紐はどこから出ている。400mlも血を抜いた日の翌日は、体が起き上がらなくて会社を休んでしまって本末転倒。
月の物のせいかわかりませんが、どうも頭に血が上りません。何だか頭がくらくらします。普段は血の気の多い私で、以前は趣味で定期的に献血を行っていたのですが(過去献血回数20回)、2年前に、献血翌日、起き上がれなくなってからは全くしておりません。2年前の、献血をしたその日は、生理の真っ最中でした。只でさえ、体の中から血がだらだら流れ出ているというのに、更にそれを追い討ちをかけるように、400mlの血液を抜いて頂いたのです。献血直後は、特に何の体調の変化も感じなかったのですが、その影響が顕著に現れたのは翌日の朝でした。いつものように携帯電話の目覚ましが鳴ったので、「さ、起きるか」と思い、上体を起こそうとしました。しかし、どうも起き上がれないのです。「何この感じ…?! これじゃあ会社に行けない… とりあえず会社に連絡しなくては…」と思い、会社に電話をしました。(次のくだりに出てくる上司は、 私の頭にシャープペンシルの芯を刺した今の上司とは、また、別の上司です)鳥 :「もしもし、おはようございます。鳥です。 あの、体調が優れないので、今日お休みを頂きたいのですが…」上司:「体調が優れない?どうした?」鳥 :「体が起き上がらないのです」上司:「体が起き上がらない?とりあえず、静かに寝てなさい」そう言われて、私は天井を見上げながら涙を流していました。「ああ、休んでしまってごめんなさい…明日はちゃんと行きますから…」と心の中で思いながら。数分後、ドアチャイムの音が鳴りました。出なくては、と思いましたが起き上がれません。とりあえず、ごろごろ転がってベッドからおり、物凄くゆっくりな匍匐前進で、玄関まで行きました。鳥 :「どなたですか」上司:「私、私」あ、上司だ。そう思い、私は壁に寄りかかりながら、玄関の鍵を開けました。鍵を開けただけで疲れ果てた私は、半倒れの状態で、上司に支えられたまま質問に答えました。上司:「ど、どうしたの?!」鳥 :「今、生理の真っ最中なんですけど、 昨日400ml血を抜いたら、今日に影響が出てしまったようです… 体中の血液が足りなくなっているようです… 頭まで血が回っていないようです…すみません、わざわざ来て頂いて…」上司:「わかった。これじゃあ会社なんて来れないね。寝てなさい」そう言って上司は私をベッドまで運んでくれました。鳥 :「うぅ、すみません…すみません…」次の日は、いつも通り元気に出勤致しました。皆が「大丈夫?」と声をかけてくれたり、「もう献血なんかするんじゃないよ」と助言(?)をしてくれたり、「鉄分の多いものを食べなさい。あなたいつもラーメンばかり食べてるから」と叱られたりしました。人の言葉というのは、温かいなぁ。私は食べ物の好き嫌いが多く、レバーなどの鉄分の多い食品が食べられません。(鉄分の多い商品を、レバーしか知らない。無知ですみません)昨日は生理真っ最中だったと言うのに、Sさんに我儘を言い、露天風呂に連れて行って頂きました。「気持ちよく湯につかっているところ申し訳ないのですが…。 紐が…出てますよ」と指摘を受けました。ちょっと恥ずかしかったです。日記を書いているうちに、頭のくらくらが治ってきました。