちり、ということになる。すりむき傷を作った母は、わざとらしいけど、弟にわかるように痛がった。他人に危害を加えるのはこういうことである、と身をもって教えるのだけど、わざとらしすぎて笑える。(笑ってはいけない場面なのだけど) ２時間くらい混乱して少し落ち着いた弟に、ばんそうこうをはらせた。自分が加害者になる気持ちを体験したことだろう。家にある特大サイズのばんそうこうである。ちっちゃい声でごめんなさい、と言った弟は、やっと自分から動きだした。反省するなら、その前に、切り替えれば２時間も疲れることはないのに、自分のわがままを通そうとしても、無駄、を知った。 いったいあと、何回パニックが起きるのだろう。やだなー。でも、しょうがないか。私も３週間たくさんのケアで留守番しながら頑張った。みんな、おつかれさんでした。

  2008.11.14

• 機能不全

  私の疲れは、丸二日よく寝てだいぶ回復しました。回復してくると、自信も回復してくる。と、けっこう単純である。そのうちに事務員がグロッキーでダウンした。疲れてくると、気持ちがわるくなってくるようだ。昨日も今日も機能不全である。その様子を書こうとしたら、拒否された。励ますつもりでも、本人がいやなこともある。良かれと思って、という難しさは弟のときも感じたが、そう思うほど、なんだか自由にモノをいえなくなってきてしまった。それでも、一つのことを見るとき、必ず両面からの意見があるものだ。その目線がどこにあるかと、どちらに向いて発言するかで、まったく違う結果になる。人のことを書く、というのは難しいものである。 そろそろ新米の季節だ。新米が大好きな事務員は、きっとそれで元気が出るでしょう。単純だ。  

  2008.09.28

• みんなそれなりにガマンしてる

  昨日は久しぶりに怒った記事で、失礼しました。今日は少し、時間がたって冷静になっていたけど、やっぱり怒っているのは同じだ。コメントをいただいて、それぞれ最もだと思う。どれか一つが理由の全てではない。いろんなことが関係して、一瞬の火花が散るように事件が起こるのかもしれません。しかし、子どもがモンクをいうのはけっこう当たり前だし、それで、親が真に受けてむかっときて、喧嘩になることもよくある。けど、殺さないでほしい。子どもと一緒にムカついて喧嘩になる親をわるいとは言えない。ウチの親だって、しょっちゅう子どもに八つ当たりする。この状況でも、ゲンコツくらいはするだろう。でも、一応、殺されることはないと信じている。とはいえ、大人もモンクをいっていいと思うくらい大変な日常でもある。そろそろ、後期の行事が錯綜してきて、毎日のケア計画をパズルのように調整している事務員は、年中体中が痛いといっている。でも、代わってくれる人がいないんだから、しょうがない。お金もかかるし。私の通所が金曜になった。これまた弟のケアとの両立が難しくなってきた。私は週に一度の外出をなんとか保証しようと思っているが、お願いする方だから、なんか、ここ一番で強く言えない。ぶすぶすしたきもちを抱えながら、結局ガマンする方向へいく。追い詰められてもう選択肢がない。協力していると思うようにしても、限度がある。選ばせてもらっているようでいて、答えはもう決まっているのだ。父はあっさり、両立しようとするから無理なのだ。と切り捨てる。そこをなんとか全部やろうと事務員はぼやく。しわ寄せが行きやすいところは、いつも同じ。弱い人、真面目な人、やさしい人、言えない人、などなど。父の仕事と、弟の学校は最優先になりやすい。私の医療がすこし一段落して、最、最優先課題が減ったともいえる。親も必死なのはわかる。子どもも必死だ。どっちもそれなりにガマンして、生活が成り立っているのですねえ。

  2008.09.26

• 大工事

  大切に使ってきた玄関が壊れた。ので、今日から今週は大工事です。私のベッドは玄関の隣。壁ひとつだ。そりゃ、朝から速攻で工事が始まり、いろんな音が次々と鳴り出した。居間の一部も直すので、私は工事のど真ん中に寝ている。今は何の音かな？と想像して楽しもう・・とも思ったが、そうもいかなそうだ。音に包まれている感じ。一日ガンバります。

  2008.09.16

• 総理大臣

  福田総理大臣のニュースでもちきりの一日だった。私が二度寝している間も、政治の世界はてんてこまいである。みんなやめると聞いてビックリした分、自分勝手とか、無責任とかの感想が多い。でも、よくニュースを聞いてみると、無理もないかなあ、という状況だったことがわかってきた。首相はどんな人でも、孤独だ、というコメントを聞いた。わたしには一番響いたコメントである。 人と人は助け合って、協力し合って、暮らしているけれど、いろいろな考え方の人がいる。それらは、微妙なバランスで成り立ってるが、ちょっとしたことでぐらりと崩れることもある。安定していたかのように見えていた関係も、お互いの気持のずれやタイミングの違いで、全く違う方向へ進んでいくことがある。私もたくさん経験している。それを収束させたり、発展させたりするのが、中心となる人だが、私がいつも、自分の願いはニーズなのかわがままなのかを悩むように、「国民のため」とか、「政党のため」「政策のため」とかの間で、悩みぬくのが総理大臣か。表情ひとつをマスコミに追われ、動きひとつで詮索されているのだから、すごい重圧だろう。それでも健康に気をつけて頑張れる人は本当にすごいなあ、と素直に尊敬する。 重圧に負けたというよりは、孤独の中でも、いろいろなことを考えて決断したという印象を持った。冷静だと人ごとといわれ、熱いと敵も多くなる。仲間をたくさんつくっても、本当の信頼がなければ敵ばかりだ。人が複数集まれば、もういろいろな違いが生まれる。話し合って微妙なずれを小まめに修正する方法はいいと私は思う。でも、その方法が通用する人ばかりではない。それぞれのよさがあるのだが、違いを知ってもなお、お互いを尊重して尊敬するというのは、人間に感情がある限り、とっても難しいことだとも思う。 私も病気が悪いときは、ものすごく孤独を感じた。人間、最後は、どうしたって一人だ。その究極の自分と向き合える力を持ちたいと思う。

  2008.09.03

• 鍋の香り

  居間のベッドに寝ていると、料理の音ともにいいにおいが漂ってくるのが楽しみである。献立を推測して楽しんでいる。このところ、二回連続して、きな臭い香が漂った。焼き肉にしては静かだし、香ばしい感じでもない。母がすっ飛んできた。鍋を焦がしたのであった。しかも２回連続だ。やだねー。しばらく部屋が臭い。アロマキャンドルでごまかそうとしても無駄である。そうこうしているうちに、顔面の神経まひだという。どうも春が近いとみんな、気が緩むし、乾燥して火事も多い。高齢者の交通事故も多い。何かを始める季節はうきうきするけれど、鍋焦がしは危険である！ベッドに寝ていて、ヒヤヒヤする人の身にもなってもらいたい。

  2008.03.04

• かえってきた～

  超寒い今日、入試を終えた弟がうんといい顔で帰ってきた。私も一日緊張して汗かいた。よかった～。19日は私の誕生日といっしょに試験打ち上げをやる予定。よかった、よかった。終わってよかった～。

  2008.01.17

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