ティータイムコンサート
朗読家渡辺祥子さん、三又瑛子さん、三又治彦さん、カラーアーティスト千葉ひろみさん美しい弦と言葉の共演!7月の杜の星座ティータイムコンサート!よかったでっす~~~!!今日にむけて三篇の新しい詩を作りました。チャイコフスキー四季の7月収穫にあわせて「金の靴」。バイオリンの愛の挨拶にあわせて「eyeの中に愛」、そして、同時開催の千葉ひろみさんの個展風の色のために「始まりはいつも」。今回は愛がテーマで日ごろのみなさんの愛には心から感謝している私ですが、改めてその中からどの愛を・・・・と思ったら、愛がたくさんありすぎて絞り込むのにとっても苦労した。バイオリンの三又治彦さんとピアノの三又瑛子さんの「愛の挨拶」は、なんというか、天の薄雲の間からすすーっと降りる光の線のようでした。明るすぎず、暗すぎず、でも薄明るい霧のような空気感の中にすっと見える音でした。生まれて初めて目の前でバイオリンを聞いたのは、病院に入院していたときのクリスマス会。学校の先生が弾いてくれたあの音だ。病室では暖かい気持ちになったあの音が、びすた~りでは、ゆっくりと輝きを増す光の音でした。小さくても澄んで響きのエキスだけを上澄みにしたような音は傷口にあてるガーゼの薬のように皮膚にゆっくりとしみこんでゆく。その場所や痛みを意識しなくても、からだ全体がゆっくりと回復に向かう。頭の中で行き場所を失って迷っていた気持ちや心配が、その光の当たった方向にすす~っと寄っていく。音は耳から聞くのだけれど、しんしんと体中にしみこむ響きと光がその人の弱ったところや苦しいところに自然に集まっていく感じです。私はもちろん、またもや感動して、ものすごく緊張した力が入ってしまいました。ほんと、静かにじ~んと聞き入りたいんだけど、美しくって汗びっしょりになってしまうのです。落ち着かなくてほんと、すいません。(今度はアイスノンを3つくらい用意していこう。昨日は2つで足りなかった!)びっくりするような技を生み出す三又さんの指と手を見せてもらった。ふわっと柔らかくて、やさしい手だった。どんな動きもできるしなやかで自由な指だ。私はこわばって思うように動かせない指なので、ほんと、憧れた。美しい指だと思った。握手したら暖かい手でした。ピアノの瑛子さんとも息がピッタリの演奏で、バイオリンとピアノというよりは、バイオリンピアノという楽器のようでした。バイオリンくんと桂ピアノをあわせて4人のよい仕事だったのです。ほんとよかった~。テノール松尾英章さんの歌は、雲の旅やいのちさがしなどテノールで聞くとまた違う歌のようで、ほんとよかった~。渡辺祥子さんの朗読は、演奏とピッタリ合って、いつも聞かせてもらっているラジオ番組みたいであった。さらに、千葉ひろみさんの金の靴タペストリーや書のコラボは後から写真を見せてもらってじっくり見た。やっと見た~!!すてき~!!全部今、そのとき、その場所でコラボのすばらしさである。ご馳走てんこもりの特大豪華幕の内弁当、おみやげつき、である。そうだ!昨日は私もアイスクリームとムースをなめた。バイオリンの味でした。この歓談の時間がいいんだよね~。コーヒーの香りと、カチャカチャいう食器の音がすごくおいしそうでくつろぐのです。毎回お客さんと出会うのも新鮮。産地直送の新鮮食材を一流料理人が一番おいしく見せてくれるのです。いのちのもとをいただく食事と同じように、今を生きるいのちのエキスのところだけをいただいて、ほんとうに充電します。身体はかなり疲れるんだけど、あとからじわっと満足するのです。ほんとうに幸せなすばらしいティータイムコンサート。すみからすみまで、みなさんに感謝しながら、おやすみなさ~い。(幸せな二度寝)