両手にナイト
テノール王子とバリトンキラー 私は驚いている 教会コンサートに出かけました。独唱と合唱による涼風コンサート。テノール王子松尾英章さんの率いる合唱団るんが・び~た、と、アルトクイーン高山圭子さん率いるフラワードリーム合唱団の交流コンサートでした。出演は指揮のお二人と、バリトンの高橋正典さん、ピアノの澤田和歌子さんです。仙台北バプテスト教会は1年半ぶりにおじゃましました。楽しいプログラムばっかりで、語りが超面白くて会場にうけまくりでした。と、思うと、歌でじ~んとさせ、さわやかに手拍子をしたり、一緒に歌ったり、と、すごく楽しいひと時でした。弟も楽しんでたくさん拍手をしていた。よかった~二つの合唱団は女声合唱で、どちらも丁寧に歌を歌っていました。みなさん、わたしよりはずっと年上のマダム達です。人生の色々なことを経験して歌われる歌は、しっとりと胸に響きました。心が通じる歌というのはただきれいなだけではない。身体と心にしみてきてじ~んとしたあと元気がでてくる、そんな感じ。歌はいつも、1回、1回、のその時の演奏で消えてしまうけれど、その時の空気を震わせた力がいつまでも心に感動を残す。同じ時を共有したことが素晴らしいことなのだと思う。きっと、音、そのものは、消えてしまうからいいのかもしれません。高橋さんのバリトンを始めて聞いた。低い声で、バリバリ、ビりビり、と会場を飛んでいく声でびっくりした。だからバリトンというのか~。マイ・ウェイという歌を聞きました。こういう歌声の人をマダム・キラーというのだそうだ。今日さっそく辞書を見たら、キラー=魅力で相手を悩ます人と出ていた。というわけで、今日からバリトンキラーと呼ぶことにしよう。テノール王子とバリトンキラーの二人の歌は、迫力満点私の車いすも床からびりびりと響いてくるようでした。思わず、人工鼻を落っことした。ピアノさんは私が聞いた4人目のピアニストです。私の詩からは朝の月といのちさがしを演奏してもらいましたが、ピアニストが変わると、これまた、違う色になるんだな~と感じました。みんなすき!昨日の2曲はあたたかいオレンジいろでした。いのちさがしでは、あっちこっちから、鼻をすする音が聞こえたりして、私自身も改めていい歌になったな~とうれしくじ~んとしました。特に3人で一緒に歌ってもらった組み合わせが始めてで、低い音が厚いと、すごい安心感だと思った。これで四重唱が聞ける日も遠くないかも!!期待!三人で写真。両手に花、というか、両手にナイトである。姫の気持ちをちょっと体験した。私の周りには王子やクイーンやキラー、姫たちがたくさんいて、素晴らしい音楽を聞かせてくれます。すごく幸せです。