神様との対話
先日木村藤子さんの3冊目の著書(DVD付)が発売された。私も買って読んでみたが、十数ページにわたりカルマや輪廻転生について触れられていた。 人の魂(スピリット)に全ての行い(カルマ)が記憶されており、それが現世でのさまざまな出来事に干渉していると言うことである。魂(スピリット)はこの世限りのものではなく、生まれては死に・・・を繰り返すそうだ。悪い行いで魂が汚れると輪廻転生が出来ずに不成仏霊として現世をさまよったり、逆に良い行いをして魂を磨いていくと神の世界に行くことができるようである。 内容は非常に簡単に書かれたものだったが、私は木村藤子さんはもっともっと深い神仏霊の世界を知っているのではと思っている。けれども、気づくことによる心づくりが何よりも大切であり、またそれを述べても理解できない人が多かったり悪用する人が出てくる恐れがあるので今はまだ深く語らないのではないかと思う。 今回の本でカルマという言葉が良くわからないという読者の声が書かれていた。また木村藤子さん自身、「心・魂・精神」について多くの人が理解する必要があると感じているだ。それならば読者の質問に答える形で、木村藤子さんが神様にお伺いを立て生きるとは、死後の世界とは、何故苦しまなくてはならないのかなど、神様の視点から見た人の世というものを本にしてはいかがだろうか?現世を生きる人々と『神様との対話』である。 遠い存在であり身近な存在でもある神様。私たちは己の心、魂、精神、そして神様についてあまりに知らなさ過ぎる。それらを理解することで、輪廻転生、自分の行い(カルマ)、魂を磨くことの大切さ、気づきの本当の意味が明らかになると私は感じている。 神仏霊の世界と人間の世界に関わり、様々な事を経験してきたと思う。我々の知りえない世界と我々の生きる世界を繋ぐ事こそが木村藤子さんがこの世に生を受けた真の理由なのではないかと考える時がある。御子息の木村尚士人さんも神職で、行く行くは木村藤子さんの後継者として家を継ぐことになるだろう。人を救う役目をバトンタッチし、木村藤子さんが新たな使命を胸に生きる日がくると私は思っている。 長い神仕えの中で、人の苦しみ悲しみ、そして喜びを見つめ、深い人生経験を得、社会に向かって発言できる立場にいる今こそ、その時なのかもしれない。