土の下から
土の下から 土の下から頭を出した春のいのちは 空気中に漂っている見えない脅威を 知りもしない 知らないことを知らないうちは 恐怖さえそんざいしない だた地上で花を咲かせるために 出会った君の花を待つ時間は 知らないということがくれる 希望というそんざいなのかもしれない 学校の休業と一緒に私も自宅待機をしています。1週間過ごして、とてもつらかった。連日詳しく知るウイルスの情報は、わかってうれしいというより、わかってさらに怖いと思うものばかりだった。知ればよいことも、知らなくてもよいこともあるようだ。知った方がよいことを知るのがよい行動につながるし安心感も生まれる。とりあえず、外の空気を吸いたくなって、めったに行けない墓参りに行った。誰もいない霊園の中で、土の下にいる沢山のみなさんと地上の私たちを見守ってほしいと会話した。今日から1週間。またがんばる。