軽口
ユキノシタ 花言葉 軽口 軽口 ちらっと投げた言葉 返る一言に心弾む ひらひら交わす言葉 ぽんぽん投げて心躍る しゃらしゃら揺れる言葉たち 包まれていく心 同時に笑う私たち なんて楽しい たわいのない会話 会話は参加してこそ面白い。軽妙なやり取りは、聞いているだけでわくわくするが、瞬時に起きた気持ちの動きを何かしら表現すると空気の一体感が変化する。誰かと誰かが楽しそうに会話している様子を見る(聞く)だけで、何だなんだ?と興味がわく。一方でモノのようにそこにいるだけ、興味の表現も伝わらない自分も浮き彫りになる。そんな時は、かえって疎外感で苦しむときさえある。そんな時、たった一人、私に言葉を投げかけてくれる人がいるだけで会話の輪に参加することができる。その一人の架け橋のおかげで会話できない人もその場の一員になることができる。そんな体験を長いことして、今では家族のしょうもないダジャレや、ケア中に繰り広げられる昭和トークにも「えに点々」の表情"(-""-)"で突っ込み一緒に笑うことができるのだ。ユキノシタが風にゆれる姿を見た人は言葉を花びらにした人だ。